掃除のタイミング・頻度は?
エアコンクリーニング訪問時によく質問されますが、この回答が一番難しく、正確な答えはありません。
エアコンの状況を見て判断
エアコンクリーニングは、年に1〜2回と答える業者が多いと思いますが、特に決まりはありません。マニュアル通りの呪文でしかありませんので、そんな業者の営業トークは気にしなくても良いでしょう。
エアコンの汚れ具合は、千差万別。エアコンの使用頻度・使用期間・設置場所・機種などにより、汚れの状況は違ってきます。
油汚れや臭いを吸い込みやすいキッチン周辺や、使用頻度の高いリビングやカーペットの敷いたお部屋のエアコンが、最も汚れやすい傾向にありますが、エアコンは寝汗の臭いやお部屋の臭いなども吸い込むので、寝室のエアコンも臭いがキツくなることがよくあります。
ペットや小さなお子様がいると、エアコンの稼働率も高く、且つお部屋にホコリなども舞いやすくなるため、エアコンが汚れやすい環境といえますね。
- エアコンが汚れる主な要因
- 1「日当りが悪い」「部屋干しを良くする」と、お部屋の湿度は高くなる。
- 2「換気をしない」と、空気の入れ替えがなく、カビなどの雑菌が繁殖しやすい。
- 3「キッチンと隣接している」と、油を吸い込むため、フィルター効率が落ちる。
- 4「掃除が行き届いていない」と、ホコリが舞いやすい。
以上の項目が、エアコン内部がカビやすい・汚れやすい・臭くなる大まかな要因の例です。
『エアコンクリーニングは毎年行いましょう。』などと業者に言われたとしても、ただの営業トークですので、スルーしていただいて大丈夫です。
エアコン掃除のタイミング
エアコンクリーニングを依頼するのは、使用するシーズン前やシーズン後が、最適な時期だと思います。
カビ汚れだけを考えれば、暖房運転ではカビは発生しないため、冷房運転の必要がなくなる、シーズン後の10月中旬〜11月中旬頃が特に最適です。
駆け込み需要で予約が集中する「メインシーズン(7〜8月頃)」は、予約が取りにくいことが多いです。また業者によっては、割高な値段設定になったり、作業が雑になることもあり、あまりお勧めできません。余裕をもってご予約されることをお勧めします。
エアコン掃除の目安
以下の項目が当てはまったら、エアコンクリーニングの依頼を考えてみましょう。
冷暖房効率の低下や不調
温度設定に対して明らかに冷暖房効率が悪くなった。
「なかなか冷えない」「なかなか暖まらない」「風量が弱くなった」・・・など。
嫌な臭いがする
エアコンを作動させると、吹き出し口から嫌な臭いがでてくる。「カビ臭い」「タバコのヤニ臭い」「生臭い」「すっぱい」など・・・嫌悪な臭いがする。
吹き出し口にカビやホコリが見える
吹き出し口から中を覗いて、黒い斑点状の汚れやホコリの固まりなどが見られたら、カビ・雑菌の繁殖が起きています。
またクロスフローファンにホコリが溜まっていないかも含めて、懐中電灯等で内部を照らして、目で確認してみましょう。
ホコリが大量に付着していると、エアコンの起動時・起動中にホコリが送風口から落ちてくる場合もあります。
身体的な異常
エアコンを作動させると、咳き込む、鼻が詰まる・鼻水が出る、肌にかゆみなどの異常が出るといった症状があったら、エアコン内部のカビや雑菌によるアレルギー反応である可能性があります。
- 業者の選択も大切
- エアコンクリーニングを業者に依頼しても、技術不足や洗浄不足により、内部にカビや汚れなどが残っていると、見た目はきれいでも、短期間で臭い・汚れは再発してしまいます。依頼する前には、作業内容をしっかりと確認しましょう。