
狛江市泉本町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、三菱ルームエアコン1台です。
エリア外の出張in狛江市
(訪問日:2021年7月6日)
本日は、狛江市泉本町でエアコンクリーニングをしてきました。またまた9月の更新です。こちらのお客様は定期的にエアコンクリーニングしているとのこと。他の業者では何度エアコンクリーニングしても臭いが取れなかったそうです。エリア外のため出張費(3,000円)がかかることと、繁忙期は男性スタッフ一人対応日のみのサービスだということをご理解いたいた上、訪問日をご指定いただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|三菱お掃除機能付きエアコン
毎年のように定期的に洗浄されているエアコンですが臭いは取れなかったとのこと。いやいや、日記のネタ的には最高ですね。どんな業者たちが、どんな洗浄をしてきたのか「業者名」もこの日記で晒してみよう・・・なんて考えていましたが、お客様は口籠って教えていただけませんでした。残念ではありますが、今までの業者の仕事ぶりだけでもチェックしてみましょう。
▼洗浄前のエアコン天面・背面

いきなりの衝撃画像ですね。上記の画像はエアコン上部の天面・背面部。申し訳ありませんが、エアコンの型番・年式の確認を忘れているためエアコンの使用年数などは分かりません。ただこの汚れ方です。1・2年で溜まるような汚れではありませんよね。キッチン隣接のリビング設置なのでエアコンの使用環境はいいとは言えません。ただ昨年もエアコンクリーニングしているはずです。これはお掃除ユニットを取り外さない業者の仕業かな? そんな雰囲気満載ですよね。
▼ネジの着け忘れ

しかし・・・上記の画像をご覧ください。お掃除ユニット固定用のネジが着いていないのです。これは誰かが取り外したということ。このエアコンは「お掃除ユニット」を取り外してもらったことがあるようです。せっかくお掃除ユニットを取り外したのに、エアコン上部の天面・背面部は手付かずのままなんですね。ただ熱交換器の前面すら手付かず・・・、こんなエアコンにもよく出会います。なんのための分解なのでしょうかね? 正直理解不能です。エアコンクリーニング業者特有の取り外したというパフォーマンスなのでしょうか? 掃除しないのであれば、お掃除ユニットを分解できない「程度の低い」業者と同類だと思うのですが・・・。
▼ドレンパンの分解

三菱エアコンは「ドレンパン」の脱着が簡単です。作業効率を考慮の上、上記のように「ドレンパン」を取り外してからエアコンの内部洗浄をしました。そうそう、熱交換器前面は「天面・背面」と比較すると汚れていませんよね。これは今までエアコンクリーニングしてきた業者の中に、エアコン上部の熱交換器を洗浄したことがある業者もいたということでしょう。天面・背面はノータッチ・汚れたままですが・・・。
▼洗浄前の吹き出し口

そして吹き出し口をご覧ください。今までの箇所(エアコン上部)と比較するとキレイですよね。ドレンパンの繋ぎ目などは汚れたままですが、やはり見えるところは洗浄しているのでしょう。リビング設置のエアコンなので、1年前にエアコンクリーニングしていてもこれくらいの汚れは付着してしまいます。設置環境を考慮するとキレイな方なのかもしれません。それでは今までの業者が見逃してきた汚れたちを洗浄していきますか・・・。
▼カビ取り洗剤噴霧|背面パネル

背面パネルには「カビ取り洗剤」をたっぷりと噴霧。手や高圧洗浄機の高圧噴射でも届かない「ドレンパン背面」の汚れも「次亜塩素酸ナトリウム」の強力な殺菌力でジワジワと洗浄していきます。
▼分解したパーツ類|洗浄前・後

ドレンパンと熱交換器の繋ぎ目パーツ以外はあまり汚れていませんね。パーツ類の洗浄は上手にできているようです。やはりお掃除ユニットは取り外していたのでしょうね。ユニットも比較的キレイでした。エアコン内部(エアコン上部)の洗浄はいまいちでしたが・・・。
▼洗浄後のエアコン|熱交換器・吹き出し口

毎年せっせと吹き出し口の洗浄ばかりしていたので、クロスフローファンなどは洗浄前と大差ありませんね。ただエアコン上部の仕上がりは別物です。この「程度の低い」簡易清掃ばかりされてきたエアコンは、見えない箇所はどんでもない汚れ方をしていました。今までの簡易清掃業者たちが吹き出し口の汚れや洗剤を吹き飛ばし、熱交換器の裏側やドレンパン背面などに汚れを貼り付けていたのです。その汚れを除去するのは本当に大変な作業でした。
▼洗浄後のエアコン天面・背面

エアコン上部の天面・背面部はこんなにキレイになりましたよ。この箇所の洗浄は見える汚れを落とすことだけが目的ではありません。見えない箇所の洗浄をするためにも、とっても大切な洗浄箇所なのです。それを知らない・理解すらできない業者が、パフォーマンスで見える箇所ばかり洗浄していると・・・。
▼洗浄後の汚水|1回目・2回目

当店のように徹底洗浄するお店としてはとっても迷惑な話。今までの業者が飛び散らかした汚れを除去するために、60ℓ位の洗浄水(お湯)を使用するハメになってしまいました。今日は一人作業のため自分でせっせとタンクに洗浄水(お湯)の補充。これでは作業効率はとっても悪いですね。高圧洗浄(すすぎ)の作業だけで1時間近くの時間を費やしてしまいました。本当に簡易清掃業者のエアコンクリーニングは迷惑でしかありません。
ただ今回のエアコンはキレイに洗浄できたのでホッとしてはおります。なんとかエアコンの悪臭も解消されました。ただ「簡易清掃業者」の後始末は簡単ではありません。当店では汚れを吹き飛ばさないように、メイン洗剤の噴霧は「噴霧器」を使用しています。洗浄力の強い洗剤を弱い水圧でじっくりと浸透させていく。時間をかけて洗剤成分が汚れに作用していくのを確認しながら、吹き出し口の洗浄(クロスフローファンの汚れがキツい場合)も高圧洗浄機の水圧を下げて(シャワー程度)行います。
ただ程度の低い簡易清掃業者たちはそのような配慮は考えてもいません。というか、自分で汚れを吹き飛ばしていることすら理解してはいないのでしょう。だから気持ちよく高圧洗浄機で汚れを方々に吹き飛ばしてしまうのです。臭いの原因をエアコン内部に撒き散らす・・・それでは臭いが取れるわけがありませんよね。しかもその吹き飛ばされた箇所は、エアコン上部の高圧洗浄をどんなに頑張っても届かない箇所ということもあります。そのようなエアコンの場合は、完全に臭いが除去できないことも考えられますので予めご了承ください。失敗しないためにもエアコンクリーニング業者の選択にはご注意を。
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