
墨田区東向島で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱重工ルームエアコン1台です。
壁掛け完全分解
(訪問日:2022年6月1日)
本日は、墨田区東向島でエアコンクリーニングしてきました。mailにてご予約いただき「10年程何もしておらず大変汚いと思いますが、よろしくお願いします。」とのこと。エアコンの型番も画像で添付いただいています。ただいつも通り、訪問時には忘れてしまっていますが・・・。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱重工ルームエアコン|SRK22ZJ-W|2008年製
予定時間にお客様宅のマンションに到着。mailにて「駐車場はありませんが、エントランス前のスペース(道路ではありません)に一時的に駐車いただくのは問題ない旨、管理会社に確認しました。」と教えていただいていますが、いまいち場所がはっきりしません。お客様に電話でその旨報告すると、下まで降りてきてくれました。駐車位置を丁寧に指示いただき、車を停めてからお客様と一緒に部屋まで移動。それではエアコンを確認しましょう。
▼一段階目の分解

こちらが本日のお相手「三菱重工スタンダードエアコン」。事前に型番を聞いているのですが、当日は初耳状態。いや〜、参ったな「古いエアコン」で、且つビーバーエアコンです。これは厄介ですね。ご覧の通り(右画像)メイン基盤は正面から剥き出し。見えない側面や背面も隙間だらけ・・・。これを徹底養生するのも手間なんですよね。しかも「電源端子台」は基盤の下にあります。ドレンパンから大量の汚水が溢れたら、間違いなく浸水する位置。
※一般的なエアコンクリーニング業者であれば、この段階(右画像)でエアコンの簡易分解は終了。
▼ドレンパンの取り外し

結果「ドレンパン」の取り外し。このタイプのビーバーエアコンは「ドレンパン分解」が必須ですね。軽度な汚れなら大丈夫かもしれませんが、14年も前のエアコンです。優しい汚れ方はしていないでしょう。エアコン上部を徹底洗浄するためには、ドレンパンの分解は回避できません。
▼クロスフローファンの取り外し

さてさてこのビーバーエアコン、熱交換器天面(アルミフィンの繋ぎ目)のパーツが取り外せます。そしてそのパーツを外すと、天面からは「クロスフローファン」が丸見え状態になり、熱交換器の裏側(内側)もその隙間から洗浄可能。そうなると洗浄したくなりますよね、直接「バシャバシャと、執拗に・・・」。調子に乗ってそんな洗浄をした結果、ファンモーターが浸水。それが原因で故障させてしまったこともあります。だから汚れきったこのビーバーエアコンの場合は「ファンモーター」の取り外しも必須なんですよね。
しかしここで予想外の展開が・・・、ファンモーターが簡単に取り外せません。熱交換器の固定パーツとファンモーターの固定パーツが噛み合っているので、両方のパーツの分離が必須。しかも、ファンモーター単体で抜き取るのは難しそうです。おいおい、これじゃ「完全分解」だろ。なんて心で思いながらも、分解作業は継続。予想外の構造で少し手間取ってしまいましたが、「クロスフローファン」ごとファンモーターを取り外し(右画像)ました。
▼エアコン養生完了

上記の画像がエアコンの養生風景です。そして左側の化粧カバー上に固定されているのはメイン基盤。電源コードごと抜き取りたかったのですが、電源コードがエアコン下(カバー内)を通っています。エアコンを壁から外して抜くのも面倒だし、元に戻すのはもっと手間。ただこの電源コード、基盤側のコネクタは金属で結束部が強固。少し強めに引っ張っただけなのに基盤側のハンダ部から抜けてしまう・・・こんな事例も経験済みです。経年劣化による破損ではありますが、故障は故障。そもそも分解しなければ起きない故障ですからね。できれば壊したくはありませんし、もう修理もできないエアコンなので・・・。そこで基盤の取り外しは断念。ご覧のように洗浄カバーの外に安置しておきました。まっ、これでエアコンの故障原因はシャットアウト。エアコン内部の徹底養生も必要なしです。
▼ファン裏|洗浄前・後

背面パネル・ファン裏には「カビ取り洗剤」を噴霧。「背面パネル」「熱交換器背面」「熱交換器天面(背面・前面の裏側)」「熱交換器前面」「熱交換器裏側」「ファン裏」にメイン洗剤を噴霧。目視できると洗浄も楽チンですね。ご覧のように「ファン裏」もスッキリと洗浄できました。
さてさて、ここで考察。普段の洗浄で「クロスフローファン」を取り外すことはありません。だからここまでファン裏を確認することはできないのですよね。ただ頭の中で、この構造・形状を意識しながら洗浄しています。ファン裏のプラスチック分までなら、ファンがある状態でも「カビ取り洗剤(ハンドスプレイヤーで噴霧)」は届く距離。少し足りなくても、噴霧器で噴霧する「メイン洗剤」や高圧洗浄で使用するノズルなら簡単に届くことでしょう。やはり「ファンを取り外さない」洗浄でも、エアコンの臭いを解消するレベルの洗浄はできそうですね。今までのことは理にかなっていたと思ってもいいのでしょう。
そしてもう一点、とっても有意義な勉強もできました。それは「ドレンパン背面」。この箇所の直接洗浄は、当店の徹底洗浄でも不可。背面パネルに噴霧する「カビ取り洗剤」「メイン洗剤」、熱交換器背面・天面に噴霧する「メイン洗剤」頼り。漠然とそれなりの効果はあるのだろう・・・、と思ってはいましたが・・・。当店は「高圧洗浄機」を使用して、専用のノズルでエアコン背面もバシャバシャと高圧噴射しています。すると、ファン裏からゴミが溢れ落ちてくることもしばしば。この汚れたちは、てっきり「熱交換器背面」の裏側に貼り付いていた汚れだと思っていました。
ただ今回判ったことがあります。「クロスフローファン」を取り外して洗浄したのは今回が初めではありません。ただ今回のようにじっくりと観察するのは初めて。エアコン背面を洗浄していると、大量の洗浄水が「ドレンパン背面」から溢れ出てきました。観察しながら洗浄を続けていると、「ドレンパン背面」の中に溜まっていたゴミたちも一緒に溢れ出てきます。この溢れ方は「ドレンパン」と全く同じ。そっか、あのゴミたちは「ドレンパン背面」に溜まっていたものだったのか、なんだ・・・今までもそれなにり洗浄はできていたんだな、と一安心。まっ、「ドレンパン背面」の汚れのみが原因でエアコンが臭うのは稀だと思いますが、その汚れも当店の徹底洗浄であれば、軽減できていたのですね。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の汚水。背面パネル・熱交換器・ファン裏、そして「ドレンパン背面」の汚れたちも含まれています。
▼洗浄後のパーツたち

取り外したパーツたちもこんなにキレイ。女性スタッフが丁寧に洗浄しています。ただ一点、また気づきがありました。それは「クロスフローファン」。今回の汚れは強固だったようで、ブラシでゴシゴシというレベルではありませんでした。ご覧のように「スケルトンブルー」のファン。黒いファンなら見落としている汚れだって、くっきりと見えてしまいます。これ「エコ洗剤」じゃ、こんなにキレイに洗浄できませんよね。ファンを分解していても・・・。結果大量の洗剤(数種類)たちと、高圧洗浄までする始末。これなら分解しないほうが楽ちんでしたね。
ファンをつけたままの洗浄であれば、その洗剤たちは他の箇所にも飛び散ります。飛び散った洗剤たちを洗い流す術のない業者なら「ファンの分解」に意味があるのかも知れません。ただ当店は徹底洗浄店。そのように飛び散った洗剤やゴミたちも全て洗い流します。お風呂場の高圧洗浄で「ゴミや洗剤・洗浄水」を飛び散らし、それらを洗って拭き取る手間を考えたら・・・、エアコン内(洗浄カバー内)で処理した方がずっと楽ですよね。その方がトータルの洗剤使用量も削減できそうです。やはり「ファンの分解」には、意味がなさそうですね。当店の徹底洗浄なら・・・。
▼洗浄後の乾燥運転

14年前のエアコンですが、こんなにキレイに仕上がりました。エアコンの悪臭だってもうありません。外観だけでなく、中身もキレイに仕上がっていますよ。ただ作業時間は1時間も超過。作業中に女性スタッフが次のお客様に遅延の連絡はしていますが、急いで移動しないと・・・。このように作業時間はあくまでも目安でしかありません。エアコンの機種・設置状況・汚れ具合により変動しています。時間を区切って作業を終えることだってありません。当店に依頼の際は、お時間に余裕を持っていただけるとありがたいです。どこのどのようなエアコンであっても「徹底洗浄」していますので・・・。そしてご安心ください。ここまで分解洗浄していても、料金はスタンダードエアコンの10,000円のみ。オプション料金などは発生していませんので・・・。
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