港区三田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝ルームエアコン1台です。
キレイなエアコンから悪臭
(訪問日:2020年9月3日)
本日は、港区三田でエアコンクリーニングをしてきました。本日のお客様は、女性の一人暮らし。女性スタッフ同行日を指定して、エアコンクリーニングの予約を頂いております。2年前からお住まいのワンルームの一室には、比較的新しいエアコンが設置されていました。入居時は新品だっだエアコンからは、嫌な臭いが漂うようになったそうです。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-2257V(W)|2017年製
この辺りは駐車料金が高いですよね。お客様宅には駐車スペースがないため、最寄りのコインパーキングを利用することになります。お客様の負担が少なくなるように、料金設定低めのパーキングを常に探していますが、空いていないことの方が多いのですよね。いつものように近隣で駐車場を探していると、30分300円のコインパークングを発見。1台だけ空いていました。ラッキーですね。この辺りでは最安なのではないでしょうか。少しお客様宅からは離れていますが、こちらに車を停めることにしました。
臭いの原因は、アロマオイルや芳香剤
道具類を台車に乗せて、お客様宅に訪問。まずはエアコンのチェックです。エアコン下のスペースを確保したら、防水シートを敷いてから道具類の移動。エアコンを運転させると、エアコンからは嫌な臭いが漂ってきました。お部屋はキレイに掃除されており、エアコンもキレイな状態。品番などをチェックすると、2017年製の比較的新しいエアコンでした。
▼東芝ルームエアコン|RAS-2257V(W)
ご覧のように、フィルターもキレイに掃除されています。ホコリやカビの付着もありません。お部屋同様に、エアコンもキレイな状態です。お客様は綺麗好きなのでしょうね。しかし、エアコンからは嫌な臭いが漂ってきます。
▼カバーなどのパーツ分解後
それでは、エアコンを分解して中身も確認してみましょう。上記画像が分解後のエアコンです。洗浄後ではありませんよ。まだ分解しただけです。キレイですよね。見た目だけでは、今日のエアコンクリーニングは必要ない感じ。しかし、エアコンは臭っているのです。念のため、外の室外機周りもチェック。ドレンホース出口周辺には、臭いの原因はなさそうです。逆流防止弁も設置されていましたしね。
ここでお客様に確認を・・・「お部屋で芳香剤やアロマなどを炊いてはいませんか?」すると即答で「いつもアロマを炊いています」とのこと。そういえばお部屋からはいい香りがしていましたよね。そうなんです。今回のエアコンの臭いの原因は、いい臭いがする「アロマオイル」だったのです。
知っていましたか? いい香りだって、エアコン内部に蓄積すると悪臭に変わるのですよ。締め切ったお部屋でアロマを炊きながらエアコンを使っていると起こる現象です。エステサロンなどでも、このようなエアコンによく出会いますね。嫌なニオイはより臭く、いい匂いだって蓄積すれば悪臭に変化します。締め切ったままのお部屋にはリスクが沢山。お部屋の換気(空気の入れ替え)も、お部屋の掃除と同じように大切なのですよ。
▼カビ取り洗剤を噴霧
さあここで問題です。このエアコンの悪臭の原因は何処にあると思いますか? 吹き出し口やクロスフローファン、ルーバーなどのエアコン下部はキレイな状態。フィルターを取り外してからエアコン内部を覗いて見ても、熱交換器のアルミフィンもキレイなままです。
さてさて、こんな状態のエアコンでも「簡易清掃業者」は、見える箇所である「エアコン下部」のみを洗浄するのでしょうね。そして洗浄後に臭いが取れなかったら、このような言い訳をするのです。「これはこのエアコンの元々の臭いですね」「この臭いは、エアコンクリーニングでは取れません」。自分のエアコンクリーニングに問題があるのに、こんなことを平気で口にする業者もいるのですよ。
エアコンの臭いの原因を「基盤内の臭い」といってみたり、お部屋のカーテンや壁紙に原因があるとか、これはお部屋の臭いだとか言いたい放題です。エアコンの臭いの原因を追求することもく、沢山の言い訳だけを用意している「簡易清掃業者」が多いこと多いこと。見た目で掃除をするような業者では、このキレイなエアコンの臭いを除去することはできないでしょうね。
▼洗浄後のエアコン
このエアコンの臭いの原因は、エアコン上部にあります。熱交換器のアルミフィンに「アロマオイル」の臭いが染み込んでしまったのでしょう。カビ臭以外の臭いの原因は、エアコン上部に多くあります。ドレンパン内でスライムなどが増殖することで、エアコンが悪臭を放つことも。エアコンクリーニング後の臭い戻りも、エアコン上部の洗浄不足が原因です。
ただ、エアコン上部を徹底的に洗浄するとエアコン故障のリスクも高まります。洗浄スキルの低い業者などは、エアコン上部の洗浄は敬遠しがちですよね。自分の洗浄スキルを磨くことなく、ありきたりな言い訳だけ用意する業者が多いのです。
本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様にしました。ただこのエアコンなら「エコ洗剤」でも対応できたのかも知れませんね。当店レベルの広範囲な洗浄範囲で、徹底的な洗浄方法を駆使できれば・・・ではありますが・・・。なんとなく、エアコン上部を洗浄するだけでは、どのような洗剤を使用しても、このエアコンの臭いは絶対に解消できません。
▼洗浄後の汚水
見てください。この汚水の色を・・・。汚れは確認できませんよね。洗浄水(お湯)のまま? そんな風にも見えてしまいますよね。でも安心してください。この3倍以上の洗浄水が、臭いの原因を乗せて室外に排水されています。
室内に残る汚水とエアコンの臭いは別物。エアコンの悪臭を改善させるためには、見た目の汚れた部分を洗浄するだけではなく、エアコンの臭いの原因をイメージすることも大切なのです。エアコン上部・下部ともしっかりと洗浄し、臭いの原因がある箇所を集中的に・徹底的に洗浄していく。これがエアコンの臭いを解消させるポイントです。どんなエアコンでも、どのような汚れ方をしたエアコンでも、ワンパターンな洗浄方法。このような単純なエアコンクリーニングでは、解消・改善できない汚れ・臭いもあるのですよ。
▼洗浄後の乾燥作業
エアコン内部には、もう臭いの原因は残っていません。乾燥運転中のエアコンからは、爽やかな風のみが吹いています。お客様には「お部屋の換気の重要性」を説明し、本日のエアコンクリーニングは終了しました。
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