川崎市多摩区南生田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン1台と
三菱ルームエアコン2台です。
古いエアコンの故障
(訪問日:2022年7月18日)
本日は、川崎市多摩区南生田でエアコンクリーニングしてきました。メールで予約の相談があり、住所(川崎市多摩区南生田)、電話番号、申込エアコン台数(3台)、駐車場(駐車場はありませんが、家の前に1台なら駐車できます。)、エアコンの機種(日立製RAS-M40Z2×1台・三菱電機製MSZ-VX228XS-W×2台)、希望日(6月26日、7月3日、17日、18日)、古いエアコンですが出来ますか? とのこと。
こちらからは、下記内容でご返信。
お問い合わせありがとうございます。
まず営業エリア外なので出張費(5,000円)がかかります。そして、古いエアコンの洗浄は問題ありませんが、万が一故障した場合の保証はできません。
料金は、お掃除機能付きエアコン1台18,000円、スタンダードエアコン2台で19,500円、出張費5,000円なので計42,500円となります。
※故障した場合でも、料金は発生いたします。
エアコンクリーニングの作業時間は約5時間ですが、古いエアコンなのでもう少し時間がかかることも想定されます。
また日程ですがご希望の日時で訪問可能なのは、18日(月・祝)9時頃となっております。
※現時点での空き情報ですので確約はできません。
全てご了承との返信をいただき、予約受付完了となりました。ただ結論からいうとタイトル通り。非常に残念な結果となってしまいましたが・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-M40Z2|2010年製
午前8時過ぎ頃には「川崎市多摩区南生田」に到着。想像していたより早く着いてしまいました。少し時間が早すぎなので、コンビニで時間調整してから45分頃にお客様宅に移動。道具類を降ろしてからインターファンを鳴らします。お客様に本日のエアコンの指示をいただき、2階のお掃除機能付きエアコンから洗浄することにしました。3階には20世紀の三菱マルチエアコンが2台設置されています。ここでもう一度「古いエアコン」の注意点をお客様にご説明。ご了承いただいてから作業の開始です。
▼エアコンの簡易分解後
古いエアコンに集中しながら作業を続けていると、この段階まで分解してしまいました。ここで「ふっ」と我に帰ります。そうだ「エリア外の出張」というタイトルで日記のネタにする予定だったのに・・・。ご覧の通り「基盤」「ドレンパン」も既に取り外し済み。ファンモーター周りも徹底養生して、洗剤や洗浄による故障が起きないように「浸水経路」は完全にシャットアウトしておきます。
▼クロスフローファン洗浄前・中
「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウムを配合したメイン洗剤を3ℓ、熱交換器背面・天面・前面、ファン裏・クロスフローファンに時間をかけて何度も重ね噴き、クロスフローファンにはご覧のように(右画像)「厨房用アルカリ洗剤」も追加噴霧。古いエアコンの蓄積汚れを、これでもかと徹底洗浄していきます。
▼洗浄後のクロスフローファン
洗剤成分が浸透・作用してきたら、高圧洗浄機ですすぎ作業。大量の洗浄水(お湯)でバシャバシャと丸洗い洗浄して、汚れ・洗剤成分をエアコン内部から取り除きます。洗浄後はご覧の通り。こんなにキレイな「クロスフローファン」に生まれ変わりました。
▼洗浄後の汚水
洗浄後の汚水はこんな感じ。たっぷりとバケツ2杯の汚水が残りました。最近は洗剤の使用量が増えてきているので、逆に洗浄水の量は減る傾向にあります。ドレンパンを分解するパターンの時はバケツ1杯で済むことが多いのですが、今回は2杯。これはこのエアコンが汚れていた(12年分の汚れ)ことを示しています。
▼洗浄後のドレンパン
取り外したドレンパンもご覧の通り。女性スタッフが他のパーツ同様に、丁寧に洗浄しています。こちらも「次亜塩素酸ナトリウム」で「殺菌洗浄」済み。
▼組み立てながら乾燥作業
エアコンの洗浄が終わったら、エアコンを組み立てて乾燥運転。ただここで問題が発生。お掃除ユニットの組み立てに手間取ってしまったのです。こちらのエアコンは分解が簡単なタイプ。ドレンパンや基盤を取り外しながらも、作業時間は2時間を切るペース(スタンダードエアコンと同程度)で進んでいました。ただお掃除ユニットの取り付け時に問題が発生。実は「お掃除ユニット」に小さな基盤がついているタイプで、それを気づかずに女性スタッフにパス。そして、それに気づかなかった女性スタッフが「シャワー」をかけたタイミングで基盤を発見。呼ばれた私が慌てて取り外し。基盤の乾燥を・・・。こんなことがありました。
この慌ててがダメですよね。基盤自体はそれほど濡れてもおらず、軽く拭いてからしばらく放置で乾燥済み。ただ問題は取り付ける位置です。まったくどこにあったのか記憶にありません。それっぽい位置はあるのですがうまくハマらず・・・。ここで30分以上のタイムロスが発生です。ただこのまま頑張っても思い出せそうにありません。むりくり取り付ける方がリスクはありそうです。そこで「熱交換器」や配線に当たらない場所を探して仮置き場をつくることに。このエアコンの構造に詳しい人が開けたら「あっ」と思われるかもしれませんが、エアコンの性能や故障につながることはありませんのでお許しください。・・・こんな感じ・こんなテンションのまま、3階のエアコンに移動です。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱ルームエアコン|MSZ-VX228XS-W|1999年製
まずは動作確認。マルチタイプのエアコンなので、2台同時に行いました。エアコンを停止させてからブレーカーを降ろします。こちらのエアコンは20世紀の三菱マルチエアコン。23年前のとっても古いエアコンです。先程の動揺(お掃除ユニットの取り付け)を少し残したまま、いつも通り丁寧に分解作業は開始。ただ、またしても分解してからの画像となってしまいました。古いエアコンはリスク回避のため、取り外せるものは極力分解していきます。結果、こちらのエアコンも「ドレンパン」は取り外し済み。
▼1台目のマルチエアコン|洗浄前・後
マルチエアコンなので電源コードはありません。基盤の取り外しも簡単だろうと高を括っていましたが、電源端子台の構造に難あり。昔の形状なのでしょうね。コードを抜くための押す箇所がありません。ここで少しのタイムロス。暫し考えてみましたが残念ながら答えはでませんでした。むりくりの分解は返って故障の原因になってしまいますしね。ここで端子台の分解・取り外しは諦めることに・・・。ただ基盤は比較的簡単に分解できそうです。基盤ケースから基盤を全て取り外し、ケース内の端子台とその側の基盤ケースを徹底養生。うん、これなら基盤の浸水は回避できたし、電源端子台も問題ありません。全て取り外したのと違いもないでしょう。故障リスクは回避済みなので、いつも通り「バシャバシャと丸洗い」していきます。
左の画像が洗浄前のエアコンです。熱交換器には蓄積汚れがこびりついていますよね。使用環境(設置環境)を考えたら汚れすぎですが、使用年数で考えればこんな感じなのでしょうね。こちらのエアコンも「メイン洗剤」を3ℓ使用して徹底洗浄。23年来の蓄積汚れも丁寧に洗浄済み(右画像)です。写真の撮影は忘れてしまいましたが、2階リビングのエアコンよりも汚れた汚水がバケツに2杯残りました。
▼ドレンパンも分解洗浄済
こちらのドレンパンも女性スタッフが洗浄済み。あとは組み立てて動作確認ですね。
▼電源を入れて乾燥作業
この段階まで組み立てたら、ブレーカーをあげて動作確認。徹底分解・徹底養生しているので、故障することなくエアコンは正常動作しています。吹き出し口の水滴を取り除いたら、次のマルチエアコンに移動。もう一度「ブレーカー」を落としにいきます。ただ今となってみると確認ミスがありました。この段階で次のエアコンの動作確認はしていません。1台目の作業前に一緒に確認しただけ。再度ブレーカーを落としてからのチェックは省いてしまいました。まっ、これが原因(故障)とはいえませんが、家電製品は「電源の抜き差し」が故障起因になることもあり得たりしますので・・・。
▼2台目のマルチエアコン
こちらが2台目のマルチエアコン。洗浄前ですがキレイですよね。お客様の話では、あまり使用していないとのこと。うん、今となってみれば「徹底洗浄」の必要はなかったのでしょう。ブレーカーを落とすことなく「簡易清掃」していれば、今日・このタイミングで壊れることはなかったはずです。
またまた画像はありませんが、メイン洗剤は1ℓ弱、カビ取り洗剤や厨房用洗剤の出番もなし。洗浄水(お湯)だって10ℓも使用していません。本当にキレイな「23年使用」したとは思えないような「透明度のある」汚水がバケツに残りました。うん、どう考えても「簡易清掃」で十分でしたね。故障するリスクや使用頻度を考えたら、洗浄の必要すらなかったのかも知れません。
▼動かなくなってしまったエアコン
徹底洗浄が終わったら、1台目のマルチエアコンと同様に組み立て作業。2階に降りてブレーカーをあげます。3階に上がってリモコン操作。えっ反応なし? 少し嫌な予感がしてきました。本体側の強制運転でも反応はなし。もう一度組み立てを仕直しますか・・・。2階に戻ってブレーカーを落とし、基盤も再分解。念の為全ての箇所「ファンモーター」「電源端子台」「基盤」「コネクタ」「配線」などの水濡れもチェックしておきます。全然問題なしで全て乾燥状態。そりゃそうですよね、取り外していましたから・・・。もう一度同じように組み立てたら、2階に戻りもう一度ブレーカーをあげてからリモコン操作。うん・・・、やはり電源は入らないようです。
ここでお客様にお声掛けし、状況の説明。正直一番きつい瞬間です。わざわざ遠方の当店を指名して、出張費込みで呼んで頂いたのに、その期待に応えるように「丁寧に時間を掛けて作業」していたのに・・・。ただ申し訳ありませんが、このような劣化による故障は誰にも防ぎようがありません。こんな言い方は失礼にあたりますが「貰い事故」感すらあったりします。すいません・・・、そうとも思わないと私のモチベーションが保てないので・・・。
本日の作業料金は、前述した通り出張費込みで「42,500円」です。ただ「故障したエアコン」の9,500円を減額して、33,000円の請求に変更しました。お客様は遠慮されていましたが・・・。しかし本来は、このような故障があったとしても作業料金は徴収しております。予めご了承くださいませ。今回は他のエアコンもあり、出張費まで頂いていただいていたので減額する気分になってしまいましたが・・・。
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