杉並区宮前で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、長府温水熱源機付エアコン1台です。
長府温水熱源機付エアコン
(訪問日:2023年4月14日)
本日は、杉並区宮前でエアコンクリーニングしてきました。2年前に訪問したリピーターさまで、「リピーター割」対応期間にエアコンクリーニングしたいとのこと。比較的空いている「男性スタッフ」一人対応日を選択いただきました。前回はお掃除機能付きエアコンとスタンダードエアコン各1台で男女ペアの二人訪問でしたが、今回は1階に設置されているスタンダードタイプの「長府温水熱源機付エアコン」1台とのこと。2021年のお客様情報を確認していたら、前回の記憶が蘇ってきました。
適切な表現ではないと思いますが「少し圧」のあるお客様(下手な表現で本当に申し訳ありません)。「床暖房」も兼ねたタイプのエアコンなので、設置費用も高額だったとのこと。「エアコンが故障したら大変なことになる」そんなようなことを囁かれながら、作業した記憶があります。そんなことが災いしたのか? 作業翌日に水漏れがあり「その処理で2回目の訪問」、そのアフターフォローで忘れ物をしてしまい「その回収で3回目の訪問」と、計3回も訪問しています。そりゃ忘れっぽい・若干ボケの入っている私だって、流石に覚えていますよね。インパクトのあるお客様でしたし・・・。近隣についたら、お客様宅への道のりまで蘇ってきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|長府温水熱源機付エアコン|RAY-4037(E1)|2016年製
はい。本日のテーマは「絶対に壊さない」こと。前回と同じです。そして、アフターフォロー訪問なんてことは起きないようにすること。まっ、どこのお宅でも同じことではあるのですが、前回のことがありますからね。より強く思ってしまいます。少し早めに到着したので、駐車場前でしばし時間調整。5分前にインターフォンを鳴らし、道具類をお部屋に入れてから駐車場に車を停めます。それではエアコンクリーニングを始めましょう。
▼長府温水熱源機付エアコン|RAY-4037(E1)
こちらが「長府温水熱源機付エアコン」。見た目は普通の壁掛けルームエアコンです。ただ左側の壁には、業務用のような複数のタッチパネル。本体カバーを外すと、剥き出しの基盤が見えてきます。なんか「昔のエアコン」っぽいシンプルな構造で、壁掛けの業務用のような感じ。古いビーバーエアコンにも似ていますね。
▼エアコンの簡易分解
こんな剥き出しの基盤、簡易養生のみで徹底洗浄は不可能です。当店のエアコンクリーニングは「バシャバシャ」と洗浄水(お湯)を高圧噴射するスタイル。簡易なタオル養生やマスカー養生のみでは、勢いよく飛び散った洗浄水を防ぐことはできません。ただ養生テープで隙間を潰していくのも少し手間。しかもそれだけでは、故障を100%防ぐことはできません。結果「基盤」「ドレンパン」も取り外し。ご覧のような状態にしてから洗浄準備に入ります。
当店では「基盤」や「ドレンパン」の取り外したとしても、オプション料金が発生することはありません。本日はスタンダードエアコンのリピーター割なので、ここまで分解しても料金はなんと8,000円。おっ得ですよね。なんやかんや「能書きを垂れて」オプション(分解)に誘導する業者も見受けますが、当店の分解は「故障」させない、且つ作業効率を上げるためのもの。如何に「故障させず」に、如何に「エアコンを徹底洗浄」できるかを追求した結果です。簡単に「ドレンパン」が取り外せない機種や基盤が取り外せない機種などの場合は、別の方法を考えてエアコンを徹底洗浄していますので予めご了承ください。ただその際も、エアコンはバッチリ洗浄しますのでご安心を。
▼エアコンの不具合箇所|ルーバー軸・ドレンホース
ドレンパンを取り外したことで、エアコンの不具合(左画像)も発見できました。ご覧のように「上下風向ルーバー」用の軸が欠損(左画像)しているのです。お客様に確認すると「吹き出し口」を掃除しようと思い、無理なテンションを与えたことがあるとのこと。これはあとで補正することにしましょう。そして右画像はドレンホースの付け根。ご覧のように補助パーツもなく剥き出し状態です。そうそう、またまた思い出してきました。前回も元に戻すのに苦労しましたよね。そもそもこのメーカーのエアコン、家電量販店経由の購入ではないはず。住宅設備の専門業者が設置していると思うのですが・・・、こんな簡易な処理で良いのでしょうか? 甚だ疑問でしかありません。
▼吹き出し口|洗浄前・後
上記の画像は「吹き出し口」の洗浄前後。この汚れが気になったので、当店に再依頼したとのこと。ただ2年前に洗浄しているので、それほど汚れてはいませんでした。今回は「厨房用アルカリ洗剤」を追加投入することなく、「メイン洗剤(ホワイトクリーナー+次亜塩素酸ナトリウム)」のみで洗浄しています。それでも「クロスフローファン」は、スッキリと殺菌洗浄済み。
▼洗浄後のエアコン全景
少し埃っぽかった熱交換器もキレイになりました。基盤を取り外しているので、遠慮することなく広範囲に洗浄可能。背面パネル・ファン裏・ドレンホースにはカビ取り洗剤を噴霧。次に「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」の順にメイン洗剤を噴霧したら、高圧洗浄機で濯ぎ作業。洗剤噴霧と同じ手順で、バシャバシャと丸洗い洗浄していきます。そりゃ、キレイになりますよね。
▼洗浄後の汚水
こちらが本日の洗浄後の汚水。前回の汚水のことは覚えていませんが、使用年数を考慮すれば今回の方が汚れていなかったことでしょう。こちらは、駐車場横の排水溝に流して処理しておきました。
▼乾燥作業
ドレンパンとドレンホースを繋ぎ、軸部分をビニールテープで補正。基盤も元通りに設置したら、コンセントにプラグを差し込んでリモコンのスイッチをオン。無事に故障することなく、エアコンは動き出しました。安堵です。これで圧は解除できましたね。ここから暫し乾燥作業です。
▼動作確認後の乾燥運転
吹き出し部の水滴がなくなったら、全てのパーツを組み立てて「動作確認」「乾燥運転」。ただ残念なことが一つ。それは欠損していた「ルーバーの軸」。欠損してから年数が経っていたのか、欠損部は変形していました。その結果、接着がいまいち安定せず。ビニールテープも追加して補正してみたのですが、上下風向ルーバーを取り付けた段階で接着部の脱着を確認。結果元通りの欠損したままの状態に・・・残念。お客様に直らなかったことを説明し、ご了承いただきました。
そうそう、当店では「徹底洗浄した証」として、エアコン本体カバーに「高圧洗浄済みシール」を貼付しています。作業日・定期的なフィルター掃除のご案内、そして「店名」「URL」「電話番号」も記載済み。そのシールを見て、お客様は再依頼してくれたそうです。「しめしめ」、中々の営業ツールですね。思惑通りです。リピートありがとうございました。
記事一覧
※上記営業エリア外でも、サービス内容や出張料金などによってはお伺い可能な場合もあります。気軽にご相談くださいませ。
► 出張費の算出方法