
葛飾区柴又で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
パナソニックスタンダードエアコン
(訪問日:2022年12月28日)
本日は、葛飾区柴又でエアコンクリーニングしてきました。mailにてご予約いただき、氏名・住所・電話番号・エアコン台数・駐車場の有無・エアコンの機種・お掃除機能の有無・希望の日程(第3希望位まで)・お問い合わせ内容(徹底洗浄を依頼したい)と、こちらの知りたい情報が網羅されています。お住まいの区の予約状況もご参照いただいているため、希望日程の空き具合もばっちり。第一希望の「12月28日(水)午前9時頃〜」で即決、ワンターンで予約は完了しました。やりとりに手間がかからないので、非常に有り難いですね。お互いのタイミングが悪いと、数日を要してしまうこともあるので・・・。
そして本日は2022年の仕事納めです。最後まで気を引き締めて頑張りましょう。8時40分頃にお客様宅アパート前に到着。お部屋の入り口まで道具類を運び、車を最寄りのパーキングまで移動させます。少し早めではありますが、時間調整なくインターフォンを鳴らしてしまいました。エントランスや囲いなどの風除けのない、アパート前(外)での待機は寒かったので・・・。朝のご挨拶後、エアコン下に防水シートを敷いて作業スペースの確保。見上げた先には、事前確認済み(mailにて)の「パナソニックスタンダードエアコン」が・・・、分解が容易なので私的には好きなタイプのエアコンです。同タイミングで「女性スタッフ」も、お風呂場入り口周りに養生・防水シート・タオルなどをセッティング。下準備が終わったら使用する道具類を室内に運び入れます。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-224CF|2014年製
お客様の話では、エアコンクリーニングは初めてだそうです。使用期間が8年で2014年製のエアコン・・・、ということはこのエアコン自体も初めてのエアコンクリーニングということ。入居時は新品のエアコンだったのでしょう。これはラッキーですね。業者が洗浄していないということは、自然な汚れ方しかしていないということ。下手な業者が洗浄したエアコンだと、その後始末にかなり手間取ることもありますからね。
▼一般的なエアコンの簡易分解

さてさて、それでは「パナソニックスタンダードエアコン」の当店での洗浄例をご紹介。上記の画像(右画像)はエアコンの簡易(簡単)分解後です。一般的な業者であれば分解はここまで。右側の基盤部にタオルを巻いて、タオルごとマスカーテープで養生していきます。私自身もそんな簡単分解・簡易養生していた時期もありました・・・、お恥ずかしい話。ただそのような「簡単分解」「簡易養生」でエアコンを徹底洗浄してしまうと、高確率でエアコンは故障してしまいます。これもお恥ずかしい話、実体験に基づいたこと。水の浸水を防ぐためのタオルが「養生不足」でビシャビシャになったり、「毛細管現象」で上の方までタオルが濡れてしまい、逆に基盤部を濡らしてしまうことも・・・。ただ、そっと掃除するのであれば「簡単分解・簡易養生」でも問題はありません。だからこそ「タオル」を使用している業者には要注意。そんな簡易養生では、しっかりと「エアコン上部」を洗浄することはできません。エアコンの徹底洗浄には「簡易(簡単)分解・簡易養生」は不向きなのです。
▼当店の簡易分解

上記の画像は当店の「簡易分解」後のエアコン本体。パナソニックスタンダードエアコンの場合、高確率で「ドレンパン」も取り外しています。ご覧のように剥き出しの「リモコン受光部基盤」は必ず取り外し。熱交換器銅管周りのアースや配線類だって取り外しています。そしてこれは全て基本サービス内での出来事で、「エアコンを壊さずに、且つ徹底洗浄する」ための必須項目でしかありません。設置状況や機種・年式によっては「基盤」も取り外すことだってありますが、そのような分解作業をしたとしても「オプション料金」が発生することはありませんのでご安心を。あくまでも「作業効率をあげるため」の当店都合の行為であり、オプション誘導するものでもありません。ただ申し訳ありませんが、お客様からの依頼や要望によって分解することもありません。予めご了承くださいませ。
そしてこの後の作業は「基盤部の徹底養生」。タオルなどを使用することなく、養生テープのみで全ての浸水経路を塞いでいきます。あらゆる角度(裏側)からの浸水を想定しながら、幾重にもテープを重ね、最後に「マスカーテープ」でぐるり。念には念を入れて養生しています。これでエアコンをバシャバシャ丸洗いできますね。
▼カビ取り洗剤噴霧

当店のエアコン洗浄は「カビ取り洗剤」から。「背面パネル」「ファン裏」にたっぷりと噴霧、浸け置き洗浄しておきます。
▼ファン|厨房用アルカリ洗剤で浸け置き

本日はスタンダードエアコン1台。2台以上の場合や「お掃除機能付きエアコン」の場合は、本体洗浄用とパーツ洗浄用とで分けて2台の噴霧器を用意しています。ただ今回は女性スタッフと共用。タイミングが合わなかったので、待ちきれずに「厨房用アルカリ洗剤」を「クロスフローファン」に噴霧してしまいました。噴霧器が空くまで、暫し浸け置き(右画像)しておきます。
次はメイン洗剤(ホワイトクリーナー+次亜塩素酸ナトリウム)の噴霧。「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、何度も何度も重ね噴き。トータル2.5ℓのメイン洗剤を噴霧しておきました。ただファンの汚れは思ったより強烈です。
▼ファン|カビ取り洗剤を追加噴霧

そこで「クロスフローファン」に「カビ取り洗剤」も噴霧することに・・・。うん、少し順番を間違えたようです。我慢して「噴霧器」が空くのを待つのが正解だったのかも知れませんね。ちょっと洗剤を使いすぎてしまいました。いくらなんでも、これではコストのかけすぎです・・・。
ただ当店では、汚れは「洗剤の洗浄力」で落とすものだと考えています。高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばしたり、タオルで汚れを拭き取るなどは愚の骨頂。そんなことでは汚れが落ちたとは言えません。それこそ「手の届かない所や高圧洗浄が届かないところ」の汚れは残ったままということ。ただ当店の洗浄ならご覧の通り、この段階でも吹き出し口の汚れは落ちているのです。洗剤の洗浄力のみで汚れを落としているので、目視できない「背面パネルやファン裏」だって洗浄可能。しかも殺菌洗浄です。
▼洗剤噴霧後の汚水

上記の画像は「洗浄後の汚水」ではありません。まだ高圧洗浄機での濯ぎ前ですが、アワアワな真っ黒な汚水が室内のバケツに残りました。ここからは「高圧洗浄機」で汚れを落とす・吹き飛ばすのではなく、浮いた汚れを洗剤と一緒に汚れを洗い流していきます。
▼吹き出し口|洗浄前・後

まっ、あれだけ大量な洗浄力の強い洗剤を投入しているので、当然でがありますがご覧の通り(右画像)。ファンもスッキリと殺菌洗浄済みです。
▼洗浄後の汚水

上記の画像は洗浄後の汚水。想像していたよりもエアコンは汚れていましたね。細かいカスなどの汚れが落ちてこなくなるまで濯ぎを繰り返していたらご覧の通り。2種類の汚水が室内のバケツに納まりました。
▼ドレンパン|洗浄前・後

取り外したドレンパンもご覧の通り(右画像)。女性スタッフが他のパーツと一緒にお風呂場で洗浄しています。パーツたちだって「次亜塩素酸ナトリウム」で殺菌洗浄済み。ただ当店の徹底洗浄であれば「ドレンパン」を分解しない洗浄でもノー問題。堆積するようなスライム系の汚れさえ除去できれば、ドレンパン内部の汚れが原因でエアコンが臭うことはありません。当然ではありますが、吹き出し口の汚れをドレンパン内部に吹き飛ばしたり、その汚れをそのままエアコン内部に残すようなこともありませんのでご安心を。洗浄方法さえ間違えなければ、ドレンパンの分解にもそれほどの意味はないのです。取り外した方が作業効率は上がりますが・・・。
▼乾燥作業

マスカーテープや養生を外したら、アース・配線類・リモコン受光部基盤を元通りに取り付けて乾燥作業。電源プラグをコンセントに挿したらリモコンでスイッチオンし、暖房30度設定にして強風でファンがしっかりと回るまで待ちます。ファンが高回転で水滴を吹き飛ばしたら、運転を停止させて拭き取り作業。この工程をファンから水が飛ばなくなるまで繰り返します。
▼動作確認・乾燥運転

もう一度「電源プラグ」を抜いてから「ドレンパン」の取り付け。しっかりと組み立ててから「電源プラグ」を挿して暖房運転し、そのままの状態で全てのパーツも組み立てていきます。リモコン操作でルーバーなどの動作を確認したら、タイマーを1時間セット。お客様に乾燥運転をお願いして本日の作業は終了です。只今の時間は10時30分。道具類を片付けて、駐車料金と一緒に精算が完了したのは10時50分頃でした。少し早めに入ったのですが、作業時間は押してしまったようですね。
このように当店では、時間を区切っての作業はしていません。どんなエアコンでも想定作業時間内で終えるなんて奇跡でしかありません。もしくはインチキ?・イカサマ?・適当作業?「それがプロだ!」なんて嘯いている輩もいますが・・・。エアコンが過度に汚れていれば、その汚れを落とすのにも時間はかかりますし、エアコンの設置状況や機種によっても時間は変動します。当店にエアコンクリーニングを依頼する際は、予めご了承ください。それでは次の現場へ移動しましょう。
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