
練馬区田柄で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、シャープルームエアコン1台です。
エアコンの中にゴキブリがいる
(訪問日:2021年9月26日)
本日は、練馬区田柄でエアコンクリーニングをしてきました。前日(25日)のお昼頃に下記のようなmailをいだだいております。メールのやりとりでは時間がかかりそうだったので、現場間の移動中に記載されている電話番号に連絡してみました。
いわさきクリーニング様
初めまして。○○○○と申します。
エアコンクリーニングで検索していたところ、いろいろと詳しく丁寧に説明されているHPを拝見し、ご相談できればと思いご連絡しております。
・練馬区在住
・SHARPルームエアコン家庭用 AY-G40H
・分解洗浄希望
・連絡先:○○○-○○○○-○○○○
お忙しい中恐縮ですが、ご連絡いただけますようお願いいたします。
お客様のお話では、茶色い物体(ゴキブリ)をエアコンの吹き出し口で発見。エアコン内でガサガサと音はするが、エアコンの中から出てこないとのこと。怖いのでエアコンが使用できず困っているそうです。う〜ん。運良く? 翌日の予定は14時頃から空いている(暇)んですよね。しかも前の現場も同じ練馬区内。14時30分頃なら訪問可能とお伝えし今日を迎えることに・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|シャープルームエアコン|AY-G40H-W|2017年製
14時過ぎ頃にお客様宅のマンション前に到着。道具類を車から降ろしてからコインパーキングに車を移動します。それではゴキブリ探しにいきましょうか。
本日のお客様、失礼な言い方かも知れませんが若干神経質な感じです。入室前には消毒を促され、入室した後は手洗いも促されました。またお部屋内は、急遽増設した透明なビニールカーテン風で仕切られています。いわゆるこれもコロナ対策なのでしょうが・・・。この様子から「ゴキブリ」発見時は大変な騒ぎだったことが想像できます。
▼ゴキブリを捜索しながら分解中

今日は、普段よりもかなり気を遣ってのお客様との対応となりました。当然マスク間での会話なのですが、ソーシャル・ディスタンスも守りすぎる位の距離感です。お客様は、女性スタッフがいるお風呂場とエアコンとの中間位置(透明のビニールカーテンの後ろ)に鎮座され、作業の様子(工程)を確認されていました。
さてさて、お部屋間の移動には気を使わなければいけなそうですが、気を取り直してゴキブリ探しを始めましょう。本日のお相手は、シャープのお掃除機能付きエアコン。分解難易度は低いタイプなので作業時間は短縮できそうです。まずは前面パネルを開けてみて(左画像)チェック・・・、流石にこんな簡単には見つかりませんよね。それではと、前面パネル・フィルター・ダストボックス・上下風向ルーバー・本体カバーを順番に分解していきますが、ゴキブリの気配はありません。
▼ゴキブリ脱出防止用のティシュ

エアコンの分解作業していると、ティッシュの塊が方々から落ちてきました。上記の画像は一部ですが、エアコンの隙間という隙間にティッシュを詰め込んでいたようです。気づかないうちにエアコンからゴキブリが脱出するのを防ぎたかったのでしょうね。ただ残念なお知らせが・・・、エアコン内部は見えないところにも小さな隙間がたくさんあります。目視できるところを塞ぐだけでは意味がないんですよね。
▼ゴキブリ捜索中(エアコン上部・下部)

さてさて、もう少しゴキブリ捜索を続けていきましょう。お掃除ロボットを取り外したらエアコンの背面側もチェック。う〜ん、ここにもいないようですね。基盤の裏側・基盤内もチェックしましたが気配なし。ついでにドレンパンを分解してみると・・・。
▼ゴキブリの糞

ここでやっと手がかりを発見しました。ドレンパン内部のあちらこちらには「ゴキブリの糞」が散乱しています。上記の赤い丸で囲んだ黒い点が「ゴキブリの糞」。どうやらゴキブリさんはすでに脱出済みなのでしょう。ここで少し豆情報を。
ゴキブリの糞には「集合フェロモン」と呼ばれるフェロモンが含まれています。またゴキブリの糞は仲間を引き寄せるだけではありません。実は他のゴキブリのエサにもなってしまうのです。ゴキブリは目が悪い代わりに嗅覚が発達しているので、遠くにある糞でもフェロモンを嗅ぎ分けて集まってしまうんですよね。まだまだそれだけではありません。ゴキブリの糞を放置していると「ここは安全な場所だと認識されてしまい」ゴキブリが住み着く・定着する原因にもなるとのこと。ゴキブリの糞の放置にはご注意を。
- ゴキブリにとっての快適空間の条件
- 暗くて狭い隙間/温度が25~30℃前後/湿度が高い/糞がたくさんある/近くに餌場がある
ちなみに・・・コンバットやブラックキャップなどの「奥くだけのゴキブリ用殺虫剤」ですが、玄関や窓際などに置くのは禁物とのこと。お外にいるゴキブリたちが強力な誘引フェロモンで室内に集まってしまうそうです。ゴキブリ用毒餌剤の取り扱いにも注意しましょうね。
▼ファン裏にカビ取り洗剤噴霧

ゴキブリ探しはここで一旦終了。今度はエアコンを徹底洗浄することで、エアコン内部をゴキブリが住みにくい環境に変えてしまいましょう。まずは「背面パネル」「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧して浸け置き洗浄(右画像)。仮に見えない箇所に隠れていたとしても、カビ取り洗剤を浴びてしまえばゴキブリは確実に死滅してしまいます。
▼クロスフローファン|洗浄中・後

「次亜塩素酸ナトリウム」配合のメイン洗剤を、エアコン上部(背面パネル、熱交換器背面・天面・前面、ドレンパン)・エアコン下部(ファン裏、ドレンパン裏、クロスフローファン)の順に何度も何度も噴霧したら、クロスフローファンには追加で「厨房用アルカリ洗剤」を噴霧して浸け置き洗浄しました。「苛性ソーダ」の洗浄力で、隠れた頑固な汚れたちも浮き上がって(左画像)きています。
▼洗浄後の汚水

洗浄力の強い洗剤をたっぷりと使用したら、大量の洗浄水(お湯)で濯ぎ作業。高圧洗浄機を使用して、洗剤成分が残らないようにエアコンの隅々までバシャバシャと丸洗い洗浄していきます。上記の画像(バケツ二つ)が洗浄後の汚水たち。「ドレンパン」を分解することで作業効率が上がり、またそれほど強烈にはエアコンが汚れていなかったため、洗浄水の使用量も軽減できました。ドレンホースに直接流した洗剤や洗浄水以外の汚れたちは全てこのバケツ内に納まっています。バケツ内を確認してもゴキブリの死骸はありませんでしたので、やはりもう退散すみだったのでしょう。
▼キレイに洗浄されたエアコン

上記の画像は洗浄後のエアコンです。ゴキブリの餌になる「ゴミやホコリ」などはしっかりと洗浄・除去済み、ゴキブリが好む臭い(フェロモン)だってスッキリと殺菌・消臭済みです。内部の隅々でキレイになっているので、しばらくはゴキブリが寄り難い環境になったことでしょう。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコン内部の徹底洗浄が終わったら、エアコンを組み立てて乾燥作業。柔らかいきれいな空気が吹くようになりました。ただお客様は少し不満顔。そういえばゴキブリは発見できませんでしたからね。ここでお客様にご説明を。
まず第一点、あんなに頑張って「ティッシュ」で隙間を塞いでいましたが、ゴキブリは数ミリの隙間でも移動可能。エアコンの裏側などの設置面やエアコン上部の隙間など全てを塞ぐことは不可能です。またエアコンの設置にも問題がありました。おそらく家電量販店などで設置されたエアコンなのでしょうね。スリーブ穴に問題が・・・。
エアコン裏の配管周りを確認すると「エアコン配管用スリーブ」はついておらず穴があいたまま。その中を配管が通っています。室外(外壁)の穴こそ塞いではありますが、室内のエアコン裏は完全に塞ぐことはできません。この状態では、内壁と外壁の隙間から「ゴキブリ」なら簡単に出入りできてしまうのです。お客様からは「内壁の穴を防ぐことはできないのか?」と尋ねられましたが、当店ではそのようなサービスは行っておりません。「管理会社に相談」することをお勧めして、本日の作業は終了いたしました。いや〜、ゴキブリ見つけたかったですね。ゴキブリの画像を掲載できなかったのが本当に残念です。
記事一覧
※上記営業エリア外でも、サービス内容や出張料金などによってはお伺い可能な場合もあります。気軽にご相談くださいませ。
► 出張費の算出方法