新宿区赤城下町でエアコン掃除|2022.07.21

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お掃除屋さんのおそうじ日記

新宿区赤城下町で
エアコンを徹底洗浄!

今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。

エアコンの水漏れ(スライム起因)

(訪問日:2022年7月21日)

本日は、新宿区赤城下町でエアコンクリーニングしてきました。2019年8月に訪問したリピーターさまで、昨年入れ替えた新しいエアコンが水漏れしているそうです。メールでご予約いただきましたが、リピーターとの記載はなし。前回は電話予約だったため、メール情報の登録もなし。結果、訪問するまでリピーターさまだと気づいてもいませんでした。否、作業中にお話いただくまで、正直気づいてもいません。薄らと、なんとなく来たことがあるような? そんな記憶はあったのですが・・・。

エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-J280D-W|2020年製

お客様は、戸建て住宅でワンちゃんと一緒に生活されています。活動的な中型犬のようで、作業中は別室に移動中。ときおり吠えられながらも道具の移動、なんとか作業スペースは確保できました。ここでお客様にエアコンの様子を聞くと、前のエアコンの調子が悪くなってので昨年エアコンを入れ替えたとのこと。ただそのエアコンが1年もたたずに水漏れをはじめてしまったそうです。ドレンホースの反対側・基盤側の下には、洗面器がセットされていました。どうやらドレンに溜まった結露水がこぼれ落ちてくるようですね。

▼パナソニックルームエアコン|CS-J280D-W

エアコンクリーニング-赤城下町-パナソニックルームエアコン|CS-J280D-W

分解前のエアコンはこんな感じ。正直な話をすると、室内にはペット臭が漂っています。う〜ん、エアコンの設置環境としていい条件ではありませんね。でもこれだけで、使用1年未満で水漏れがするほど汚れるの? 正直こんな感じではあります。水漏れ対策のため、ご自身で「ドレンつまり取りポンプ」で吸引したが解消はできなかったとのこと。さてさて、機器の故障ではないことを祈りますか・・・。それでは分解・分解。

ドレンパン|吸引前・後

エアコンクリーニング-赤城下町-ドレンパン|吸引前・後

このエアコンは「ドレンパン」の分解も簡単。ただ「ドレンパン欠損」などの可能性もあるので、確認のためにも分解しないという手はありませんよね。ただドレンパン内は結露水で溢れています。このままの状態で分解しては室内が水浸し状態、少しでも水分量は減らしておきたいですよね。ということで、とりあえず「ドレンつまり取りポンプ」で吸引(右画像)しておきました。

▼ドレンホース|吸引前・後

エアコンクリーニング-赤城下町-ドレンホース|吸引前・後

上記の画像が「吸引側」のドレンホース・室外機周りです。右画像が吸引後。ごっそりと「スライム」が出てきましたが、この吸引だけでは全てを取り除くことはできませんでした。「ドレンつまり取りポンプ」はあくまでも応急措置のみ。これだけで全ての「水漏れ」原因が解消されることはありません。ドレンホース内のゴミしか除去(全てではありません)できないので、ドレンパン内の汚れたちはそのまま。ホース内にだって汚れは残ってしまうのでしょうね。時間が経過すれば、元通りの水漏れ状態になってしまいます。また今回のように「スライム」だらけでは、何の解決にもならないのでしょう。

▼分解したドレンパン

エアコンクリーニング-赤城下町-分解したドレンパン後

結露水を溢しながらも、なんとかドレンパンの分離は完了。まだまだゼリー状の「スライム」は残っていますね。

▼洗浄前・中

エアコンクリーニング-赤城下町-洗浄前・中

左側の画像をご覧ください。洗浄前の熱交換器下部(ドレンパンとの接着部)は、ホラー映画のような状態になっています。とりあえず、いつも通り「背面パネル」「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧したら、メイン洗剤を「エアコン上部」「エアコン下部」に何度も重ね噴き。「クロスフローファン」には厨房用アルカリ洗剤も追加噴霧(右画像)しておきました。

▼クロスフローファン|洗浄前・後

エアコンクリーニング-赤城下町-クロスフローファン|洗浄前・後

それほど汚れていたファンではありませんでしたが、ご覧の通り(右画像)キレイに洗浄済みです。

▼洗浄後の汚水

エアコンクリーニング-赤城下町-洗浄後の汚水

「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを配合したメイン洗剤を約3ℓ、ペット臭が気になったので「ゴールドZ(強化版)」も追加で1ℓ噴霧しておきました。1年使用のエアコンには「洗剤」使いすぎなのかもしれませんが・・・。

▼洗浄後のドレンパン

エアコンクリーニング-赤城下町-洗浄後のドレンパン

はい。取り外したドレンパンもキレイに洗浄済み。ゼリー状のスライムたちも残ってはいませんよ。

▼洗浄後のキレイなエアコン

エアコンクリーニング-赤城下町-洗浄後のキレイなエアコン

エアコン内部もキレイになりましたが、外観だってご覧の通り。まっ、まだまだ新しいエアコンですからね。キレイなオフホワイトです。

▼洗浄後のドレンホース周り

エアコンクリーニング-赤城下町-洗浄後のドレンホース周り

今回は特別サービス。正直な話、気分だったりもしますが・・・、ご覧のように室外機周りも洗浄しておきました。スライムの塊を見ちゃいましたしね。流石にそのままというのも気が引けたので・・・。ただ申し訳ありません。基本はドレンホース周りはそのままです。一切触ることはありません。汚水や洗剤たちが流れたままで作業はそのまま終了。気になる方はお手数ですが、ご自分での掃除をお願いいたします。

▼水漏れの原因|逆勾配

エアコンクリーニング-赤城下町-水漏れの原因|逆勾配

さてさて、何故エアコンが1年で水漏れを起こしてしまったのか・・・。それには色々な原因が重なっています。第一は「エアコンの汚れ」。ペットと生活していると、室内には雑菌が溜まりがちです。毛やホコリも舞いやすく、犬の声や脱走などを考慮すると換気も行き届かなくなってしまうのでしょう。お部屋の掃除と換気、これはエアコンを汚さないための最善策です。

そして一番の原因は「逆勾配」。通常エアコンは、ドレンホース出口側の室外に向かって勾配をつけて設置していきます。「ドレンアップキット」や「ドレンポンプキット」がない限り、逆勾配の状態で結露水が室外に排水されることは絶対にありません。この勾配がエアコン側に取れていないと、ドレンパン内には結露水が溜まったままになってしまいます。

ただ、ある程度の結露水がドレンパン内に溜まる(結露水の傾斜がドレンホースの軸を超える)ことで、上澄みの結露水はドレンパンから流れ出るのですが、常に一定量はドレンパン内に残ったまま。この勾配があまりにも酷ければ(エアコンが傾きすぎで、ドレンホースの軸よりもドレンパンの反対側上部が低くなっている)と、冷房運転の初日から水漏れが起こってしまいますが、流石にそこまで逆勾配にしてしまう業者はいないでしょうね。見た目から可笑しいので誰でも気づきますから・・・。不純物を含んだ結露水がドレンパン内に常に溜まっていることで、結露水が腐って「スライム化」。このように微妙な・絶妙な角度(勾配)なので、エアコン設置に問題があることも気付かれないまま・・・、人知れず水漏れを起こしてしまうのです。ただ犯人はエアコン設置業者。

お客様の話では「家電量販店」でエアコンを購入し、その下請けである請負会社がエアコンを設置したとのこと。本当に適当な仕事をしているもんですね。ネームバリューで安心しても、実際はこの程度の仕事をやらかす輩も存在しています。注意しましょうね。このままの状態では、確実に来年も水漏れが起こります。そのことをお客様にご説明。購入した「家電量販店」にクレームを入れて設置し直してもらうことを、強くおすすめしておきました。

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