汚水はどうするの?
室内に残ったバケツの汚水は、ベランダや屋外の排水溝・お風呂場や洗面台などの排水溝、トイレなどに排水いたします。
エアコン洗浄後の汚水
当店では、たっぷりの洗剤・大量の洗浄水(お湯)を使用して、エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄しています。20ℓ位の洗浄水ですすぐのが基本サービスとなっており、汚れ具合によっては100ℓ以上の洗浄水を使用することも・・・。

上記の画像は、40ℓの洗浄水(お湯)でエアコン内部を高圧洗浄した時の汚水(約20ℓ)です。バケツの汚水を排水後、もう一度20ℓの洗浄水ですすぎましたので、実際にはもう1杯分(約10ℓ)の汚水が残りました。室内に残った汚水はトータルで30ℓ位になりましたが、室外にも同量以上の汚水が排水されています。
※バケツ内には、熱交換器アルミフィンから流れ落ちた汚水や、ドレンパンからも大量の汚水が溢れ出ています。吹き出し口周辺は汚れていましたが、その汚れを洗浄するためだけに使用した洗浄水は3ℓもありません。何度も繰り返し洗浄しているので、これだけの汚水が室内にも残るのです。
汚水の量
当店ではエアコンの汚れを考慮の上、その都度洗浄方法も変えています。どのエアコンにもワンパターンで洗浄する・・・、そんなことはありません。またエアコンの機種(構造による)やエアコンの汚れ具合によっては、エアコンクリーニングで使用する洗浄水の量は一緒でも「室内に残るバケツの汚水量」は違ってくるのです。
吹き出し口の汚れがキツイ場合は、クロスフローファンなどの汚れを落とすため室内のバケツには多くの汚水が残ります。逆に吹き出し口の汚れが軽度なのに悪臭がする場合は、エアコン上部の汚れが原因。「熱交換器やドレパン」洗浄がメインとなるため、室外に排水される汚水が増えることに・・・。その結果、室内に残るバケツの汚水は少なくなるのです。
※ドレンパンの形状やアルミフィンの構造によっては、エアコン上部に噴射した洗浄水が、それほど吹き出し口に溢れ落ちないこともあります。その際は、室内に残る汚水は激減することも・・・。
室外への排水
エアコンクーニング時の汚水は、室内のバケツに残るものだけではありません。エアコン上部の「熱交換器・ドレンパン」を洗浄すると、ドレンパンに一度溜まった汚水はドレンホース内を通って室外にも排水されています。平均すると洗浄に使用したお湯の7割位が、汚水として室外に排水される感じですね。
エアコンの機種によっては、9割位の洗浄水が室外に排水されることもあります。バケツ残った汚水が少なくても手を抜いた訳ではありません。エアコン内部は徹底洗浄していますので、ご安心ください。

※ドレンホースの施工位置によっては、ご覧のように床面が汚れることがあります。ただ申し訳ありませんが、当店では排水された室外の汚水洗浄は行っておりません。予めご了承ください。
使用した洗剤・洗浄水(お湯)と、室内に残るバケツの汚水量を比較してみました。
エアコンクリーニング時に室内に残る汚水と室外に流れでる汚水の動向をチェックしてみました。
汚水の処理
当店では、汚水の持ち帰りは行っておりません。業者によっては全ての汚水を持ち帰ることもありますが、当店の場合、室内・室外から排水された全汚水を持ち帰ると、軽度な汚れのエアコン1台でも21ℓ位(洗剤など含む)になります。
男女ペアの1クルーが、1日6台のエアコンを洗浄したとして、全てのエアコンが軽度な汚れなら126ℓ(20ℓタンク7本)。全てのエアコンが強烈に汚れていたなら486ℓ(20ℓタンク25本)。エアコンを徹底洗浄すると、このように大量の汚水が残ってしまいます。簡易清掃業者なら、洗剤・洗浄水も少ないので問題ないのでしょうが・・・。
この大量の汚水をすべて持ち帰るには、軽トラックレベルでは間に合いません。汚水処理用の車とエアコンクリーニング用の車2台で移動する? エアコンクリーニングの度に店舗に戻る? 小型トラックで移動する? どれも現実的ではありませんよね。そのような業者は皆無でしょう。
※パフォーマンスとして少ない汚水を持ち帰る業者でも、室外の汚水処理はしないことが多いですね。また自社に持ち帰って汚水処理することなく、お客様の見えないところで排水することも・・・。
汚水の排水例
一戸建て住宅の場合は、屋外の排水溝に排水することが多いですね。マンションやアパートの集合住宅は、廊下や階段などの排水溝を利用しています。排水溝が見当たらない時は、お風呂場や洗面台・トイレをお借りしすることも・・・。複数台のエアコンクリーニング時は、お風呂場の排水溝に排水することも多いです。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
よく誤解されがちなのですが、汚水と言っても固形物だらけではありません。当店で使用している洗剤たちは「洗浄力の強いタイプ」。「カビ取り洗剤」から「次亜塩素酸ナトリウム」から「厨房用アルカリ洗剤(苛性ソーダ含む)」、エアコン洗浄用の強アルカリ洗剤など、ゴミや汚れを融解させる強力な洗剤たちです。洗浄水で薄まってはいますが、いわゆる市販の「パイプユニット」いやそれ以上の洗浄力が残っているのかもしれません。室内の排水溝を利用する際は「排水トラップ」を考慮の上、汚水の後には10ℓ位の洗浄水も一気に流し入れます。排水溝がキレイになることはあったとしても、この汚水が原因でパイプが詰まることはありませんのでご安心を。
