エアコンクリーニング（徹底洗浄）｜東芝ルームエアコン｜RAS-251PV(W)｜2009年製造

エアコンの臭いが気になるとのお話でしたが、外観をみると過度な汚れは見当たりません。カバーを外しても、熱交換器のアルミフィンにホコリが付着している程度でした。ただ臭いの感じ方は人によって様々です。他人が汚したエアコンの臭いは、かなり敏感に感じる人が多いと思います。しかし、今回のエアコンは容易にドレンパンの脱着ができるタイプではありません。臭いの原因がドレンホースやドレンパンにあることも考えられるため、浸け込み洗浄をすることにしました。

▼ドレンホース浸け置き

ドレンホースから洗剤が流れ出さないように、テープで室外機にを固定させ、次亜塩素酸ナトリウムをギリギリまで流し込みます。次に室内機の熱交換器背面とドレンパンにカビ取り剤を噴霧し、数分の浸け置き。

また、エアコン洗浄のメイン洗剤には「ホワイトクリーナー」に、次亜塩素酸ナトリウムを多めに追加して、熱交換器・ドレンパンに噴霧。室内から噴霧した洗剤が、ドレンホースから溢れるの確認し、浸け込み洗浄です。その間に、吹き出し口周辺も、カビ取り洗剤で浸け置き洗浄後、メイン洗剤の噴霧し、徹底的に殺菌除去しました。

その後、ドレンホースのテープをはがし、追加で「シルバーNプラス」を熱交換器・ドレンパンに噴霧してから、大量のお湯を使用してすすぎ作業です。

※エアコンクリーニング中は、窓を開け換気をして作業いたします。

当店では、大量のお湯使用して、エアコンをバシャバシャと丸洗い洗浄しています。また高圧洗浄機の圧力も高めに設定しているため、跳ね返りの水が多く、養生範囲も広くなります。作業箇所が若干手狭だったため、お部屋が汚れないように、マスカーテープでカバーして、エアコンの洗浄を行いました。

▼お部屋の養生と洗浄後の汚水

今回のエアコンクリーニングのすすぎ作業には、20ℓのお湯を使用しました。しかし、室内のバケツに残った汚水量は、5ℓ位だと思います。後の15ℓの汚水はどこに消えたのでしょうか・・・。

※すすぎ作業の高圧洗浄には、お湯またはお水を約20ℓ使用することが、基本サービスとなっております。

当店では、汚れ具合や箇所によって洗浄方法をかえています。今回のエアコンは、吹き出し口・クロスフローファンがあまり汚れていないのに、エアコンの臭いがキツイというケースでした。ということは、臭いの原因は吹き出し口ではありませんので、エアコン上部にある、熱交換器・ドレンパンを徹底的に洗浄することになります。消えた15ℓの汚水は、ドレンホースの中を通って、室外に流れているのです。エアコン上部をすすぎ洗浄した、全てのお湯が室外に排水されることはありません。今回は9割位のお湯はエアコン上部の洗浄に使用したことになります。これくらい徹底洗浄すれば、エアコンに嫌な臭いは残ることはありません。

▼洗浄後の東芝ルームエアコン

当店の徹底洗浄で、熱交換器が持っていた嫌な臭いも、スッキリ落とすことができ、お客様も安心されたようです。

いつものように、「エアコン洗浄済」シールをカバーに貼付し、動作確認、乾燥のため暖房運転を1時間タイマーセットして作業完了です。本日のお客様は、お部屋の横に駐車スペースがあったため、移動時間も短縮でき大変助かりました。