
小金井市本町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン1台と
東芝ルームエアコン2台です。
お掃除ユニットが抜けない?
(訪問日:2023年7月19日)
本日は、小金井市本町でエアコンクリーニングしてきました。電話でご予約いただき、お掃除機能付き1台とスタンダードエアコン2台、エリア外の出張費(移動距離30.5km=5,500円)をご了承いただいての訪問です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|AN40VAP-W|2018年製
午前7時頃に晴海を出発。お客様宅を確認後、近くのコンビニで時間調整していると、お客様より電話(駐車位置の指示)が入りました。そこで少し早めではありますが、車をマンション前まで移動。ただせっかく連絡(駐車位置の指示)いただいたのに、入り口が分かりづらかったため戸惑ってしまいました。再度お客様や管理人さんに指示をいただきながら、何とか駐車は無事完了。お手数をお掛けして申し訳ありません。それではエアコンを徹底洗浄しにいきますか・・・。
お部屋に入室後、お客様にエアコンの作業順を確認します。リモートワークに入るお客様は、リビング・仕事部屋・寝室の順に作業して欲しいとのこと。リビングには「ダイキンのお掃除機能付きエアコン」が設置されていました。う〜ん、ちょっと設置状況(位置)が微妙ですね。スタートからテンションはややダウン。
▼エアコンの分解開始

こちらがお相手のエアコンです。このタイプの「お掃除ユニット」は、本体カバーの背板上部に引っ掛けているだけではなく、「お掃除ユニットの背面部」が熱交換器背面の下部まで入り込む構造になっているんですよね。そのためエアコン天面と天井との隙間がないと「お掃除ユニットが取り外せないことも多々。ただそれでも徹底洗浄は可能ですが、「お掃除ユニット」を動かしながらの作業には手間もかかります。天面の養生ができないため、洗浄水の飛び散りも広範囲に・・・。それを防ぐためには、通常よりも養生範囲(作業スペース)を広げなくてはいけません。「お掃除ユニット」が抜けないということは、色々と手間がかかるんですよね。まっ、エアコン上部を洗浄しない・はじめから分解しない業者にとっては、不問なのでしょうが・・・。
メーカーの据付説明書によると、エアコン天面と天井との隙間は「性能上:30mm以上」「サービス性を考慮して:80mm以上」となっていますが、う〜ん、これは「性能上」しか考慮していない据付設置ですよね。さてさてどうしたものか。
▼基盤の取り外し

本体カバーなどのパーツを外したら、「お掃除ユニット」に取り掛かる前に基盤の取り外しから。上から普通に抜けなくても、右側から引き抜ける可能性はあります。幸いなことにエアコン右側の隙間はバッチリ。これで下準備、上から・横から「お掃除ユニット」取り外しにチャレンジしましょう。ふっ!・・・。
▼お掃除ユニットが抜けない?

上記の画像がその結果。祈りましたが思いは届かず。無理矢理に天井の壁紙を傷つけながら引っ張ったとしても、上から取り出すことは完全に不可能です。無論そんなことはしませんが・・・。それでは次の手。基盤側である右側からの引き抜きにチャレンジ。ただ残念なことに熱交換器の銅管(冷媒ガス用の配管)が行手を阻みます。銅管ガード用のカバーをずらしても抜ける雰囲気はありません。あと1センチ位で何とかなりそうな気もするのですが・・・。う〜ん、歯がゆい・・・。もうお手上げ状態です。いやはや参った。このままじゃ洗浄に時間がかかってしまいます。スタートから憂鬱な気分ですね。もう奥の手しかないか。よいしょ・・・っと。
▼お掃除ユニットが抜けた!

祈りは届きませんでしたが、まだ諦めきれません。せっかく出張費までいただいているのに、丸裸になった熱交換器もお見せしたいですよね。ここで実力行使(奥の手)することに・・・。ご覧の通り、マンパワーでなんとか「お掃除ユニット」の取り外しは完了しました。詳細(奥の手)は後ほど・・・。エアコン上部と天井との隙間は「お掃除ユニット」を取り外した段階でも「養生テープ(50mm幅)」を置くのがギリギリくらい。分解・取り外し前だと40mmも隙間はなかったのでしょう。これじゃ正攻法での「お掃除ユニット」抜き取りは不可能ですね。オーバーホールや完全分解業者なら問題ないのでしょうが、簡易分解業者にはキツイ・辛い設置位置でした。それでは、エアコンの徹底養生・徹底洗浄に入りましょう。
▼カビ取り洗剤噴霧

いつも通り、当店の洗浄は「カビ取り洗剤」から。養生前に「ドレンパン」に、先行して噴霧(左画像)。養生したら「背面パネル」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」にも、追加噴霧して浸け置き(右画像)。そうそう何故? エアコンクリーニングでのカビ取り洗剤は嫌われてしまうのでしょう・・・。
結露によってカビが生えやすい「お風呂掃除(カビ対策)」の定番は「カビキラー」などの塩素系洗剤ですよね。大抵の方はお世話になっていると思います。状況によっては、年に何度も使用している人もいることでしょう。ただ「結露によってカビが生えやすい」同条件、否それ以上に結露・湿度が高く「カビが発生しやすい」エアコンに使用するのはダメ。何年も掃除していない、放置したままのエアコンだとしても・・・。そして、お風呂掃除で気づいているはずなのに、「塩素系」の洗剤でないと「カビ汚れ」が落ちないことも目視・体感しているはずなのに、エアコンなら「エコ洗剤」などの洗浄力の弱い洗剤でもカビが除去できると思ってしまう人たちも多々。誰かさんたちの「印象操作」が上手なんでしょうね。真実は一つのみ。身体や環境に優しい洗剤は、カビなどの汚れにも優しいのですが・・・。
▼厨房用アルカリ洗剤噴霧

ホワイトクリーナーに次亜塩素酸ナトリウムを配合したメイン洗剤を3L。「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」「クロスフローファン」の順に何度も時間をかけて「噴霧器」で丁寧に噴霧。ご覧のように「クロスフローファン」には追加で「厨房用アルカリ洗剤」を噴霧。繭玉のような状態で浸け置き洗浄しておきました。そうそう、またまたここで印象操作のお話を・・・。
昨今は「クロスフローファン」の取り外しも流行ってきているようです。「分解しないとファンの汚れは落ちない・・・」、こんなことを言い放つ業者すら存在。ただそれは掃除の仕方次第です。確かに「エコ洗剤」などの洗浄力の弱い洗剤のみなら、その意見も正しいのでしょう。ただ洗浄力の強い洗剤を使用できさえすれば、分解することにそれほどの意味はありません。逆に分解する方が洗浄に手間がかかる(実体験よる)こともあります。ファンを取り外したとしても、優しい洗剤とブラッシングだけでは汚れは落としきれません。細部まで汚れを落とすためには、レンジフードのシロッコファンを洗浄するときのように「クロスフローファン」も洗浄剤に浸け置きする必要だってあります。そして高圧洗浄機を使用するのであれば、分解しない洗浄と条件は同じなんですよね。結局ファンの分解なんて「オプション」に誘導するための単価アップツールでしかありません。黒いファンは汚れ残りは見えにくいため、せっかく分解洗浄しているのに・オプション料金を支払っているのに「汚れが落ちていない!」こんな摩訶不思議な現象も起きていますのでご注意を。
▼吹き出し口|洗浄前・後

洗浄力の強い洗剤を惜しみく投入。ファンのゴミを吹き飛ばさない配慮や吹き飛んでしまったゴミの処理もしています。当店での「徹底洗浄」であれば「ファン分解」と同様の洗浄ができますので、ご安心を。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器のアルミフィンもキレイになりました。次亜塩素酸ナトリウム配合のメイン洗剤を使用しているので、細部まで殺菌洗浄済みです。そうそう「壁掛けエアコンクリーニング」では、エアコンの背面まで洗浄できないと「ネガティブキャンペーン」を展開している「オーバーホール業者」も見受けられますがご安心ください。画像では確認できませんが、当店の徹底洗浄なら「エアコンの背面」だって同様に殺菌洗浄済みです。
▼汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

左画像が洗剤噴霧後の汚水で、右画像が洗浄後の汚水です。室内に残った汚水は4Lくらいですが、室外には10L以上の汚水が排水されているんですよ。この機種は「エアコン上部」の洗浄水が吹き出し口に溢れにくいタイプのため、室内のバケツに残る・目視できる汚水は少なめとなります。
▼据付板から取り外し

そうそう、勿体ぶった前振りとなっていましたが、お掃除ユニットを取り外せた理由が上記の画像。取り外し時、女性スタッフは別作業だったため撮影不可でした。組み立て時は作業終了していたので、女性スタッフにスマフォをパスして撮影依頼。ご覧のように、エアコンを「据付板」から一旦取り外すことで「お掃除ユニット」も取り外し可能となったのです。まっ、オーバーホール業者に言わせれば「当たり前」のことなんでしょうが・・・。
▼乾燥作業・冷房運転

パーツを組み立てながら乾燥作業。全ての組み立てが終わったら、冷房運転で作業終了。暑い最中ですからね。乾燥運転はいたしません。当店では「抗菌コート」などの無意味なオプション誘導はしていませんので、作業終了後にはそのまま「冷房使用」も可能。残りはスタンダードエアコン2台です。パパッとやっつけてしまいましょう。
▼東芝スタンダードエアコンの洗浄

リモートワークのお客様にご退出いただき、作業部屋のエアコンから。上記の画像は3台目(寝室)エアコンの洗浄後です。
▼汚水|2台目・3台目

こちらが洗浄後の汚水たち。東芝エアコンも室内のバケツに汚水が残りにくい(エアコン上部に噴射した洗浄水が、吹き出し口に溢れにくい)構造。必然的にバケツに残る汚水は少なめになります。ただ吹き出し口の汚れが多い時は、もう少し多めになりますが・・・。今回のエアコンは比較的キレイでした。
▼乾燥作業・乾燥運転

エアコンの洗浄が終わったら、組み立てながら乾燥作業。作業部屋のエアコンは冷房運転。寝室のエアコンは誰もいない部屋だったので、乾燥運転(暖房)で作業は終了。今日もしっかり洗浄できました。お客様が出張費を捻出した成果も、きっとあったことでしょう。
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