
北区滝野川で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン3台です。
電装中央集中型エアコン
(訪問日:2022年2月16日)
本日は、北区滝野川でエアコンクリーニングしてきました。旦那様よりmailでご予約いただき、当日の対応は奥様がされるとのこと。エアコンの種類(お掃除機能の有無)・エアコン台数・駐車場の有無・希望日時(3候補・予約状況で空いている日時)・住所(建物名含む)・電話番号など、全ての情報が記載されていたので、無駄なやりとりもなくすぐに予約も完了しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN40LRP-W|2010年製
午前9時前にマンション前に到着。ラッキーなことにコインパーキングは目の前にありました。勇んで道具類を台車に乗せて、脚立も降ろして車の移動。少し早めに到着しているので時間調整して、午前8時55分頃に入り口のインターフォンを鳴らします。
本日の依頼は、お掃除機能付きエアコン2台とスタンダードエアコン1台。作業時間の目安は6時間位ですね。午前9時からのスタートなので休憩しなければ午後3時頃には作業が終わる計算となります。ただ訪問前は「お昼の休憩」も織り込み済み。お客様には、作業終了予定は午後4時頃(作業時間は約7時間)と伝えてあります。
この休憩(昼食)時間ですが、取るのか取らないのかは正直その日の気分次第。作業が押している時などは休憩している時間はありません。後のスケジュールも控えているので無休で働き続けます。それとは逆に想定よりも作業が早めに進んでいる時なども休憩しないことが多いですね。ただお客様のお昼の邪魔になりそうなときなどは、あえて外出することもあります。さてさて、本日はこのあとの予定は入っておりません。エアコンの機種や汚れ具合、設置状況などにより作業時間は変化していきますが、本日はどのパターンになるでしょうか。
ダイキンお掃除機能付きエアコン
mailには、エアコンのメーカー名や型番などの記載はありませんでした。玄関前でお客様にご挨拶し、エアコンを確認していきます。お客様に作業順を決めていただき、一番汚れているであろう「リビングのエアコン」から洗浄することにしました。キッチン隣接のリビングには、ダイキンのお掃除機能付きで2010年製の古いエアコンが設置されています。
▼エアコンの分解

さてさてこちらのエアコン、メイン基盤がドレンパン前に集中しているタイプ。業者によって洗浄方法はマチマチでしょうが、徹底洗浄するためには本当に邪魔な位置に基盤があります。エアコンをバシャバシャと丸洗いしていると、ドレンパンからはドバドバと洗浄水が溢れることも・・・。この溢れ出る洗浄水を養生だけで防ぐことは不可能。エアコンを徹底洗浄するためには、この基盤たちが浸水しないように移動させなければいけません。それでは分解順のご説明を。
①前面パネル・フィルター2枚・ダストボックス・上下風向ルーバー2枚を取り外します。②本体カバー・基盤カバーを取り外したら「電装部分」が剥き出しになりましたね。③次は「お掃除ユニット」の取り外しです。ネジ2カ所とコネクタ1カ所を外すだけで「お掃除ユニット」はサクサクっと分解可能。ここまでの分解はとっても簡単なエアコンです。ただ問題はここから。④今度は基盤の取り外しです。数カ所のコネクタたちと端子台を取り外したら、左側にある吸気用のパイプなども一緒に分解。基盤の土台パーツなども取り外しておきます。あとはこの基盤たちをどう処理するかですね。
電源コードはエアコンの下側と配管類で噛み合っており、備え付け板からエアコンを分離しないかぎり抜けそうにはありません。う〜ん、それでは全てのコネクタ類を外して完全に分解するか・・・とも考えましたが、周囲を見渡してみると「丁度いい置き場」を発見。
▼メイン基盤の置き場

作業スペース確保には邪魔になっていた小さな本棚が「丁度いい置き場」に早変わり。作業スペースづくりには若干の手間はかかりましたが、基盤の再分解を考えたらなんのその。何が功を奏するかは判りませんね。ご覧のように本棚の上に置いてマスカーで簡易養生しておきました。念の為タオルもコードに巻いておきます。上から垂れてくる洗浄水や洗剤を防ぐために、途中の電源コードも浸水処理済み。これで徹底洗浄の準備は完了です。
▼カビ取り洗剤噴霧

エアコン本体に洗浄カバーを取り付ける前に「ドレンパン」内部にカビ取り洗剤を噴霧しておきました。エアコンの養生が終わったら、もう一度「背面パネル」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」の順で、カビ取り洗剤を噴霧して浸け置きしておきます。
今度はたっぷりのメイン洗剤をエアコンの隅々までに時間をかけて噴霧。「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」「クロスフローファン」の順に何度も重ね噴き。エアコン内部の汚れたちにしっかりと洗剤成分を浸透・作用させていきます。このエアコンには、トータルで3ℓのメイン洗剤を使用しました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

「クロスフローファン」の洗浄には「厨房用アルカリ洗剤」も追加噴霧。「苛性ソーダ」の強力な洗浄力でファンにこびりついている油汚れも強制剥離。洗浄力のある洗剤を惜しみなく、どんどん追加していきます。壁掛け状態のエアコンクリーニングでは洗浄しにくい箇所だって、当店ならしっかりと殺菌洗浄可能。
▼洗浄後のエアコン全景

洗浄後の熱交換器のアルミフィンもご覧の通りです。目詰まりもなくなり、すっきりとキレイに洗浄できました。ドレンパン前の基盤も分解済みなので、エアコンをバシャバシャと丸洗いしたって故障の心配はなし。当然「臭い残し」の心配だってありません。
▼洗浄後の汚水

洗浄力のある洗剤をたっぷりと使用したら、大量の洗浄水(お湯)で洗い流し。当店の徹底洗浄であれば「エアコン内部」に洗剤成分が残ることはありません。メーカー指定通りの「正確な希釈率」で洗剤を配合していますので、必要以上にエアコンを痛めることもありません。そしてこの汚水たちをご覧ください。今回はドレンパンをつけたまま。それなのにバケツ2杯の汚水が室内に残りました。かなり汚れていましたね。トータルで50ℓ位のお湯を使用しています。
▼洗浄後の乾燥運転

お客様の話では、臭いや汚れが気になったわけではないとのこと。10年経ったのエアコンクリーニングしようと思ったそうです。いやいや、12年経っていますが・・・。ただ故障させることもなく、エアコンは徹底洗浄済みです。新しいエアコンが毎年少しずつ汚れていく。その積み重ねに慣れてくるので、エアコンの汚れや臭いに気づかなくなる人も多いのでしょう。人の感覚なんて案外そんなもんだったりします。
う〜ん、その通り。どんなにエアコンが汚れていようが、どんなにエアコンが臭くたって、当の本人たちが気にならなければなんの問題もありません。当店も含めてではありますが・・・「エアコンによる健康被害」など、ただの営業トークでしかありません。人に勧められるからではなく、自分が気になったとき・必要だと考えたときの「エアコンクリーニング」で十分ですよ。お金のかかることですからね。ただ業者選びにはご注意を。
この後に同タイプのエアコンを1台、スタンダーエアコンを1台。結局休憩を取ることもなく、午後2時過ぎには作業が終わりました。いやいや思ったより順調でしたね。おかげさまで早く帰路につくことができました。安心してください。他の2台も徹底洗浄済みです。
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