
目黒区鷹番で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
フィルター掃除の意味
(訪問日:2022年7月28日)
本日は、目黒区鷹番でエアコンクリーニングしてきました。mailにご予約いただき、エアコンの下にはベッドがあるとのこと。お客様からは「部屋自体がかなり狭い為移動が難しいのですが、毛布やマットレスは避けるので、そのベッドの上に乗って作業とかはできるのでしょうか?」と問われています。ただ目前のベッドに重量感はありません。これなら簡単に動かせそうですね。マットと一体型の軽量タイプベッドだったので、横にして壁に立て掛けるだけで作業スペース確保は完了。楽ちんで助かりました。それでは防水シートを床に敷いて道具類を運び入れましょう。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-256CF-W|2016年製
エアコンの下にベッドがあるということは、綿埃などをエアコンが吸い込みやすいということ。寝具やカーペット・カーテンなどは「ホコリ」を撒き散らす温床だったりもします。そのホコリたちからエアコンを守る方法は一つしかありません。それは定期的な「フィルター掃除」。それを怠ると「熱交換器」のアルミフィンはホコリだらけになってしまいます。
▼エアコンの簡易分解

①分解前のエアコン・・・、隙間からもホコリが見え隠れしています。②フロントパネルを開けたところ・・・、フィルターにはホコリがギッシリ。③簡易分解後のエアコン本体・・・、このあとに「リモコン受光部基盤」も取り外します。④分解後のパーツたち・・・、このまま女性スタッフにパスして分担作業。
上記のような感じで「簡易分解」していきます。パナソニックのスタンダードエアコンは「ドレンパン」の取り外しが簡単なタイプ。結果このように分解することが多いですね。それでも料金が加算されることはありません。オプション料金は発生しませんのでご安心ください。作業効率をあげるための、あくまでも当店都合の分解ですので・・・。
▼エアコン正面

エアコンの熱交換器(アルミフィン)は、空気の吸い込み口。ファンが回ることで、エアコン上部から空気を吸い込む仕組みになっています。その空気の通路にフィルターがあるのですが、そこにホコリが詰まっていると空気を吸い込みのに負荷が・・・。結果「消費電力」が上がることで電気代が嵩むことにもなります。ただそれでもエアコンは「空気を吸い込む」ことを諦めたりしません。吸い込みにくい「ホコリが詰まっているフィルター」からではなく、ありとあらゆる隙間から空気を取り込むことに・・・。結果エアコン内部にホコリが入り込むことになり、熱交換器のアルミフィンが汚れてしまうのです。
▼エアコン背面

上記の画像は「エアコン背面」。エアコンの前面と比較すると汚れが強めですよね。一般的なエアコンの吸い込み口は、エアコンの背面や天面部。エアコン本体カバー上部の開口部(空気口)から空気を取り込んでいます。実は目に見えない部分の方が、このように汚れやすいんですよね。
※フロントパネルが開閉(稼働)するタイプのエアコンは、前面側からも直接空気を吸い込んでいます。
そして、エアコンクリーニングで最も大切な洗浄箇所は「熱交換器」のアルミフィン。特にこの「背面や天面部」は、エアコンを徹底洗浄するための要だったりもします。ただ残念な話・・・、この箇所をスルーする業者も多いんですよね。その結果、エアコンの臭いは除去できず、失敗だらけのエアコンクリーニングになることも。
▼吹き出し口の洗浄

①洗浄前の吹き出し口。②カビ取り洗剤噴霧・・・、メイン洗剤を噴霧するころには、ファン裏の汚れは消えています。③厨房用アルカリ洗剤噴霧・・・、メイン洗剤噴霧後に「クロスフローファン」を繭玉のような状態で浸け置き。④洗浄後の吹き出し口・・・、洗浄力の強い洗剤をふんだんに使用しているので、分解なしでもスッキリ洗浄可能。
この吹き出し口の汚れですが、どんなに頑張って「フィルター掃除」したところで、ゴミの付着を完全に防ぐことはできません。フィルター掃除で防ぐことができるのは「熱交換器」アルミフィンの汚れがメイン。空気の取り込み口である「アルミフィン」を通過して「クロスフローファン」にゴミが張り付くのは稀なケース(微粒子レベルのカスや菌・ウィルスなどは通過するのでしょうが・・・)。吹き出し口の汚れたちは、「クロスフローファン」が自転することで室内のゴミを巻き込んでしまっているので、これを防ぐ方法はお部屋の掃除のみとなります。極論を言うと、お部屋の汚れ具合とエアコンの汚れは比例しているんですよね。基本エアコンは、お部屋の空気を循環させているだけなので・・・。お部屋の掃除も忘れずに。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が室内のバケツに残った汚水です。「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを配合した「メイン洗剤」を3ℓ弱、カビ取り洗剤や厨房用アルカリ洗剤も躊躇することなく使用済み。高圧洗浄機を使用するまえに、洗剤成分をしっかりと浸透・作用させているので、ささっと濯ぐだけで汚れは落ちてきます。結果「洗浄水(お湯)」の軽減が可能となり、トータルで10ℓ弱の汚水で済みました。
※もっと汚れがハードだったり、下手な業者の後始末の場合は、もっとたっぷりの洗剤と洗浄水が必要となり、結果バケツ5杯以上の汚水が残ることもあります。
▼洗浄後のキレイなエアコン

エアコンの洗浄が終わったら、パーツ類を取り付けて乾燥作業。ご覧のようにキレイなエアコン生まれ変わりました。メーカーの推奨では、フィルター掃除は1週間に1回と言われています。さすがにそれでは手間がかかえりすぎですが、1カ月に1回の目安でフィルター掃除するように心掛けましょう。
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