エアコンクリーニング（簡易清掃）｜富士通ゼネラルームエアコン｜AS-J28B｜2012年製造

駐車スペースはないとのことでしたが、マンションは大通り沿いにあり、近くにパーキングメーターがありました。今日は、国民の祝日です。無料の枠が空いていたため、白線内に駐車することにしました。

お客様には簡易清掃の説明をし、臭い戻り補償がないことの了承を得ました。サービス内容は、事前に確認されているようです。初めてのエアコンクリーニングなので、とりあえず簡易清掃を試したいとのことでした。

▼富士通ゼネラルームエアコン

上画像は、洗浄後ではありません、洗浄中です。画像の通り、エアコンの養生も簡易です。上部の洗浄を行わないため、基盤部や上部をカバーする必要がないからです。少し見た目はだらしない感じがしますが、エアコンの簡易清掃であれば、この程度の養生で十分なのです。

まず、吹き出し口周辺・クロスフローファンに、カビ取り剤をスプレイヤーで噴霧します。その後、クロスフローファンに厨房用アルカリ剤をスプレイヤーで噴霧して浸け置き。クロスフローファンは泡まみれになります。その後、噴霧器にホワイトクリーナーを入れて、洗剤の力のみで汚れが落ちるように、やさしく噴霧洗浄していきます。上記のように、カビ取り剤・厨房用アルカリ剤で汚れを浮かし、ホワイトクリーナーで洗い流すように、汚れを落としていきます。固形汚れが落ちてこなくなったら、高圧洗浄ですすぎ作業を行います。

▼洗浄後の汚水

上記が洗浄の汚水です。とっても濃いのにとっても少ない。しかし、吹き出し口周辺の汚れはスッキリ落ちています。業者の失敗作業による臭い戻りなどが起きないうように配慮した、エアコンクリーニングの作業方法だからです。エアコン上部に臭いの原因がなければ、臭いだってスッキリです。

エアコンクリーニングの洗浄は、圧力が高い方が優れているという業者がいますが、それは正しくもあり、間違いでもあります。エアコンの上部を洗浄するのには、圧力が高いことは必須です。ただ、クロスフローファンに関してはその限りではありません。むやみに高圧力で洗浄することにより、熱交換器のアルミフィン裏側やドレンパン（前・後）に汚れが飛び散ってしまい、洗浄前よりエアコンが臭うことがあります。エアコンの構造を理解して洗浄を行えば、全く問題はありませんが、理解して洗浄できる業者がどれだけいるのやら・・・。

動作確認、乾燥運転をしてエアコンクリーニングは終了です。ただ、「エアコン洗浄済」シールは、簡易清掃時には、カバーに貼付していませんので、予めご了承ください。本日の作業時間は約30分。料金は簡易清掃なので6,000円（税込）で、駐車料金はかかりませんでした。