
千代田区東神田で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
ヤニまみれのエアコン(3回目)
(訪問日:2022年1月12日)
本日は、千代田区東神田でエアコンクリーニングしてきました。2019・2020年に訪問しているリピーターさま。毎年11月前後に訪問していましたが、今回はリピーター割の関係で1月に変更してもらいました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックマルチ形ルームエアコン|CS-M222C2-W|2018年製
朝の9時前にお客様宅のマンションへ到着。台車に道具類を載せたら、来客用の駐車スペースに車を移動します。コインパーキングを探す手間が省けるので助かりますね。それではヤニまみれのエアコンをチェックしにいきましょう。
▼3回目のエアコンクリーニング(2019・2022年訪問)

最初の訪問が2019年10月末(左画像)。なかなかの手強いヤニ汚れで奮闘したのを記憶しています。その時の日記(ヤニまみれのエアコン)も残っていますので、興味のある方はご参照くださいませ。そして2020年の11月にも訪問。さてさて今回はどんな汚れ方でしょうか・・・。
▼室内の養生

まずはお部屋の養生から。壁紙の色がすっかりアイボリー? 茶褐色に・・・、完全なヤニ色に染まってきましたね。家具などに洗剤や洗浄水が飛ばないように、ご覧のように「マスカーテープ」で養生していきます。当店の使用しているマスカーのテープ部分は弱粘着なのですが、それでも表層の汚れなどは剥がれてしまうことも・・・。また壁紙のエンボス(凹凸部)なども剥がれやすいですよね。ただこの剥がれを防ぐ術は二つしかありません。
一つ目はエアコンクリーニングしないこと。エアコンを洗浄しなければ、洗剤や洗浄水などが飛び散ることはありません。エアコンがどんなに汚れていても、どんなに臭っていても我慢していればいいのです。慣れてしまえば不快感を感じることもなくなるかもしれません。これで壁紙が剥がれる心配はなくなりましたね。ただそれでも「エアコンが汚いのや臭いのは我慢できない」・・・そう思われるのなら、もう二つ目の方法しかありません。
それは「マスカーテープ」が必要のない環境を作り出すこと。お客様自身で、事前に全ての荷物を移動させていただく必要があります。室内を養生する必要がないように、エアコン周辺の作業スペースをしっかりと確保しておくこと。その作業にどれだけの時間を費やすことになるのかは判りませんが・・・。養生や移動の手間も省けるので、当店の作業効率は格段にアップ。本当はそうしていただけることが一番有難いことだったりします。
ただエアコンクリーニングごときに、そんなお時間を作っていただくのも申し訳ありませんよね。極力注意して作業してはいますが、多少の剥がれは起こり得ますので予めご了承ください。そうそう、部屋が汚れないように「簡単にエアコン掃除する」という方法もありました。ただそれは「一つ目」と大差ありませんよね。汚れも臭いも取れませんから・・・。業者にお金を払ってまで我慢するくらいなら、初めから我慢していたほうがいいでしょう。
▼エアコンの分解

壁紙の色が色なので、エアコンカバーなどは白く見えてしまいますね。現場でみるとヤニの付着でアイボリーっぽく見えるのですが・・・。そして分解作業していると、だんだんと気分が悪くなってきました。もうヤニ臭が半端ない・・・。そしてこのエアコンはスタンダードタイプなのに、本体カバーを外した状態(右画像)はこんな状態。このように、無意味なユニットまで装着されているのです。時間もかかるタイプなんですよね。
▼徹底分解・徹底養生

申し訳ありませんが、本日は部屋のドアを開けてまま。ヤニ臭と闘いながらのエアコンクリーニングです。なんとか頑張ってここまで分解できました。エアコンが壊れないように、しっかりと内部養生したら、エアコン洗浄カバーを取り付けて準備完了です。それではエアコンを徹底洗浄していきましょう。
▼洗剤噴霧後|エアコン・汚水

今回のエアコンクリーニングは「カビ取り洗剤」は封印。だってカビ汚れはありませんからね。ヤニとりがメインなので「ゴールドZ(強化版)」単体をメイン洗剤として使用しました、まずは3ℓを余裕で消費。いやいやまだまだですね。
もう一度同じメイン洗剤を3ℓ噴霧していきます。ご覧の通り「ドレンパン」は分解済み。熱交換器のアルミフィンからは、ヤニ汚れを落としながらも洗剤が滴り垂れてきます。ドレンパンを取り外しているからこそ見えるその汚れの色。熱交換器のアルミフィンはキレイなアルミ色になっているのに、まだまだ滴り落ちる洗剤の色は薄茶色。ふ〜っ、終わりが見えません。
ここで手持ちのスプレイヤーに入っている「リンダ シルバーN ファースト」500mlを噴霧器へ流し入れ、再度噴霧の続きを・・・。いやいや、まだまだ・・・。今度は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合したメイン剤を3ℓ追加。ここまでやって、やっと洗剤が汚れなくなりました。おいおい、こんなの絶対に「エコ洗剤」なんかじゃ意味ないよね。「エコ洗浄御者」はこんな時どうするのだろう・・・。ここで昔のことを思い出しました。
とあるお客様がいました。店舗用にリフォーム中の室内には、古いエアコンが設置されています。前の店舗は飲食店だったらしく、熱交換器のアルミフィンには「油汚れ・ヤニ汚れ」がぎっしり。当時の私もエコ洗浄業者です。手持ちの「エコ洗剤(エコクリーナーKirei)」で挑みましたが、大量にどれだけ噴霧したところで、馬の耳に念仏状態。もう為す術もありません。
そこで「厨房用アルカリ洗剤」を少し混ぜて噴霧すると効果がでてきました。少し調子に乗って「厨房用アルカリ洗剤」を単体でかなり薄めに希釈。その洗剤をエアコンに噴霧していくと、汚れも落ちるが「アルミ変色」の気配もしてきました。もうこれ以上は限界ですね。希釈を変えて濃度を上げてしまえば、アルミは白化することでしょう。後ろ髪を引かれながらも作業は終了。こんなことも、昔はよく起こっていました。そんな思い(後悔)があるからこそ、今(徹底洗浄)があるのですが・・・。
▼高圧洗浄後|エアコン・汚水

洗剤を約9ℓ・洗浄水(お湯)を約9ℓ使用して、エアコンクリーニングは終了しました。熱交換器のアルミフィンは、すっかりキレイなアルミ色に元通りです。ここまで洗浄力の強い洗剤を使用し、ここまでの量の洗剤を時間を掛けて噴霧することで、やっと汚れが落ちました。
当店の「エコ洗剤」は洗浄力が強い・・・、こんなことを本気で語っている輩がいるのなら、このエアコンを掃除してもらいたいですよね。その作業風景を観察していたら、きっと笑いが止まらないでしょうか・・・。ただ残念なことが二つあります。それは日を跨ぐことなく、このエアコンにはヤニ臭がついてしまうこと。室内のヤニ臭もそうですが、すぐにでも葉巻タイムが始まってしまうかもしれません。そしてもう一つは、このエアコンの臭いがなくなったことを確認できないこと。室内のヤニ臭が半端ないので、エアコンから出てくる風からはお部屋の臭い(ヤニ臭)しかしてきません。
▼こんなにキレイになりました。

ただ見た目はご覧の通り。エアコンカバーはオフホワイト色に復活。う〜ん、見た目だけじゃないんだけどな・・・、簡易清掃ではなく徹底洗浄したんだけどな・・・。あんなに頑張ってエアコン洗浄しましたが、少し虚しさも残ってしまいます。
そしてこの後が一番大変なことに。会計も終わり、道具を運び出して帰路へ・・・。もう臭いんです。何もかもが・・・。マスクも作業着も、身体も髪の毛からもヤニ臭が漂います。誰かと通りすがったら、その人は私のことを喫煙者だと思うでしょうね。今日はこの後の予定がありません。早く自宅に戻ってシャワーを浴びなければ・・・。ただこんな状態の後に予定が入っていることも考えられます。その際はご迷惑をお掛けしていますかもしれません。ご容赦くださいませ。
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