
葛飾区東立石で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコンと
シャープルームエアコン各2台ずつです。
エアコンクリーニングの作業時間
(訪問日:2020年7月4日)
本日は、葛飾区東立石でエアコンクリーニングをしてきました。スタンダードエアコン3台とお掃除機能付きエアコン1台の依頼です。想定作業時間は休憩含んで6時間。お掃除機能付きエアコンは分解に手間がかかるタイプなので、スタンダードエアコン3台でどれだけ時短ができるかが今日のポイントですね。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-280CFR-W|2010年製/シャープルームエアコン|AY-T226SC・AY-T506SV|2006年製
ご自宅の駐車場を空けていただき、車を停めることができました。駐車場を探す手間が省けましたので、これも時短になりますね。それではお家に入ってエアコンを確認しましょう。
2階のリビングには、シャープのお掃除機能付きエアコンがドーンと鎮座。まずは3階2室のエアコンから始めましょう。パーツ洗浄の洗い場は1階のお風呂をお借りしました。道具類を移動したら、1階の洗面台下に高圧洗浄機をセット。ここからホースを伸ばして3階のエアコンの洗浄をします。
ドレンパンの分解
3階の2室には、パナソニックのスタンダードエアコンが2台設置されていました。2010年製のエアコンなので、もう古いエアコンになるのですね。10年使用していますので、2台とも汚れています。お客様家族は2階のリビングで団欒していますので、こちらのエアコンを使用することはありません。作業効率を考えて、2台同時に分解することにしました。
▼エアコン全景|洗浄前・後

このエアコンはドレンパンを簡単に分解できるタイプです。作業効率を考えてドレンパンを分解することにしました。洗浄水がドレンパンに溜まることなく直接流れ出るので、洗浄時間の短縮が可能となります。
▼ファン裏にカビ取り洗剤を噴霧

ご覧のように、ファン裏にはカビ取り洗剤を噴霧して浸け置き洗浄。遮るものがないので、スムーズに噴霧できます。これでまた時短できました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

メイン洗剤をたっぷりと噴霧・浸け置き。クロスフローファンには「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧しました。ご覧のようにスッキリと殺菌洗浄済みです。
※本日のメイン洗剤は、「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。
▼洗浄後の汚水(3階)

徹底洗浄されたエアコンからは、ご覧のような汚水が残りました。ドレンパンを分解していますでの、ドレンホースに直接噴射した洗浄水以外は全てこのバケツに収まっています。2台のエアコンを並行作業しているので、今の時間はまだ11時前。文章少なめで足早に説明しているように、ここまではとても順調です。次のエアコンを洗浄したらお昼の休憩が取れるかな? それでは2階に移動しましょう。
分解難易度の高いスタンダードエアコン
ここで予想外の展開が・・・「聞いてないよ・・・」「事前確認しなかったよ・・・」、リビング横の一室には、シャープの古いエアコンが設置されていました。しかも多機能タイプで、メイン基盤は左側にあります。
▼シャープのスタンダードエアコン|AY-T226SC

お客様には、古いエアコンの注意点は説明済み。しかし、故障させる訳にはいきませんよね。それでもエアコンは、とっても汚れていました。3階のエアコンもそうですが、エアコンからは悪臭が・・・。10年以上の蓄積汚れで、まだ誰も洗浄したことのないエアコン・・・致し方ないですね。
既にテンションはMAX下がっています。これでお昼の休憩をとることはできなくなりました。撮影する気力も余裕もありません。結果、作業後の写真のみとなりました。上記の画像は、左が洗浄後で右が乾燥作業中です。無事に故障をさせることもなく、完璧にエアコンの臭いをとることはできました。
まず古いエアコンは、いつも以上に気を使います。ましてやこのエアコン、右側の画像でわかるように、取り外す必要のパーツや基盤がたくさんあります。しかも基盤が左側にあるため、内部の養生にも手間が・・・。(筆者は右利き。洗浄ガンの角度が左側に向きやすいため、この位置にある基盤は濡れる・浸水するリスクが高まるのです)。
このままの状態で洗浄する業者もいるかも知れませんが、それでは絶対に蓄積汚れは除去できません。「基盤に染み込んだ汚れは取れません」なんて言い訳をしながら簡易清掃をするのでしょうが、当店は徹底洗浄店。そのような言い訳をいうことはできません。時間を超過しながらも、エアコン内部の蓄積汚れは徹底洗浄しています。
▼洗浄後の汚水(2階)

このエアコンはドレンパンの分解はしていません。それなのに3階のエアコンよりも汚水の量が多いですよね? ということは・・・そうなんです。大量の洗浄水を噴射しているのです。このエアコンには、50ℓ位の洗浄水(水)を使用しました。
何故、お湯ではなく水?と思われる方もいるかも知れませんね。それは古いエアコンだからです。このタイプのエアコンをお湯で洗浄したら、不具合が起きたことがありました。故障ではなく時間がたてば復活するのですが、どうやら基盤が湿気に弱いらしく、どんなに頑張って養生しても結露を防ぐことまでは不可能。お湯を使用すると基盤内部も結露することがあるので、このエアコンには敢えて水を使用しました。
ただ汚れが落ちるまで徹底洗浄はしています。当店ならこんな古いエアコンにだって、こんなに大量な洗浄水を使用できるのですよ。大量の洗浄水をエアコン上部(背面パネル・熱交換器・ドレンパン)にだって、バシャバシャと高圧洗浄。洗浄力の強い洗剤を使用しても、徹底したすすぎ作業ができるからこそ、このような古いエアコンの蓄積汚れだって洗浄可能なのです。
さてさて、このエアコンの洗浄に2時間以上を費やしてしまいました。本日のメインイベンド前にこの状態。少しずつ積み重ねて時短してきた貯金は全て使い果たしました・・・。もう既に借金状態です。気を取り直して、リビングに移動しましょう。
分解難易度の高いお掃除機能付きエアコン
これが問題のシャープのお掃除機能付きエアコン。14年前の初期のお掃除機能付きエアコンですね。隠しネジが多くて、キツイ爪まで嵌め込んでいるタイプ。しかも汚れが固着しているので、ダブル・トリプルで分解が大変な状態です。とりあえず、この1枚の撮影ができただけでも奇跡。もう気力すらありません。ここまで休憩一切なし。まだまだ作業は続きます。
▼シャープのお掃除機能付きエアコン|AY-T506SV

本体カバーを分解するのにも一苦労。油汚れとホコリ、そして汚れが固着しているので爪が取れない取れない、外れない。古いエアコンのためプラスチックの劣化も心配ですよね。慎重に少しずつ作業を続け、無事にパーツを壊すことなくカバーの分解はできましたが、時間はかかってしまいました。
▼確認用の写真

上記の画像は、配線確認用の写真。汚れチェック用ではありません。当店ではこのように、分解前の確認用として写真を撮ることがあります。ただ見返すことは殆どありません。撮影をすることで、自然と覚えていたりするんですよね。ただ撮影しないと忘れてしまうこともあります・・・。これは念写なのでしょうか?
分解作業に時間がかかっているため、作業前の汚れたエアコンの撮影ができてきませんが・・・お察しください、リビング設置でキッチン横のエアコンです。使用期間は14年。汚れていない訳がありません。
▼作業後の吹き出し口

このエアコンの洗浄方法は、いきなりの高圧洗浄。エアコン上部・下部とも洗剤噴霧前に、高圧洗浄で汚れを吹き飛ばしておきます。それからの丁寧な洗剤噴霧。メイン洗剤を3ℓ・カビ取り洗剤・厨房用アルカリ洗剤も投入。大量の洗浄水(お湯)を60ℓ使用しました。
▼作業後のエアコン全景

こちらが洗浄後のエアコン全景。洗浄前の写真がないのが残念です。まったく違うエアコンに生まれ変わりました。当然エアコンに臭いは残っていません。我ながら完璧な作業です。作業時間以外は・・・。あっ、汚水の撮影も忘れてしまいました。またまた残念。因みに・・・真っ黒な汚れがバケツ2杯でした。
全ての作業が終えてから車に乗り込んだのが16時30分。休まずに7時間30分、よく頑張りました。しかし次のお客様の訪問時間は16時。この段階で既に30分の遅刻です。次のお客様には、14時頃に女性スタッフが電話で遅延(お詫び)の連絡済み。ただ1時間遅れると伝えていましたが、結局80分近く遅れてしまうことに・・・。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
次のお客様のエアコンは、ダイキンのお掃除機能付きエアコン。作業時間は100分位でした。遅れたからといって簡単に作業したのではありません。エアコンは徹底洗浄済みですのでご安心を。エアコンの汚れ具合・設置状況・機種などによって、エアコンクリーニングの作業時間は異なるのです。
エアコンクリーニング業者は作業時間を決めています。(当店だって作業時間は想定しています)。ただ殆どの業者は作業時間の遵守に拘ることが多いですね。だからこそ、エアコンの汚れは残りがち。どのエアコンでも、どんなに汚れたエアコンでも、同じ時間で同じ作業・・・こんなことは不可能です。簡易清掃なら可能ですが・・・。ましてや今回のような汚れを「エコ洗剤」でエコ洗浄なんて・・・あり得ません。絶対に汚れも臭いも残ったままですね。手前味噌で申し訳ありませんが、本気で思います。これくらい汚れがエアコンの場合、当店に辿り着いたお客様はラッキーですよね。壁掛けの状態でここまで洗浄できる業者は他にはいないでしょう。
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