北区赤羽西で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン2台です。
三菱の古いマルチエアコン
(訪問日:2022年4月2日)
本日は、北区赤羽西でエアコンクリーニングしてきました。奥様からご予約いただき、当日の立ち会いは旦那様とのこと。車は建物横に停められると言われましたが「駐車違反になる場合は最寄りのコインパーキングを使用する」とお伝えし、ご了承いだだいています。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-2827XS-W|1998年製
お客様宅は赤羽駅近くにある個人名のビル。その最上階である5階から上がご自宅のようです。1階の店舗部分には工事が入っており、大型のトラックが路上駐車中でした。建物横には砂利道の私道がありましたが、トラックの荷物やら植木鉢などの関係で車が停められるとは思えません。道具類を降ろしてから、やむなくコインパーキングに車を移動。駅前なので駐車場はたくさんありますね。近隣の駐車場は同一料金だったので、一番近くのコインパーキングを使用しました。
▼エアコンの形名・年式
さて、こちらが本日のエアコンの底面です。年式は見てのとおり1998年製。今年は2022年なので、24年も前の古いエアコンということになりますね。年式の事前確認ができていなかったので、ここでお客様に古いエアコンの注意点を説明・ご了承いただきました。こちらのエアコンはマルチタイプのため、電源コードがコンセントに差さっていないタイプ。エアコンクリーニングするには、直接ブレーカーから電源を落とす必要があります。お客様にブレーカーの位置を教えていただき、エアコンの動作をチェックしてから電源を落として作業をはじめます。
そうそうこちらのお宅、5階のお部屋から階段があり7階までのメゾネットタイプ。1階の店舗にも工事が入っていましたが、こちらの住居部分もリフォーム中です。6階には3台のマルチエアコンが設置されており、そのうちの2台を洗浄してほしいとのこと。作業途中には「エアコン設置業者」も入ってきて、5階・7階には新しいエアコンが設置されるようです。う〜ん、この24年前のエアコンは取り替えなくてもよいのでしょうか?
▼三菱ルームエアコン|MSZ-2827XS-W
まっ、そんなことはお客様の考えること。当店への依頼はエアコンクリーニングです、リフォームされたキレイな室内に不釣り合いにならないように、この古いエアコンをキレイなエアコンにするしかないですね。少しでも新品に近づけるように頑張りましょう。外観も中身も・・・。
前面パネル・フィルター・本体カバーを取り外したらこんな感じ(上記画像・09:30)でした。年式の割には汚れていないのかも知れませんね。ただ古いエアコン。お客様に説明してはいますが、本当に壊すわけにはいきません。ただ当店は「徹底洗浄店」。最近流行りの印象操作用のフレーズではなく、本当にエアコンを徹底洗浄しています。それは古いエアコンでも同じこと。
▼ドレンパン・基盤の取り外し
そこで、こんな感じでサクサクっと分解しておきました。ご覧の通り「ドレンパン(左画像・09:33)も基盤(右画像・09:36)までも」取り外し。これでエアコンを壊すことなく、エアコンの「徹底洗浄」ができるようになりましたね。電源コードがないので「基盤」の取り外しも簡単でした。ただこんな分解にも注意が必要だったりするんですよね。なんせ古いエアコンです。基盤(ボード)自体が弱っていることも・・・。
コネクタを外すときに、基盤の軸ごと取れて破損させた経験も数回あります。軸ごと「力づく」で引っ張ったわけでも、配線をつかんで「無理矢理」引っこ抜こうとしたのでもありません。固着しているものを「ガシガシ」抜こうとしたわけでもなく、コネクタだけを手でつかんで「軽く・ゆっくり」と引っ張っただけなのに、ふにゃっと取れてしまうことだってあるのです。ただこのような故障は防ぐことは不可。完全に経年劣化ですからね。確かに分解しなければ起きない・起こらない故障ではありますが、分解しないで徹底洗浄すれば、故障のリスクは確実に高まります。そんな不安定な状態で徹底洗浄なんてできやしません。このように古いエアコンは経年劣化による「防げない故障」もありますので、予めご了承ください。
▼徹底分解後のエアコン
1台目(09:36)/2台目(09:53)
お客様は外出中で6階には人がいません。マルチタイプのエアコンなので、作業効率を考えて2台一緒に分解・洗浄することにしました。ご覧のように「ドレンパンも基盤」もありませんよね。こんなに分解していても、当店のエアコンクリーニングは「簡易分解」。当然ではありますが、オプション料金を請求することもありません。ご安心ください。あくまでも、お店都合の分解作業ですので・・・。
▼洗浄準備完了
1台目(09:46)/2台目(10:04)
エアコンをしっかりと分解したら、今度はエアコンの徹底養生。空室状態なので、お部屋の養生は簡易で済みますね。こんな感じで2台同時に作業していきます。それでは1台目のエアコンから洗浄していきましょう。
▼吹き出し口の洗浄
①洗浄前の吹き出し口(09:33・基盤分解前に撮影)。②ファン裏に「カビ取り洗剤」噴霧(10:08)。③メイン洗剤噴霧後「クロスフローファン」に追加で厨房用アルカリ洗剤噴霧(10:16)。④暫し浸け置き後「ブラシ」でゴシゴシ(10:19)。⑤メイン洗剤で濯いだ後に「クロスフローファン」に追加でカビ取り洗剤噴霧(10:34)。⑥浸け置き後の「クロスフローファン」(11:11)・・・、こんな感じで吹き出し口を洗浄しておきました。
▼洗浄後の吹き出し口
洗浄後の吹き出し口はこんなにきれいになりました(11:20)。24年来の固着汚れを想定し、何度も何度も洗浄力の強い洗剤を追加投入。「クロスフローファン」はブラシでゴシゴシ擦っておきました。この一手間で「ファン汚れ」の飛び散りを減少できます。結果、洗浄水の量も削減可能。地味な作業ではありますが、実は作業効率が上がったりします。
▼汚水|洗剤噴霧後・濯ぎ後
バケツの汚水も真っ黒ですね。左が洗剤噴霧後(10:35)で右が洗浄・濯ぎ後(11:20)の汚水です。洗浄力の強い洗剤とブラシゴシゴシのお陰で、バケツ一杯の汚水量ですみました。
▼洗浄後の汚水(2台目)
こちらが2台目の汚水です(11:35)。1台目と同じ位の汚れでした。
▼エアコンの組み立て・乾燥作業
エアコンの洗浄が終わったら、元通りに組み立てて乾燥作業(12:11)。熱交換器のアルミフィンも元通りのアルミ色を取り戻しました。あんなにバシャバシャとエアコンを丸洗い洗浄しましたが、エアコンが壊れることはありません。まっ、濡れたらダメなものは取り外していますからね。ファンモーターさえ注意しておけばノー問題。あとは乾燥運転で終了です。
▼エアコンの組み立て・乾燥作業
全てのパーツを元通りに組み立てたら乾燥運転(12:33)。2台ともキレイなエアコンに生まれ変わりましたね。この後のエアコンの寿命は分かりませんが、外観・中身ともキレイに洗浄されています。そうそう、記事内の(00:00)は時間表記。撮影のタイミング時間なので実際の作業順とは異なっていたりしますが、こんな時間配分でエアコンクリーニングが行われています。たえだ今日は想定作業時間よりも押してしまいました・・・。次のお客様にお詫び(遅れる)の電話をいれてから、次の現場に急いで移動しましょう。
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