nocria（ノクリア）Mシリーズ

このように前回の情報は全く覚えておりません。どんな作業をしたのか、どんな汚れ具合だったのか、どんな会話をしたのか・・・。リピーター様ではありますが、私的には初めましてのイメージです。そして案内されたリビングには「富士通ゼネラル」ノクリアが鎮座していました。これはちょっと面倒なタイプのnocria（ノクリア）ですね。

▼吹き出し口から飛び散ったゴミ

エアコン周りを簡単に養生してから、エアコンのスイッチ（送風）オン。すると・・・、吹き出し口からは「ゴミたち」が舞うこと舞うこと・・・。堪らず慌ててスイッチオフ。エアコンの電源を落としました。結構これは汚れている感じですね。

▼富士通ゼネラルルームエアコン｜AS-M56J2W

はい。こちらが本日のお相手。ゴミ降る「nocria（ノクリア）」エアコン。サイドファンなんてものが登場してから、分解難易度がアップしているんですよね。端子台を外さないと「お掃除ロボット」が抜けない構造になってしまいました。

▼エアコンを簡易分解中

はい。地味な分解作業を淡々と・・・。全ての基盤を取り終えたら、お掃除ロボット・基盤部の正面カバー・端子台も取り外していきます。

▼簡易分解後のエアコン

これで簡易分解は完了。ご覧のように「ドレンパン」も分解済み。こちらのメーカーは、簡単に「ドレンパン」が分解できるものと、分解が難しい一体型の2タイプがあります。このように「簡単」に取り外せるものは、「作業効率」を考慮して分解していますが、お客様のご要望で分解することはありません。予めご了承ください。また分解したとしても「オプション料金」は発生しませんのでご安心を。

▼分解したパーツたち

60分位の時間をかけて諸々のパーツも分解。これでエアコンを故障させることなく、本体からパーツまで丸洗い洗浄可能となります。

▼洗剤噴霧｜カビ取り洗剤・厨房用アルカリ洗剤

いつも通り「カビ取り洗剤」からスタート。背面パネル・ファン裏・ドレンホースに「カビ取り洗剤」を噴霧したら、クロスフローファンには「厨房用アルカリ洗剤」を噴霧。スタートの段階から繭玉のような状態で浸け置きしておきました。だって「ファン」汚れていましたからね。ゴミが飛び散るくらい・・・。

▼メイン洗剤噴霧

次は「メイン洗剤」の出番。「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを配合したメイン洗剤を4.5L。なんだかこの噴霧器に交換してから噴霧量が増えてきたような・・・。

▼洗剤噴霧後のエアコン

「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」「ドレンホース」の順に、何度も何度も重ね噴き。「クロスフローファン」にはトドメの「カビ取り洗剤」も追加噴霧しておきました。

▼洗剤噴霧後の汚水

室内のバケツには、こんなに真っ黒な汚水が・・・。この後は「高圧洗浄機」で濯ぎ作業です。洗剤成分がなくなるまで、汚れが落ちてこなくなるまで、何度も何度も高圧洗浄を繰り返します。

▼高圧洗浄後｜全景・吹き出し口

はい、ご覧の通り。こんなにキレイになりました。殺菌洗浄済みです。もうこの「吹き出し口」からゴミが舞ってくることもありません。

▼高圧洗浄後｜背面

エアコンの背面だってご覧の通り。見えない箇所だって「バシャバシャ」と丸洗い洗浄しています。

▼洗浄後の汚水

やっぱり汚れていましたよね。しっかりとバケツ2杯の汚水が室内には残りました。

▼組み立て・乾燥作業・動作確認・乾燥運転

洗浄が終わったら、組み立てながら「乾燥作業」「動作確認」「乾燥運転」で作業は終了です。只今の時間は12時30分頃。お掃除機能付きエアコンの作業時間は2時間30分なので、30分オーバーですね。まっ、汚れていたし、分解にも手間はかかったし、閑散期で次の予定もないので良しとしますか。