
品川区西五反田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
空室のエアコンクリーニング
(訪問日:2022年4月26日)
本日は、品川区西五反田でエアコンクリーニングしてきました。24日の20時前にお客様より電話があり、手持ち物件が空室となったので「お掃除機能付きエアコン」を掃除して欲しいとのこと。5月初旬に次の入居が決まっているので急いでいるようです。男性スタッフ一人対応日でもOKとご了承いただいたので、翌々日の午後1時訪問となりました。その際に他の物件のエアコンクリーニングも依頼いただき、そちらは5月中旬に訪問(男女ペア)予定です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-402CXR2-W|2013年製
お客様は午後の予定が詰まっているので最終立ち合いは不可とのこと。またマンションには駐車スペースがないそうです。この辺りは駐車料金も高めなんですよね。男性スタッフ一人対応の作業時間(お掃除機能付き)は約4時間。打ち止めの駐車場が確保できなかったら、駐車料金がいくらになるのか予想もできません。当日の支払いは現金で、駐車料金は前もって多めにお支払いしてくれるとのことです。
当日午後12時40分頃マンション前に到着すると、すでにお客様は入り口前で待機中。軽く挨拶してからお部屋へ案内いただきました。ただここで1点問題が発生。パーツ洗浄の洗い場としてお風呂は使用して欲しくないそうです。水場としては洗濯パンか洗面所と指定されましたので、渋々「洗面所」を選択。いや〜参りましたね。空室清掃が終わっているので汚して欲しくない気持ちはわかりますが・・・。こちらも同じく掃除屋さんです。原状回復は必須事項なので問題ないのですが、なんとなくお客様の圧は強い感じ。一から説明するのも面倒かな・・・。
そこで「洗い場がないとパーツ類の洗浄ができませんが大丈夫ですか?」と質問すると、軽く「いいですよ」とのお返事が・・・。えっ、まじですか? そこで「それではフィルターだけは洗いますね」とお伝えすると「フィルターなら掃除していると思いますよ」と言われてしまいました。ここで一旦清掃会社に電話を入れて確認。やはりフィルターは掃除しているから大丈夫だそうです。なんだ「パーツ洗浄しなくていいのか、これなら一人でも早く終わりそうだな」、当初は簡単に考えていましたが・・・。
外出されるお客様に鍵をお預かりし、ここで料金の前精算です。「駐車場金は後日の精算で大丈夫です。」と説明しましたが、結果「駐車料金」を考慮して3万円もお預かりすることになりました。なんの書面を交わすわけでもなく、ただの口約束のみです。でもご安心ください。当店はそんなアコギな真似はいたしません。口約束だってしっかりと守ります。ただ人を信じて騙されたことはありますが・・・。
それは昨年9月の出来事。管理?しているお客様宅のお掃除機能付きエアコンを掃除して欲しいと言われました。支払いは作業終了後に現金でお支払いいただくとのこと。領収書の宛名(アロー有限会社)まで確認して準備していたのですが・・・。当日訪問すると、やっぱり振り込みに変更して欲しいとのこと。名刺交換もしていましたので、なんの疑いもなく了承・mailにて請求書もその日に送りました。
ただ支払い期日がきても入金の連絡はなし。一度目の電話には出たものの「あれ、おかしいな・・・、確認して振り込みさせます」とのこと。それ以降は、電話・mailでもナシの礫です。何故だかショートメールだけには反応し、「今準備しているから」とか「月末には振り込む」とか「確認する」としか言いません。請求書の時効を狙っているのでしょうか。正直18,000円のために、内容証明や支払督促なんてできません。定期的に「ショートメール」を送り続けるのも面倒。ただこの会社のことを調べていると、嫌な情報も見つかってきました。ネット検索していると元奥様のブログも発見。どうやら踏み倒し専門の人みたいですね。もう諦めることにしましょう。
そこで最後に嫌味のショートメールを「元奥様のブログを見て、あなたの資質は理解できました。そして、あなたには料金を支払う意思も能力もないことも解りました。同情はしませんが、このような生き方しかできないあなたを哀れにも感じます。今後歩むあなたの人生にどれだけの役に立つのかは判りませんが、あなたと関わりを持つのも運気がさがりそうなので、18000円は恵んで差し上げます。これ以上、不幸な人生を歩まないための努力もしてくださいね。」と送ると、数時間後に「このような過剰な情報が飛び回ってる時代、一方通行な偏った内容も多く、ですか、それについていちいち確認説明もしません。工事はこちらからの支払い分なので、手配してますのでお伝えしておきます。」こんなラストメールがありました。12月中旬のことでしたが、当然いまだに支払いなんてされていません。こんな人もいたりするんですよね。二度と関わりたくもありません。気をつけなければ・・・。と愚痴はここまで、当日の話に戻りましょう。
▼パナソニックルームエアコン|CS-402CXR2-WC

パーツ洗浄の予定はないので、バススリッパやスポンジ・ブラシなどの準備はなし。きっとキレイなんだろうと勝手に勘違いし、掃除機すら持ち込んでいません。パナソニックのお掃除機能付きエアコンだというに・・・。そして見上げたエアコンが上記の画像。いやいやホコリだらけですよ。これ絶対にフィルター掃除もしていませんよね。フィルターの周囲もホコリだらけです。フィルターを外していれば周囲のホコリは落ちているでしょう。またフィルターを掃除しているのなら、見える箇所のホコリくらいは取り除くはず。掃除屋なら・・・。
▼エアコンの簡易分解

上記の画像がエアコンの分解後です。ご覧の通り、しっかりと汚れていました。このパーツたちを洗わなくていいのでしょうか? 正直きついですよね。キレイになったエアコン本体にこんな汚いもの取り付けたくはありません。さてさてどうしたものか・・・。なんとなく「ドレンパン」も取り外しちゃいましたし・・・。
▼ドレンパンの洗浄

ただドレンパンを拭きあげるのは不可能ですよね。どうせドレンホースから汚水は流れ出ます。ベランダだったらOKでしょう・・・、と勝手に判断。後で洗い流せばいいだけですからね。ご覧のようにカビ取り洗剤で浸け置き洗浄しておきました。さてさて、エアコン下のスペースはホコリだらけになってしまいました。お掃除ロボットやパーツ類もホコリだらけです。これは掃除機必須ですよね。ついでにブラシなども取りにいきますか・・・と、ここで一旦離脱して車へ移動。すると小腹も減ってきました。空室なので時間制限はありません。遅めの昼食でもとりますか・・・。運良く「打ち止め」のコインパーキングも確保できたことだし、ゆっくり・のんびり掃除しましょう。
▼洗剤噴霧前の洗浄|熱交換器

お部屋へ戻ってからは掃除機がけです。ブラシなどでホコリを落とし、濡れタオルとケレン・乾いたタオルでパーツ類を拭きあげ。エアコンを養生し、高圧洗浄機をセットし、内部洗浄の準備ができたころは午後3時20分になっていました。ここから一段階の高圧噴射。洗剤噴霧前に「熱交換器」に付着しているホコリたちを洗い流して(右画像)おきます。
▼洗剤噴霧前の洗浄|クロスフローファン

エアコン下部の吹き出し口も、エアコン上部の熱交換器と同じ処理。クロスフローファンのホコリを高圧噴射で吹き飛ばし(右画像)ておきます。
どうですか・・・、パット見では「エアコン上部」も「エアコン下部」も洗浄後みたいですよね。本日は空室のためガスは通っていません。お湯ではなく水を「高圧洗浄機」で高圧噴射しただけなのに、こんなにキレイに見えるのです。ただまだ洗剤は使用していません。これが高圧洗浄機マジックです。
▼洗剤噴霧前の汚水

ご覧ください。こんなに真っ黒な汚水が室内のバケツに残りました。洗剤を使わなくたって汚れは落ちてきます。洗剤の洗浄力が弱くたって汚れは落ちてくるのです。そうなんです、洗浄力の弱い「エコ洗剤」だって、このように汚れは落ちてくるのです。エアコンの臭いが取れなくなって、黒い汚水をパフォーマンスとしてお見せすることは可能。なんなら今回のように「洗剤」を使用する必要だってないのです・・・、パフォーマンスなら・・・。
▼洗剤を追加噴霧

この後は「ホワイトクリーナー」に「次亜塩素酸ナトリウム」配合した「メイン洗剤」を3ℓ、「リンダ シルバー Nファースト」を500ml熱交換器に、「厨房用アルカリ洗剤」をクロスフローファンに追加噴霧。
▼洗剤噴霧後の汚水

すると、上記のような汚れが落ちてきました。いわゆるこれがエアコンの「臭いの原因」たち。この浸透した汚れたちを落とせるか落とせないかが、エアコンの臭いを取れるか取れないかの違いとなります。「エコ洗剤」を噴霧した後でも、当店で徹底洗浄するとこのような現象が起こることもしばしば。これも臭いの取れない「エコ洗浄」あるあるなんですよね。
▼洗浄後のエアコン

洗浄後のエアコンがこちら。洗浄力のある洗剤をたっぷり噴霧していますので、洗剤噴霧前よりもワントーン以上明るくなりましたね。これならエアコンが臭うこともないでしょう。新たな入居者さまも安心してエアコンが使えますね。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が汚水たち。左側が洗剤噴霧前で、右側が洗剤噴霧後の洗浄後の汚水です。
▼拭きあげたパーツ類

パーツ洗浄も頑張り?ました。フィルターは洗面台で浸け置き。茶褐色に色づいていましたが、キレイな半透明色に。ドレンパンも前述の通り浸け置き洗浄。他のパーツたちは、せっせと拭きあげ。リアルな話、洗剤噴霧で洗った方が早いんですよね。洗い場がない分、余計に時間がかかってしまいました。
▼乾燥運転・動作確認

洗浄が終わったら、エアコンを組み立てて乾燥作業・乾燥運転・動作確認です。うん、嫌な臭いはスッキリ解消されましたね。あんなにホコリだらけだった外観もご覧の通りです。空室清掃屋さん、いったいどんなフィルター掃除をしたというのでしょうかね。只今の時間は17時45分。ランチ休憩なんかとっているので作業時間は5時間弱もかかってしまいました。さてさて、道具類を片付けて帰路につきますか・・・。
▼エアコン内部に溜まっていたホコリ

そうそう、こちらのお掃除機能付きエアコンは「ダストボックス」がないタイプ。その構造が原因でエアコン内部はホコリまみれになっていました。ゴミたちが外に廃棄されることなく、ホース内で詰まっているのが原因です。ほんとにダメなエアコンですよね。お掃除ロボット内の取れる範囲のホコリを吸い取り、掃除機から取り出したらこんなに大量のホコリが入っていました。エアコンご購入の際はご注意を。お掃除機能付きエアコン自体にも意味はありませんが、ダストボックスがないエアコンなんて論外です。
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