文京区水道でエアコン掃除|2022.11.07

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お掃除屋さんのおそうじ日記

文京区水道で
エアコンを徹底洗浄!

今回のエアコンは、ダイキンルームエアコンと
シャープルームエアコン各1台です。

昨年洗浄したエアコンが水漏れ

(訪問日:2022年11月4日)

本日は、文京区水道でエアコンクリーニングしてきました。昨年6月2日にお伺いしたリピーターさまで、10月17日にこのようなメッセージが届いています。(前段は省略)


クリーニングの際に、ドレンホースのクリーニングも併せてお願いできればと思います。(ダイキンのエアコン)
<経緯>
7月に何度か水漏れが発生しました。インターネットで調べてドレンホースを掃除機で吸ってみたところ、スライム上のものが少しでました。それからは水漏れがとまりました。そのため、あらためてドレンホースの掃除もお願いできればと考えております。
(素人考えですいません。対応に不備がありましたらご指摘ください。)


いやはや、参りましたね。さんざん能書きを垂れていますが、当店が徹底洗浄したはずのエアコンが1年後に水漏れを起こしているなんて・・・、正直ピンチです。こんな症例が他で起きていないことを祈りますが・・・。

とりあえずお客様には


ドレンホースの件も了解いたしました。
昨年当店にて洗浄しているのに、1年で水漏れ(汚れによる)がしてしまったとのこと。至らなかったことも含め、色々と検証させてください。

とご返信。

ただラッキーな点もありました。「昨年の情報」がブログにアップされていたのです。訪問前に情報の見返しを・・・。まず1点、ミスを発見してしまいました。どうやらエアコンの機種を間違えて記載しているようです。前回は「ダイキンエアコン2台」と表記していましたが、正確にはダイキンとシャープの各1台。昨年はバタバタと忙しい中のブログ更新だったようですね。今年も遅れ気味の更新ではありますが・・・。

エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|F28MTES-W|2011年製

こんな言い方は適切でないのかも知れませんが、ワクワクしながら当日を迎えました。さてさて「水漏れ」の原因はどこにあるのでしょう。昨年の情報を見る限り「洗浄不足」はないと思うのですが・・・。

▼水漏れ跡のチェック

エアコンクリーニング-水道-水漏れ跡のチェック

昨年同様、近隣のコインパーキングに車を停めてからお客様宅に訪問。まずは「水漏れ」を起こしたリビングのダイキンエアコンから洗浄しましょう。

左画像は分解前のエアコン。エアコンの左側面(ドレンホース側)には、昨年の「高圧洗浄済み」シールが虚しく貼られた状態です。そして取り外した本体カバーの裏側が右画像。ドレンホース側が(画像では右側)少し汚れて「カビ(水漏れ跡)」いますね。

▼吹き出し口

エアコンクリーニング-水道-吹き出し口

こちらが洗浄前の吹き出し口です。あれっ、今回の「クロスフローファン」の方(昨年の画像と比較すると)が汚れがこんもりと付着していました。昨年6月に洗浄していますが、約2シーズン使用しているエアコンではあります。ただ私的には汚れすぎなような気もしますよね・・・。エアコンが汚れやすいお部屋環境にも「水漏れ」の原因があるのかも知れません。

▼検証の準備

エアコンクリーニング-水道-検証の準備

それでは検証の下準備・・・。ダイキンエアコンは「ドレンパン一体型」が多く、その分解には手間がかかります。そしてこのようなタイプのドレンパンを当店で分解することはありません。それではどうやって洗浄(ドレンホース・ドレンパン)できるのか? と思われるかも知れませんよね。当店では、このようなケースや臭いが取れない場合などは「ドレンパンごと」浸け置き洗浄しています。ドレンホースを塞いで、ドレンパンから洗剤が溢れるまで「ギリギリ」まで洗剤を入れて浸け置きするため、ご覧のように「メイン基盤」は取り外し(左画像)済み。これでエアコンが故障することなく、洗浄に専念することができます。

右画像は室外のドレンホース周辺です。ドレンホースの出口を自作の留め具(防虫キャップを改良)で塞いだら、ビニールテープでグルグル巻き(密閉)。流し入れた洗剤が溢れにくくなるよう、上方向で「室外機」に固定したら準備は完了です。あとは「エアコン上部」に洗浄力の強い洗剤をどんどん投入していくだけ。

▼ドレンパンの洗浄

エアコンクリーニング-水道-ドレンパンの洗浄

まずは「カビ取り洗剤」から・・・。エアコンを養生する前に「ドレンパン」「背面パネル」にはカビ取り洗剤をたっぷりと噴霧。養生作業を続けながらも、随時追加噴霧していきます。

▼浸け置き洗浄

エアコンクリーニング-水道-浸け置き洗浄

エアコン洗浄カバーを取り付けて洗浄準備が完了したら、「ファン裏」「ドレンパン裏」にもカビ取り洗剤を噴霧(左画像)。このタイミングでも「ドレンパン」「背面パネル」には「カビ取り洗剤」を追い噴霧していきます。

「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合したメイン洗剤を、エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」、エアコン下部の「ファン裏」「ドレンパン裏」「クロスフローファン」の順に何度も重ね噴き。右画像のように「ドレンパン」から洗剤が溢れるまで噴霧続けます。この後「次亜塩素酸ナトリウム12%」も直接ドレンパンに追加投入。そしてこの状態のまま「ドレンパン内」を浸け置き。

▼厨房用アルカリ洗剤追加噴霧

エアコンクリーニング-水道-厨房用アルカリ洗剤追加噴霧

「クロスフローファン」「フェルト部」には、ご覧のように「厨房用アルカリ洗剤」も追加噴霧しています。洗剤成分が浸透・作用したら(洗剤噴霧開始から約30分経過後)、ベランダに出て「ドレンホース」の留め具部をカットしにいきました。ただここで予想外の出来事が・・・。

撮影用の別スタッフはいないので、画像や動画などはありません。文章のみの表現となることをお許しください。本来であれば、ドレンホースをカットすると「堰を切った」ように汚水がドレンホースから流れ出ます。辺り一面「洗剤塗れ」。気をつけないと、私自身洗剤まみれになることも・・・。ただ不思議なことに、今回は「チョロチョロ」としか汚水が流れ出ません。またその汚れ方も軽度なのです。すべての汚水が流れでるまでに数分を要してしまいました。そうなんです。前回は気づいていませんでしたが、水捌けがとっても悪いのです。

▼汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

エアコンクリーニング-水道-汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

室内に戻って、残っていた半分のメイン洗剤(1.5ℓ)もエアコン上部に追加噴霧。左側の画像がその汚水です。そこから15分かけて(ドレンパン内の水捌け待ち)濯ぎ洗い。高圧洗浄機で「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」「クロスフローファン」の順に、洗剤成分を洗い流します。

エアコン上部を長い間洗浄していると「ドレンパン」からは汚水が溢れ出ました。そうなんです、やはり「水捌け」が悪いようです。ただエアコン下部の洗浄をしている間に、その水溜りは解消。水捌けが悪いだけで詰まっているわけではないんですよね。ただこれ(水捌けが悪い)が「水漏れ」の要因なのでしょう。右画像が洗浄後の汚水です。「ドレンパン」からも汚水が溢れ出ているので少し多めになりましたね。

▼ドレンホースの歪み

エアコンクリーニング-水道-ドレンホースの歪み

それで結局「水漏れ」の原因なんなんだろう・・・。それが上記の画像。どうやらドレンホースの歪みや勾配に理由がありそうです。内壁(窓側)から少し切り立った(30センチ位)位置にエアコンは設置されており、その間は空洞になっていました。そしてご覧のように、その間を配管類が通っています。配管用の穴は開けっ放し状態で「配管用壁貫通スリーブ」は装着されていません。外壁には「化粧カバー」がありましたが、内壁との間は開けっ放しの空洞。外壁に向かって勾配がとれているかの確認もできません。ただ見えている部分ですら少し登っているように感じます。空洞内は目視できないので想像でしかありませんが、おそらくその間に逆勾配や歪みなどがあるのでしょう。そして、そのドレンホースが歪んだ箇所に結露水が溜まりやすくなっているのだと思われます。

不純物を含んだ結露水が流れ切ることなく「ドレンホース内」で溜まって腐食。その繰り返しが原因で「2シーズン」使用した夏頃に水漏れが発生したのだと思われます。その旨お客様に説明しておきました。正直な話をすると「エアコンの汚れ」は「室内の汚れ」と比例します。・・・ということは、お部屋をキレイにしているとエアコンの汚れも軽度ということ。

そしてどんなに頑張って「フィルター掃除」をしても、吹き出し口「クロスフローファン」の汚れを防ぐことはできません。勘違いしている人や業者も多いのですが、熱交換器のアルミフィンの隙間から通過したゴミだけがファンに付着するだけではありません。冷房運転時の「結露水」で濡れた状態のアルミフィンを通過できるゴミなんてミクロサイズのみ。お部屋内を舞っている埃などの目に見えるゴミは通過できません。ファンに付着している大半の汚れは、空気を吹き出しながら自転しているファンが、自らも室内のゴミを巻き込んでいるのです。

その巻き込みを防ぐ術は「フィルター掃除」ではありません。室内の衛生環境が全てなのです。お部屋にゴミやホコリが舞わないように、日々の掃除機がけは勿論のこと「ホコリの原因」となるものを極力控えるのも大切。カーペットや寝具などもホコリの温床です。カーテンやソファー、ぬいぐるみや部屋干し(衣類)などもホコリの原因となりますのでご注意を。

▼洗浄後のエアコン(1台目)

エアコンクリーニング-水道-洗浄後のエアコン(1台目)

こちらが洗浄後のキレイなエアコンです。昨年(6月)も同程度にはキレイに洗浄されているはず。ただこのまま(ドレンホースの歪みやお部屋の環境)では、再来年の夏前にはまた水漏れが起きることでしょう。管理会社に説明して「配管位置」を改善してもらうか、日々のお掃除やホコリの原因を取り除くか、毎年エアコンクリーニングするしか方法はないでしょうね。

▼逆流防止弁の設置

エアコンクリーニング-水道-逆流防止弁の設置

念の為「逆流防止弁」をサービスで設置しておきました。これで逆流は防げますので、多少なりともドレンホースの流れは改善できるはず。ただ・・・、サービスのつもりだったのに・・・、お支払い時に「お茶代」としてオプション料金よりも多めにいただいてしまいました。本当に恐縮です。それでは、ぱぱっと2台目のエアコン洗浄説明も・・・。

▼ドレンパン|洗浄前・後

エアコンクリーニング-水道-ドレンパン|洗浄前・後

前回の日記には「汚水」の写真のみ。作業内容のチェックはできませんが、今回はドレンパンも取り外しておきました。この「シャープエアコン」は比較的簡単にドレンパンの分解ができます。

▼洗浄後のエアコン(2台目)

エアコンクリーニング-水道-洗浄後のエアコン(2台目)

熱交換器も吹き出し口もご覧の通り。キレイんい殺菌洗浄済みです。

▼洗浄後の汚水

エアコンクリーニング-水道-洗浄後の汚水

こちらが2台目の汚水。寝室設置のエアコンの割には汚れていましたね。2シーズンでこの汚れ具合です。このお宅の場合は、2年に1度のエアコンクリーニングが必要なのかもしれませんね。

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