
大田区上池台で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン2台です。
スタート時間の指定
(訪問日:2022年10月23日)
本日は、大田区上池台でエアコンクリーニングしてきました。電話でご予約いただき、午後1時までには作業を終えて欲しいとのこと。依頼内容はスタンダードエアコンとお掃除機能付きエアコン各1台。当店の作業時間だと約4時間なので9時スタートだとギリギリです。設置状況や機種・汚れ具合によっては遅延することも・・・。その旨お伝えすると早い時間なら何時でもいいとのこと。「午前7時でも」と言われましたが、いやはや流石にそれは厳しいですよね。ということで、30分前倒しの午前8時30分に訪問することになりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-W403P2|2013年製
午前8時過ぎにお客様宅のマンション前に到着。勇んで道具類を降ろし、そのまま近隣のコインパーキングに車を移動。少し早いので普段なら時間調整するところですが、今回はいっちゃいましょう・・・。8時10分頃にマンション入口のインターフォンを鳴らしフライングスタートです。
▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS-W403P2

自前のスリッパに履き替え、防水シートを片手に入室。作業スペースを確保したら道具類を運び入れます。お部屋の養生の準備などをしながら、エアコンの前面パネルを開けて汚れのチェック。うん、ホコリ多めですね。お客様の話では昨年の6月にエアコンクリーニングしているそうです。
その話を聞いて少し嬉しくなってきました。チェックのタイミングですよね。13時までには作業を終えて欲しいとの要望があるなか、写真撮影が始まってしまいました。只今の時間は8時29分。まっ大丈夫でしょう・・・、きっと。そうそう、ダストボックスを確認するとゴミやホコリが詰まり過ぎです。昨年の6月から取り外していないのかな? そんな雰囲気すらありました。お掃除機能付きエアコンのダストボックスは最低でも半年に一回は取り外して掃除しましょう。その際にはフィルターも一緒に取り出して、中性洗剤などで優しく洗うこともおすすめします。
▼メイン基盤

前面パネル・「フィルター・ダストボックス」一体型・本体カバーを外したら、お掃除ユニット分解の準備。基盤カバーを外して、お掃除ユニットに繋がっているコネクタを抜き取ります。ここで基盤の配線もチェック。
右側写真の緑色のコードはアース線。出荷時は配線の一番手前にあり、基盤の出入り口部を硬く塞いでいます。コネクタを抜くのにズラす必要があるのですがワイヤーなので硬いんですよね。コードの長さに遊びがない時は基盤側のネジを外してからコネクタたちを抜くことも・・・。そして洗浄後の組み立て時には、次回の分解を考慮して全ての配線の下にしておきます。私の場合は・・・。ただこのエアコンは出荷時の配置状態。うん、しっかりと元に戻す丁寧な業者の仕事なのかも知れませんね。
▼ゴキブリの残骸

エアコンの養生前には、洗浄しない・できない箇所のブラッシングもしています。基盤の下あたりを掃除していると、茶色い塊やカスたちが落ちてきました。落ちた破片を見てみると羽や足なども確認できます。どうやら「ゴキブリの残骸」だったようですね。これもエアコンクリーニングあるある。
▼お掃除ロボットの分解

お掃除ロボットを取り外したら、取り外したロボットも再分解しています。ご覧のようにホコリ払いと拭き取り作業だけでは対応できない雰囲気。水洗いできる状態(右画像)まで分解してから、女性スタッフにパスしました。他のパーツたち同様に、お風呂場で洗浄してもらいます。そして赤丸で囲んでいるのは、切り取った結束バンドたち。基盤に伸びる配線たちを固定させるためのものですが、基盤を取り外すためにはカットする必要があります。いくら丁寧な業者でも「結束バンド」まで元に戻してはないですよね。うん、お掃除ユニットは洗浄していないと判断してもいいのでしょう。
▼エアコンの背面

エアコンの背面もチェック。故障や壁側の水漏れを嫌うため、洗浄しない・見て見ぬふりをする業者が多い箇所です。ただこの箇所が「壁掛け」エアコンクリーニングでの最重要箇所。この箇所(エアコン背面)を徹底洗浄できるかできないかによって、エアコンの臭い除去率は雲泥の差。逆にこの箇所をガンガン洗浄できるのなら「完全分解」や「オーバーホール」と同程度の臭い除去は可能となります。
そしてエアコン背面の写真はご覧の通り。エアコンの前面と比較すればホコリは目立っていますが、カビ汚れはそれほどでもありません。う〜ん、ちょっとは洗浄しているのかな? 正直これもこの段階では判断できませんでした。
▼エアコンの洗浄|吹き出し口・熱交換器

それではエアコンの洗浄に入りましょう。「背面パネル」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」にはカビ取り洗剤を噴霧(左画像)。暫し浸け置きしてから「メイン洗剤」を噴霧していきます。「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合したメイン洗剤を3ℓたっぷり噴霧しました。すると熱交換器のアルミフィンが泡立って(右画像)きます。この泡立ち方は・・・、油汚れなのか、はたまた「抗菌コート」なのか・・・、何にしてもメイン洗剤で徹底洗浄しておきました。
▼クロスフローファンの洗浄

クロスフローファンには、トドメの「厨房用アルカリ洗剤」も追加噴霧。繭玉のような状態で浸け置き洗浄しています。暫くすると、また汚れが浮き出てきました。
▼吹き出し口|洗浄前・後

価格高騰のこのご時世でも「洗浄力の強い洗剤」を、惜しみもなくたっぷりと使用しています。当店の洗浄なら、ファンの分解なしでもご覧の通りキレイに洗浄可能。ファンから吹き飛んでしまったゴミや洗剤たちも、何度も繰り返す丁寧な高圧洗浄(すすぎ)で、エアコン内部に残留させることはありません。
▼洗浄後のキレイなエアコン

熱交換器のアルミフィンもこんなにキレイに洗浄できました。ただここまでキレイにするために、使用したメイン洗剤3ℓ・洗浄水(お湯)約40ℓも使っています。最近の当店の洗浄は、使用する洗剤の使用量が増えて(約3倍)います。お陰様で汚れ落ちが早く「洗浄水(お湯)」の使用量は削減。メイン洗剤1ℓの時は洗浄水を20ℓ使用していましたが、今では10ℓ位の使用量が平均となっています。それでも今回は40ℓ。原因は一つしかありません。前回の業者の洗浄方法に問題があり、飛び散らかした汚れたちを落とすのに大量の洗浄水が必要となったのです。
▼動作確認・乾燥運転

洗浄が終わったら、元通りに組み立てて乾燥作業・乾燥運転。只今の時間は11時10分。入室から3時間も経ってしまいました。急いで次のエアコンに移動しましょう。
▼洗浄後の汚水

こちらが今回の室内に残った汚水たちです。エアコン上部に噴射した洗剤や洗浄水の大半は室外に排水されています。寝室設置の2台目のエアコンはキレイだったので、汚水もこの程度。作業内容も割愛しています。
▼室外に流れ出た汚水

そしてエアコン上部に噴射した「洗剤や洗浄水」跡はご覧の通り。大量の汚水が流れ出たのもこの画像で確認できますよね。ただ申し訳ありません。当店では室外に流れ出た汚水の処理はしておりません。汚れた・汚したままでサービスは終了となりますので予めご了承ください。
スタンダードエアコンとお掃除機能付きエアコンを徹底洗浄して、かかった作業時間は4時間位。1台目に時間をかけてしまいましたが、写真撮影しながらもお約束の時間前に作業を終えることができました。予定よりも早く訪問して良かったですね。
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