
葛飾区西水元で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン1台です。
悪臭を放つ、お掃除機能付きエアコン
(訪問日:2020年5月25日)
本日は、葛飾区西水元でエアコンクリーニングをしてきました。大型犬を部屋飼いしている戸建の1階リビングには、悪臭を放つお掃除機能付きエアコンが設置されています。10年近く使用しているエアコンのため買い替えることも考えたそうですが、リビングサイズのエアコンは高額なため躊躇してしまったとのこと。エアコンクリーニング業者をネットで検索・吟味して、当店にエアコンクリーニングの依頼をされたそうです。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN40LKCP-W|2010年製
ご自宅の駐車場は狭いため、前の私道に車を停めました。それでは道具を運び入れエアコンクリーニングを始めましょう。ペットの大型犬は2階のベランダに移動・隔離されています。ただ道具の移動のたびに吠えられてしまい・・・若干の恐怖を感じてしまいました。大型犬は苦手ですかね。部屋に入れば安全なので問題はありませんが・・・。それではエアコンをチェックしましょう。
メイン基盤の分解
本日のエアコンは、ダイキンのお掃除機能付きエアコン。お掃除ユニットの分解は簡単なのですが、ドレンパン前の中央部には、メイン基盤が鎮座。このタイプのエアコンは、汚れ具合によって分解方法も変えています。
▼ダイキンのお掃除エアコン|AN40LKCP-W

軽度な汚れの場合は、メイン基盤をこの状態のままで養生して内部洗浄(簡易分解して徹底養生済み)。過度に汚れている場合は、メイン基盤を全て取り外します。今回のケースは後者ですね。熱交換器のアルミフィンには、ホコリが付着し目詰まりしています。このまま洗浄をしていけば、確実にドレンパン内の洗浄水が溢れることに・・・。いくら完璧にメイン基盤を養生していても、この位置のままではリスクがあります。当店のようにバシャバシャと洗浄水を噴射していると、大量の洗浄水は滝のようにドレンパンから溢れ流れてしまいますからね。
エアコンを二段階に分けて洗浄
時間はかかりますが、このようにメイン基盤を完全分解しました。これで遠慮なくエアコンを徹底洗浄できますね。
▼メイン基盤分解後

エアコンの悪臭の原因は、この熱交換器にもありそうです。蓄積汚れが熱交換器にも溜まってしまい、悪臭を放っているのでしょうね。ただここまで分解してしまえば、故障のリスクはありません。後はファンモーターに注意するだけです。さて、どうやって洗浄していきましょうか?
いつものように、「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」にはカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き洗浄。その後メイン洗剤を噴霧していきます。メイン基盤を完全分解したので、ドレンパン内にも大量のカビ取り洗剤を噴霧可能となりました。
▼1回目の洗浄後

本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合。この悪臭・汚れ具合なら、MAX仕様のメイン洗剤が必須ですよね。エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器・背面・天面・前面」「ドレンパン」、エアコン下部の「ドレンパン裏」「ファン裏」「クロスフローファン」には、一通りメイン洗剤を噴霧。汚れがキツかったので一段階すすぎ作業をして、表層の汚れを落としておきます。
▼吹き出し口の洗浄(1回目)

吹き出し口もご覧のように、一段階すすぎ作業をして表層の汚れを落としています。この段階でも、エアコンの汚れは取れていると錯覚される方も多いと思いますが、これは表層の汚れが取れているだけ。黒いクロスフローファンなので誰も気づかないことではありますが、この後洗剤を噴霧するとまだまだ汚れが浮き出てきます。
▼洗浄中の汚水(1回目)

一段階目の洗浄だけで、これだけの汚水がバケツ内に残りました。最終の汚水でもここまでの量が残らないことも多いでしょうね。ドレンパン内には詰まりがあったので、必然的に室内に残る汚水の量は多めになりました。ただこれで終わりではありません。これからが当店の徹底洗浄のスタートです。
▼洗浄水(お湯)の追加

20ℓの洗浄水(お湯)は1回目の洗浄で使い切ってしまったので、もう一度20ℓの洗浄水を追加しました。これからが本領発揮ですね。表層・中層位までの汚れは落としていますので、下層に残った固着汚れを洗浄しましょう。先ほどのメイン洗剤の使用量は500mℓ位。この後の洗浄では、2ℓのメイン洗剤を追加噴霧しました。
▼吹き出し口の洗浄(2回目)

時間を掛けてメイン洗剤を何度も重ね噴き。その後、クロスフローファンには「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧しました。繭玉のような状態で浸け置きをしたら、大量の洗浄水ですすぎ作業。当店の徹底洗浄で、吹き出し口はこんなにキレイになりました。表層・中層・下層と順番に汚れを落としていますので、クロスフローファンには汚れ残りはありません。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器のアルミフィンも、こんな感じで仕上がりました。1回目の洗浄と比較しても、見た目には変化がないかもしれません。ただそれは見た目だけの話。表層の見える部分だけのことです。高圧洗浄機を使用すれば、表層の汚れは比較的簡単に除去可能。ただアルミフィンにも厚み・奥行きがあります。下層まで徹底洗浄するためには、汚れ具合によって洗浄方法を替えることが必須。今回のような汚れ・悪臭の場合は、このように2段階に分けて洗浄する必要があります。
当店では二段階とカウントしますが、他業者での洗浄方法で換算すると8段階位に相当するのではないでしょうか。ここまで徹底洗浄する業者も稀だと思います。ただ一つだけいえることは・・・こんなにも悪臭を放つエアコンは「エコ洗剤」のエコ洗浄では、絶対に臭いは取れません。当店のMAX仕様のメイン洗剤でも、このようの複数回の洗浄が必須なのですから・・・。
▼洗浄後の汚水

こちらが、本日の汚水。使用した洗剤は約3ℓで、洗浄水(お湯)は40ℓも使用しました。室内のバケツに収まっている2倍以上の洗浄水は、エアコン上部の汚れや洗剤成分とともに室外にも排水されています。
洗浄力の強い洗剤を使用し、洗剤の持つ洗浄力でエアコンの汚れ・臭いを洗浄。そして徹底したすすぎ作業をして、浮いた汚れや洗剤成分も徹底的に除去しています。
完璧な洗浄をしていれば、臭いも洗剤成分もエアコン内部には残りません。自分の洗浄不足を棚にあげて、「臭いが取れないのは古いエアコンだから」、「基盤などは洗浄できないから」、「壁掛け状態の洗浄には限界があるから」などと、言い訳を言う必要だってありません。最適な洗剤を使用して徹底洗浄すれば、エアコン内部に臭いが残ることはないのです。徹底したすすぎ作業をしていますので、この後のエアコンにダメージが残ることもありません。ご安心してエアコンをご使用ください。
▼洗浄後のキレイなエアコン

こちらは洗浄後のキレイなエアコン。2時間位前のエアコンとは別物ですね。もう吹き出し口から悪臭を放つことはありません。エアコン内部の蓄積臭を放つことなく、お部屋の空気だけを循環するエアコンに生まれ変わりました。
▼エアコンカバーの焦げ・溶け後

ここでショッキングなことが。このエアコンカバーをご覧ください。下部の右側がこのように焦げ・溶けています。これは電源コードを無理やり咬ませていたことが原因。コードの熱が伝導して、エアコンカバーが溶けてしまったのでしょう。火事にならなくて本当に良かったですね。お客様にもエアカバーを確認・説明してから、電源コードがかまないように注意してエアコンを組み立てました。適当なエアコンクリーニング業者も多いですが、適当なエアコンクリーニング設置業者も多いのですね。業者の選択には注意が必要です。気をつけましょうね。
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