
江戸川区江戸川で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
ドレンパン分解依頼
(訪問日:2022年5月17日)
本日は、江戸川区江戸川でエアコンクリーニングしてきました。電話で予約・問い合わせがあり「パナソニックのお掃除機能付きのドレンパンは分解してくれるのか?」とのこと。正直「ドレンパン分解有無」は、現場で作業効率を考慮して判断しています。そして偏屈な私は、指示されると逆に拒む習性が・・・。「お掃除機能付きエアコンは分解に時間がかかるので、ドレンパンを分解することはないと思います。」と受け答え。「それでも臭いは取れるのか?」と質問があったので、「エアコンの臭いの原因がドレンパンにあることは稀。当店の徹底洗浄ならドレンパンを付けたままでも、エアコンの臭いの除去は可能です。」と説明しておきました。その日は「検討する」とのお話で予約はなし。
「検討する」と言われる方で、本当に検討する人は稀です。お断りの常套句だなと感じ、若干「気難しそう」な雰囲気の人だったのでラッキーかな? と安心していましたが、後日連絡が入りました。ただこの時は「同じ人」だと気づいていません。住所を確認すると「戸建て住宅」とのこと。当店では、戸建て住宅に「お掃除機能付きエアコン」が設置されている場合は「エアコンの設置位置」を確認しています。お客様の話では取り外せない古いエアコンが右側にあり、隙間は数センチしかないとのこと。ここでメーカーの確認をすると「パナソニックのお掃除機能付きエアコン」と言われました。前の電話で聞いていたのですけどね・・・。なんせ記憶がないもので・・・。
基盤の設置は右側にあることが多いので「お掃除ユニットの取り外しができないことも考えられる」とご説明。ただ基盤位置が熱交換器の前のタイプもあります。ここで電子パネルの位置を確認すると「エアコンのセンター部」に受光部があるとのこと。「それならおそらく分解できると思いますが、無理な場合は洗浄方法を変更することもあります。」とご説明。了解をいただきながらも、「当店で分解できないのであれば、エアコンを壁からおろすオーバーホールしか洗浄方法はないと思います。」と自信満々に・得意げに補足説明。お客様的は若干困惑した雰囲気でしたが、空いている男性スタッフ一人訪問日に予約日を設定いただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-X400D-W|2020年製
そして当日を迎えます。この時の私の持っている情報は「エアコンの右側に取り外せない古いエアコンがある」こと。「ドレンパンを分解してほしい」と言われた方と同一人物だとは思っていません。玄関前に足早に道具類を降ろし、最寄りのコインパーキングに車を移動。インターフォンを鳴らしてお客様宅に訪問です。
▼パナソニックルームエアコン|CS-X400D-W

防水シートを小脇に抱え、自前のスリッパを履いて2階に上がると、こんな感じでエアコンは並んでました。ただラッキーなことに、やはり前面に基盤があるタイプ。これなら分解できそうですね。ただエアコンを運転させると悪臭が・・・。かなりキツめの臭いです。室内を見渡すと犬用のゲージあり。どうやら室内でペットを飼っているようですね。これが悪臭の原因なのでしょう。本当に我慢できないような臭いが漂っています。これは徹底洗浄が必要ですね。
▼エアコンの簡易分解

前述している通り、偏屈な人間ではありますが「軽く」痴呆も入っています。このお客様が「ドレンパン」を分解して欲しいと言われたことなんて全く覚えてもいません。今日は一人訪問日であとの予定もなし。お客様の都合は別として、私には時間がたっぷりとあります。結果、お客様のご要望通り「ドレンパン」を取り外してしまいました。
▼洗浄前の吹き出し口

こちらがエアコン下部の「吹き出し口」。使用期間は約2年。クロスフローファンの汚れはこの程度。これなら平均的な汚れ具合ですね。・・・ということは、臭いの原因は「エアコン上部」一択。熱交換器のアルミフィンに、生活臭・動物臭などが染み込んでいるのでしょう。締め切ったお部屋でエアコンを使用していると、エアコン上部(熱交換器・アルミフィン)に臭いが染み込んでしまいます。カビ菌増殖の抑制にもなりますが、お部屋の換気はとっても大切。室内の雑菌(臭いの元)はなるべく溜めないように心掛けましょう。
▼ドレンパン|洗浄前・中

そしてこちらが、取り外した「ドレンパン」。スライムが堆積するほど汚れてはいませんので、この汚れが悪臭の原因になることはありません。ご覧のように(左画像)汚れてはいますが、このまま元に戻しだってノー問題。エアコン上部がしっかりと洗浄されてさえいれば、この汚れたドレンパンをそのまま元に戻したってエアコンの臭いは解消されているのです。ただご安心ください。せっかく分解したのですから、洗浄しないなんてことはありません。ご覧のように(右画像)、カビ取り洗剤でしっかりと浸け置き洗浄しておきました。
▼メイン洗剤追加

エアコン本体の洗浄には「メイン洗剤」を3ℓ使用。だんだんと洗剤の使用量が増えてきましたね。この頃は1ℓで済むエアコンの方が少なくなってきました。「背面パネル」「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧したら、メイン洗剤を「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」の順で何度も重ね噴き。ご覧のように、熱交換器には「リンダシルバーNファースト」を500ml追加噴霧しました。いや〜、本当にエアコンは臭かったですからね。
▼汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

洗剤噴霧後の汚水が左画像、右側が洗浄後の汚水です。エアコン下部の汚れが軽度だったので、この程度の汚水量ですみました。洗浄力の強い洗剤を大量に投入。高圧洗浄機での濯ぎ前には、ほとんどの汚れは強制剥離すみです。洗剤成分を洗い流す作業なので、10ℓの洗浄水(お湯)も必要ありませんでした。
▼洗浄後のエアコン全景

でもご安心ください。エアコン内部に洗剤成分は残っていないので、熱交換器のアルミフィンが腐食することはないのです。ご覧のように、下手な業者が洗浄した後のように「白化したり、黒ずんたり」することもありません。このまま時間が経過しても大丈夫なのです。残留洗剤がアルミにダメージを与え続けるこはありませんので・・・。それでも「エコ洗剤」などの弱い洗剤では落とせない臭いは「徹底洗浄」済み。「エコ洗剤業者」や「マッチングサイト」などは一生懸命啓蒙活動をしていますが、洗浄力のある「洗剤」が悪なのではありません。使い方をしらない業者が「悪」なのです。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコンがキレイに洗えたら、パーツを組み立てて乾燥作業。するとあら不思議? 数時間前の悪臭は何処へやら。あんなに強烈な悪臭もしっかりと解消されています。只今の時間は「午後1時30分」、想定作業時間は若干押してしまいましたが、エアコンはキレイに洗浄できました。このあと道具類を片付けて車をとって戻ったのが午後2時過ぎ。駐車料金と一緒にエアコンクリーニング料金「18,000円」をお支払いいただきました。
そしてこの日記を準備している時に「ドレンパン分解依頼」のお客様情報を確認。あっ、このお客様だった・・・、と気づいた次第。ただ訪問前から判っていたら「ドレンパン」を取らなかった可能性もありますが・・・、なんせ偏屈なもんで・・・。
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