
品川区西五反田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン2台です。
汚水の動向をチェック
(訪問日:2021年6月16日)
本日は、品川区西五反田でエアコンクリーニングをしてきました。ただ本当に申し訳ありませんが、9月の更新のため記憶が定かでない箇所も・・・。今年の4月だったか昨年の夏だったかに、「おそうじ本舗」だったか「ダスキン」だったか、はたまた「くらしのマーケット」などの口コミサイトのエアコンクリーニング業者に洗浄してもらったが、エアコンの臭いはとれなかったとのこと。これは日記のネタにしなくては・・・と意気込んで訪問したのですが、諸々の事情があり掲載するのがこんなに遅くなってしまいました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルエアコン|AS-E22T-W|2008年製
当日は「よ〜し、前の業者の洗浄漏れ箇所をチェックしよう」「なぜ前の業者が洗浄してもエアコンが臭いままなのか説明用の画像も撮影しよう」「室内と室外の汚水の動向なんかを載せるのも面白そうだな」・・・などど意気込んで撮影していたのですが・・・。またまた記憶を頼りに日記を更新することになってしまいました。
▼富士通ゼネラルエアコン|AS-E22T-W

外観はご覧の通り。2008年製の古いエアコンですが外観はキレイです。さすがお掃除屋さん。見える箇所の掃除には抜かりはありませんね。
▼熱交換器|洗浄前・後

ただ残念なことに本体カバー内はご覧の通り。エアコン上部はノータッチっぽいですね。これじゃエアコンの臭いは取れないでしょ。潔いというのか、なんというのか・・・。
▼エアコン背面|洗浄前・後

熱交換器前面があの有様ですので、予想通りエアコン背面だってノータッチ。エアコンの背面が臭いの原因ってこともよくあるんですよ。
▼吹き出し口|洗浄前・後

そしてこちらが吹き出し口です。他の箇所(エアコン上部)と比較するとキレイですよね。やはり見える箇所は掃除する簡易清掃業者の仕事だったのでしょう。
▼ドレンパン裏の汚れ

クロスフローファンなどは割とキレイでしたが、見えない箇所の「ドレンパン裏」はノータッチだったのでしょうね。カビ取り洗剤を噴霧したら、茶色い汚れが浮き上がってきました。こんな箇所だって臭いの原因になったりします。
▼ファンモーターカバー|洗浄前・後

この箇所が原因でエアコンが臭うことはありませんが、手の届く範囲で拭いておきました。まっ、気持ちの問題ですかね。一応私も掃除屋さんなので、見える箇所が汚れたままのは気持ちがよくありません。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が室内に残ったバケツの汚水です。エアコン下部(吹き出し口やクロスフローファン)の汚れの割には汚水の量が多めですよね。これは前回の業者が汚したゴミなどのせい。熱交換器やドレンパン裏・背面などに付着してしまった汚れを何度も洗浄していたら、室内の汚水量も多くなってしまいました。洗浄水(お湯)は30ℓ位以上使用したと記憶しています。
本当はこのエアコン(汚れていた)で汚水の動向をチェックしたかったのですが、ドレンホースの位置取りが良くなかったので止むなく断念。もう後ろ髪引かれっぱなしです・・・。仕方なく次のエアコンでチェックすることにしました。
▼洗浄前のエアコンチェック

①パーツ分解後のエアコン。②熱交換器(前面)。③エアコン背面。④吹き出し口。
やはりこちらのエアコンのほうが汚れていませんね。吹き出し口にいたっては洗浄後といってもわからないかもしれません。このエアコンを簡易清掃したって「キレイな汚水」しか室内のバケツには残らないでしょう。
▼室外のドレンホースにバケツをセット

それでは室外にバケツをセットしましょう。室外機を移動させたら配管用テープを少しだけカット。ドレンホースをバケツに差し込んだらカットした箇所(配管用テープ)をビニールテープで補正して準備完了です。さてさてどうなることやら・・・楽しみですね。
※今回は撮影のために室外の汚水もバケツに入れていますが、このようなサービスは一切行っておりません。通常はドレンホースから大量の汚水が流れ出るだけで、悪い言い方をすると室外は汚れっぱなしで作業は終了となります。また汚水も持ち帰ることはなく、お外の排水溝やお風呂場・洗面・トイレなどに流させていただきますので予めご了承ください。
▼室内の汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

などど大層なことをいっておきながら、写真はそれほどありません。室内に残った汚水が上記の画像。左が洗剤噴霧後で右が洗浄後の汚水です。トータル(洗浄後)で5ℓ位ですかね。こちらも前の業者が飛ばした汚れを洗浄しているので、エアコン下部の汚れの割に汚水は多めとなりました。
▼室外の汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

上記の画像が室外に残った汚水です。室内の汚水と比較すると真っ黒で汚水の量も多め。このエアコンの臭いの原因はこの室外に残った汚水にありました。普段は見ることのない室外に流れ出るこの汚水ですが、これがエアコンクリーニングの肝でもあります。室内のバケツに残る汚水は見える箇所の汚れがほとんど。この見えない箇所の汚れこそが臭いの原因だったりするのですよ。
そして・・・この見えない箇所の汚れは「エアコンクリーニング業者」の仕業だったなんてこともあるのですよね。見える箇所しか洗浄しないと、エアコンの見えない箇所は大変なことになっていることも・・・。このような「簡易清掃業者」には注意しましょうね。ネームバリューや金額だけで業者を選ぶと痛い目にあうこともありますので・・・。
▼洗浄後の乾燥作業

そういえば8月29日の夕方に訪問する予定だった人でこんなことがありました。予約時から汚水の質問が多く、訪問日までに何度も同じような内容の質問・確認電話がありました。どうやら室内の排水溝の詰まりを心配しているようです。若干話が噛み合わない部分もありましたが、洗浄後のバケツに残った汚水はお外の排水溝に流しますので問題ないと説明しておきました。その人曰く「定期的に排水溝掃除を業者にしてもらっているので、排水溝が詰まるのは絶対に困る」とのこと。
う〜ん。正直な話、詰まりの原因となるような固形物を流すことはありません。当店がメインに使用している洗剤は「強アルカリ洗剤」や「次亜塩素酸ナトリウム」です。その洗浄力の強い洗剤たちを大量に使用しているので、汚れている汚水だってアルカリ成分が満載。その洗浄力のおかげでエアコン内部にあったゴミたちだって融解されていますからね。汚れてはいますが、成分はいわゆる市販の「パイプユニット」状態です。排水溝がキレイになることはあっても詰まることはないでしょう。エアコンのドレンパンだってドレンホースだってキレイになっていますからね。排水トラップの構造を考慮して、浴室や洗面などに汚水を流すときは同量以上の洗浄水を一気に流すように心がけていますし・・・。
そしてこのお方、よっぽど心配性なのでしょう。訪問日にもまたまた電話がありました。留守電に至急話したいことがあるので折り返しの連絡をまっているとのこと。何か大変なことでもあったのかな_? と前の作業を終えてから電話してみると、またまた汚水の話です。正直若干の困惑状態。この方曰く「全ての汚水をフィルターなどを通してから流して欲しい」とのこと。室外のドレンホースもそのように処理して欲しいそうです。「申し訳ありませんが当店ではそのようなサービスは行っていません」、「室外の排水溝にはお外の汚れもありますよね? 葉っぱや砂・土、虫やゴミなども落ちていたりしますよね? 室外のゴミなどが原因で排水溝が詰まることあっても、エアコンの汚水で排水溝が詰まることはありませんよ」と説明しましたが、全く聞く耳はないようです。そして「お風呂場でのカバー洗浄にも注文が入りました」こちらもフィルターを用意して欲しいとのこと。
ふ〜っ、カバー洗浄での汚れなど微々たるもの。体を洗う時にでる皮脂程度でしょう。普段から排水溝カバーに溜まったゴミなどは、洗浄前からあったゴミと一緒に廃棄しています。そのゴミをそのままにしたり、排水溝に直接流すことだってありません。なんだか面倒な気持ちが強くなってきました。電話口で当店の標準サービスではないことを何度も何度もご説明。そこまでのサービスは提供できませんとお話をすると、語尾を強めた感じで「そんなこともできないのか!」と一喝されてしまいました。
・・・もう限界ですね。予約から1カ月以上お待たせしていましたが、これはもう訪問しない方が安全だな・・・と感じたのでお断りすることに。う〜ん。こんなことも多くなってきましたね。予約時にはサービス内容を事前確認いただけるとありがたいのですが・・・。電話の切りぎわにはかなり悪態もつかれてしまいましたが、これは訪問しない方が正解だったなと改めて感じました。
▼キレイに生まれ変わったエアコン

話の脱線が多くて申し訳ありません。本題に戻りましょう。しっかりとエアコン洗浄が完了したら、乾燥作業してエアコンの組み立て。当店が責任を持ってエアコンクリーニングした証として「高圧洗浄済」シールもエアコンに貼付。エアコンからは爽やかなキレイな空気が吹くようになりました。
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