
杉並区南荻窪で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン1台です。
遅延による訪問日変更
(訪問日:2022年8月31日)
本日は、杉並区南荻窪でエアコンクリーニングしてきました。本来の訪問日は8月28日(日)午後6時〜だったのですが、前の作業が押してしまい1時間遅延することに・・・。前の現場からお客様に「1時間位遅れそうです」と電話連絡。午後7時では都合が悪いとのことで、8月31日(水)午前9時の一番枠に変更いただきました。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
ただこのような、遅延は日々起こっております。当店はエアコンクリーニングの徹底洗浄店。時間を区切って作業を終えることなく、エアコンがキレイになるまで洗浄することをお約束しています。しかし訪問前から、洗浄するエアコンの構造や設置状況・汚れ具合などの全てを把握することはできません。二人訪問でのスタンダードエアコンの作業時間は90分、お掃除機能付きエアコンの作業時間は180分を想定し、次の訪問先への移動範囲は1時間圏内と限定しています。これでも多少の余裕は持たせているのですが、それだけではカバーできないことも多々・・・。「どこのお宅の、どのような設置状況にある、どんな機種のエアコン」でも、全てのお客様共通で区別することなくエアコンを徹底洗浄しています。ご予約の際は「お約束時間の遅延」が起こりうることも予めご想定くださいませ。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-GE2216-W|2016年製
本日の訪問先は「グループホーム」。職員の方から「スタンダードエアコン」1台の依頼を受けています。敷地内の駐車場に車を停めていると担当者様が出てこられました。先日のお詫びをしながらご挨拶し、朝の移動時間と重なったためしばし待機。居住者さまの出入りが落ち着いてから2階の一室に移動しました。パーツの洗い場であるお風呂場は1階にあるようです。
▼三菱ルームエアコン|MSZ-GE2216-W

まずはエアコンの確認を・・・、どうやら三菱スタンダードエアコンのようですね。個人的には大好物のメーカーです。「ドレンパン」の分解も簡単で、このタイプのエアコンは「熱交換器背面・天面」もありません。その結果「洗剤や洗浄水」の量も削減でき、作業時間も短縮可能。エアコンクリーニング業者目線だと、とっても経済的なエアコンです。
▼三菱スタンダードエアコンのリモコン

上記の画像は、今回のスタンダードエアコンのリモコン。右下に「内部クリーン」のボタンがありますが、これは「お掃除機能」とは異なります。「内部クリーン」とは、送風や弱暖房などでエアコン内部を乾燥させる機能。熱交換器を暖めたり・ファンを回したりして乾燥作業しています。メーカーによっては「内部洗浄」「内部乾燥」「エアコンクリーン」「エアコン乾燥」「クリーニング」などと呼び名も様々。
標準的なエアコン機能を利用した「内部クリーン」とは違い、お掃除機能とは「フィルターを自動で掃除する」構造のこと。お掃除用のユニットが増設されており、フィルターやユニットが動く仕組みになっています。エアコン停止後に「ガタガタ」と擬音がするものは「お掃除機能付きエアコン」で間違いありません。「お掃除機能の有無」が判断できないときは、アルファベットから始まる英数字「型番」をお教えください。こちらでお調べして返答いたします。
▼エアコンの簡易分解

ご覧の通り「リモコン受光部基盤」「ドレンパン」は取り外し。この後に「メイン基盤」周辺を徹底養生していきます。エアコンの故障要因を完全に塞いだら、エアコンの周囲にマスカーテープをぐるりと貼付け、支柱・エアコン洗浄カバーを取り付け作業準備完了。
▼洗浄後のエアコン本体

「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧したら、1階に降りて噴霧器を取りに行きます。お掃除機能付きエアコンや複数台の時は2台別々に用意していますが、スタンダードエアコン1台の時はパーツ洗浄と兼用。その残りのメイン洗剤(2.5ℓ弱)を結局全て噴霧しておきました。
今度は「高圧洗浄機」の準備です。浴室横の洗面台(水場)にセットすることが多いのですが、今回は1台で階も違います。20mのホースを伸ばすという選択肢もあるのですが、セットも回収も若干の手間。そこで機材や20ℓのお湯が入ったタンクはセッセと2階まで運び入れ。力技で処理することにしました。上記の画像(左:熱交換器・右:クロスフローファン)は洗浄後のエアコンです。
▼洗浄後のドレンパン

パーツの洗浄は、女性スタッフがお風呂場をお借りして行っています。取り外したドレンパンもご覧のようにキレイに洗浄できました。ただ「ドレンパン」の汚れのみが原因で「エアコンが臭う」というのは稀なケースです。昨今は「臭いの原因」の主犯格として誇張されていますが、それはオプション誘導業者や完全分解業者の営業戦略。当店のように「洗浄力の強い」洗剤をたっぷりと使用し、エアコン内部を大量の洗浄水でバシャバシャと丸洗いできれば、臭いの除去に関しては全く問題ありません。当店の見解では「ドレンパン」分解は作業効率を上げる手段の一つでしかないのです。当然ではありますが、当店都合の分解なのでオプション料金などは発生しません。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が洗浄後の汚水。洗剤・洗浄水でトータル9ℓ位でしょうか。さてさて、この汚水を1階まで持ち運ぶのも手間ですよね。ただ目前には運良くベランダがあり、排水溝も確認できました。
▼汚水の排水

そして洗浄タンクには10ℓ強の洗浄水(お湯)も残ったまま。これを1階まで運ぶのだって正直面倒です。ここ(2階)で全て処理してしまいましょう。次いでではありますが、ベランダも洗浄しておきました。これでタンクの洗浄水も処理完了。ベランダもキレイになり一石二鳥以上ですね。
当店ではこのように「汚水」を持ち帰ることはありません。お客様宅内や周囲の排水溝などに流して処理します。当然ではありますが、原状回復は必須項目。使用前よりキレイになることはあっても、汚れたままなんてことはありませんのでご安心ください。
※屋外での排水処理はこの限りではありません。
▼洗浄後の乾燥(暖房)運転

エアコンの徹底洗浄が終わったら、エアコンを組み立てながら乾燥作業していきます。動作確認が終わったら「エアコン高圧洗浄済み」シールを本体カバーに貼付け。これは当店が責任を持って、エアコンを徹底洗浄した証でもあります。冷房シーズンではありますが、居住所様は外出中。今回は乾燥運転することに・・・。「暖房運転」をタイマーで1時間セットしてから帰路につきました。
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