
練馬区桜台で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン1台です。
お掃除ユニットを分解しない業者
(訪問日:2020年5月5日)
本日は、練馬区桜台でエアコンクリーニングをしてきました。2階のリビングには、昨年も他業者にてエアコンクリーニングをした。2017年製の新しいお掃除機能付きエアコンが設置されています。ご自宅の駐車場に車を停められたので、道具の移動が楽で助かりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-ZW3616-W|2017年製
電話での予約の際に、お客様より色々とご質問を受けております。新型コロナウイルス対策はどうなっているのか? エアコンの臭いはとれるのか? 当店は二人訪問のため、密を防ぐために一人訪問を希望されましたが、ご希望の日程は二人訪問日。当店のスタンスをご説明し、ご了承いただきました。またエアコンの臭い除去に関しても、同様に当店のスタンスを説明・了承いただいてからの訪問です。
三菱の新しいお掃除機能付きエアコン
▼三菱ルームエアコン|MSZ-ZW3616-W

上記の画像が本日のお相手である、三菱のお掃除機能付きエアコン。この前の型までは、三菱のお掃除機能付きエアコンは分解が簡単だったのですが・・・このタイプになってから分解難易度がアップしてしまいました。なんとドレンパン前には、メイン基盤が鎮座しています。
▼カバーなどのパーツ分解後

カバーなどのパーツを分解したら、ご覧のような状態です。ここからお掃除ユニットを分解するだけなら、それほどの時間はかかりません。ただメイン基盤がありますよね。このままの状態で徹底洗浄はできません。
▼お掃除ユニット・メイン基盤の分解

まずメイン基盤のコネクタを全て外し、お掃除ユニットを取り外します。次にメイン基盤を取り外してから、基盤の台座も全て分解。このように熱交換器が剥き出しの状態でないと、エアコンの徹底洗浄はできません。
お客様のお話では、前回の業者は短時間で作業を終えたとのこと・・・。お掃除ユニット分解有無を確認すると、前の業者はお掃除ユニットもメイン基盤もそのままの状態で洗浄していたそうです。料金はお掃除機能付き値段たったそうですが、作業内容は完全なる簡易清掃。悪い業者に当たってしまったようですね。
エアコンの分解作業中にも、前回の「簡易清掃業者」の爪痕を確認することができました。
残留洗剤が結晶化
▼分解したお掃除ユニット

こちらが分解したお掃除ユニットです。少しわかりにくいかもしれませんが、白いカスがたくさん付着しているのが見えますでしょうか?。
▼分解した基盤の台座

上記の画像は、分解した基盤の台座。こちらの画像ならよく見えますよね。ドレンパン向きの裏側には、洗剤成分が付着したまま結晶化しています。
いつも思うのですが・・・すすぎができないのであれば、洗剤を噴霧しなければいのに・・・。ただお客様の前で「やった感」は出したいのでしょう。洗剤を噴霧して、シュッと高圧洗浄もしているのだと思います。アルミフィンに噴霧した洗剤が跳ね返って、裏側に貼り付いたのでしょうね。
▼ドレンパン|洗浄前・後


そしてドレンパン内(手前)も、洗剤成分が結晶化していました。結露水の流れのない箇所は、このように洗剤成分が残ったままで結晶化しているのです。こんな適当なエアコンクリーニングでは、エアコンの臭いなど取れる訳がありませんよね。
本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合。このエアコンは使用期間2年強。熱交換器のアルミフィンには見た目では汚れはありませんでした。考えられる臭いの原因は、前回のエアコンクリーニングの洗浄不足でしょうね。洗剤成分や熱交換器裏・ドレンパン裏などに貼り付いたゴミが原因だと思います。原因が解れば解決方法も簡単。当店の広範囲な高圧洗浄技術であれば、エアコンの臭いも解決できますね。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の室内に残った汚水です。前回の業者が一生懸命「エアコン下部」を洗浄しているので、エアコンに臭いはあっても汚水はキレイですね。クロスフローファンもキレイでした。ファンのゴミは、方方に吹き飛ばしたんだと思いますが・・・。この5倍位の洗浄水がドレンパン・ドレンホースを通って、汚れや洗剤成分とともに室外にも排水されています。もうエアコン上部には、臭いの原因は残っていません。
エアコンクリーニング後に、お客様から相談をされました。エアコンはこんなにすぐに臭くなってしまうのでしょうかと・・・。洗浄作業中に気付いたのですが、このエアコンには設置条件に若干の不備がありました。
実はこのエアコン、ドレンに向かっての勾配が足りていないのです。ただドレンパンの水が一切流れないわけではありません。洗浄中に大量の洗浄水を噴射しているので、排水が追い付かずにドレンパンから洗浄水が溢れそうになるのです。これは勾配が足りていないときに起こる現象の一つで、噴射を止めてしまえば徐々に排水されるので、暫くすれば自然に解消。ただ1点問題が・・・水捌けが悪いため、ドレンパン内には一定量の水が溜まったままの状態になってしまうのです。
だからといって冷房運転時の結露水が原因で、エアコンから水漏れが起こることはありません。結露水レベルの水の溜まり量であれば、溢れだす前に自然に室外へ排水可能なのです。ただ若干の結露水はドレンパン内に残ったまま。この溜まった結露水が、臭いの原因になっていることも考えられるのです。
この現象は、エアコンの勾配を直すことで解決できます。念のためお客様にはアドバイスしておきました。本日の作業時間は約150分。このお掃除機能付きエアコンなら、これくらいの作業時間は必須です。一人作業で60〜90分なんて・・・そんなエアコンクリーニングは、簡易清掃に決まっています。ご注意を。
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