
足立区花畑で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン2台と
パナソニックルームエアコン1台の計3台です。
戸建て住宅でエアコンクリーニング
(訪問日:2021年2月25日)
本日は、足立区花畑でエアコンクリーニングしてきました。ご予約はホームページ内のmailから、下記のようなメッセージをいただいています。
ホームページ拝見しました。エアコンの徹底洗浄をお願いします。
2月25日木曜日午前9時過ぎから
壁掛け式 3台
東京都足立区花畑○-○-○
氏名○○ ○○
電話○○○-○○○-○○○○
このように「希望日時やエアコン台数・住所など」が記載されていると、予約もスムーズに進みますよね。ただ「お掃除機能の有無」「駐車場の有無」の情報は抜けています。補足情報のお願いをすると、すぐに回答いただけました。レスポンスが速いと助かりますね。メールでの予約の際は、メッセージのやり取りだけで数日経ってしまうことあるので・・・・。当日お支払いいただく料金や作業時間なども連絡してあります。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS224PEY(2005年製)・AS250PBMK(2000年製)/パナソニックルームエアコン|CS-T283C-W|2013年製
午前9時前にお客様宅に到着。道具などを降ろして準備していると、到着に気付かれたお客様が玄関からでてきました。少し騒がしかったですかね・・・。その流れで駐車場までご案内いただき、戻ってからエアコンの確認です。1階入り口の部屋の1台と2階のエアコン2台を洗浄して欲しいとのこと。確認すると3台のうち2台は2000年代のエアコンです。古いエアコンの注意点を説明し、ご了承いただいてからのエアコンクリーニングとなりました。
▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS224PEY

エアコンクリーニングの作業順をご指示いただき、2階の奥の部屋から順番に作業することになりました。まずはベッド上のエアコンからです。お部屋を見渡すとマットレスは既に移動済み。心遣いいただきありがたいですね。ただ・・・マットレス下の木板には強度がありません。このまま乗って作業するには弱いかな・・・と、木板を触り・押しながら考えていると、お客様が頑丈な木板のプレートを用意してくれました。恐縮です。これなら養生シートを重ねて強度を上げる必要はありませんね。
それではエアコンクリーニングの準備を始めましょう。ベッドのフレーム・木板の上に防水シートを敷いたら、マスカーテープも活用します。画像のようにお部屋の養生ができたら下準備は完了。それでは脚立をたてて、エアコンの分解に取り掛かりましょう。
▼パーツ類分解後

このエアコンは、富士通ゼネラルの古い(2005年製)スタンダードエアコン。本体カバーを取り外すのには若干の手間がかかるタイプです。エアコン下部の爪が、据付板にガシッと嵌め込まれているんですよね。これが初めての分解なら固着も凄いことでしょう・・・と考えていたら、簡単に抜けてしまいました。
エアコン上部の爪を、隙間から指を突っ込んでグイッと力任せに外したら、エアコン下部の爪を底面からコンコン。すると・・・あら不思議、しっかりと力を入れる前なのに、爪がズレ上がってきました。案外チョロかったな・・・と取り外したカバーを確認すると、下の爪が1箇所ありません。欠けた相手を探しましたが本体側にはなし。割れた断面も変色しています。これは誰かが一度外したことがあるのでしょうね。
それでは次の作業を・・・基盤周辺などのホコリ払いをしながら、「リモコン受光部基盤」やアースなども外していきます。しっかりと分解作業が終わったら、エアコン内部の徹底養生。その後は、エアコン周囲をマスカーテープでぐるりと囲んでから「エアコン洗浄カバー」の取り付け。これで洗浄準備は完了です。この間に、メイン洗剤の調合を女性スタッフに指示。今日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様です。
▼洗剤噴霧前・中

エアコン上部の「背面パネル」「ドレンパン」、エアコン下部の「ドレンパン裏」「ファン裏」に「カビ取り洗剤」を噴霧・浸け置きしたら、メイン洗剤の出番です。エアコン上部・下部の順で、噴霧器で何度も何度も重ね噴きしていくのですが、2ターン目で熱交換器のアルミフィンが泡立って(右画像)きました。表層の汚れを浮かした洗剤成分が、中層・下層の汚れにも「浸透・作用」してきたのでしょう。この泡立ちがなくなるまで、何度も何度もメイン洗剤の噴霧を続けます。
▼クロスフローファンの洗浄(1台目)

このエアコンの洗浄には、3ℓのメイン洗剤を使用しました。しかし「クロスフローファン」の汚れ落ちは止まりません。そこで、ご覧のように「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧。「苛性ソーダ」のお力を借りることに・・・まだまだ汚れは浮き出てくるようですね。このまま浸け置きしておきましょう。
▼高圧洗浄機を洗面台下にセット

この間に「高圧洗浄機」の準備を・・・女性スタッフがパーツ洗浄している浴室横の洗面台下に、ご覧のようにセッティングしました。ここから20mのホースを伸ばして、全てのエアコンの洗浄を・・・。ポリタンクの洗浄水(お湯)補充は女性スタッフ任せなので、遠慮せずにガンガン高圧噴射が続けられます。二人作業ならではですよね。
▼吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口もご覧の通りキレイになりました。強力洗剤さまさまですね。「クロスフローファン」もスッキリと殺菌洗浄済みです。
▼洗浄後の汚水(1台目)

当店のエアコンクリーニングは「丸洗い洗浄」。エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」、エアコン下部の「ドレンパン裏」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、汚れが落ちてこなくなるまで何度も何度もすすぎ作業を繰り返します。
洗浄後の室内のバケツには、上画像の様な汚水が残りました。実はこのエアコン、室内には汚水が残りにくいタイプ。しかしこの量(10ℓ位)ということは・・・そうなんです、大量の洗浄水を使用しました。女性スタッフもパーツ洗浄の傍、洗浄水の補充が大変だったことでしょう。
▼洗浄後の乾燥作業(1台目)

洗浄後のエアコンは見違えるようにキレイになりましたね。あんなに「バシャバシャ」と丸洗い洗浄しましたが、無事にエアコンは動いでいます。それでは次のエアコンに移動しましょう。
▼パナソニックルームエアコン|CS-T283C-W

このエアコンは2013年製、今日洗浄するエアコンの中では最新機種です。完全に油断していましたね・・・すごく汚れていました。1台目のエアコン洗浄が終わったのは11時頃で、既に作業時間は30分以上押しています。このエアコンで時間短縮できると、簡単に考えていたのですが・・・。
▼カビ取り洗剤噴霧中

パッと見は、1台目のエアコンの方が汚れていました。ただ作業スペースは手狭で、エアコン前には脚立分のスペースしかありません。またペットのゲージが近くにあり、エアコン下には棚もあります。ここで今日一番の判断ミス。ご覧のように、ドレンパンはつけたままでエアコン洗浄してしまいました。割と簡単にドレンパンの分解ができるタイプなのですけどね・・・。
▼ドレンパン|洗浄中・後

ドレンパンの分解はドレンパンの洗浄だけが目的ではありません。作業効率をあげることが最大の目的。つけたままの状態でも、これくらいならキレイになります。当店はカビ取り洗剤を使用していますからね。
▼クロスフローファンの洗浄(2台目)

実はこのエアコンにも、メイン洗剤を3ℓも使用しました。そして予想以上に、クロスフローファンの汚れていること、汚れていること・・・。そして、左右風向ルーバーが邪魔なこと、邪魔なこと・・・。また自由に動くスペースがないので、作業がやり難いこと、やり難いこと・・・。色々なことが少しずつ加味されて、どんどん手間がかかってしまいます。ふ〜、ドレンパン分解しておけば良かった・・・と思っても今更感。完全に後悔先に立たずです。
▼洗浄後の汚水(2台目)

そして、熱交換器のアルミフィンも汚れていました。完全に見た目とは別物。表面の汚れだけで判断するのは難しいですね。さてさて、洗浄後の室内のバケツには2杯の汚水が残りました。えっと、ドレンパンは分解していないのに・・・この量。吹き出し口が汚れていると室内に残る汚水は多めになります。ただこの量はありませんよね。
ドレンパンさえ分解していれば・・・本当に悔やまれます。同じ汚れ具合でも、ドレンパンを分解していれば汚水量は軽減されていたでしょう。当然作業時間だって軽減。女性スタッフの手間も軽減できましたよね。このエアコンの洗浄には60ℓ位の洗浄水(お湯)を使用しています。
▼洗浄後の乾燥作業(2台目)

その結果、只今の時間は午後1時頃。既に本来の作業時間を30分もオーバーしてしまいました。12時30分頃には終わる予定だったのですが・・・こんな日もありますよね。エアコンはキレイになりましたが・・・。
▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS250PBMK

休む間もなく1階のエアコンへ移動。これは古いわ・・・、目前にはアイボリー色した2000年製の古いエアコンが・・・。エアコン下のソファーやテープルたちを動かしてスペース確保。それでは始めますか・・・。
分解作業しながら汚れ具合を確認すると、年数ほどの汚れではありませんでした。ただ21年も前のエアコンですからね。さてさてどこまで分解していきましょうか・・・と、暫し考察・・・。「端子台はドレンパン横の基盤下」最も危険な位置にあります。それでは「ドレンパンを分解するか・・・」「基板ごと取り外すか・・・」とも思いましたが、何せ古いエアコン。プラスチックパーツの劣化も懸念されます。幸なのは、それほどエアコンは汚れていない点。ラッキーなことに、端子台下の本体カバーなら簡単に外せそうです。
・・・というこで、基盤を動かしながら「徹底養生」。洗浄中にドレンパンから洗浄水が溢れないような、防水処理をしておきました。よ〜し、これなら大丈夫。端子台の逃げ道も確保できていますからね。
▼洗浄後の汚水(3台目)

洗浄後の汚水はこの程度。一番時間がかると覚悟していたエアコンが、一番作業が楽でした。いやいや、わからないものですね。しかし・・・今の時間は午後2時30分。どうやら作業時間を2時間もオーバーしています。いやいや、閑散期で良かったですね。次の予定はないので、他のお客様に迷惑かけることだけはありません。このように戸建て住宅のエアコンクリーニングは、室内間の移動や設置状況の関係で作業時間が超過することも多々あります。
当店でも作業時間は想定していますが、作業時間ありきでエアコンクリーニングすることはありません。エアコンがキレイになることが絶対条件ですので、設置条件や汚れ具合によって作業時間は上下します。ご予約の際は予めご了承ください。
記事一覧