
荒川区南千住で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
ペットのいる部屋のエアコン
(訪問日:2022年8月8日)
本日は、荒川区南千住でエアコンクリーニングしてきました。昨年交換したエアコンが、もう汚れてしまったとのこと。電話でご予約いただき、8月8日9時から訪問することになりました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-360DFL2-W|2020年製
8時45分頃にお客様宅のタワーマンションに到着。駐車スペースはあると聞いています。マンション裏側の広い駐車スペースらしき場所に車を停めてから、管理室にて駐車場の手配を・・・。ただ管理人さん曰く「来客や業者用の駐車場などない!」とのこと。簡単にあしらわれてしまいました。いやいや参りましたね。ここでお客様に電話確認・・・、管理人とのやりとりを説明しましたが、そこに停めて大丈夫だとのこと。う〜ん、管理人さんは「ダメ!」と言っていたのですが・・・。まっ、駐車料金を負担するお客様の要望なので仕方ありませんね。最低限のルールとして、ダッシュボードには「清掃中・お部屋番号」を掲示、お客様の指示通り「ダメ!と言われた場所に」車を停めることにしました。このように掲示していれば、いきなり「警察に通報」ということはないでしょう。クレームがあれば直接お客様に連絡があるはず。それでは道具類をまとめてお客様宅に移動しますか・・・。
▼簡易分解・徹底養生後

お部屋に入ると、複数(4〜5匹)のフレンチブルドックがお出迎えしてくれました。少し興奮気味で私の足元で大歓迎です。う〜ん、ただこのままの状態では前へ進めません。玄関を開けて道具類を移動するのも厳しいでしょう。エアコン下に防水シートを敷いて「作業スペース」を確保するのだって大変そうですね。ここで見かねたお客様が、ここでワンちゃんたちを別室に移動してくれました。ふっ〜、これで気兼ねなくエアコンの徹底洗浄ができますね。室内での多頭飼いのため、正直ペット臭も気になりますので・・・。
今回のエアコンは「パナソニック」のスタンダードエアコンです。このシリーズから「ドレンパン」と「ドレンホース」の接続部がネジで固定されるようになりました。固定部の脱着防止(水漏れ対策)なのでしょうね。ネジ外しに若干手間はかかりますが、ドレンホースの位置移動ができるようになっています。その結果「手狭な状況下」や「ドレンホースの遊びが少ない」場合でも、分解・組み立ては容易に・・・。メーカーさんもいろいろ考えているのでしょうね。今回もご覧の通り、作業効率を考えて「ドレンパン」は取り外しておきました。リモコン受光部基盤も取り外して、メイン基盤は徹底養生で処理。これで徹底洗浄の下準備は完了です。
▼洗浄前の吹き出し口

新しいエアコンを設置してから1年も経っていないのに、吹き出し口はこんなに汚れてしまっています。リビング設置のエアコンで「キッチン」も隣接。室内でのペットの多頭飼い・しかも暑さに弱い「フレンチブルドッグ」です。エアコンは常にフル活動しているのでしょう。「クロスフローファン」もご覧のように汚れています。こんな状況のエアコンでも、オプション誘導業者なら「抗菌コート」を勧めるのでしょうか? 新品のエアコン(抗菌施工済)ですら1年以内でこんな状態なのに、いつもの営業トークで「当店の抗菌コートなら1年は大丈夫!」なんて言い放つのかも知れませんね。「チタンコートなので3年は大丈夫!」こんなことまで言い切る業者もいたりしますが・・・。エアコンの汚れすら上手に洗浄できていないのに、その上に溶剤(抗菌剤)を噴霧してしまう業者もよく見かけます。
▼カビ取り洗剤噴霧

そしてこんな環境下のエアコンでも、ペットにも安心だと言われている「エコ洗剤」を推奨する業者も多いことでしょう。さてさて・・・、何が安心で、何が安全なのでしょうか? 当店では、エアコンクリーニングの作業中は「ゲージ内や別室への移動」をお願いしています。これなら洗剤に触れる機会はありませんからね。どんな業者だって、わざわざ「ペット」に洗剤をかけたり、飲ませたりなんてしないでしょう。エアコンクリーニングの作業スペース(防水シート内)に入ってこない限り、洗剤に直接触れることはないのです。どんなに強い洗剤を使用したとしても、そのルールさえ守っていただければ安心・安全なのは「エコ洗剤」と同じこと。
当店のスタンスは「ペットへの配慮」からも「エアコンを徹底洗浄」することです。洗浄力の弱い洗剤で「エアコン内部の汚れは残したまま・・・」、そんなエコ洗浄とは真逆のサービス。そしてご覧の通り「カビ取り洗剤」だって大量投入していきます。「背面パネル・ファン裏」などのプラスチック部は、次亜塩素酸ナトリウムの力で殺菌洗浄。短時間であれば腐食や劣化の心配だってありません。エアコンクリーニングの肝は「ノータッチ」で汚れを落としていくこと。手の届く箇所の汚れを擦ったり、拭き取ったりしているということは、手の届かない箇所の汚れは残ったままということなのです。そして残念なことに、エアコン内部の大半は手の届かないところ・・・。
▼洗剤の追加

このエアコンの洗浄には「ホワイトクリーナー」+「次亜塩素酸ナトリウム配合」したメイン洗剤を約2.5ℓ、熱交換器のアルミフィンには「リンダ シルバーNファースト」を追加で500ml噴霧。アルミフィンに染み込んだ「ペット臭」も、洗浄力の強い洗剤の力でグイグイ落としていきます。
▼厨房用アルカリ洗剤噴霧

そして「クロスフローファン」には追加で「厨房用アルカリ洗剤噴霧」も噴霧。ご覧のように繭玉のような状態で浸け置きしておきました。たっぷりのメイン洗剤を噴霧した後なのに、まだまだ汚れが浮き出てきます。当店の洗浄方法なら「ファンの分解なし」でも汚れ残しはありません。洗剤の洗浄力のみで徹底洗浄可能。そしてファンの汚れを洗剤の力でしっかりと落とすということは、高圧洗浄機での濯ぎで「ファンの汚れを吹き飛ばさない」ためにも必須なのです。
▼洗剤噴霧後の汚水

洗剤噴霧後の汚水はこんな感じ。この間でも熱交換器のアルミフィンでは、まだまだメイン洗剤が浸透・作用中。ここから「高圧洗浄機」をセットして、エアコンの丸洗い・すすぎに入ります。
▼洗浄後の吹き出し口

洗浄後の「クロスフローファン」はご覧の通り。羽の一片一片・羽の裏や軸側だって殺菌洗浄済みです。まだまだ1年未満だったので、洗浄前の見た目よりも汚れは軽度(浅い汚れ)でした。
▼洗浄後の汚水

当店のエアコンクリーニングは、エアコンをバシャバシャと丸洗いするスタイル。「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」の順で、汚れが落ちてこなくなるまで何度もすすぎを繰り返します。ファンから飛び散った汚れたや洗剤だって見逃しません。どんなに強い洗剤を使用したとしても、洗剤成分がエアコン内部に残ることはありませんのでご安心を。すすぎ不足によって「エコ洗剤」の成分が残ったままの「エコ洗浄」なんかよりも、ず〜っと安心・安全です。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコンの洗浄が終わったら、手の届く範囲の水分を拭き取りながら乾燥作業。夏の冷房シーズンなので、乾燥運転は行いません。そうそう、この乾燥運転ですが・・・、実はお勧めできないパターンもあります。それは下手な業者が洗浄したあと・・・。飛び散った汚れや洗剤成分が乾燥作業によって固まってしまうんですよね。なんとかの一つ覚えのように「洗浄後の乾燥運転」をお願いする業者が大半だとは思いますが、その中で本当に「乾燥運転」しても良いエアコンはどれくらいあるのでしょうか・・・。自分の洗浄スキルもないのに、大した知識も持ち合わせていないのに、エアコンクリーニングのあとは「乾燥運転」・・・、これがデフォだと信じ切っている業者が大半なのも事実だったりします。
▼洗浄後のキレイなエアコン

エアコンの外観もご覧の通り、キレイなオフホワイトに。パーツ洗浄だって、しっかりと殺菌洗浄済みです。当店で責任を持ってエアコンクリーニングした証として、エアコンカバーの側面には「高圧洗浄済み」シールも貼付済み。エアコン上部もエアコン下部も、見違えるようにキレイになっています。そして熱交換器に染み込んだペット臭だって、洗浄力の強い洗剤で解消済み。ただ残念なことが一つあります。それは室内に漂うペット臭。これはエアコンクリーニングでは解消できませんからね。まっ、お客間はその臭いは気にならないのでしょうが・・・。実は人間の嗅覚なんてこの程度。慣れは臭いを軽減させる一番の改善方法ですからね。
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