
板橋区赤塚で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、ダイキンルームエアコンと
日立ルームエアコン各1台です。
ユアマイスターで昨年洗浄
(訪問日:2022年4月29日)
本日は、板橋区西赤塚でエアコンクリーニングしてきました。25日にmailにてご予約いただき、「エアコン2台の徹底洗浄をお願いしたいのですが、4月29日か30日で、予約は可能でしょうか?」とのこと。男性スタッフ一人対応日でもOKとご了承いただいたので、本日の訪問となりました。また返信mailにて、下記のような補足説明もいただいています。
昨年に2台ともクリーニングをしていますが、クリーニング直後からカビのような臭いが消えないため、あまり使用できませんでした。徹底洗浄でお願いいたします。
これは訪問前から楽しみですね。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|ダイキンルームエアコン|S25STES-W|2015年製
そういえばもう一点補足説明のmailが届きました。「車ですが、家に入る路地が狭くなっていて、車幅1800がぎりぎりです。」とのこと。正直このメールは本当に助かりましたね。お客様宅に向かう手前の道路が極狭で、事前に連絡がなければ辿り着けなかったかもしれません。なんか入ってはいけないような狭さだったの・・・。
お陰様で進入路を迷うことなく無事にお客様宅に到着。駐車場前で道具を積み下ろしていると、玄関からお客様が出てきてくれました。挨拶してから車を駐車場に移動。それではエアコンをチェックしましょう。本日のお相手は2階に設置されているスタンダードエアコン2台。まずはダイキンエアコンからはじめることにしました。
洗い場でお借りするお風呂場は1階です。浴室前の洗面台下に防水シートを敷いたら高圧洗浄機をセット。ここから吐水ホースを伸ばして2階のエアコン2台を洗浄します。噴霧器に「ホワイトクリーナー」と次亜塩素酸ナトリウム配合のメイン洗剤を3ℓ、タンクに20ℓのお湯を汲んだら洗浄の下準備は完了。2階のエアコン下まで、洗浄ガン・噴霧器を持ち運んでからエアコンの分解作業開始です。
▼ダイキンルームエアコン|S25STES-W

こちらが本日のお相手「ダイキンスタンダードエアコン」。昨年洗浄しているので見た目はキレイですね。フィルターにもホコリは付着していません。エアコンが臭いのであまり使っていないとも言われていますが、定期的にフィルター掃除もしているのでしょうね。それでは恒例のエアコンチェック。下手な業者の洗浄漏れ(粗探し)をしちゃいましょう・・・。
▼背面パネル・ドレンパン

エアコンの臭いが取れない原因は「エアコン上部」にあります。どんなに頑張って「エアコン下部」を洗浄したところで、エアコンの嫌な臭いが消えるわけではありません。ただエアコンクリーニング業者も見た目だけはキレイに仕上げます。今回のエアコンも「フィルターや本体カバー」などのパーツ類、エアコン下部(吹き出し口・クロスフローファン)などの見えるところはキレイでした。
真っ黒な汚水がエアコンから出てきたのでキレイになったと勘違いされる方も多いことでしょう。一応プロの「エアコンクリーニング業者」に依頼したんですからね。ただ実際はこんな感じ(上記画像)・・・。左側がエアコン背面で右側がドレンパン。背面パネルやドレンパンのプラスチック部にはカビが付着したままです。熱交換器の背面も変色している(汚れている)ように見えますよね。これは前回(昨年)のエアコンクリーニングが手抜きの簡易清掃で、「エアコン上部」の洗浄がノータッチだった証。こんな状態ではエアコンの臭いは取れませんよね。逆に業者がエアコンを汚している可能性すらあります。
▼お部屋の養生風景

エアコン下の左側には、動かせない棚が鎮座していました。ご覧のように「マスカーテープ」を活用。壁紙に貼り付けてお部屋を養生していきます。あとはエアコンを洗うだけ。じゃんじゃん・バシャバシャとエアコンを丸洗いしちゃいましょう。
▼ドレンパン|洗浄中・後

まずはカビ取り洗剤の噴霧から。背面パネル・ドレンパン・ファン裏・ドレンパン裏は「カビ取り洗剤」で浸け置き洗浄。一般的なエアコン用洗剤では歯の立たないカビの根までも強制剥離させていきます。右画像が洗浄後のドレンパン。多少カスが残っていますがノー問題です。この程度の汚れでエアコンが臭うことはありませんのでご安心を。冷房や除湿運転すれば、結露水の溜まる「ドレンパン」内はすぐに汚れてしまいます。スライムなどが体積していない限り「ドレンパン」起因でエアコンが臭うことは殆どありません。
▼洗浄後のエアコン

熱交換器のアルミフィン(左画像)もワントーク明るくなりましたね。背面パネルのカビもしっかりと除去されています。ただ申し訳ありません。洗浄水(お湯)でモヤってしまい、こんな見えづらい写真(右画像)になってしまいました。
▼洗剤後の汚水(1台目)

こちらが洗浄後の室内に残る汚水です。エアコン上部をメインに洗浄しているので、室内に残ったバケツの汚水は5ℓ弱程度。この3倍位の汚水が、ドレンホースを通って室外にも排水されています。画像として残すことはできませんでしたが、もっと真っ黒に汚れた汚水たちが室外に排水されたことでしょう。それでは次のエアコンに移動を。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-AJ22F|2016年製
こちらは日立のスタンダードエアコン。エアコン横はベッドでしたが、先ほどの棚よりは邪魔になりません。エアコン下に防水シートを敷いたら「幅木」にマスカーテープを貼りつけて床面の養生。エアコン横のベッドに養生シートを敷いたら下準備は完了です。それではエアコンを分解していきましょう。
▼ドレンパンの分解

このエアコンは、簡単にドレンパンの脱着ができます。汚れのチェックもしたかったので、ご覧のように「ドレンパン」を分解することにしました。
▼洗浄前|エアコン背面・クロスフローファン

背面パネルは汚れていません。ただ熱交換器背面には細かいホコリが付着。若干の変色も見られました。ただ吹き出し口は別物・・・、ご覧のように洗浄後のようです。クロスフローファンだってこんなにキレイ。こんな吹き出し口のエアコンをみたら、業者がしっかりと洗浄したと信じてしまいますよね。それではエアコンの洗浄をはじめましょう。
▼洗剤噴霧後の汚水

上記の画像は洗剤噴霧後の汚水です。あんなにキレイな吹き出し口から、こんな色した汚水がでてきました。この汚水は全てエアコン上部(熱交換器)の汚れたち。ドレンパンをつけたままでは室外に排水されてしまう汚水です。ドレンパンを分解したからこそ確認できた汚れなんですよね。うん、確認のための分解意義はありました。ただ前述している通り、ドレンパン起因でエアコンが臭うことは稀。しっかりとエアコンを洗浄していれば、エアコン上部の汚れは室外に排水されるのです。
昨今は「ドレンパン分解」を推奨している業者が増えてきましたが、それは全くの勘違い。ドレンパンを分解したところで、クロスフローファンを分解したところで、エアコンを完全分解したところで・・・、熱交換器をしっかりと洗浄できなればエアコンは臭いままです。エアコンクリーニングで大切なのは分解だけではありません。エアコンの臭いを除去する・エアコンに臭いを残さない洗浄方法が一番大切なのです。そのためには「洗浄力の強い」洗剤の選択、汚れを吹き飛ばさない・吹き飛ばした汚れを除去する技術、洗剤成分をエアコン内部に残さない徹底したすすぎ作業が必須。これがしっかりとできていれば「ドレンパン」などの分解には大した意味はありません。ただ分解した方が作業効率は上がりますが・・・。
▼洗浄後の汚水

洗浄後の汚水はこんな感じ。ドレンパンを取り外したので「洗浄水(お湯)」の量も軽減・作業効率もアップしています。比較的きれいな汚水ですが、細かいホコリはいっぱい取れました(右画像)。洗浄後にお客様と少しお話を・・・。昨年は「ユアマイスター」経由でエアコンクリーニングしたとのこと。臭いが取れないので業者に連絡してみたが、少し様子をみることになったそうです。再度の洗浄をお願いすることはなく、我慢してしまったとのこと。う〜ん、クレームの再依頼はお客様側にも負担がありますよね。ただご安心を。1週間以内のご連絡であれば「エアコンの臭い戻り補償」はお約束。なんの気兼ねもなく、気軽にご連絡くださいませ。そのクレームこそが、当店のスキルアップに繋がりますので・・・。そうそう、気の毒なので業者の名前まで聞くのは辞めておきました。業者さん「良かった」ですね。
この「ユアマイスター」さん。当店も登録だけはしていますが、昨今は登録業者からの悲鳴が聞こえてきます。業者を囲い込んでからの月額制度の導入(年間縛り・プラン制など)や、手数料の変更・低価格で利益の出ない公募案件への斡旋、広告料の負担やキャンペーン参加(値下げ)への誘導などやりたり放題。そういえば当店も数年前に1年間だけ有料会員に付き合ったことがありました。予想通りナシの礫でしたが、いい勉強にはなっています。開業当初は次世代の良い「マッチングサイト」ができたのかと期待していたのですが・・・。メンバーの入れ替わりも激しそうで、当初の担当者たちは存在していません。利益を求める企業にはよくあることだし、そもそも商いとは人を騙すことなのかもしれませんが・・・。ただ不勉強(騙された)な業者だけが悪いことなのでしょうか。
そんな環境下に置かれた業者さんたちも大変です。これではモチベーションも上がりませんよね。運営サイトのご機嫌やお客様からの口コミだけにビクビクする日々。本当に可哀想です。だって気がついたら、エアコンクリーニングのことなんて知らない、ITに強い・集客のことだけを考える人たちの「下請け業者」にされていたのですから・・・。クレームや意見を言ったら「くらしのマーケット」のように強制退店させられるのかも知れません。彼らにとって業者は「使い捨ての駒」。業者なんて星の数ほどいます。口コミ点数の高い業者なんて、サイト都合で簡単に増殖可能。どんなに頑張っても、点数を稼いでも、評価の高い業者の代わりなんて「ビビディ・バビディ・ブー 」でいくらでも作り出せるんですよね。やはり集客を人に任せるのはリスクが高すぎです。くわばらくわばら。
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