エアコンクリーニングQ&A|エコ洗剤とは?

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エコ洗剤とは?

大まかに分類しますと、「薄めることで界面活性がなくなる」石けんタイプと、「人にも環境にも優しい」天然素材タイプ、当店が使用する機会の多い「環境に優しい」環境対応タイプがあります。

「石けんタイプ」は、水で薄めることで界面活性がなくなってしまうため、エアコンクリーニングにはあまり適してはいません。主に使用されているエコ洗剤は、界面活性剤が含まれている「天然素材タイプ」と「環境対応タイプ」の2種です。

他の洗剤と「どこが」違うの?

●天然系素材タイプ

当店では「天使の松」を常備しています。

労働安全衛生法で指定されている、有害物質を一切含まない、主に植物性原料から作られた洗浄剤。(天然に存在する物質を原料として化学合成されたもの)

特長としましては、植物性原料の油成分が主体なため、ゴム手袋などを使用しなくても石けんのように直接手で触ることもできます。
人にも優しく設計されているため「中性や弱アルカリ性」のものが多く、エアコンクリーニングでよく使われている「強アルカリ性」洗剤と比較すると、洗浄力は格段と落ちてしまいます。

●環境対応タイプ

当店では「エコクリーナー(Kirei)」を常備しています。

労働安全衛生法で指定されている、有害物質を一切含まない洗浄剤。

強アルカリ性(pH13.5)の洗浄力なのに、アルミフィンやパネルなどの樹脂を、全く傷めることはありません。特殊な界面活性剤を新配合した、「環境にもエアコンにも優しい」大手空調メーカー推奨の洗浄剤です。

× 水質汚染防止法のリン規制対象物質
× 労働安全衛生法の指定有害物質
× PRTR法対象の化学物質
× 有機溶剤予防規制対象物質
× 環境ホルモン対象物質

上記を一切使用していないため、エアコン洗浄後の汚水も、無害化処理をする必要がありません。そのまま廃棄することが可能となります。

お客様より「エコ洗浄」を希望された場合は、このタイプをおすすめしていますが、エアコンが過度に汚れている場合は、汚れ・臭いを完全に除去することはできません。エコ洗浄をご希望のお客様は、予めご了承ください。(臭い戻り補償の対象外となります。)

◎2023年1月より「エコ洗剤」の扱いは終了しました。

※徹底洗浄を掲げている当店では「エコ洗剤」の使用機会はほとんどなく、常備している「エコ洗剤」が容器内で腐食してしまうため。

エコ洗剤
エコ洗剤|馴れ初め
ハウスクリーニングでエコ洗剤が使用されたのは、環境への配慮というわけではなく、差別化・高付加価値による単価アップ(オプション)が当初の目的です。
しかし近年の情報化により、「エコ洗剤需要の高まり」→「使用する業者数の増加」→「高付加価値観の希薄」と、単価アップは見込めなくなってしまいました。本来の「単価アップ」という目的は失ってしまいましたが、消費者目線ではない業者都合の魅力は他にも残っているのです。

エコ洗剤の洗浄力は?

エコ洗剤(天然系素材)使用の「エコ洗浄業者」でも、徹底したこだわりをもって日々研鑽を積み、オリジナルの洗浄方法を用いた見習うべき業者も見かけます。一般的な「エコ洗浄業者」のようにチャチャっと終わらせるのではなく、丁寧に・時間をかけて・・・。ただそんなに頑張っても所詮は「エコ洗剤」なんですよね。残念ながら万能ではありませんので、エコ洗剤の洗浄力には限界があります。

ただ上記のような業者(見習うべき)は稀で、殆どの業者は「エコ洗剤」の正確な知識などは持ち合わせていません。なんのこどわりもなく・不勉強のままに・・・、耳当たりのいい・お客様受けの良い「エコ洗剤」に同調しているだけ。フランチャイズの本部やマッチングサイトなどに勧められるまま、「多くの業者が使用している」という安心感だけで、何も考えず・何の疑問を抱くこともなく・何となく使用しているだけ。そこにはプロ意識・こだわりなど一切存在していません。

当店では「エアコンの臭い・汚れの徹底除去」「作業の効率化」に重点を置いております。天然系素材のエコ洗剤は「お客様への耳当たりがよく」、スタッフの安全面からも魅力的。ただ残念ながら洗浄力不足は否めません。その「エコ洗剤」の洗浄力を高めるためには、洗浄剤の使用量・温度調整や噴霧後の浸け置き時間、その後の重ね噴き(複数回)が必要。洗剤噴霧だけでも「噴霧・浸け置き」を複数回することになりますので、作業時間もかなりかかります。残念ながら、ここまで考えて「エコ洗浄」を選択する業者はごく稀でしょう。

しかし、ここまで頑張ってエアコン洗浄したとしても、所詮は「エコ洗剤」の洗浄力。軽度の汚れなら問題なくても、過度の汚れ(カビ・油・ヤニなど)や強烈な臭いなどには「エコ洗浄」では全く通用しません。洗浄後のエアコン内部には、汚れ・臭いが残ってしまうのです。どんなに頑張っても「無駄な作業」となるのは悲しいですよね。何にでも限界はあります。

エコ洗剤|業者都合の魅力(1)
「エコ」それは魔法の言葉です。本来はお店が負担すべきスーパー袋の費用も、魔法の言葉を使えば、お客様が負担してくれて「エコバッグ」だって購入してくれます。エコを理由にされると、表立って否定することはできません。いつのまにかそのような社会が築かれているからです。

エアコンクリーニングでも同じことが・・・。洗浄不足や技術不足が原因で「汚れが落ちない」「臭いが取れない」ことがあれば、それは当然クレーム案件。無償での再作業が必須となりますよね。しかし魔法の言葉「エコ洗剤だから仕方がない」そんな言い訳が通用したりするのです。

「エアコンの汚れ具合によっては、汚れ・臭いが完全にとれない場合があります」などと言う業者はそれに当たります。

エコ洗浄の頃

当店の作業時間は、二人体制で約90分(スタンダードタイプ)となっております。軽度な汚れであれば「天然系素材のエコ洗剤」でも対応可能なこともあるでしょう。ただ当店の実績では、そのようなキレイなエアコンには年に数台しか出会えていません。

当店でも、エコ洗剤「エコクリーナー(Kirei)」をメインで使用していた時期(3〜4年)もありました。「エコ洗浄」でエアコンに臭いが残ってしまった時は、強い洗剤を追加使用して再度洗浄を繰り返したこともあります。そしてエコ洗剤の洗浄不足を補うために、抗菌剤配合の「エアコン専用消臭・除菌剤(イレーサー・プロ)」を洗浄後のエアコンに大量にスプレーしていました。カビ取り洗剤を併用していない頃は、吹き出し口に残ったカビ汚れをタオルで拭いて、タオルが真っ黒になってしまうことも・・・。

「エコ洗剤」に拘り続けることで、作業時間が超過したり、エアコン内部に汚れを残してしまったり、エアコンの臭いが取れなかったり・・・こんなことが本当にお客様のためになるのだろうか・・・自問自答していたこともあります。洗浄した後のエアコンから「ぷぅ〜ん」と嫌な臭いがする瞬間なんて最悪ですよね。今までの全ての時間が帳消し。それを補うために、一生懸命「消臭スプレー」していた頃を、今となっては恥じています。

しかし、口コミサイト経由でエアコンクリーニングの仕事を受注するには、耳当たりのよい「エコ洗浄」は必須アイテム。サイト内での集客を重視していれば、「エコ洗剤」の呪縛からは逃れられません。お客様自身が「エコ洗剤」の真実に気づいていただければ、このような悪循環は改善できるのですが・・・。今の口コミサイト内にだって「耳あたり」と「洗浄力」の矛盾で葛藤している、真面目なエアコンクリーニング業者も一定数はいるはずです。

エコ洗剤|業者都合の魅力(2)
エコ洗剤(天然系素材)を使用すると、エアコンクリーニングの作業効率が格段に上がります。エコ洗剤はエアコン内部に残ってしまっても、成分的にはそれほど問題がありません。エアコンへのダメージも少ないため、リンス剤で中和する必要もないのです。また洗浄水(すすぎ水)も減らせるために、洗浄作業の時間短縮も可能。「作業時間=作業料金」ですので、作業時間の短縮は単価アップにも繋がるメリットなのです。スキルの低い業者にとっては「エアコンを壊すリスクの削減」ができるので、技術力のないスタッフを派遣することも可能。一石二鳥以上なんですよね。

しかし、業者にとってのメリットがお客様にとってのデメリットに繋がることもあります。少量のすすぎ水による洗浄不足が原因で、エアコン内部にカビなどの汚れや洗剤成分が残ってしまったり、そしてそのゴミや洗剤成分たちが「カビ」を増殖させてしまうことも・・・。

そんな理由でエアコンが臭くなったとしても、魔法の言葉「エコ洗剤だから仕方がない」が用意されています。

エコ洗浄の失敗談

「エコ洗浄」をメインで使用していた頃には、こんなことも起こっていました。これは違う日、違うエアコンの汚水ではなく、同じ日のほぼ同じ時間に、同じエアコンで起きた現象・事件です。

いつものように丁寧に「エコ洗浄」してから乾燥作業していると、なにやら悪臭が漂ってきます。洗剤の噴霧範囲・浸け起き時間・使用量、高圧洗浄機の水圧・すすぎ範囲・すすぎ水量(お湯)も完璧だと自負していました。また、エアコンの汚れ具合もそれなりで、特に注視するほどの汚れでもなかっと記憶しています。

当店は「エコ洗浄」だからといって、臭いが取れなかったエアコンのクリーニング作業を終了することはできません。「エアコン専用消臭スプレー」では対応できそうになかったので、再度エアコンを内部洗浄することにしました。その結果が下の画像です。

▼エコ洗浄 vs 徹底洗浄

エコ洗浄 vs 徹底洗浄

使用する洗浄剤を強力アルミフィンクリーナー「リンダ シルバーN プラス」に変更しただけで、後の作業内容は全く同じ。一度完璧な「エコ洗浄」している筈なのに、その数十分後の洗浄でもこんなにも汚れが取れてしまったのです。というより、こんなにもエアコン内部には「汚れが残ったまま」だったということですよね。「エコ洗浄」での汚水があまり汚れていなかったのは、エアコンが汚れていなかったのではありません。「エコ洗剤」の洗浄力では汚れを落とせていなかったということだったのです。驚愕の事実ですよね。洗浄後にも臭いが取れない場合は率先して再作業していますので、この様な実例は他にも起こっていました。

残念ながら「エコ洗浄」では、このような「弊害」が起こることが多々あります。「耳あたり」と「洗浄力」は比例することはありません。当店では、エアコンの徹底洗浄を掲げて営業活動していますので、2019年4月より、洗浄力の強い「ホワイトクリーナー」にメイン洗剤を変更することにしました。

幸いなことに、売上げの比重は自社サイト経由がほとんどのため、口コミサイトの足枷もなくなりました。これで自信をもって真実を、大きな声で正直に発信することができます。

エコ洗剤の真実

体への負担を考慮して「エコ洗浄」を希望されても、洗浄力の弱い「エコ洗剤」では、エアコン内部の過度な汚れは除去できません。結果、目視できないところに蓄積された汚れは、エアコン内部にそのまま残ってしまいます。洗浄(すすぎ)不足で「エコ洗剤」の洗剤成分がエアコン内部に残ってしまうと、その洗剤成分が汚れと一緒になって腐食・増殖していくことも・・・。「エコ洗剤」を使用することで、エアコン内部の汚れを促進させてしまうなんて・・・これでは本末転倒ですよね。

エコ洗浄後のエアコン

上記の画像は、あるエコ洗浄専門の清掃会社が「エコ洗剤」を使用して、2週間前にエアコンクリーニングをした後のエアコン内部。この会社のホームページには「無添加の石けんで行う安心・安全なハウスクリーニング」という耳あたりのいいフレーズが満載されていました。執拗に「化学薬品」を否定しながら、合成洗剤とアレルギーをリンクさせて「エコ洗剤」を推奨しています。社名を調べてみると、このエアコンを「エコ洗浄」したのは、なるほど!「生協系」の清掃会社でした。

当店に依頼されたお客様は、エアコン洗浄後にアレルギーの不快感を感じるようになったそうです。アレルギーを防ぐための「エコ洗浄」で、汚れを残してアレルギーを引き起こす・・・本当に本末転倒ですよね。酷い業者の仕事跡です。

下記は、予約時に頂いたお客様からのメッセージ


2週間前にエコ洗剤でクリーニングしておりまして、前面パネルやフィルターはきれいです。本体もとてもきれいになったのですが、どこかによごれが残っているみたいで、暖房をつけると風の中にそれが混ざり、のどがゴロゴロして咳や痰が少し出るようになってしまいました。キッチンのエアコンですが、クリーニングする前より風が汚れる…、そんなことあるのかなあとネットで調べて御社のHPを見つけました。強力な洗剤のにおいが残るのが嫌でエコ洗剤にしたのですが残念です。どうぞよろしくお願いします。


エアコンをチェックしてみると、熱交換器のアルミフィンの隙間には薄らと汚れが染み付いています。ドレンパン内部には汚れが固着したままで、クロスローファンの羽の裏側にも汚れが固着していました。ただこれは、全てお客様が目視できない汚れなのです。この程度の熱交換器の汚れでは、洗浄前と比較すればキレイになったと見えてしまうでしょう。まず気づかないですね。ドレンパン内部の汚れは、エアコンカバーを分解しないと確認することはできません。そしてクロスローファンの汚れですが・・・一見汚れているようには見えませんでした。カメラのフラッシュの明かりによって、はじめて汚れが確認できたのです。通常のお部屋の明かりでは、黒いクロスローファンの汚れ見えにくいですよね。

エコ洗浄業者 vs 徹底洗浄業者

エアコンクリーニングで一番大切なことは、洗剤成分と落とした汚れを内部に残さないことです。どんなに強い洗剤を使ったとしても、エアコン内部に洗剤成分が残っていなければ、クリーニング後の人体への影響は全くありません。せっかくエアコンクリーニングをしたのに、洗浄不足によりエアコン内部にカビなどの汚れや洗剤成分が残ってしまい、その空気を吸い込んでしまうことのほうが心配ですよね。

▼ドレンパンの洗浄例

ドレンパンの洗浄例

ドレンパン内部をカビ取り洗剤で浸け置き洗浄しています。

▼クロスローファンの洗浄例

クロスローファンの洗浄例

クロスローファンには、厨房用アルカリ洗剤を追加噴霧しました。

エコ洗浄後の徹底洗浄

上記の画像は、2週間前に「エコ洗浄」したエアコンと、当店がその後に「徹底洗浄」した比較。洗浄力の弱い「エコ洗剤」でキレイになったと思ったエアコンでも、もう一段階・二段階? ここまでキレイになるのですよ。

▼洗浄後の汚水

洗浄後の汚水

こちらが室内に残った洗浄後の汚水です。2週間前にエアコンクリーニングしているのに、バケツには汚れた汚水が残りました。この3倍位の洗浄水(お湯)が、エアコン上部の汚れや洗剤成分とともに室外にも排水されているのです。これが「エコ洗剤」「エコ洗浄」の現実。これでもまだ「エコ洗浄」でエアコンクリーニングしたいと思いますか?

「エコ洗浄」をした清掃会社のHPを確認すると「エアコンから発生するにおいは、湿度・気温等によってクリーニング作業後も発生することがございますのでご了承ください。」との注意書きがありました。また、除菌仕上げは1台につきプラス1,100円(税込)。室外機は室内機との同時クリーニングで税込6,160円とのこと。「さもあらん」という感じですね。真摯にエアコンクリーニングを追求している業者ではないのでしょう。

アレルギー体質なので・・・

当店にも「アレルギーがあるので、エコ洗剤を使用してほしい」と、お客様から要望があることも・・・。そのようなお客様にも、当店は自信を持ってお答えします。「それでしたら、エアコン内部の汚れをしっかりと落としましょう!」
エアコンクリーニングは、多くても年に1回のことです。その後のエアコン使用期間とは比べ物にもなりませんよね。洗剤の臭いなどが気になるようでしたら、作業時間内はお部屋を移動されたり、外出されても問題はありません。洗浄後のエアコン内部に洗剤成分が残ることはありませんので、ご安心ください。

当店のエアコンクリーニングは、洗浄剤を噴霧(1ℓ)してから、大量のお湯(20ℓ)で高圧洗浄(すすぎ作業)していきます。エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄していますので、どんなに強い洗剤を使用したとしてもエアコン内部に洗剤成分が残ることはありません。

天然系素材のエコ洗剤だと安心しても、高圧洗浄(すすぎ作業)が不十分だと洗剤成分が内部に残ってしまうことも・・・。残った洗剤成分と落とせなかった汚れたちは、カビの格好のエサとなってアレルギーの原因にもなります。

日常使いの洗剤を「天然系素材」にすることは、お客様の安全面や環境面を考慮するといいことでしょう。しかし・・・毎日ではなく、数年に1回プロへ依頼するエアコンクリーニングは、自分では落とすことのできない汚れです。強い洗浄剤でしっかりと汚れは落としてもらいましょうね。

エコ洗浄の相談(エコ洗剤を希望されたお客様のエアコンを徹底洗浄してきました)。

エコ洗剤|業者都合の魅力(3)
「エコ洗剤(天然系素材)専門店です」と掲げることで、複数の洗浄剤を用意する必要がなくなります。移動時の荷物の軽減や、コスト削減になりますよね。
また、一部のフランチャイズや協会などは「エコ洗剤」の使用を推奨し、会員に販売することで利益を得ています。
エコ洗剤は無臭ですが、何故だかビジネス臭しかしません。

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※上記営業エリア外でも、サービス内容や出張料金などによってはお伺い可能な場合もあります。気軽にご相談くださいませ。

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