品川区小山でエアコン掃除|2021.07.16

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お掃除屋さんのおそうじ日記

品川区小山で
エアコンを簡易清掃!

今回のエアコンは、ダイキンルームエアコン2台です。

エアコンクリーニングで漏電

(訪問日:2021年7月16日)

本日は、品川区小山でエアコンクリーニングをしてきました。昨年の10月(2020.10.04|エアコンクリーニング|世田谷区梅丘)にご自宅のマルチエアコン2台を徹底洗浄してきたリピーター様です。今回は、お店(整体院)に設置されているエアコン2台の徹底洗浄を依頼いただきました。

エアコンクリーニング(簡易清掃)|ダイキンスタンダードエアコン

こちらのエアコンも前回同様、他の業者でエアコンクリーニングしたことがあるとのこと。それでは・・・と、エアコンをチェックすると問題点がチラホラ。まず壁材の問題です。いわゆる塗りっぱなしの塗壁で壁紙ではありません。これでは洗剤や洗浄水が染み込んでしまう可能性がありますね。ここでお客様にご相談。「塗壁に染み跡が残る可能性があること」をご了承いただきエアコンを分解することにしました。すると・・・、

▼配管パイプ用の穴とコンセント位置

エアコンクリーニング-小山-配管パイプ用の穴とコンセント位置

エアコンの配管パイプ用の穴はこんな感じ。一般的なエアコン取付工事に設置されている「貫通スリーブ」がありません。そしてその穴の下にはコンセント。いやはや参りましたね。過去にこのケースでエアコンが漏電したことがあります。その時は配管穴と電源コード位置がエアコンから若干遠い位置にあったので、「貫通スリーブ」がないことには気づきませんでした。またそれがないことが設置不良だということも、お恥ずかしいですが知りませんでした。

電力会社の電気工事士に漏電の原因は「エアコンクリーニング業者の養生ミス」と言われてしまい、それを鵜呑みにして「漏電費用などを負担」したことを思い出します。結果のみで答えを出す人って多いですよね。経緯(何故?どうして?どのようにして?)は考えてもいないので、答えは「エアコンクリーニング業者が悪い」となるのですが、いやはや違うでしょ。そもそも「エアコン設置業者」が「貫通スリーブ」を設置していなかったことが大問題(気づかなかった私にも原因はありますが・・・)。虫や小動物の侵入経路にもなるし、室内の結露やすきま風・壁材の腐食原因にだってなります。エアコンから水漏れすれば、真下にあるコンセントの裏側に水が侵入するので漏電してしまいますよね。それぐらいのアドバイスをお客様にするのも、電気工事士としての仕事の一つなのでは? と、私は思いますが・・・。

※画像では、表側(カバー)に養生テープ貼ってありますが、この程度では漏電を防ぐことはできません。壁の裏側にある、カバーのない剥き出しのコンセントの裏側に水が侵入していきますので・・・。これはあくまでも念の為の処理でしかないのです。

▼貫通スリーブありのイメージ

エアコンクリーニング-小山-貫通スリーブありのイメージ

上記の画像が一般的なエアコン設置イメージ(配管パイプ用の穴)です。このように貫通スリーブがついていれば、コンセントが真下にあっても全く問題はありません。配管を伝った洗浄水がコンセント内に侵入することは絶対にないのです。漏電なんてあり得ません。

そしてドレンホースの曲がり方にも問題がありました。そのままの勾配で外に配管が伸びていれば、即席のカバーを差し込んで対応することもあります。コンセントの裏側に水が侵入しなけばれエアコンの徹底洗浄は可能。ただこのドレンホースは違っていました。なんと真下方向(コンセント方向)に曲がっていたのです。これではカバーを差し込むスペースもありません。当店のエアコンクリーニング(徹底洗浄)は、エアコンの背面にも洗剤や洗浄水をバシャバシャと噴射しています。その洗剤や洗浄水は配管などにも付着することがあり、配管の設置状況や勾配によっては室外方向にまで流れることがあるのですよね。

ここで再度お客様にご相談。以上の経緯から、当店では「簡易清掃」でしか対応できないことをご説明。ご了承いただいてから、後ろ髪を引かれながらも簡易清掃を・・・。まっ、前回の業者も間違いなく簡易清掃でしょうけど。

▼簡易清掃風景

エアコンクリーニング-小山-簡易清掃風景

上記が簡易清掃風景です。今回は、敢えて本体カバーをつけたままで洗浄してみました。「絵的にこんな風景が欲しかった」というのが理由だったのですが、これは私の判断ミスでしたね。本体カバーの裏側に洗浄水が回ってしまい、塗り壁を余計に濡らしてしまう結果に・・・。この後に慌てて本体カバーを分解してから再度洗浄しました。

▼吹き出し口|洗浄中・後

エアコンクリーニング-小山-吹き出し口|洗浄中・後

しかしこのエアコン、簡易清掃には全くの不向き・・・汚れすぎです。エアコン上部も汚れていますが、熱交換器ドレンパンはノータッチなのでエアコンの悪臭を一掃することはできません。吹き出し口やクロスフローファンなどのエアコン下部はキレイになりましたが、動作確認時に「漂う香り?」には虚しさが残ります。

▼洗浄後の汚水

エアコンクリーニング-小山-洗浄後の汚水

そしてエアコン洗浄後(簡易清掃)には、こんなにたっぷりの汚水が残りました。作業時間だって2台で2時間以上。一般的な徹底洗浄とそれほど大差がありません。まっ、それくらいエアコンが汚れていたということ。それでも臭いは取り切ることはできず・・・。このエアコンの洗浄は「オーバーホール」業者に依頼するしかないでしょうね。ただもう古いエアコンです。新しいエアコンに取り替えて、新たに「貫通スリーブ」施工するほうが無難でしょう。

家電量販店などでエアコンを購入すると、標準取付工事費には「貫通スリーブ」施工が含まれていないことが多いそうです。新しくエアコンを設置するときには注意しましょうね。

そういえば、エアコン漏電の話がもう一つあります。5月26日に訪問したお客様より、この数日前の7月10日に電話がありました。「エアコンが原因で漏電した、家の電気がつかなくなった」とのこと。少しテンションは高め(支離滅裂?)です。う〜ん気持ちはわかりますが・・・落ち着きましょう。電力会社の電気工事士に「エアコンが原因」と言わたそうです。少し話をしているうちに、色々と思い出してきました。そういえば少しインパクトのあるお客様でしたね。う〜ん、1カ月以上たってから、エアコンクリーニングが原因で漏電? えっ水が原因? いや〜、絶対に乾いているでしょ。お客様曰く、この間初めてエアコンを使ったら漏電したとのこと。いや・・・ずっと暑かった(猛暑日)ですよね? う〜ん、基盤を全て取り外したので配線の繋ぎミスでもしたのかな? アースを外してしまったとか? でも動作確認では問題なかったし・・・。少し悶々とはしましたが、電話口で色々と説明するのは大変そう(少し面倒)です。他の仕事もあり時間もなかったので、こちらで色々と手配・料金負担などもする旨ご報告。メーカーに修理依頼済みとのことでしたので、こちらから再度依頼することにしました。

そして7月14日、お客様宅で作業しているメーカーのサービスマンより電話が入ります。諸々質問などをしていると「エアコンが故障していることは間違いないが、漏電の原因は解らない」、「エアコンクリーニングが原因で故障したとは言えないし、それが原因で漏電したとも言えない。」とのこと。「配線が焼けていたり、断線や配線の取付ミス」などはないとのことだったので、少し一安心です。サービスマンには、今後のこともあるので「解る範囲で漏電原因を調べてください」とお願いしておきました。また「エアコンを修理したとしても、それで漏電が直る保証はない」とも言われています。サービスマンには「原因がこちらのミスでないとしても、お支払いはしますので安心してください」と説明してから電話を切ったのですが・・・。

間髪を容れずに、またサービスマンより電話が入りました。あれっ、言い忘れがあったのかな?と電話にでると、今度は声色が違っています。明らかに女性の甲高い声? どうやらこのお客様、メーカーのサービスマンのスマホ(奪い取って?)から電話してきたようです。何を思い起こしたのか、他人のスマホでの「謂れのない罵倒」がはじまりました。「あなたの作業が雑だった!」、「あなたの作業は乱暴だった!」、「ずっと不安で見張っていた!」、etc.人によって捉え方は色々あるのでしょう。他の業者と比較しているのならまだしもですが・・・・。少し反論を言わせてもらえれば、「エアコンの本体カバーなどは固着しています。油汚れなどの付着もあるので、外すときには必ず音は出ます。」、「私の作業が乱暴だと感じるのなら、他の業者の作業だったら凶暴だと思いますよ。」・・・と(お客様には説明していません)、ただこんな思いは届くはずもなく、どんどんとヒートアップして捲し立ててきました。そして当日の会話なども勘違いして記憶しているらしく「こんなことなら録音しておけばよかった!」など、「謂れのない罵倒」がもうとまりません。本当に録音してくれていれば・・・と思いましたが。そして最後に「ホームページでは、生意気な事を書いているのに口だけね。」的な発言。もう罵倒され続けるのにも少々疲れました。正直、謂れのないことに謝ることは上手ではありません。もう終わりにしよう・・・。

「申し訳ありませんが、そこまで言われる筋合いはありません。サービスマンのお話でもありましたが、今回の件はエアコンクリーニングが原因で漏電したとも思えません。なんとなく面倒だったのでこちらで支払いしようとしたのが思慮不足だったようです。今回の件はこちらの不手際ではありませんので、お支払いは致しません。そのことに不満があるのなら消費者センターや警察、弁護士や裁判所にでも相談してください。」とお伝えし電話を切りました。そして再度メーカーのサービスマンにお電話を。「本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。電話横で聞かれていた通り、申し訳ありませんが修理代などは○○様にご請求ください。」とお伝えしました。いやはや、このサービスマンさんが一番気の毒です。本当に申し訳ありませんでした。

折り返しの電話さえなければ、こちらで料金を負担していたのに・・・。口は災いの元ですよね。この様子では、次にエアコンクリーニングする業者も大変な目にあうかもしれません・・・。

※エアコンによる漏電は、室外機が原因のケースが多いようです。室内機の故障が原因の漏電はレアケースとのこと。風雨やカミナリなども漏電原因になるようです。そういえば・・・そんな時季でしたね。

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