
北区十条仲原で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン1台です。
ヤニ臭を放つエアコン
(訪問日:2022年5月30日)
本日は、北区十条仲原でエアコンクリーニングしてきました。昨年引っ越してきたアパートで、入居時からエアコンは汚れていたとのこと。臭いも気になるので、エアコンクリーニングしようと考えたそうです。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-R22B(W)|2013年製
最寄りのコインパーキングに車を停め、少し奥まったところにあるお客様宅に道具類を移動。若干手狭感のあるお部屋には、日立のスタンダードエアコンが設置されていました。
▼エアコンの簡易分解

当店にエアコンクリーニング依頼されたということは、エアコンの徹底洗浄がお望みです。正直ネットなどにはそれほど詳しくなさそうな年配のお客様、さまざまな障害を乗り越えて当店のホームページに辿り着いたのでしょう。ご安心ください。当店の掲げている「徹底洗浄」は、集客目的だけのキャッチフレーズではありません。エアコンの構造や汚れ具合を考慮の上、現場で最適な洗浄方法を選択、できうること全てを施していきます。その過程で分解が増えることもありますが「オプション料金」を請求することだってありません。・・・ということで、ご覧の通り「ドレンパン」もサクサクっと分解しておきました。
▼基盤の取り外し

試運転時の臭い(ヤニ臭)も強烈ではありましたが、熱交換器もいい感じで汚れて(ヤニの付着)います。幸いなことに電源コードが右側だったので、ご覧のように基盤ごと取り外しておきました。これでエアコンの故障は完全にシャットアウト。「遠慮することなく・躊躇することなく」、エアコンをバシャバシャと丸洗い洗浄可能です。
▼吹き出し口|洗浄前・カビ取り洗剤噴霧

吹き出し口もご覧の通り(左画像)。これでは「クロスフローファン」自体も臭っていそうですね。まずは「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧(右画像)、浸け置き洗浄しておきます。
▼厨房用アルカリ洗剤噴霧

メイン洗剤用の噴霧器は3ℓタイプ。スタンダードエアコン1台のときは、1台の噴霧器をパーツ洗浄と併用しています。私が「エアコンの簡易分解」「エアコンの徹底養生」「カビ取り洗剤噴霧」「高圧洗浄機のセット」などをしている間に、女性スタッフがパーツ類にメイン洗剤を噴霧・浸け置き。今度は私が噴霧器でエアコン洗浄していきます。パーツの汚れ具合にもよりますが、2〜2.5ℓ位がエアコン本体分の残。このメイン洗剤を「エアコン内部」の隅々に何度も重ね噴きしていきます。そしてご覧のように「クロスフローファン」には厨房用アルカリ洗剤も追加噴霧。繭玉のような状態で浸け置き洗浄しておきました。
※試行錯誤の結果、「ホワイトクリーナー」に「次亜塩素酸ナトリウム」配合したものを「メイン洗剤」として使用しています。
▼クロスフローファン|カビ取り洗剤噴霧・洗浄後

いやいや中々手強い汚れでしたね。「クロスフローファン」にはカビ取り洗剤も追加噴霧。ご覧のように(左画像)、またまた「繭玉のような状態」で浸け置き洗浄することに・・・。そして洗浄後の吹き出し口が右画像です。昨今は「ファンの分解」をオプションとして追加する業者も増えてきました。そして「ファンを分解しない洗浄方法だと汚れが残ってしまう」と、オプション誘導している業者すらいます。ただ当店の徹底洗浄であれば「ファン」の分解にそれほどの意味はありません。洗浄力の強い洗剤を何度も投入し、最適なすすぎ方法で洗浄していれば、「クロスフローファン」を取り外す洗浄よりもキレイになること(分解して実証済み)だってあります。ファンを分解したところで、最後は洗剤の洗浄力次第。「エコ洗剤」などでは歯が立たない、ブラシなどでは届かない・高圧洗浄でも吹き飛ばせない汚れもあるんですよね。
▼熱交換器|洗浄前・後

左が洗浄前の熱交換器(アルミフィン)、右が洗浄後です。裸眼で見るともっと汚れていたのですが。こう見るとそうでもありませんね。ただ「ヤニ臭」は完全にシャットアウトしておきました。その手順は・・・。
▼メイン洗剤追加

エアコンクリーニングに大切なのは「洗剤」の選択。ワンパターンの洗剤のみでは落とせない汚れ・臭いもあります。「環境に優しい・人に優しい」などという、耳当たりの良いフレーズが業界内に飛び交っていますが、その優しさは汚れに対しても同じこと。せっかくお金を出してプロに依頼しているのに、その優しさでエアコンは臭いまま・・・。こんなのお客様には全く優しくないですよね。当店は洗剤の使用にも躊躇しません。徹底したすすぎ作業ができるので、洗浄力の強い洗剤も使用可能。ご覧のように、強烈なヤニ臭や油汚れにも効果を発揮する「ゴールドZ(強化版)」を追加で3ℓ、熱交換器(アルミフィン)のみに噴霧しました。
▼汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

左画像が洗剤噴霧後の汚水。右画像が洗浄後の汚水です。ドレンパンを取りはずじている割には、多めの汚水となりました。まっ汚れていましたからね。このバケツの中に、エアコンの悪臭原因が納っています。今日もしっかりと洗浄できました。これでもうエアコンの悪臭に悩まされる必要もないでしょう。当店なら「経年による染み込んだ臭いは取れない場合がある」などとは言いません。よほど鼻が利く「ソムリエ」のような人では難しいかも知れませんが、一般的な方が不快を感じない程度の洗浄(臭い除去)は十分可能です。
▼洗浄後のエアコン全景

洗浄前とは見違えるようにキレイになりましたね。見た目だけでなく臭い問題も解決済みです。
▼キレイになったエアコン

洗浄後はエアコンを組み立てて、乾燥作業・乾燥運転。端子台カバーのシール部は茶色いままですが、こちらはご容赦ください。洗剤をかけたら溶けてしまいますので・・・。シール部以外は、きれいなオフホワイトになりましたね。前面パネルを取り付けたら、新品のような輝きを放っていました。これでも料金は10,000円。大手フランチャイズの「完全分解洗浄」プレミアムクリーニングは定価17,600円。さてさて、どちらがお得なんでしょう。言わずと知れた感はありますが・・・。完全分解したところで、熱交換器に染み込んだ臭いを除去するためには「洗浄力の強い洗剤」が必須。ただ分解すればいいわけではありません。大切なのは分解ではなく、クリーニングですから・・・。
記事一覧