小金井市桜町でエアコン掃除|2022.09.03

エアコン・ハウスクリーニングなら、ニオイもヨゴレもおまかせ!
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お掃除屋さんのおそうじ日記

小金井市桜町で
エアコンを徹底洗浄!

今回のエアコンは、コロナ・富士通ゼネラル・
東芝ルームエアコンの各1台です。

喘息とエアコンクリーニング

(訪問日:2022年9月3日)

本日は、小金井市桜町でエアコンクリーニングしてきました。予約前に電話で色々とご質問いただいています。お客様は喘息持ちのため「強い洗剤」を使用するのは心配とのこと。ただエアコンはキレイにしてほしいそうです。申し訳ありませんが、当店では人や環境に優しい「エコ洗剤」を推奨していません。理由は簡単、巷で流行りの「エコ洗浄」ではエアコンの汚れをしっかりと落とせないからです。喘息やアレルギーがあるならばこそ、エアコン内部を徹底洗浄することが大切なのではないでしょうか? エアコン内部に汚れや洗剤成分を残したままにするよりも・・・。

ただお客様の話では「カビキラー」などの塩素系洗剤でもアレルギーを起こしたことがあるとのこと。当店で使用するメイン洗剤には「次亜塩素酸ナトリウム12%」も配合されています。市販のカビキラーよりも洗浄力のある「カビ取り洗剤(塩素濃度5%)」も躊躇することなくガンガン噴霧。洗剤の使用中に、成分が少しずつ揮発(蒸発)して空中に漂っていることも否定できません。ただ正直な話、私は医師でも研究者でもありません。よって、エアコンクリーニングで使用する洗剤が、どのようにお客様の身体に悪さをするのかのは判断もできないのです。ただ何度も同じ話になりますが、壁掛けのエアコンクリーニンでは「洗浄力の強い洗剤」は必須アイテム。手の届かない箇所だらけのエアコンを洗浄するには、洗剤の力に頼るしか術がありません。

次に「古いエアコン」の質問もされました。多数の経験があるため古いエアコンの洗浄には全く問題ありませんが、エアコンが故障した時には補償できないことをご説明。ただ当店のエアコンクリーニングなら、一般的な故障原因である「水や洗剤が基盤内に浸水」ということはありません。しかし「コネクタや電源プラグ」などを外す段階で、劣化による断線や破損などは考えられます。そしてそのような経年劣化による故障を防ぐ術はありません。また家電製品はいつか必ず壊れますが、そのタイミングはエアコンクリーニングと重なることだって十分にありえること。エアコンがキレイになることが逆に古いエアコンに負荷を与えることも考えられるし、洗浄後の「起動電力」に「古い基盤」が耐えられないこともありえます。

※電気機器は起動時に「消費電力を超える電力」を必要とし、これを起動電力といいます。エアコンの場合は「2.1〜4倍」の起動電力が必要。

色々と悩まれていたお客様から後日連絡が入り、一番古いエアコンは買い換えるので(当初の予定は4台)、エアコンクリーニング(徹底洗浄)3台の依頼となりました。エリア外のため、出張費5,000円がかかることもご了承済みです。

エアコンクリーニング(徹底洗浄)|コロナルームエアコン|CSH-N2212|2012年製

自宅兼事務所を午前7時に出発、走行距離は約32km、エリア外の出張としてはギリギリな距離ですかね。もっと遠距離のお客様からの依頼もありますが、丁重にお断りすることも多々・・・。昨年までだったら小金井市もお断りしていたのかもしれません。ただ昨年後半から、Googleの検索ヒット率(ビッグワード)が低下・・・、お陰様で集客力はダウンです。ただニッチワードの検索順位だけは何故だか順調にアップ。エリア外からのホームページ流入も増えてきたため、遠方からの相談も増えてきました。色々とお困りの方も多いのでしょう。エアコンクリーニング業界は「有象無象のやから」が蔓延っていますからね。それでは当日のお話を・・・。

▼エアコンの簡易分解

エアコンクリーニング-桜町-エアコンの簡易分解

車を駐車場前の路上に停車、今日はこの道路が駐車スペースです。郊外の住宅街・・・、交通の妨げになることもない広い道路幅なので全く問題なしですね。インターフォンを鳴らして、お客様に軽く挨拶。自前のスリッパに履き替え入室し、防水シートを小脇に抱えたままエアコンの確認です。1階に2台・2階1台のエアコンが本日のお相手。お客様に順番を決めていただき、2階にあるコロナのスタンダードエアコンから始めることにしました。戸建て住宅の各お部屋は、すべて窓全開で準備万端。これなら洗剤臭がお部屋に籠ることはないでしょう。一通り説明を終えた喘息持ちのお客様は、1階に避難するとのこと。了解です。気兼ねなく、ご期待通りエアコンを徹底洗浄していきましょう。作業スペースを確保して周囲を養生したら、エアコンの簡易分解。ご覧のように「ドレンパン」も取り外しておきました。

▼カビ取り洗剤噴霧

エアコンクリーニング-桜町-カビ取り洗剤噴霧

ドレンパンを取り外しているので「カビ取り洗剤」の使用量は削減できましたね。ご覧のように「背面パネル」「ファン裏」「ドレンホース」は浸け置き洗浄しておきます。

▼メイン洗剤|噴霧前・噴霧後

エアコンクリーニング-桜町-メイン洗剤|噴霧前・噴霧後

今度はメイン洗剤の噴霧。「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合したメイン洗剤3ℓを噴霧器で全て噴霧しておきました。昨年の夏頃からは、このパターンが多くなりましたね。洗浄方法や使用する洗剤パターンなどは、日々の作業で起こる課題をクリアしながら「進化し続けている」と自負しています。そして今のデフォが「上記配合のメイン洗剤を2〜3ℓ噴霧」。ヤニ臭や強烈な油汚れが付着している場合は「ゴールドZ(強化版)」や「シルバーNファースト」を単体で追加噴霧しています。物価高なご時世ですが、出し惜しみや節約などという考えは一切ありません。エアコン内部の汚れを落とす・エアコンの臭いを除去することのみに注力しています。

▼メイン洗剤噴霧後のエアコン

エアコンクリーニング-桜町-メイン洗剤噴霧後のエアコン

メイン洗剤噴霧後のエアコンはこんな感じ。熱交換器の色むらもなくなりましたね。極力この段階で汚れがなくなっているのがマストです。あとは洗浄水(お湯)で洗い流すだけで済みますからね。「高圧洗浄機で汚れを吹き飛ばす!」こんな考えをしている業者には要注意。その吹き飛ばされた汚れたちは、エアコン内部の方々に飛び散ったままだったりしますよ。

▼厨房用アルカリ洗剤追加噴霧

エアコンクリーニング-桜町-厨房用アルカリ洗剤追加噴霧

当初の想定よりも汚れ残りがあったので「厨房用アルカリ洗剤」をクロスフローファンに追加噴霧しておきました。この洗剤には、劇薬である「苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)」や「苛性カリ(水酸化カリウム)」、界面活性剤・溶剤なども含まれています。

※ちなみに、メイン洗剤やカビ取り洗剤にも同成分などは含まれています。

▼吹き出し口の洗浄|コロナ

エアコンクリーニング-桜町-吹き出し口の洗浄|コロナ

上記画像が吹き出し口の洗浄例。①洗浄前の吹き出し口。②メイン洗剤噴霧後。③「厨房用アルカリ洗剤」で浸け置き。④洗浄後の吹き出し口。

この画像で注目すべきは、③の画像です。メイン洗剤噴霧後の画像を見て洗浄後のファンだと錯覚する人がほとんどではないでしょうか。「黒いファン」は汚れを隠してくれますからね。そんなキレイになった・キレイに見える「クロスフローファン」も「厨房用アルカリ洗剤」で浸け置きすると、まだまだ汚れが浮き出てきました。当店が使用する「メイン洗剤」の洗浄力は、エコ洗剤の中でも洗浄力の強いとされている「環境対応タイプ(エコクリーナーKirei)」の20倍以上。そのメイン洗剤をトータル3ℓも使用しているのに、まだ汚れが残っていたのです。「エコ洗浄」ならどうなっていると思いますか? ②の段階よりも汚れが残ったままの状態で作業は終了していることでしょう。ただそのことには誰も気づいていません。お客様はもちろんですが、洗浄した業者(プロ?)も気づいていなかったりします。これは大問題ですよね。

そしてそれに気づいた一握りの業者たちは「ファン分解」の必要性を訴え始めました。ただ「ファンを分解」しないとキレイにならないと唱えながらも、ファンの分解は「別料金」。正直意味が解りません。結局は売上げアップのため「顧客を誘導する」オプションツール。キレイにならないなら、そしてそれをキレイにする方法があるならば、本当にキレイにできるならば「標準サービス」に組み入れるのがマストですよね。でも彼らは知らないのでしょう。このように洗浄力の強い洗剤を使用して、適切な洗浄方法でエアコンを丸洗いできれば、ファンの分解にはそれほど意味がないということを・・・。

汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

エアコンクリーニング-桜町-汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

こちらが1台目の汚水。ドレンパンを取り外していますので、ドレンホースに直接流した「洗剤」「洗浄水(お湯)」以外は全てこのバケツに納まっています。

▼乾燥作業・乾燥運転

エアコンクリーニング-桜町-乾燥作業・乾燥運転

エアコンの洗浄が終わった、組み立てながら「乾燥作業」。本日は「送風運転」で乾燥運転もしておきました。さてさてこの「乾燥運転」・・・、ほとんどのエアコンクリーニング業者が行っている行為ですよね。お客様に対し「洗浄後は乾燥運転」などと、得意になって説明している業者も多いことでしょう。ただこれにも問題があります。

下手な・簡易清掃しかできないような業者の「乾燥運転」は絶対にNG。エアコンを乾燥させることで、エアコン内部に飛び散ったゴミや洗剤成分が「熱交換器裏」「ファン裏」「ドレンパン裏」「ドレンパン背面」「ドレンパン内部」に貼り付いてしまいます。そんなことも理解できていないのに「洗浄後は乾燥運転」、こんなマニュアルトークしかできない「なんちゃってプロ」も増殖中。下手な業者の洗浄後は「16度の強風で1時間以上冷房運転!」これがデフォです。熱交換器やドレンパン内に飛び散った汚れたちは「結露水」で少しでも洗い流しておきましょう。そんな業者に掃除をさせないのがマストではありますが・・・。

それでは1階に移動しましょう。まずは和室のエアコンから。どうやら1階部分はリフォームされているようです。

▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS-C22J-W

エアコンクリーニング-桜町-富士通ゼネラルルームエアコン|AS-C22J-W

こちらのエアコンは、特段説明することもないので割愛。キレイに洗浄されていることだけはお約束しておきます。

エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-401UD(W)|2010年製

今度はリビングへ移動。キレイに張り替えられた「壁紙」には不釣り合いな、汚れたエアコンが設置されています。

▼東芝ルームエアコン|RAS-401UD(W)

エアコンクリーニング-桜町-東芝ルームエアコン|RAS-401UD(W)

上記の画像が、東芝のスタンダードエアコン。このエアコンは他の部屋から移設したとのこと。ご覧の通り、隙間という隙間から汚れが見え隠れしています。

▼吹き出し口の洗浄|東芝

エアコンクリーニング-桜町-吹き出し口の洗浄|東芝

このエアコンはファンだけでなく「ファン裏」「ドレンパン裏」など、吹き出し口全体が真っ黒。これも汚れが目立たないための努力の一つなのでしょう。

①洗浄前の吹き出し口:黒い仕様でも、ご覧のように汚れは確認できてしまいます。何故だか「左右風向ルーバー」の軸が数カ所外れていました。②メイン洗剤噴霧・厨房用アルカリ洗剤噴霧・高圧洗浄(すすぎ)後:これはどう見ても洗浄後にしか見えませんね。実際洗浄後ですが・・・。出荷時に取り忘れている「ブルーのスケルトンテープ」は、洗浄前に取り外しています。③高圧洗浄(すすぎ)した後に「カビ取り洗剤」で浸け置き:念の為に追加噴霧しておきました。④洗浄後の吹き出し口:殺菌洗浄済み。外れていた左右風向ルーバーは元通りに取り付けておきました。

▼熱交換器|洗浄前・後

エアコンクリーニング-桜町-熱交換器|洗浄前・後

熱交換器に至っては、こんなに汚れ切っていました。次亜塩素酸ナトリウム配合の名洗剤を3ℓ、時間をかけて噴霧器で隅々までに何度も重ね噴き。洗剤成分が浸透・作用してきたら、大量のお湯でバシャバシャと丸洗い洗浄。見違えるようにキレイ(右画像)になりましたよね。これも全て洗剤の洗浄力がなせるわざ。見た目だけではなく「アルミフィン」の隅々までもキレイに殺菌洗浄済みです。

▼洗浄後の汚水

エアコンクリーニング-桜町-洗浄後の汚水

このエアコンは「エアコン上部」に高圧噴射した洗浄水が「エアコン下部」に溢れ落ちにくいタイプ。それでもこれだけの汚水が室内のバケツに残りました。洗浄水(お湯)は40ℓくらい使用しています。

▼洗浄後のキレイなエアコン

エアコンクリーニング-桜町-洗浄後のキレイなエアコン

外観も見違えるようにキレイになりましたよね。当店が自信を持って洗浄した証として「高圧洗浄済み」シールも、エアコンカバー側面に貼付済み。この後に他の業者が分解したとしても、恥ずかしくない仕上がりになっています。

▼スリーブ穴不良

エアコンクリーニング-桜町-スリーブ穴不良

よく見かける欠陥ですが、ご覧の通り「穴」は開けっ放し状態。外壁には「化粧カバー」が設置されていましたが、肝心の「エアコン配管用壁貫通スリーブ」はありません。この状態では「外壁」と「内壁」の空洞からは、どんな生き物でも室内に出入り自由です。また穴の下にコンセントなどがあると、エアコン配管の結露やエアコンの水漏れなどがおきると「漏電」のリスクも・・・。この雑な仕事内容はお客様にも報告しておきました。戸建て住宅などでエアコンを新設する場合はご注意ください。室内に「結露」や「カビ」などのトラブルが発生するリスクもあります。

そうそう、エアコン内部には「木屑など」も付着していました。これも内装屋さんの残留物なのでしょうね。暑い最中の仕事なのでエアコン使用は仕方のないことなのかも知れません。ただ汚さない努力もして欲しいものですよね。

アレルギーと洗剤の総括

先にお話している通り、私は医師でも研究者でもありません。ここから先はあくまでも個人の私見です。聞き流す程度にお耳に入れて置いてください。

エアコンの汚れ(アレルゲン)・そして洗剤にもアレルギー反応を起こしてしまう方にでも、やっぱり「エコ洗浄」は推奨できません。その理由は簡単・・・、洗剤のアレルギーは回避できたとしても、汚れ(アレルゲン)は解消できないからです。洗浄してもキレイにならないなら意味がないですよね。そのような重度の疾患を抱えている方は、エアコンを洗浄するのではなく「新しいエアコン」の購入をお勧めします。ただその余裕がないのであれば、メーカーによる「オーバーホール」一択。そしてその後のメンテナンスは「半年ごとのエコ洗浄」となります。このパターンであれば「エコ洗剤」の洗浄力でも汚れを取り除くことは可能でしょう。壁掛け状態で、当店レベルの広範囲な洗浄ができることが必須ではありますが・・・。

エアコン掃除で大切なのは「優しい洗剤」でエアコンを撫で回すのではなく、キレイに汚れを落とすことです。使用環境にもよりますが、5年以上も使用しているようなエアコンには「エコ洗剤」では歯が立ちません。これはアレルギーがあろうがなかろうが一緒のこと。健康のためにエアコンクリーニングを思い立ったのなら、エアコンは徹底洗浄しちゃいましょう。

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