
北区堀船で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン2台です。
エアコンと壁との隙間
(訪問日:2021年11月23日)
本日は、北区堀船でエアコンクリーニングをしてきました。mailにてご予約いただき、お掃除機能付きエアコンの徹底洗浄を希望されています。住所を確認すると戸建て住宅とのこと。戸建て住宅の場合は、エアコンと壁との隙間がないことがよくあります。設置状況(エアコン側面と壁との隙間・エアコン天面と天井との隙間)を確認すると、エアコンの画像を添付して返送いただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-EX224C-W|2014年製
▼パナソニックお掃除機能付きエアコン|2階・1階

上記の画像がお客様より送られてきたエアコンの写真です。右側の写真(1階エアコン)は、左側の隙間が少し狭い感じはしますが問題ないでしょう。ただ左側の写真(2階のエアコン)・・・、こちらはは微妙ですね。右側の壁との隙間がほとんど確認できません。お客様からの依頼は徹底洗浄ですが、分解できない場合は「簡易清掃」に切り替えることをご了承いただき、何度かの予定変更などを経て「男性スタッフ一人対応日」に訪問することなりました。
▼エアコンの設置状況

そして当日です。2階リビングに設置されていた「パナソニックのお掃除機能付きエアコン」はこんな状態でした。実はこちらのエアコン、以前他の業者でエアコンクリーニングしたことがあるらしい。う〜ん、他の業者ができたのならば、私ができないことはありませんよね。まっ、どんな洗浄をしたのかは分かりませんが・・・。本日は一人作業で、エアコンの設置状況もよくありません。作業時間がかかりそうではありますが、とりあえず頑張って分解していきましょう。
エアコンの動作確認をしたら、リモコンで運転を停止させてからコンセントを抜きます。防水シート・養生シート・マスカーテープなどでお部屋が汚れるのを防いだら、フロントパネル・フィルター・ルーバー・本体カバーの順でエアコンを分解。エアコンが壁にベタつきというほどではなかったので、こちらは難なくスムーズに分解完了しました。それではお掃除ロボットの分解に取り掛かりましょう。エアコンを徹底洗浄するためには「お掃除ロボット」の分解は必須ですからね。
▼お掃除ロボットの分解

ここでエアコンと暫し睨めっこ。色々な分解パターンを想定していきます。右側の基盤カバーをはずしてからコネクタを抜いていくのには難がありそうですね。運良くコネクタが抜けたとしても、洗浄後に全てのコネクタを差し込んでいくのは大変な作業でしょう。それでは「基盤を引っ張り出すか・・・」とも考えましたが、こちらも右端の正確な位置は確認(目視)できません。コンセントコードの仕舞い位置や基盤カバーの引っ掛け部など、勘を頼り元に戻すのでは手間がかかりそうですね。正確な位置に戻さないと「お掃除ロボットの不良」や「本体とカバーの間に隙間ができる」などの問題が起きる可能性だってあります。
そこで今回は、お掃除ロボット側からアプローチすることに・・・。手の届く、目視できる箇所をメインに分解・分解。少し手間はかかりましたが、何とか取り外し(右画像)は完了です。これでエアコンの徹底洗浄ができますね。今の時間は10時30分頃、道具類の持ち運びや室内・浴室前の養生、高圧洗浄機のセットなどもしてはいますが、すでに90分近くの時間を費やしてしまいました。手際の良い?「簡易清掃業者」なら、もう帰路についている頃かもしれません・・・。
▼エアコンの養生

そして、この分解方法では取り外せなかったものがありました。それは「お掃除ロボットのファン」。このエアコンにはダストボックスがありません。エアコンの左側に設置された小さなファンが、フィルターから掻き集めたホコリたちを細いパイプを通して吸い上げ、室外に向かって細く長く続くパイプを通して、永遠に吐き出し・排出していく・・・。普通に考えたらありえないような、奇跡のような・夢のようなエアコンです。しかしそんな奇跡や夢物語が続くことはなく、機能不全に陥ったエアコンばかりだったりしますが・・・。
この「吸い上げ・吐き出し用のファン」は、内側のコネクタを外すことで簡単に取り外せるタイプが多いのですが、この機種はコネクタ部が埋め込まれているようです。それではファンモーターを分解しようか?・・・とも考えましたが、この立ち位置で分解していくのは手間がかかりすぎ。そこでエアコン洗浄カバーの上に乗せて(右画像)、エアコンクリーニングすることに・・・。すこし不恰好ではありますが、これならエアコンの故障に繋がることはありません。いつも通り「徹底洗浄(エアコンをバシャバシャと丸洗い)」しちゃいましょう。
▼エアコンの洗浄

「背面パネル」「ドレンパン」「ファン裏」「ドレンパン裏」にカビ取り洗剤を噴霧(左画像)して浸け置き。たっぷりのメイン洗剤を、エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」、エアコン下部の「ファン裏」「ドレンパン裏」「クロスフローファン」に何度も何度も重ね噴きしています。そして「クロスフローファン」には「厨房用アルカリ洗剤」を追加で噴霧(右画像)して浸け置きしておきました。苛性ソーダの強力な洗浄力が、細部にこびりついた頑固な汚れまでグイグイ浮き上げていきます。
▼汚水|洗剤噴霧後・洗浄後

左画像が洗剤噴霧後の汚水。エアコン下部の汚れのみではありますが「真っ黒」ですよね。ここからエアコンをバシャバシャと丸洗い洗浄。「高圧洗浄機」を使用して「大量の洗浄水(お湯)」を約20ℓ高圧噴射していきます。エアコン徹底洗浄後の室内のバケツには、上記(右画像)のような汚水が残りました。この数倍の洗剤・洗浄水が、エアコン上部の汚れを乗せて室外にも排水されています。
▼洗浄後のエアコン

お掃除ロボットを取り外していますので、エアコン上部もこんなにキレイに洗浄できました。熱交換器のアルミフィンに染み込んだ臭いだって洗浄済み。「簡易清掃」とは別物の仕上がりです。エアコン下部から吹き飛ばされた洗剤や汚れ、目視できない熱交換器背面・天面だってキレイに洗浄できていますよ。
▼エアコンと壁との隙間

上記の左画像は「お掃除ロボットと取り外すための今回の分解箇所。そして右画像がエアコンと壁との隙間です。壁との隙間は2cm位でしょうか。一般的なエアコンクリーニング(簡易分解)業者なら、こんな手間のかかるエアコンなんて分解しませんよね。エアコンを見た瞬間にお断りしてしまうのか、それとも何も言わずに「簡易清掃」してしまうのか・・・。
ただ当店ではそのようなことは致しません。お掃除ロボットが取り外せない場合は「簡易清掃」に切り替えて、料金は6,000円にディスカウント。今回のように初めからご了承いただいていれば「簡易清掃」への切り替えも可能ですが、当日に「簡易清掃では駄目」と言われてしまえば、キャンセル料だっていただいていません。
本日のスケジュールはお掃除機能付きエアコン2台分を予定しています。想定料金は2台で36,000円。誰だって売り上げを死守したいのが本音ですよね。業者によってはキャンセル料なども発生し、作業ができなくても依頼時の「想定料金」を請求することも・・・。それなら頑張る必要もないのでしょう。ただ前述の通り、当店はかかる料金しか請求していません。だから当日の作業が中止になったり、「簡易清掃」への切り替えは死活問題。だからこそ・・・売上げ確保のために・・・、頑張って・頑張って、エアコンを分解していくのです。
▼洗浄後の乾燥運転

無事にエアコンクリーニングは完了。徹底洗浄することができましたので、18,000円の売上げを死守できました。徹底洗浄の証として「高圧洗浄済み」シールもエアコンの側面に貼付しています。そして只今の時間は12時50分、既に4時間近く経過してしまいました。このまま休憩はなしで1階のエアコンに移動しましょう。
▼1階のエアコン

上記が1階のエアコン。動作確認すると少し嫌なニオイがしています。ただ今度は設置状況には問題ありません。いつも通り、メイン基盤側から分解していきましょう。
分解作業していると、2階からお客様が降りてこられました。第一声が「エアコンのニオイがなくなりました。」とのこと。う〜ん、2階のエアコンの動作確認時は、それほど臭いとは思いませんでしたが・・・。ただお客さはま臭いが取れて喜んで・驚いているようです。まっ、そりゃそうでしょう。前回の業者と比較されたって・・・、やっていることが全然違いますからね。作業時間だって全然違うのでしょうね、手際の良い「簡易清掃業者」とは・・・。そんな洗浄しかできないのに「想定金額を徴収する」業者の経営手腕には、感服???。否、そのようなスタンスは疑問でしかありません・・・、とても真似はできませんね。
▼メイン基盤|分解前・後

上記の画像はメイン基盤です。左側の画像は分解前、右側の画像がコネクタ取り外し後・・・。このようにメイン基盤のコネクタ数カ所を外すだけで、お掃除ロボットがエアコン本体から取り外せるようになります。ただ分解を続けていると左側のファンモーター周辺にも若干の難がありました。壁との隙間が少し狭かったんですよね。そこで・・・。
▼メイン基盤の分解

メイン基盤も分解して取り外すことに。ご覧のように「コネクタ」だけでなく、アースや端子台も取り外していきます。いわゆるこれが「徹底分解」ですね。そうそう、ここまでしたら「ドレンパン」も取り外そうかとも思いましたが、ドレンホースとの繋ぎ目はネジ固定。設置状況やドレンホースの長さなどを考慮すると、取り外しには手間がかかりそうです。そしてドレンパンを取り外してしまえば、取り付けにはもっと時間がかかることでしょう。ルーバーモーターのコネクタは取り外していますが、ドレンパンはつけたままで洗浄することにしました。
▼ゴキブリの形跡

エアコンをしっかりと分解していると、見えなかったものも見えてきます。左側の画像は基盤の土台部分。黒く小さいものは「黒ゴキブリ」の糞です。エアコンの下をみたら「ゴキブリ用毒餌剤」が置いてありました。お話は聞いていませんが、ゴキブリにもお困りだったのかも知れませんね。と、当日の作業のお話はここまで(この先の写真を撮るのを忘れてしまいました)。そして帰路についてからしばらくすると「Google」よりmailが・・・。
▼口コミ

どうやら本日のお客様が口コミを書いてくださったようです。有難いですね。当店では、口コミ対策は一切しておりません。専門の業者に「口コミ」の依頼をしたり、悪いメッセージの削除をお願いしたりなどの行為もなし・・・、本当にリアルな口コミのみです。お客様に口コミをお願いすることや、それに対してお礼「口コミ割引きキャンペーン」することだってありません。だから「口コミ」の数は少ないのでしょうね・・・、実は口コミを書く対象にすら値しないのかもしれませんが・・・。
そういえば「口コミ」関連業者からの営業mailが増えてきました。「Googleの口コミ」もお金次第になってしまったようです。残念ですね。一体何を信用したらいいのやら・・・。そういえば、良い口コミばかりかかれている業者も増えてきました。そりゃ「口コミ」関連業者が幅を利かせるようになるのもわかりますね。残念ですが、お金さえあれば色々な情報が操作できてしまうようです。ますます情報の精査が難しい世の中になってしまいましたね。
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