☆エアコンクリーニング訪問便り☆
東京都新宿区のおそうじ日記
《2019年》
2019年のおそうじ日記(新宿区訪問)を下記に纏めました。
新宿区荒木町|エアコンクリーニング
(訪問日:2019年4月30日)
本日は、新宿区荒木町でエアコンクリーニングをしてきました。先住者であるマンションオーナーが使用していたエアコンが、寝室とリビングに1台ずつ設置してあります。エアコンの臭いは、入居当初から気になっていたそうです。家族構成は、若いご夫婦と可愛いペットの3人暮らし。事前連絡では、駐車スペースがないとのことでしたが、マンション前にスペースがありましたので、お客様の了承を得てから、駐車させていただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-AS22C|2014年製造/ダイキンルームエアコン|F36NTES-W|2012年製造
クリーニングするエアコンの状況などをご指示いただいた後、旦那さまは所用のため外出されました。一緒に立会いができない奥様のために、女性スタッフ同行の当店を選ばれたようです。
▼日立ルームエアコン・洗浄後
ペットのいるリビングは、後にしてほしいとのことでしたので、寝室のエアコンから洗浄をはじめました。
エアコンの横には本棚があっため、マスカーテープにて養生。棚の上で、何やらよく見るスプレー缶を発見。市販のエアコン洗浄スプレーです。臭いが気になるとお話されていましたので、エアコンに使用されていたのでしょう。すでに1本は使用済みのようです。
▼市販のスプレーと洗浄後の汚水
ただ、寝室のエアコンは、あまり汚れてはいません。吹き出し口周辺の汚れも、目視では確認できず。臭いがなければ、簡易清掃でもいけそうなレベルです。エアコン上部である熱交換器を中心に、内部洗浄をしました。
メイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを追加した、殺菌・滅菌仕様です。最近はこのパターンの組み合わせが多く、エアコン内部に噴霧する使用量も1.5ℓに増量しています。
寝室のエアコンとは対照的に、リビングのエアコンは汚れていました。やはり使用頻度と設置場所の関係でしょう。どうしてもリビングのエアコンは汚れがちです。このダイキンエアコンは、ストリーマ付きです。外さないエアコンクリーニング業者もいるようですが、当店は外して洗浄しますので、ご安心ください。
※ストリーマとは、プラズマ放電でカビやアレル物質を抑え、お部屋の空気をキレイにする機器です。
▼ダイキンルームエアコン・ストリーマ付き
空気洗浄用の機器ではありますが、上記画像のようにエアコン内部で汚れています。まあ、こんなもんです。自分を洗浄できない機器が、お部屋の空気を洗浄しているようです。
実はこのエアコン、以前洗浄したことのある形跡がありました。アースのネジが見当たりません。このエアコンは、カバーを分解する際に、アースの線を外す必要があります。クリーニングした業者が着け忘れたのでしょう。そんな業者の掃除跡が、ストリーマを取るとありました。前の業者は、上部洗浄は全くしなかったのか、もしくは隙間を狙って洗浄をしたのでしょう。そういえば、昔いた清掃会社の社長は、そんなエアコンクリーニングをしていました。
▼エアコン洗浄前と洗浄後
ペットのいるお部屋なので、若干の動物臭が漂います。エアコンの熱交換器背面とドレンパン、吹き出し口にカビ取り剤を噴霧してから、メイン洗剤を噴霧していきます。キッチン隣接のため、クロスフローファンに厨房用洗浄剤を追加。動物臭の除去のため、熱交換器のアルミフィンには「シルバーNプラス」を追加噴霧してから、エアコン内部を徹底洗浄しました。
▼徹底洗浄後の汚水
このエアコンは、40ℓのお湯を使用して洗浄しました。当店は、複数台のエアコンクリーニングを行う際、高圧洗浄機とタンクは、洗面所やキッチンなどの水回りに固定して、作業させていただきます。また、汚れ具合などを考慮の上、女性スタッフがタンク内の水量を管理・調節しています。
上記画像のバケツの汚水は、約10ℓ位でしょうか。30ℓの汚水は室外に排水されています。当店では、エアコン内部から汚れが落ちてこなくなるまで、すすぎ洗浄を続けます。その結果、上記画像の右バケツのように、最後の汚水は透明になっていきます。
新宿区西新宿|エアコンクリーニング
(訪問日:2019年5月2日)
本日は、新宿区西新宿でエアコンクリーニングと浴室乾燥機クリーニングをしてきました。訪問先は、女性の一人暮らし、2年前にエアコンクリーニングで訪問した、リピーター様のお宅です。
今回依頼の主目的は浴室乾燥機クリーニングで、エアコンクリーニングは、おまけの要素が強いようです。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|S28LTES-W|2010年製造
時間前にお客様マンション前に到着。事前に駐車スペースはないと伺っていましたが、マンション前には広いスペースがあります。違法駐車用のポールを移動させれば、2台は止められそうな広さです。お客様に電話にて確認すると、前回訪問時に利用したことで注意されてしまったそうです。すいません。忘れておりました。スペースを見つけると停めることを考えてしまいます。お客様の負担軽減を考えてではありますが、移動が楽だからという理由でもあります。建物によっては、友好的に駐車スペースを提供する管理会社もあれば、広いスペースがあっても絶対に貸してはくれないケースもあります。エアコンクリーニング予約の際は、駐車スペースの事前確認をお願いします。
▼エアコンクリーニング全景
まず、浴室乾燥機クリーニングを完了させてから、エアコンクリーニングのスタートです。エアコンの下には、移動が困難なテーブルとテレビが置いてありました。このダイキンのエアコンですが、熱交換器背面の洗浄をすると、高確率で壁面からの水漏れが起こります。背面の洗浄しなければ避けられる水漏れですが、それでは当店のスタンスである徹底洗浄にはなりません。お部屋が汚れないようにマスカーテープを使用して、念には念を入れて何重にも養生してから、エアコンクリーニングしていきます。
エアコン下に動かせないテーブルや棚などがある場合は、気軽にご相談ください。
▼洗浄後の汚水
本日のエアコンクリーニングのメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを追加しました。ダイキンのエアコンは、ドレンパンの脱着は容易ではありません。また、ドレンパンが深めのタイプなため、次亜塩素酸ナトリウムを追加することが多いです。メイン洗剤噴霧前に、熱交換器背面・ドレンパン・吹き出し口周辺は、カビ取り剤で浸け置き洗浄をしました。今日のエアコンは、2年前に当店で洗浄していますので、そこまで汚れてはいませんでした。お客様のエアコンのお手入れも良かったのでしょう。エアコン上部メインに洗浄したので、室内に残るバケツの汚水は、4ℓ位の少量です。いつもの通り、エアコンカバーには「エアコン洗浄済」シールを貼付し、動作確認・乾燥運転で作業終了しました。本日の作業時間は、浴室乾燥機90分+エアコンクリーニング90分の3時間。料金は、リピーター様ですので、合計16,000円(税込)です。荷物の移動後、駐車場から車を出してから再訪し、駐車料金と一緒にお支払いいただきました。
新宿区築地町|エアコンクリーニング
(訪問日:2019年7月28日)
本日は、新宿区築地町でエアコンクリーニングをしてきました。お客様は女性の一人暮らしのため、女性スタッフ同行の当店を選択いただき、ご予約いただきました。駐車スペースはないため、最寄りのコインパーキングに車を駐車後、お客様のマンションに訪問です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|S25RTES-W|2013年製
お客様のお話しだと、エアコンの使用期間は約5年。今年から臭い・汚れが気になるようになったそうです。前に住んでいた住居では、エアコンの掃除など考えたこともなく、不思議がっておられました。お客様のお部屋は、機密性の高そうなキレイなマンションで、窓も一つしかありません。定期的に部屋の換気をしないと、雑菌なども溜まりやすい構造なのだと思います。今シーズンの長梅雨で、エアコン内部にカビがしっかりと定着してしまったのでしょう。それではエアコンを確認しましょう。
▼吹き出し口|洗浄前
ご覧の画像は、エアコン洗浄前の吹き出し口です。カビが付着しているのがわかると思いますが、クロスフローファンは、それほど汚れていませんでした。まだまだ浅めの汚れですね。それでは、エアコンを洗浄していきましょう。
▼吹き出し口|洗浄後
当店では、カビの殺菌除去を目的に、吹き出し口周辺には、カビ取り剤を噴霧・浸け置き洗浄しています。また、メイン洗剤にも次亜塩素酸ナトリウムを追加していますので、直接カビ取り剤を噴霧できない箇所も、殺菌洗浄することが可能となります。お部屋には塩素臭がしますので、予めご了承ください。
▼洗浄後の汚水
当店では、エアコン上部の背面パネル・ドレンパンにもカビ取り剤を噴霧しています。その後、エアコン上部の背面パネル・熱交換器・ドレンパンに、メイン洗剤をしっかりと重ね噴きし、洗剤成分が浸透・作用してきたら、、高圧洗浄機でたっぷりのお湯を使用して、すすぎ作業を行います。
当店では、エアコン内部の汚れをしっかりと洗浄するために、強めの洗浄剤を使用しています。今流行りの天然素材の「エコ洗剤」では、歯が立たないような汚れ・悪臭であっても、しっかりと除去することが可能です。洗浄後のキレイにエアコン内部に、洗剤成分が残ることはありませんので、ご安心ください。
室内のバケツに溜まった汚水は、マンション廊下通路の排水溝に流させていただきました。バケツに残る3倍以上の洗浄水が、エアコン内部の汚れ・臭い菌・洗浄剤をのせて、汚水として室外に排水されています。
新宿区西新宿|エアコンクリーニング
(訪問日:2019年9月22日)
本日は、新宿区西新宿でエアコンクリーニングをしてきました。賃貸マンションの備え付けエアコンで、使用期間は約4年とのことです。マンションには駐車スペースがないため、最寄りのコインパーキングに車を停めてから、お客様宅にお伺いしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-5029D(W)|RAS-2219D(W)|2009年製
本日のエアコンは、東芝のスタンダードタイプエアコン2台です。2009年製のエアコンなので、ギリギリ製造から10年。来年には修理部品がなくなって、補償対象外のエアコンになってしまいます。お客様にお伺いすると、エアコンから悪臭がするようになったとのこと。了解いたしました。エアコン内部を徹底洗浄していきましょう。
まずは、リビングのエアコンからです。動作確認でエアコンを運転させると、かなりの悪臭が漂ってきました。キッチン隣接のため、油汚れも吸い込んでいるのでしょうね。
▼吹き出し口|洗浄前
如何にも悪臭を放ってきそうな吹き出し口ですね。エアコン下部の吹き出し口周辺には、カビ取り剤を噴霧・浸け置き後、メイン洗剤をたっぷりと重ね噴きして洗浄を行っています。クロスフローファンには、厨房用アルカリ剤を追加で噴霧し、浸け置き洗浄を行いました。
▼吹き出し口|洗浄後
ファンの羽にこびりついていた汚れも、強アルカリ洗剤と界面活性剤の力で、スッキリとキレイに洗浄できました。当店では、高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばすのではなく、洗浄剤の持つ力で汚れを落としていきます。
エアコン上部もしっかりと徹底洗浄しています。背面パネル・ドレンパンには、カビ取り剤を噴霧して浸け置き洗浄。その後、メイン洗剤をたっぷりと何度も重ね噴きし、高圧洗浄機ですすぎ作業を行う前に、しっかりと洗剤成分を浸透・作用させて汚れが浮いてくるのを待ちます。
▼エアコンクリーニング中
熱交換器のアルミフィンに付着した汚れが、目視でも浮き上がって落ちてくるようになったら、大量のお湯を使用してすすぎ作業を行います。エアコンの徹底洗浄のために強めの洗剤を使用していますが、エアコン内部をバシャバシャと丸洗い洗浄していますので、洗浄後のエアコンに臭い成分や洗剤成分が残ることはありません。ご安心ください。
▼洗浄後の汚水|1台目
リビングのエアコンの汚水です。室内のバケツに残った汚水は、吹き出し口周辺の汚れがメインとなります。この4倍以上の洗浄水が、エアコン上部の汚れや臭い菌・洗剤とともに室外に排水されています。これでこのエアコンが臭うことはないでしょう。
▼洗浄後の汚水|2台目
こちらは、寝室に設置されていたエアコンの汚水です。リビング設置よりも真っ黒な汚れが残りましたね。寝室設置のエアコンは、布団や毛布などの綿ぼこりが舞いやすく、湿度が高いとカビが発生しやすくなります。定期的なフィルター掃除やエアコンを乾燥させることを心掛けましょう。このエアコンの洗浄にも、20ℓの洗浄水(お湯)を使用しました。エアコン下部が原因のカビ臭とともに、エアコン上部に蓄積された生活臭もしっかりと洗浄・除去できています。
新宿区高田馬場|エアコンクリーニング
(訪問日:2019年10月31日)
本日は、新宿区高田馬場でエアコンクリーニングをしてきました。マンションにある法人のお客様で、特に汚れや臭いが気になる訳ではないが、2年間使用したのでエアコンクリーニングを行いたいと考えたそうです。マンションには駐車スペースにがありませんので、最寄りのコインパーキングに車を停めてから、お客様の会社に訪問いたしました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-AJ36F(W)|2016年製
本日の訪問時間は午後3時30分頃。営業時間が10時からとのことでしたので、日にちの予約だけさせていただき、後日に午前の予定が決まってから訪問時間の報告をいたしました。当店のスケジューリングは、朝9時からスタートとなっております。それ以降のお時間が希望の場合は、前の現場状況が確定してから訪問時間の連絡となりますので、予めご了承ください。
▼エアコンクリーニング風景
エアコンの下には、デスクが置いてあります。机の移動は大変でしたので、上の荷物だけを移動していただき、マスカーテープで養生してからエアコンクリーニングを行いました。念のため防水シートでもカバー。脚立を置く場所が限られてしまったため、これなら机の上にも片足をのせて作業ができます。
▼吹き出し口|洗浄前
エアコンを分解して中を確認すると、それほど汚れてはいませんでした。使用期間は2年ですからね。しかし当店では、殺菌洗浄のために吹き出し口周辺の洗浄には、カビ取り剤を使用しています。エアコンの汚れや臭いの原因は、目視できるところだけとは限りません。
▼吹き出し口|洗浄後
背面パネルにもカビ取り剤を噴霧したら、メイン洗剤をエアコン上部・下部にたっぷりと重ね噴きし、大量のお湯ですすぎ作業を行います。吹き出し口周辺もワントーン明るくなった感じがします。付着している水滴は、洗浄水(お湯)の残りです。ご覧の通り、水滴も汚れていませんよね。タオルで拭き取り作業を行わなくても、吹き出し口周辺には、ゴミや汚れは残っていません。
▼洗浄後のエアコン
熱交換器のアルミフィンも、明るい色になりましたね。ホコリなどの付着がなく、着色汚れもなかったのですが、全体的に薄っすらと汚れていたのかも知れません。これも、「ホワイトクリーナー」と「次亜塩素酸ナトリウム」の洗浄力のおかげでしょうね。
▼洗浄後の汚水
これが今回の汚水です。このように真っ黒な汚水がでるとは、洗浄前には考えてもいませんでした。やっぱりエアコン内部の汚れは、目視だけで確認できませんね。このようなエアコンに「エコ洗剤」で対応していたら、汚れや臭いの原因がエアコン内部に残ってしまい、後日クレームになっていたかも知れません。しかし当店なら大丈夫。しっかりとすすぎ作業を行うことができるので、洗浄力のある強い洗剤を使用することができます。
▼乾燥運転中
しっかりと内部洗浄を行った後は、しっかりとエアコンを乾燥させたら本日の作業は終了です。荷物を片付けてか一度退出し、車の駐車料金を清算後に再訪問いたします。エアコンクリーニング料金は、駐車料金と一緒に現金でお支払いいただきました。
お掃除機能付きエアコンの作業時間
(訪問日:2019年12月18日)
本日は、新宿区上落合でエアコンクリーニングをしてきました。予約の際に、エアコンクリーニングの作業時間を質問されたので、大凡の想定時間はご連絡済みです。(ダイキンのお掃除機能付きエアコンなので、汚れが軽度であれば150分もかからないとお答えしてあります。)マンション横の駐車スペースに車を停めてから、お客様宅に訪問しました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN50LRP-W|2010年製
キッチン隣接のリビングには、2010年製のお掃除機能付きエアコンが設置されていました。外観はそれほど汚れていないのですが、ダイキンのこの機種でしたか・・・。お掃除ユニットの分解は簡単なのですが、メイン基盤がドレンパン前にあるタイプです。内部が汚れていないことを祈りましょう。
メイン基盤の分解
前面パネルを開けてみると・・・フィルターが凄いことになっていました。このエアコンは、キッチン隣接のリビングで約10年使用しています。お客様の話によると、10年お掃除要らずとの思いがあるらしく、ダストボックスの掃除もしたことがないとのこと。フィルターも外したことはないそうです。分解前からヤバイ雰囲気満載ですね。
▼ダイキンお掃除機能付きエアコン
カバーを外してみると、下記の通りです。敢えてフィルターはつけたままで撮影してみました。この回転式のフィルター内にも、こんもりとホコリが付着しています。一体誰が、10年間お掃除要らずなどという情報を伝えたのでしょうか? そもそもダストボックスのスペースが狭いため、1年分のホコリすら溜められないエアコンです。
▼カバーを分解してみました
この後の作業までは簡単です。このお掃除ユニットは、左右のネジ2箇所と中央のメイン基盤のコネクタ1箇所を外せば、簡単に分解できます。サクサクと分解していきましょう。ユニットの分解前ですが、隙間からは汚れが見えています。
▼ユニット分解後のエアコン
お掃除ユニットを分解してみると、ホコリがタンマリと熱交換器にこびりついていました。油分を含んでいるため、掃除機で吸い取ることも難しい感じです。このエアコンは汚れすぎですね。ドレンパン内も凄いことになっているでしょう。
ここで問題です。このエアコンの汚れを徹底洗浄するには、どうしたら良いと思いますか?
▼汚れが軽度な場合の洗浄方法
上記の画像は、同機種のエアコンの汚れが軽度な時の洗浄例です。エアコン上部「熱交換器」「ドレンパン」の汚れが軽度であれば、このような洗浄方法でも全く問題ありません。この後の作業は、基盤部を徹底養生することです。
しかし、汚れ具合が全く違いますよね。上記の方法で洗浄してしまうと、故障リスクが高くなります。それは何故なのか? 現時点でドレンパン内がゴミで詰まっていることが考えられます。また、このままの状態で洗浄をすれば、熱交換器のホコリはドレンパン内に溜まってしまうでしょう。大量の湿ったホコリがドレンパン内で詰まってしまうので、大量の汚水が外に溢れ出てしまいます。どんなに頑張って基盤を養生しても、勢いよく溢れ出る汚水からメイン基盤を完璧に防ぐことは不可能。簡易清掃なら問題ありませんが、この汚れ具合で徹底洗浄するのは難しいのです。
▼メイン基盤分解後のエアコン
結果、上記のようにメイン基盤を分解することになりました。この段階で既に45分位経過しています。もう予約時にお答えした作業時間では終わりませんね。この後の内部洗浄にも、洗浄後の組み立てにも時間はかかります。ここまできたら、ジタバタしてもしょうがありません。じっくりと丁寧にエアコン洗浄をしましょうね。
▼吹き出し口|洗浄前・後
熱交換器の汚れと比較してしまえば、パッと見は汚れていない感じですね。吹き出し口の洗浄は、いつものようにカビ取り剤を使用して殺菌洗浄しました。しかし洗浄を続けていると、クロスフローファンには予想以上に油汚れが付着しているため、汚れがどんどん浮き出てきます。追加で厨房用アルカリ洗剤も噴霧し、浸け置き洗浄することにしました。
▼洗浄後の熱交換器
ご覧ください。洗浄前とは全く違った熱交換器に生まれ変わりましたね。それでは「どのようにして洗浄したのか」ご説明いたします。
先ず背面パネル・ドレンパンにカビ取り剤を噴霧して浸け置き洗浄。前面・背面のドレンパンに詰まっているゴミの融解を促します。次は、メイン洗剤をエアコン上部全体にさっと噴霧してから、アルミフィンで目詰まりしているホコリ除去のため、一段階目のすすぎ作業。高圧洗浄機で、熱交換器に詰まっているホコリをドレンパン内に吹き落とすため、大量の汚水がドレンパンから溢れ出てきました。ドレンパン内で溜まってしまったゴミを落とすために、直接ドレンパン内にも洗浄水を噴射して汚れを吹き飛ばします。この作業では大量の汚水が勢いよく溢れ出ます。
次は、丁寧にメイン洗剤の噴霧です。今回のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムをプラス配合。「背面パネル」→「熱交換器背面」→「熱交換器前面」→「ドレンパン」→「吹き出し口」→「クロスフローファン」の順に何度も重ね噴きしていきます。この作業でもメイン洗剤がドレンパンから溢れてきました。洗剤成分がゴミを融解することでドレンパンの詰まりが改善してきたら、大量の洗浄水(お湯)を使用して、徹底したすすぎ作業でゴミ汚れを洗い流します。
▼メイン基盤の組み立て
当然ではありますが、分解したエアコンは元に戻さないといけません。エアコンの徹底洗浄が終了したら、メイン基盤の組み立て作業です。ご覧のように端子台も分解しているので、組み立てには時間がかかりますね。
▼洗浄後の汚水
上記の画像が、本日のエアコンの汚水です。約3ℓのメイン洗剤と60ℓ以上の洗浄水(お湯)を使用しました。ドレンパンから溢れた汚水もありますので、バケツ2杯分で12ℓ位はありますかね。あれだけのホコリが付着していると、ドレンパン内は確実に詰まってしまいます。当然ドレンホース内も詰まることに・・・。簡易な洗浄方法で、詰まったままで作業を終えてしまう業者もいるかもしれませんね。しかし、当店なら大丈夫。徹底したすすぎ作業が可能ですので、この4倍位の洗浄水がエアコンの汚れ・洗剤成分とともに室外にも排水されています。大量の洗浄水が勢いよく室外に流れだし、ドレンパン・ドレンホースの汚れや詰まりも改善されました。このようにエアコン内部を徹底洗浄するためには、エアコン内部も徹底分解する必要があるのです。
さて、作業時間はどうなったのでしょうか? 申し訳ありません。予約時にお答えしたお時間ではなく、逆に30分以上超過してしまいました。しかし、エアコン内部はしっかりと洗浄できています。汚れを残したままでも、時間がきたら作業を終えてしまう業者も存在していますが、当店ではそのような行為は一切行っておりません。しっかりとエアコンの汚れを洗浄していますので、汚れ具合・機種などにより想定時間が超過することもあるのです。予めご了承くださいませ。
※上記営業エリア外でも、サービス内容や出張料金などによってはお伺い可能な場合もあります。気軽にご相談くださいませ。
► 出張費の算出方法