目黒区三田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン・
富士通ゼネラルルームエアコン各2台ずつです。
お掃除機能付きの作業時間
(訪問日:2022年9月29日)
本日は、目黒区三田でエアコンクリーニングしてきました。メールにて問い合わせいただき、「エアコンクリーニングを考えています。検討したいので、見積もりをお願いします。F50PTRXP-W、F28PTRXS-W、AS-S22B-W、AS-R22D-W、4台です。目黒区三田在住」とのこと。
「料金はお掃除機能付き1台18000円なので4台で72000円、駐車スペースがない場合は、別途駐車料金の負担をお願いいたします。作業時間は、二人訪問で約10時間となります。」とお返事すると、翌日に「10時間というのは、午前8時から午後6時までという感じでしょうか。お昼休みや休憩も入れての時間ですね。まだ検討中ですが、お願いするとしたら、日程は、いつになりますか。いくつか候補をお願いします。」と返信いただきました。・・・文面からも10時間(作業時間)に困惑しているご様子。
こちらからは「スケジュールは、エアコンクリーニング目黒区の予約状況をご参照ください。<https://iwa-cle.jp/Meguro-ku.html>また、スタートは9時からとなっております。」と追加説明、折り返しで「ご希望日・住所・電話番号・駐車場の有無の記載された」メールをいただいたので、第一希望の「9月29日(木)午前9時頃〜」訪問することになりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|F28PTRXS-W|2013年製
8時50分頃にお客様宅に到着。使用する道具類を車から降ろし、予め聞いていた駐車場横の空きスペースに車を停車させます。インターフォンを鳴らしてお客様に朝のご挨拶。自前のスリッパに履き替え、防水シートを小脇に抱えながら全てのエアコンをチェックします。1階に1台(AS-R22D-W)、2階に1台(F50PTRXP-W)、3階に2台(F28PTRXS-W・AS-S22B-W)のお掃除機能付きエアコンが設置されていました。パーツ洗浄のお風呂場は1階だったので、3階から順番に降りながら作業することとし、まずは「ダイキンのお掃除機能付きエアコン」からです。それでは道具類を運び入れて準備しましょう。
▼エアコンの簡易分解|ダイキン
周囲の荷物を移動させたら、防水シートをエアコン下の作業スペースに敷きます。工具入れ・脚立を取りに1階まで降り、戻ったらマスカーテープを取り出し床が汚れないようにカバー。もう一度「バケツ・エアコン洗浄カバー・カバー用の支柱・洗浄ガン・吐水ホース(20m)」を取りに1階へ戻り、取りあえす下準備は完了。高圧洗浄機のセットは後回しにして、エアコンの分解を始めていきます。
①09:19:洗浄前のエアコン(動作確認中)。う〜ん、少し嫌な臭いがしていますね。
②09:20:エアコンを停止させ、電源プラグを抜きます(前面パネルを開けた状態でパシャリ)。
③09:26:前面パネル・エアフィルター・ダストボックス・ストリーマユニット・補助フラップ(上下風向)・フラップ(上下風向)・シャッター(下吸込口)・本体カバーを取り外したところ。
④09:35:本体表示部ユニット・お掃除ユニット・熱交換器天面の繋ぎ目パーツ・給気ダクト・吹き出し口(左右風向部)ユニット、基盤を取り外して簡易分解は完了です。
3台目のリビングエアコン(F50PTRXP-W)も同様に分解しました。
▼コンセント部の養生
今度はコンセント周りの養生を・・・。
09:35(左画像):簡易分解完了後のコンセント部拡大画像です。ご覧の通り「エアコン配管用スリーブ」は取り付けられていませんでした。なんの処置もなく「配管・配線用の穴」は開けっぱなし状態です。これでは外壁と内壁の隙間からは、虫はもちろんネズミのような小動物だって出入り自由。しかもコンセントは配線・配管の真下に設置されています。こんな位置関係では「漏水や漏電のリスク」も・・・。
9:38(右画像):過去にこのような状態で漏電してしまった失敗談もあります。簡易清掃なら問題ないコンセント位置なのですが、徹底洗浄ではそうはいきません。エアコン背部に高圧噴射した洗浄水たちは、壁面から配線・配管を伝って流れ落ちることも多々。そこでご覧のように、コンセントの表面だけでなく裏面の保護もしました。
この間に、分解したパーツ類は「お風呂場(1階 )」に持ち運び(2往復)、女性スタッフが用意していた「メイン洗剤」入りの噴霧器(3ℓ)を持って3階に戻ります。
▼手製の防水カバー
09:37:時間は前後しますが、こんな感じに「養生テープ」でお手製の防水カバーを作成。これを配線・配管下と壁との隙間に差し込み、コンセント(裏側)への浸水を防ぎます。エアコン設置業者の不手際も、こんな感じでフォロー可能。これもみな「失敗談」のおかげではありますが・・・。
▼洗浄準備完了
09:49:基盤を全て取り外しているので、故障のリスクはほとんどありません。ファンモーター部の浸水を防ぐための処置をしたら、エアコン周囲をマスカーテープでぐるり。天面に支柱をつけたら「エアコン洗浄カバー」も取り付けて、養生テープで全てを固定。排水ホースを差し込んだら、こんな感じでエアコン養生は完了です。当店のエアコン養生は「オープンタイプ」。簡易清掃向きの簡単に取り付けられる「フルカバータイプ」とは違い、広範囲の隅々までの洗浄が可能となります。ただ洗剤や洗浄水の飛び散りは増えるため、室内の養生スペースは増えてしまいますが・・・。一長一短ですね。
▼カビ取り洗剤噴霧
09:39(左画像):またまた時間は前後してしまいますが、エアコン養生前に「ドレンパン」にはカビ取り洗剤を噴霧。
09:51(右画像):エアコン養生後には「背面パネル」「ファン裏」「ドレンパン裏」に、そしてドレンパンには再度「カビ取り洗剤」を追い噴霧します。
たっぷりのメイン洗剤(3ℓ)をエアコンの隅々までに噴霧したら、高圧洗浄機の準備。洗浄ガンに吐水ホース(20m)を繋げたら、ホースの軸を持って高圧洗浄機とタンクがある1階お風呂場に移動します。タンク内には、事前に女性スタッフがお湯を補充済み。室外から高圧洗浄機を運び入れ、給水ホース・吐水ホースを繋げて電源オン。余水ホースを繋げてエア抜きすれば高圧噴射の準備完了です。このタイミングで、洗剤噴霧で汚れたタオル(マイクロファイバー)も洗面台ですすぎ洗いして3階に戻ります。
※当店の高圧洗浄機はオートストップ機能搭載。噴射を止めるとモータ(音)も止まるタイプです。ただ最近は調子が悪いんですよね。噴射前から音が止まりません。予備としてこの他に2台常備(車内にも1台有)しているのですが、今使用しているタイプはオートストップ以外の問題はなし。水圧にも問題はないため、交換することもなく使い続けています。ご容赦くださいませ。もう少し暴れ始めたら、タイミングで修理・交換いたしますので・・・。
▼エアコンの組み立て
10:33(左画像):当店では、たっぷりのメイン洗剤(3ℓ)と大量の洗浄水(お湯20ℓ弱)でエアコンを丸洗い洗浄しています。洗浄前の熱交換器(アルミフィン)の色むらも、ご覧のようになくなりました。今度は、洗浄したパーツ類を取りに1階のお風呂場へ移動。空になった噴霧器を持ち運び、次のエアコン洗浄用に女性スタッフにパスしておきます。キレイに洗浄された本体カバーには「高圧洗浄済み」シールも貼付済み。
10:58(右画像):前面パネル・本体カバー・上下風向フラップ(2種)以外を組み立てたら乾燥作業。送風(強風)運転・停止を繰り返しながら、吹き出し口の水滴を拭き取っていきます。
乾燥作業が終わったら、全てのパーツを組み立てて乾燥運転で作業は終了。入室からのここまでにかかった時間は、およそ2時間30分位です。それでは次のエアコンに移動しましょう。
▼ファンモーターカバー付近|洗浄前・後
そうそう、少し洗浄の補足説明も。
09:32:洗浄前のファンモーターカバー周辺。内側も外側も汚れていました。これは自然の汚れなのか、はたまた他に原因があるのかはこの段階では理解していません。
10:43:ファンモーターカバーやアース線などの配線たちも、ご覧のように「ある程度」はキレイにしておきました。まっ、この汚れを放置しても「悪臭」の原因になることはありませんが、見える箇所を汚いままで蓋をするのは、私的には不快なので・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-S22B-W|2012年製
今度は3階の隣のお部屋。富士通のお掃除機能付きエアコンです。
▼エアコンの簡易分解|富士通ゼネラル
上記の画像が、当店のエアコン簡易分解例。
①11:32:洗浄前のエアコン。このエアコンも臭いがありますね。
②11:41:お掃除ロボットを含め、洗浄に邪魔になる・故障リスクのあるパーツたちは取り外しました。
③11:42:こちらは取り外したお掃除ロボット。かなり汚れているので、拭き取り作業では対応不可。この汚れ方も、自然な汚れ方なのか・人工的なものなのかは、この時は判断できませんでしたが・・・。ただ先程のダイキンエアコンとは違い、この状態(外したまま)で丸洗いはできません。
④11:55:お掃除ロボットの故障を防ぐため「基盤たち」を取り外すために、手間はかかりますがこんな感じで分解していきます。
4台目の1階設置エアコン(AS-R22D-W)も、お掃除ロボットの形状は異なりますが同様に分解作業済み。
▼基盤の分解
12:01:こちらのエアコン用コンセントは右側で、基盤の位置も右側。これなら電源コード端子を抜く手間やリスクもありません。それなら・・・と、ご覧のように電源コードごと基盤を取り外しておきました。これでこのエアコンも故障リスクは回避済み。遠慮なく・躊躇することなく、バシャバシャとエアコンを丸洗い洗浄できます。
※そうそう、こちらのエアコンは設置(配管穴)に問題ありませんでした。マニュアル通り「エアコン配管用スリーブ」は取り付けてあります。ダイキンと富士通ゼネラルでは設置業者が違っているのかも知れませんね。エアコン下にあるコンセントの養生は表面のみでササッと終了。
▼洗浄後のお掃除ロボット
エアコンの洗浄方法は先程のダイキンエアコンと一緒です。洗剤噴霧後に1階に降りてタオルを洗い、高圧洗浄機の電源を入れたら3階へ。洗浄が終わったら1階に降りて、今度は高圧洗浄機の電源を落としてから洗浄されたパーツを持って3階に戻ります。戸建て住宅だと「登り降り」が忙しいですね。
13:07:上記の画像は洗浄後のお掃除ロボット。バラバラのパーツ類を組み立てたら、90分前とは見違えるようなお掃除ロボットに生まれ変わりました。
エアコンを組み立てながら乾燥作業。全てのパーツを組み立てたら、動作確認をして乾燥運転。ここでお昼の休憩をとることにしました。休憩後は2階リビングのダイキンエアコンからスタートです。
▼洗浄後の汚水たち
上記の画像が洗浄後の汚水たちです。機種や汚れ具合により、室内のバケツに残るお水量や色などは異なりますが、本日のエアコンは全て室内には汚水が残りにくいタイプ。バケツ内の大半の汚れはエアコン下部「吹き出し口」の汚れたちです。3台目の汚水が泡立っているのは「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧したから。リビング設置のエアコンだったので「クロスフローファン」も汚れがち。熱交換器のアルミフィンも、洗剤成分が汚れに反応して泡立っていました。
10:18:1台目(3階・F28PTRXS-W)、12:41:2台目(3階・AS-S22B-W)、15:49:3台目(2階・F50PTRXP-)、17:53:4台目(1階・AS-R22D-W)。記載の時間は洗浄終了直後なので、ここから、養生剥がし・組み立て(第一段階)・乾燥作業・組み立て(全てのパーツ)となります。エアコンの機種にもよりますが、この時間から+30分位が作業終了時間の目安。この日の退出時間は午後6時30分頃。当初の想定通りトータル9時間30分位の作業となりました。
▼洗浄後のエアコンたち
徹底洗浄後のエアコンには、当店で責任を持って作業した証として「高圧洗浄済み」シールを貼付しています。「簡易清掃」時は、シール貼付はしませんので予めご了承ください。
4台目の作業中に旦那様が帰宅したので、一旦離脱して車の入れ替え。「本当にこんな時間まで作業しているんだ・・・」と少し驚かれていました。実は3年前にエアコンクリーニングしたことがあり、その際は短時間で作業終了していたとのこと。エアコンの分解の仕方や洗浄範囲など、今回とは全く別物だったそうですが・・・。これで今までの疑問がしっくりときました。下手な業者が適当な掃除していたのでしょう。お掃除機能付きエアコンの作業料金が高いのは「分解の手間や清掃箇所」が増えるから。お掃除ロボットをつけたままの洗浄であれば作業料金が高くなる理由はありません。詐欺まがいの業者も増殖していますのでご注意を。本当にキレイになったエアコンを見て、お客様は喜ばれていました。
「手際が良いから仕事が早い」こんな神の手? を持った「簡易清掃業者」は、さぞかし営業上手? なのでしょうね。ネームバリューがあるからなのか、見た目がプロっぽいからなのか、嘘が上手(営業トーク)なのかは判りませんが・・・。こんな適当なエアコンクリーニングで荒稼ぎしている業者も増えてきましたよね。決して真似をしようとは思いませんが、商売上手? な営業スタイルには感銘? してしまいます・・・。
記事一覧
※上記営業エリア外でも、サービス内容や出張料金などによってはお伺い可能な場合もあります。気軽にご相談くださいませ。
► 出張費の算出方法