
荒川区西日暮里で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱重工ルームエアコン1台です。
基盤が剥き出しのエアコン
(訪問日:2020年6月7日)
本日は、荒川区西日暮里でエアコンクリーニングをしてきました。賃貸マンションのリビングには三菱重工の古いエアコンが設置され、悪臭を放っています。2年前に引越してきたとのことですが、このエアコンはしっかりと洗浄されていないでしょうね。洗浄難易度の高いタイプのエアコンのため、エアコン上部の洗浄にはリスクがあります。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱重工ルームエアコン|SRK22Z1-W|2007年製
駐車スペースがないと言われていましたが、契約者用駐車場の傍にスペースを発見。ここならそれほど邪魔にならずに車を停められそうです。お客様に電話でご相談。ご了承をいただいたので、ダッシュボードに「お部屋番号」「エアコンクリーニング中」「携帯電話番号」を掲示してから、お客様宅に伺いました。これで道具の移動が楽になりましたね。
古いエアコンも徹底洗浄
こちらが本日のお相手。フィルターにはホコリがぎっしりと詰まっていました。メーカー推奨では、フィルター清掃は1週間に1回とのこと。流石にそこまでする必要はないと思いますが、エアコン使用シーズンは1カ月に1回位はフィルターを掃除しましょう。1カ月1回の一手間でも、エアコン内部の汚れは軽減できます。油分でゴミが取れない場合は、キッチン洗剤などで水洗いしましょうね。
▼三菱重工の古いエアコン|SRK22Z1-W

少し画像が暗くて申し訳ありません。上手に撮影できませんでした。エアコンを試運転してみると、吹き出し口からは嫌な臭いが・・・。エアコンを止めても周囲は臭っている感じです。分解してエアコン内部を確認してみましょう。
▼エアコンカバー分解後

エアコンカバーを分解したら、こんな感じです。ドレンパン前にあるのはリモコン受光部基盤。エアコンの右側には、剥き出しになっているメイン基盤があります。何故?剥き出しなのでしょうね。しかも、メイン基盤下部には端子台まであるのです。
エアコンクリーニング業者泣かせのこのエアコン。エアコン上部の洗浄はスルーする業者も多いでしょうね。しかも古いエアコンのため、故障しても修理はできません。エアコンクリーニングしたことがあったとしても、洗浄不足の蓄積汚れはそのまま。13年も経過してれば、悪臭も放つでしょう。
▼ドレンパンも分解

しかし、当店はこんなエアコンだって徹底洗浄。経験値からエアコンを故障させない術を得ているからです。正直な話をすると、前に故障させてしまったことも・・・。ただ安心してください。当時は保証期間内だっため、しっかりとエアコンは修理済みです。そんな経験からの洗浄方法は、ドレンパンを分解すること。
当店は、大量の洗浄水(お湯)を使用して、エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄しています。ドレンパン内にも直接大量に洗浄水を噴射。噴射された洗浄水は、ドレンパン内のゴミと一緒に溢れでてきます。このような洗浄方法をしていれば、どんなに完璧にカバー(養生)してあっても、メイン基盤下の端子台への浸水を防ぐことは不可能。軽度な汚れのエアコンなら大丈夫なこともありますが、このような蓄積汚れがある古いエアコンでは無理ですね。剥き出しになっているメイン基板も、丁寧に全ての隙間を塞いで徹底養生してからエアコンを洗浄しています。
当店と他の業者の違いを強いて言うならば、エアコンを故障させないための考え方の違い。エアコンを故障させてしまったら、自分の洗浄方法・洗浄範囲が間違っていたと感じる人が多いのでしょうね。結果、洗浄することでエアコンが故障してしまうと考え、壁掛け状態でのエアコンクリーニングの限界を早々に見つけてしまいます。これ以上の洗浄はできない。これ以上洗浄するとエアコンが壊れる。これ以上洗浄するには「オーバーホール」しかない。と、簡単に限界点・答えを見つけてしまうのです。
しかし当店は諦めが悪いため、壁掛け状態でのエアコンクリーニングの限界点を見つけることができません。だからこそ、どれだけ洗浄してもエアコンが壊れない洗浄方法を日々思案していくのです。お陰様で、このような故障リスクの高いエアコンであっても、徹底洗浄してエアコンの悪臭を解消できるようになりました。
▼クロスフローファンの洗浄

クロスフローファンは二段階に分けて洗浄しました。メイン洗剤を噴霧後は、追加で厨房用アルカリ洗剤を噴霧・浸け置き(左画像)。その後すすぎをしましたが若干汚れが残っています。このまま高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばすことも可能かも知れませんが、念のためもう一度カビ取り洗剤を噴霧・浸け置き洗浄(右画像)しておきました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

ファン裏にもカビ取り剤を噴霧しています。二段階に分けて洗浄していますので、クロスフローファンは完璧にキレイになっていますね。スケルトンブルーもキレイで新品のようです。
▼洗浄後のエアコン全景

こちらが洗浄後のエアコン全景。熱交換器の繋ぎ目にあるパーツ2箇所も分解済みです。本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。汚れが落とせる洗浄力の強い洗剤を使用していますので、エアコン内部の汚れはもちろん、アルミフィンに染み込んだ、蓄積された悪臭もスッキリと解消されています。
徹底した分解・養生をしていますので、完璧なすすぎ作業も可能となります。汚れが落とせる「洗浄力のある洗剤」を使用していても、エアコン内部に洗剤成分が残ることはありません。
▼ドレンパンもこんなにキレイに!

ドレンパンも分解して洗浄していますので、こんなにキレイに。他のパーツと一緒に、女性スタッフがお風呂場をお借りして洗浄しています。当店ではパーツ洗浄でもカビ取り洗剤を使用。極力擦らず、洗剤の持つ洗浄力で汚れを落とすことを心がけています。
ただ1点補足させてください。昨今はドレンパンの分解がブーム? になっているようで、エアコンの悪臭の原因がドレンパンにある! なんて言い出だす業者も多発しています。確かにドレンパンの汚れはエアコンの悪臭にも直結しています。ただそれは程度問題。ある程度の汚れがドレンパン内に残っていたとしても、それが原因でエアコンが臭うことはありません。エアコンの悪臭の原因は「熱交換器」と「吹き出し口」です。
スキルの低い簡易清掃業者がエアコンクリーニングをすると、吹き出し口の汚れを熱交換器裏やドレンパン裏・内に吹き飛ばしてしまいます。この汚れを落とすことなく、そのままにしてしまう業者も多くいますよね。これがエアコンの臭い戻りの原因。洗浄前よりも「熱交換器裏」や「ドレンパン」が汚れてしまうので、汚れと洗剤が相まって悪臭を放つのです。しっかりと洗浄していればこのような現象は起こりません。当店のような徹底洗浄をしていれば、ドレンパンの分解はそれほど大切ではないのです。飽くまでも故障をさせないためや作業効率をあげるための補助として、ドレンパンの分解という選択肢があるだけ。NET上の様々な情報に惑わされないようにしましょうね。
本日は汚水の撮影を忘れてしまいました。ドレンパンを分解していますので、バケツ2杯分の汚水が室内には残っています。
さてさて、このエアコンを壁掛け状態で、ここまで洗浄できる業者がどれだけいるでしょうか。他の業者ならどんな洗浄をするのか見てみたいですね。笑ってしまうかもしれませんが・・・。
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