
大田区下丸子で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
ヤニまみれのエアコン
(訪問日:2020年4月20日)
本日は、大田区下丸子でエアコンクリーニングをしてきました。男性の一人暮らしのお部屋にはヤニまみれのエアコンが・・・、本日のお客様はヘビースモーカーのようですね。マンション下に駐車スペースはあるのですが、管理人さんが不在で車止めのポールを外すための鍵がありません。新型コロナの影響もあり、マンション不在の日が増えているようです。仕方がないので最寄りのコインパーキングに車を停めることにしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-222CF-W|2012年製
初夏に向かって段々と暖かくなり、エアコンクリーニングの需要が高まる時期なのですが、新型コロナウイルスの影響でスケジュールはガラガラ状態。17日にご予約をいただき、20日には訪問となりました。しかも本日の予定はここだけです。じっくりとエアコンクリーニングをしましょう。
▼パナソニックスタンダードエアコン|CS-222CF-W

1Kのお部屋には、上記のようなエアコンが設置されています。前面パネルを開けてみると、フィルターにはホコリがぎっしりとこびりついていました。お部屋の壁紙からエアコンに至るまで、お部屋全体にはヤニ汚れが付着。エアコンを触るとベタつき感もありました。このエアコンには油汚れもついているのですね。
本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムを追加配合。MAX仕様ではありますが、これでも中々手強い汚れだと思います。絶対に「エコ洗剤」などでは、この汚れには歯が立たないでしょう。
メイン洗剤の大量噴霧
複数台のエアコンを洗浄するときは、高圧洗浄機と20ℓタンクを水場に固定させて、長い30mの洗浄ホースを使用しています。この状態なら移動せずにタンクの洗浄水が補充できますからね。しかし今回の依頼は1台のため、5mの洗浄ホースしか用意していません。車はコインパーキングに停めてしまったので、30mの洗浄ホースを取りにいくのにも時間がかかります。これ位ハードな汚れだと、20ℓタンクの洗浄水(お湯)では足りないことも・・・。ただタンクを移動して洗浄水を何度も補充するのには手間がかかります。お部屋は若干手狭なため、重いタンクの移動は極力避けたいですね。
そこで本日の洗浄方法は、洗浄水の量を抑えるために「メイン洗剤」の使用量を増やすことにしました。噴霧器での作業が増えるため時間はかかりますが、汚れ落ちは格別にUPします。また、洗浄作業中のドレンパン内からのゴミ溢れを防ぐために、ドレンパンを分解することにしました。これで熱交換器のゴミがドレンパンに溜まることはありません。この一手間でも洗浄水の量を大幅に削減できます。
▼エアコン全景|洗浄前・後

左側の写真をご覧ください。この色を、この汚れ具合を・・・。油汚れとホコリで熱交換器のアルミフィンは目詰まりしています。その上に、タバコのヤニでコーティングされている状態。魔法でも使わないと落とせないような汚れですよね。しかし、右側の写真のように生まれ変わらせることができました。
このエアコンの洗浄には「メイン洗剤」を3ℓも使用しました。通常のエアコンクリーニングには1ℓですから、単純に3倍量の「メイン洗剤」を使用しています。しかも使用した8〜9割位のメイン洗剤は、エアコン上部の熱交換器に噴霧。そして仕上げに「リンダ シルバーNプラス」も・・・スプレイヤーで500mlも追加噴霧しました。もうこれでもか・・・という感じですよね。噴霧作業だけでも30分近くかかったでしょう。
▼吹き出し口|洗浄例

上記が吹き出し口の洗浄例。①は洗浄前、②は吹き出し口(ファン裏)へのカビ取り剤噴霧、③はメイン洗剤噴霧後の「厨房用アルカリ洗剤」追加噴霧、④は洗浄後の吹き出し口です。
今回のクロスフローファンへのメイン洗剤噴霧量は、エアコン上部をメインに洗浄したため平均的な量です。しかし「クロスフローファン」もしっかりと汚れていました。だから、メイン洗剤量を補うために「厨房用アルカリ洗剤」を大量に噴霧することに・・・。2段階に分けて繭玉状態にして「クロスフローファン」を浸け置き洗浄しました。ファンの奥からは2回目の洗浄でも、どんどん汚れが浮き出てきます。
丁寧に時間をかけて洗浄した吹き出し口は、④のようにキレイになりました。洗剤の持つ洗浄力で汚れを落としていますので、クロスフローファンの奥・羽の一片一片、裏までもスッキリと洗浄できていますよ。
▼メイン洗剤噴霧後の汚水

上記の画像は、③メイン洗剤噴霧後の室内に残ったバケツの汚水。ドレンパンがついていないので、ドレンホースに流した洗剤以外はバケツ内に納まっています。エアコン内部に滞留しているものを除くので、3ℓ位でしょうか。
時間をかけて洗剤噴霧をしていますが、もう少し浸け置くことにしました。エアコン内部に染み込んだヤニ臭も、しっかりと除去しておきましょう。
▼熱交換器|洗浄前・後

熱交換器の画像を拡大してみました。これでも同じエアコンなのですよ。たった1時間位の洗浄作業でここまでキレイなエアコンに生まれ変わりました。アルミフィンの隙間の油汚れ・詰まり・ヤニ汚れもスッキリ解消済み。我ながら完璧ですね。
大量のメイン洗剤を、時間をかけて何度も重ね噴きしたことで、洗剤成分をがじっくりと浸透。熱交換器表面の上層汚れを落としたら、次に噴霧するメイン洗剤が中間層の汚れを落とす。時間を開けて次に噴霧するメイン洗剤が下層の汚れを除去。何度も時間をかけて重ね拭き・浸け置きすることで、アルミフィンに染み込んでしまった臭いだってスッキリ解消できるのです。
▼ドレンパン|洗浄前・後

ドレンパンもこんな感じでキレイになりました。他のパーツの洗浄と一緒に、女性スタッフがお風呂場をお借りして丁寧に作業しています。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の汚水。やはり汚れていましたよね。「厨房用アルカリ剤」の使用量が多かったので、バケツ内は泡だらけです。
▼洗浄後のキレイなエアコン

そしてこちらが、キレイになったエアコン。最初の画像と同じ角度で撮影してみました。壁紙がヤニで褐色を帯びているので、エアコンの白さが引き立ちますね。フィルターもご覧ください。ちゃんと中が見えるようになりました。フィルター掃除は、メーカー推奨では1週間に1回です。最低でも1カ月に1回位は、フィルターを外して洗浄しましょう。
本日の作業時間は約90分。かなり汚れていたエアコンでしたが、想定時間内の作業で終えることができました。分解作業などは簡単なタイプのエアコンでもあり、メイン洗剤を大量噴霧することも結果としては時間短縮に繋がったのでしょう。洗浄後のエアコンにも臭いはなし。お客様もここまでキレイになるとは思わなかったらしく驚かれていました。
記事一覧