
中野区若宮で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン1台です。
エアコンと天井との隙間
(訪問日:2020年11月22日)
本日は、中野区若宮でエアコンクリーニングをしてきました。戸建て住宅の2階リビングには、ダイキンのお掃除機能付きエアコンが設置されているそうです。予約時にエアコンの設置状況は確認済みで、エアコンと天井との隙間は10センチもないとのこと。お掃除ユニットが取れない可能性があることは事前に説明してあります。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN56RRP-W|2014年製
前日にお客様より電話があり、自宅の駐車場を空けていただけるとのこと。道具類の移動や駐車場を探す手間が省けますので助かりますね。車を停める前に、まずはエアコンのチェック。自前のスリッパを履いて防水シートを小脇に抱えたら、お客様に2階のリビングへ誘導していただきます。
お掃除ユニットの形状
目前のエアコンは、本当に微妙な位置関係でした。この段階では、お掃除ユニットが「外せるのか?」「外せないのか?」判断はできません。お客様には再度その旨ご説明。ただ安心してください。時間はかかりますが、このタイプのエアコンなら「お掃除ユニットが抜けなくても大丈夫!」。エアコンの悪臭解消は可能です。ただ時間はかかってしまいますが・・・。
▼エアコンと天井との隙間

エアコンと天井との隙間はこんな感じ。画像でみると狭く感じますが、6センチ位はあるのではないでしょうか。本当に微妙ですよね。まっ、ここで立ち止まって考えていても何にも始まりません。とりあえずエアコンを分解していきましょう。
▼パーツ類分解後

上記の画像は、フロントパネル・フィルター・ダストボックス・ルーバー・エアコンカバーを取り外した後。このエアコンの分解は比較的簡単です。この後の作業である「お掃除ユニットの取り外し」にも時間はかかりません。天井との隙間が問題ではありますが・・・。
それでは本日の課題(お掃除ユニットの取り外し)に取り掛かりましょう。エアコン本体との固定用ネジ数カ所と、メイン基盤に繋がっているコネクタ数カ所を取り外します。手前側の爪を抜いたら、祈るような気持ちで「お掃除ユニット」の取り外しに・・・。真上に持ち上げてそのまま手前に引いてみると、案の定「熱交換器」の背面・天面に「お掃除ユニット」の背面部が引っかかってしまいました。この状態のままでは高さが足りません。
「ふ〜っ、やっぱり無理なのかも?」・・・。ここで「お掃除ユニット」の角度を変えながら再挑戦・・・。何故だか目を瞑って祈りながら・・・。カッカッという引っかかり音と、ギーギッという引っ張り音を耳にしながら・・・。「ダメなのか?」と気持ちはどんどん落ちていきます。しかし、めげずに作業を続けていると・・・。
▼お掃除ユニット取り外し完了

絶妙な角度に入った「お掃除ユニット」がスルッと抜けました。「抜けましたよ!お掃除ユニットが!」かなりギリではありましたが本当にラッキーです。かなりオーバーな表現となりましたが、実はこの分解作業には1分も費やしていません。私の心の中では、かなり長い時間ではありましたが・・・。
▼お掃除ユニットの形状

上記の画像は、取り外したお掃除ユニットの側面です。右側は正面部で、左側が背面部。お掃除ユニットの背面部がこのような形状になっているため、天井との隙間が必要となるのです。定規などは持ち合わせていませんので正確な高さはお答えできませんが、天井との隙間が10センチもあれば何の問題もなく「お掃除ユニット」の分解は可能。エアコンクリーニングご予約の際は、エアコンと天井との隙間もチェックしておいてください。
さぁ〜、本日の課題はもう終了済み。あとはエアコンを徹底洗浄するだけです。今の時間は午前9時20分。無事にお掃除ユニットが取り外せたので、想定よりも作業時間が短縮できました。お掃除ユニットが抜けなかったら、ここから延々とまだまだ分解作業が始まってしまいます。洗浄方法も違ってくるため、トータルの作業時間は1時間以上超過。本当に助かりました。そうそう、同タイプのエアコンでお掃除ユニットが抜けなかった時の洗浄例もあります。宜しかったら「おそうじ日記」の「お掃除ユニットをつけたままでも徹底洗浄」で、今回との違いもご確認ください。
▼洗剤の噴霧|浸け置き中

それではエアコン内部に洗剤を噴霧していきましょう。左画像はドレンパンにカビ取り洗剤を噴霧・浸け置き洗浄中。右画像はメイン洗剤噴霧後に、クロスフローファンに「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧しているところです。そのまましばらく放置しながら「高圧洗浄機」の準備をしましょう。
▼パーツ洗浄風景

浴室横の洗面下には20ℓの給水タンクが置いております。女性スタッフが事前にお湯を溜めていますので、私はエアコン下にタンクを運ぶだけ。「お掃除ユニット」も無事に取り外すことができました。エアコン内部には洗剤も大量に噴霧済み。エアコンの汚れも大したことはありません。気持ちにも時間にも余裕ができたので、鼻歌交じりにパシャリと撮影しておきました。
上記のシーンは、女性スタッフがパーツ洗浄しているところ。私が洗剤噴霧を終える頃には、ほとんどのパーツ洗浄は完了しています。この後は、拭き取り・乾燥作業ですね。
今回は給水タンクをエアコン下に移動させましたが、エアコンの汚れがキツイ時などは給水タンクの移動はしません。迅速なお湯の補充を考えて、高圧洗浄機を水回り付近にセットしています。エアコンが汚れていると洗浄水(お湯)を大量に使用しますからね。またエアコン下にスペースがない場合も、洗面下やキッチン下などの水回り付近に高圧洗浄機をセットすることがあります。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の汚水です。真っ黒ではありますが、吹き出し口の汚れは大したことがなかったので少なめですね。ただ洗浄水(お湯)は20ℓ・メイン洗剤も2ℓ位使用しています。このバケツの汚水は3〜4ℓ位でしょうか? この4倍以上の洗浄水がエアコン上部(熱交換器・ドレンパン)の汚れをのせて、ドレンホースを通って室外にも排水されているのですよ。
▼洗浄後のエアコン

上記の画像は、洗浄後のエアコン全景。キレイになりましたね。メイン洗剤には「次亜塩素酸ナトリウム」も配合されているので、エアコンはまるまる殺菌洗浄されています。左側の黒いパーツは、ダイキンエアコンの特徴の一つでもある「給気口」。今回は、エアコン左側と壁との隙間がなかったので分解しませんでした。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコン内部の徹底洗浄が完了したら、エアコンを組み立てながら乾燥作業。しっかりと洗浄されたエアコンからは、暖かな優しい風が吹いています。
只今の時間は午前11時20分。お掃除機能付きエアコンの通常作業時間内で、無事に作業を終えることができました。安堵です。それでは次のお客様宅に移動しましょう。
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