墨田区押上で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン2台です。
お掃除ユニットエラー
(訪問日:2022年8月17日)
本日は、墨田区押上でエアコンクリーニングしてきました。依頼内容は「パナソニックお掃除機能付きエアコン」2台の徹底洗浄です。なんら問題なく作業を終えたはずなのですが、翌々日にお客様より下記のようなmailが届きました。
一昨日8/17の12時頃からエアコンクリーニング二台を行っていただきありがとうございました。
17日完了後にスタッフが帰宅された後、そのままつけておいたリビングのエアコンを切った際に、お掃除ランプがついてお掃除モードに切り替わるのですが、その際、今までになかったガタガタゴトゴトガタゴトという大きな異音が発生しており、困惑しています。
翌日の昨日もエアコンをつけ、切った後またエアコン内部から同様のガタガタする異音が発生しました。
おそらく、クリーニング終了前の組み立てで、内部が元に戻せていない(はまっていない)などの状態なのかと思うのですが...
小部屋のもう一台は問題ありません。ご対応よろしくお願いいたします。
さてさて、何をやらかして(エアコン故障?)しまったのでしょうか。とりあえず、当日のお話から・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-563CXR2-W|2013年製
午前11時45分頃にお客様宅のマンションに到着。マンション前の私道である駐車スペースに車を停めてからお客様宅へ移動です。入室したらお客様に作業順の確認、汚れているであろう、リビングのエアコンから洗浄することにしました。それではエアコンを分解していきましょう。
▼エアコンの簡易分解
このエアコンは熱交換器の前面にメイン基盤があるタイプ。いわゆる分解難易度が高いタイプの「お掃除機能付きエアコン」ですね。
①フロントパネルを開いたところ:ホコリの付着が目立っています。②フロントパネル・本体カバーを外した後:メイン基盤には大小様々なコネクタが装着されています。③「お掃除ユニット」の取り外し:ご覧のようにメイン基盤・端子台ごと取り外しています。④取り外したお掃除ユニットも再分解:基盤も取り外し完了なので、他のパーツ同様洗浄可能となります。このエアコンのフィルターは基盤が邪魔なので取り外しが少し手間。今回は珍しく「この段階」で取り外すことにしましたが・・・・
▼ドレンパンの分解
そしてこのエアコン、上下風向ルーバーの取り外しも若干の難あり。正直得意ではありません。今回はこのように「ドレンパン」ごと取り外すことにしました。
▼カビ取り洗剤噴霧
丁寧な分解作業が終わったら、あとは徹底洗浄するだけ。基盤を全て取り除いているので、内部の養生はファンモーター部のみ。これなら気兼ねなく、バシャバシャとエアコンを丸洗いできますね。
ご覧のように「カビ取り洗剤」を「背面パネル」「ファン裏」「ドレンホース」に噴霧してしばらく浸け置き。今度はたっぷりのメイン洗剤をエアコン上部・下部の順で何度も重ね噴きしていきます。このエアコンには「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合した標準仕様のメイン洗剤を3ℓ使用しました。
▼厨房用アルカリ洗剤噴霧
「クロスフローファン」には「厨房用アルカリ洗剤噴霧」も追加噴霧。ご覧のように繭玉のような状態で浸け置き洗浄しています。たっぷりのメイン洗剤を噴霧した後なのに、このようにまだまだ汚れが浮き出てきました。こんな感じの汚れ方をしているファンは、一般的なエアコンクリーニング用の洗剤のみではキレイにできないでしょうね。その結果「ファンを分解しないとダメ!」なんて言い出す業者が現れてしまいます。
▼吹き出し口|洗浄前・後
ただ当店の徹底洗浄なら何ら問題ありません。洗浄力の強い洗剤を大量投入していますので、ブラシの届かない範囲の汚れだって除去可能。ファンの軸や羽の裏側だってキレイに洗浄できています。
▼エアコン全景|洗浄前・後
「ファンを分解しなくても大丈夫!」なのには、他にも理由が・・・。それは「エアコン上部」も徹底洗浄できるからです。どんなに丁寧に洗浄していたとしても「吹き出し口の汚れを全て吹き飛ばさない」・・・こんなことはできません。汚れ具合にもよりますが、エアコン下部の汚れや使用した洗剤たちは「エアコン上部」の裏側に飛び散ってしまうのです。このことに気づかない・知らない業者も多いんですよね。残念なことに、ゴミを吹き飛ばしたままのエアコンにもよく出会ってしまいます。そしてこの飛び散りや洗浄不足は悪臭の原因になってしまうことも・・・。そんな失敗だらけのエアコンクリーニングにならないように、当店ではエアコン上部もバシャバシャと丸洗い。徹底分解・徹底養生ができているからこそ、エアコンの徹底洗浄が可能となるのです。
▼洗浄後のドレンパン
洗浄後のドレンパンもご覧の通り。他のパーツ同様、女性スタッフが丁寧に殺菌洗浄しています。
▼洗浄後の汚水
ドレンパンを分解しているのに、15ℓ位の汚水が室内のバケツに残りました。当店では汚れが落ちてこなくなるまで、汚水の色が透明になるまで洗浄を繰り返し行っています。
▼エアコンの組み立て・動作確認?
エアコンの洗浄が終わったら、元通りに組み立てて乾燥作業・動作確認?。ドレンパンも上下風向ルーバーをつけたまま、お掃除ユニットもフィルターをつけてから組み立てました。邪魔なものがついていたので、少し組み立てにも手間取ってしまいましたが・・・。ただこの段階では何の違和感も感じてはいません。そして時間がかかるので「お掃除ユニット」の動作確認は飛ばしています・・・。只今の時間は14時55分。少し時間が押してしまいましたね。それでは次のエアコンに移動しましょう。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-EX223C-W|2013年製
玄関側の一室には、先程のものとは違う「お掃除機能付きエアコン」が設置されていました。右側に基盤があるタイプなので、リビングエアコンよりも分解は楽ちんです。
▼エアコンの簡易分解(2台目)
サクサクっとドレンパンも分解。基盤側にコンセントがあったので、こちらも電源コードごと基盤は取り外しておきました。
▼洗浄後エアコンと汚水
無難に作業は完了。作業時間は100分もかからず終了しています。先程のエアコンで超過した時間を短縮できましたね。1台目の汚水は「浴室の排水溝」に流しましたが、この段階ではすでに原状回復済み。2台目の汚水は、通路の排水溝に流すことにしました。この汚水ですが、排水溝が見当たらない場合は「洗面台」などに流すことも多くあります。ただご安心を。この汚水が原因でパイプが詰まることなんて絶対にありません。逆にパイプがキレイになることはありますが・・・。
無事に難なく、全ての作業は完了?。何の違和感を感じることのなく、いつも通り次の現場に移動したのですが・・・。そして翌々日に今回の表題であるmailが届いてしまいました。慌ててこちらから電話連絡。運良く? スケジュールが空いていたので、メールをいただいた日の夕方に再訪することができました。
▼お掃除ユニットエラーの原因
ただ訪問前から自分の中で答えは出ています。まず「お掃除ユニットの組み立てミス」は考えられません。噛み合いなどが悪い時は「本体カバー」の取り付けもスッキリいきませんからね。その段階で違和感を感じるので、組み立て直しているはずです。そこで考えられるのは二つのケース。一つ目は、お掃除ユニット「稼働部」の外れ。お掃除ユニット再分解の時に動かしているので、ズレている可能性もあります。そしてもう一つ目は「フィルター」の嵌め込みが悪い・甘いこと。ただこの2箇所とも、実はドライバーなしでも解決できる凡ミスだったりするんですよね。
そして今回のミスは・・・、結果からいうと訪問してから5分もかからずに解決してしまいました。写真の赤丸の箇所をご覧ください。ここがしっかりとハマっていなかったようです。う〜ん、フィルターをつけた状態でお掃除ユニットを本体に取り付けたんですよね。きっとその段階でズレてしまったのでしょう。横着はいけませんね。そして確認もせずに作業終了。よくないことではありますが、正直よくあるミスだったりもします。実は7月に訪問したお客様でも同様なことが・・・。ただその時はリピーター様という甘えもあり、再訪せずにお客様にフィルターの確認をしてもらいました。お掃除ユニットの動作確認をすれば一発で気づくことなんですが、時間がかかるんですよね。申し訳ありませんが、このような凡ミスはまた起きてしまうでしょう。その際はご容赦くださいませ。
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