エアコンクリーニングQ&A|噴霧器とは?

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噴霧器とは?

水や農薬・肥料などの液体を加圧し、霧状にして木や草花などに散布する機器のこと。当店ではエアコンクリーニングのメイン洗剤用に、電動噴霧器を使用しています。

エアコンクリーニング用の噴霧器

当店がエアコン洗浄用に使用している噴霧器たちは、本来は農機具です。農薬(殺虫剤・除草剤)などの噴霧・散布に用いるもので、ホームセンターの園芸売場に置いてあるものと同じ。エアコンクリーニング用の噴霧器としては、電池で動く電池式タイプと手動で加圧する蓄圧式タイプが使用されています。そして、高圧力タイプの電動噴霧器のことを「高圧洗浄機」といい、付属品などを改良しながらエアコンクリーニングにも活用されているんですよ。このように、清掃道具は他業種の道具を代用・改良されているものも多く存在しています。

噴霧器

上記画像は、当店がエアコンクリーニングで使用している噴霧器(電池式)たち。左側は3ℓ・右側は2ℓのメイン洗剤を噴霧できます。エアコンの内部洗浄・パーツ洗浄共に、この噴霧器を活用。汚れ具合によっては、1台のエアコンに3ℓ×2回=6ℓのメイン洗剤を噴霧することもあります。

※この噴霧器の噴霧口やノズル部はアルミ製のため、メイン洗剤(強アルカリ洗剤+次亜塩素酸ナトリウム)による腐食が防げません。穴あきや折れなどの破損のため、定期的(数カ月)に交換することに・・・。改良品が現れることを期待しながら、代替商品も模索中です。

ハイガー充電式噴霧器

そして2023年9月から、新しい噴霧器へチェンジ。エアコンの内部洗浄にはこの「ハイガー充電式噴霧器」を使用するようになりました。タンク4Lタイプで吐水力もアップしています。電池残量による噴霧力低下も削減。お陰様で洗剤の使用量もまたまた増えてしまいましたが・・・。これはこれでまだまだ課題はありますが、暫くはこの噴霧器とお付き合いすることになりそうです。

噴霧器での洗剤噴霧は必須

業者によっては、エアコンクリーニングの洗剤噴霧でも高圧洗浄機を使用してしまうこともあります。しかしこれは「正解」ではありません。熱交換器だけでであれば問題ありませんが、吹き出し口周辺を高圧洗浄機で「何も考えずに洗剤を噴射」するのだけは絶対にNG。またこれとは逆に、手持ちの「スプレイヤー」だけという業者もいますが・・・これは完全に問題外です。洗剤の使用量はもちろん、洗浄範囲も狭まれてしまいますからね。

高圧洗浄機とスプレイヤー

ゴミや汚れ・洗剤の飛び散り予防

「何故、高圧洗浄機による洗剤噴霧がダメなのか?」その答えは、ゴミや汚れが吹き飛んでしまうからです。高圧洗浄機の水圧を1.0Mpa以下(噴霧器レベル)に設定し、クロスフローファンを「手で押さえながら」であれば飛散の軽減は可能ですが、「手放しでグルグル回しながら高圧洗浄」なんてのは愚の骨頂。洗剤成分の浸透していない「固まって表層に付着している」ゴミや汚れたちは、「熱交換器のアルミフィン裏側」や「ファン裏」「ドレンパン」「ドレンパン裏」などに飛び散ってしまいます。汚れが見えなくなったので「キレイになった」と錯覚してしまいますが、実は汚れを撒き散らかしているだけ。「高圧洗浄機を使用するから汚れ落ちが違う!」なんて語っている業者も見受けられますが・・・。ゴミや汚れを吹き飛ばさないためには、吹き出し口周辺の汚れたちは「高圧噴射」する前に「ある程度落としておく」ことが必須なのです。

ただ洗剤成分が浸透・作用するのには時間もかかりますよね。しかも噴霧器の水圧では、見える汚れを簡単に吹き飛ばすこともできません。だからこそ「時短のために」高圧洗浄機を使用する業者がいるのです。自ら撒き散らかしたゴミたちを「時間をかけて何度も洗浄」してくれれば問題ありませんが、そもそも時短のための行為。自分で撒き散らしたゴミなんぞ時を間かけて洗浄する訳もありません。またそんなに手間がかかることを理解しているのであれば「高圧洗浄機」を洗剤噴霧に使用することもないのでしょう。このような時短業者に依頼すると、エアコンの臭い戻りが起こる可能性も高くなってしまいます。

無作為に飛び散ったゴミや汚れ・洗剤たちをキレイに洗浄するのは本当に手間。どこに飛び散ったのか予想しながら、エアコンの表側から高圧洗浄するしか手がありません。ただゴミたちは無作為に飛び散っています。その箇所を正確に把握して、全てのゴミ・洗剤たちを取り除くのは不可能と言えるでしょう。完全に取り切るためには、残念ながら「オーバーホール」しか方法はないのです。そんな不始末業者が多いので「オーバーホール業者」に「壁掛け業者」はダメ出しをされてしまうのでしょうね。

吹き出し口の洗浄
ゴミが吹き飛びやすい「クロスフローファン」に関しては、高圧洗浄機を使用しない方が本当はベストです。たっぷりの洗剤を使用して、しっかりと浸け置き。汚れが完全に落ちてなくなるまで、ひたすらこの作業を繰り返す。これならゴミや洗剤たちが飛び散ることはありません。ただそれでは「時間」も「コスト(洗剤量)」もかかってしまいますよね。その短縮用のツールが「高圧洗浄機」。ただこの便利な機械、上手に使いこなすのも難しいようです。
噴霧器洗浄作業風景

※エアコン洗浄カバーは「オープンタイプ」を使用。

洗剤の飛び散り防止

高圧洗浄機で洗剤を高圧噴射すれば、跳ね返りで洗剤を顔や体に浴びてしまうリスクもあります。また「高圧洗浄機」の寿命(故障など)を縮めてしまうことも・・・。天然系のエコ洗剤であれば問題ないのでしょうが、それでは軽度な汚れにしか効果がありません。それを補う(誤魔化す)ための「高圧洗浄機」ではありますが・・・。また室内への洗剤飛び散りや身(作業員)を守るために「フルカバータイプ」のエアコン洗浄カバーを使用する業者もいますが、それでは「オープンタイプ」よりも限定的な洗浄範囲となってしまいます。結果「エアコン内部に飛び散った汚れたち」を取り除くのも、より難しい手間のかかる作業に・・・。

そして高圧噴射によって、洗剤はエアコン内部にも飛び散っています。それこそ方々に・・・。その飛び散った洗剤たちをしっかりと洗い流さなければ、熱交換器のアルミフィンにはダメージが残ります。そのまま残ってしまえば、プラスチックだって変色してしまうでしょう。熱交換器の銅管が腐食してガス漏れするリスクだって・・・。ただ残念なことに、汚れやゴミ同様「無作為に飛び散った」洗剤のポイントを押させて洗い流すことなんて不可能。まっ、表面の見える側にダメージは残りませんが・・・。これもまた、エアコンを完全分解する「オーバーホール業者」に見つかってしまうと、「だから壁掛けはだめなんだ!」と罵られてしまうのです。

高圧洗浄機でも「水圧」を噴霧器レベルまで下げれば問題ありません。ただ故障のリスクを負ってまで「高圧洗浄機」を使うメリットはありませんよね。

中和剤は必要?
「高圧洗浄機で3度(アルカリ・酸性・洗浄水)洗い」とか「アルミフィンの腐食や劣化を防ぐ」などと謳いながら「中和剤(酸性のリンス剤)」を使用する業者も多いと思います。決して間違いではありませんが、本来の目的は違うんですよね。エアコン本体を洗う(腐食を防ぐ)のであれば、大量の洗浄水だけで問題ありません。ただそれだけでは、アルカリによる「高圧洗浄機」の劣化は防げないんですよね。その劣化(高圧洗浄機内の腐食)を予防するために「中和剤」が必要となってくるのです。お客様向けのトークに感じますが、実際は業者向けのもの。作業時間内に「高圧洗浄機」のアフターケアをしているだけだっりします。

優しい(弱い水圧)洗剤噴霧

熱交換器アルミフィンの隙間に洗剤を浸透させるのは、弱い圧力の噴霧器でも十分可能です。エアコンクリーニングの洗剤噴霧には、圧力(水圧)よりも洗剤の能力(洗浄力)が一番重要。たっぷりの洗剤をエアコンの隅々まに噴霧し、ゆっくりと時間をかけて浸け置きすることで、エアコン内部の汚れに洗剤成分が浸透・作用するのです。洗剤の洗浄力でしっかりと汚れを浮かし落としておけば、吹き飛ばしてしまうゴミも軽減可能。これなら貼り付いたゴミの後処理も楽になりますよね。エアコンを「徹底洗浄」するには、噴霧器を使用して洗剤噴霧することが時短にも繋がるのです。

以上の理由から、当店のエアコンクリーニングは噴霧器を使用して、時間をかけてメイン洗剤を噴霧しています。

噴霧器でのエアコンクリーニング
以前は、噴霧器のみでエアコンクリーニングしている業者もいました。近年ではあまり存在していませんが、稀に見かけることもありますね。しかし、エアコンクリーニングは、圧力(水圧)が高ければいいという単純なことでもありません。使用する業者のスキルによっては、高圧洗浄機が仇になることもあるのです。

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