
杉並区西荻南で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン2台です。
エアコンと壁との隙間
(訪問日:2021年5月1日)
本日は、杉並区西荻南でエアコンクリーニングしてきました。お客様宅は戸建て住宅で、お掃除機能付きエアコン2台のご依頼。ただ予約時に、エアコン設置状況の確認を忘れてしまいました。
戸建て住宅のエアコンは設置状況が悪いことが多くあり、エアコンと壁・エアコンと天井との隙間が極端に狭いと、お掃除機能付きエアコンは分解できないことがあるのですが・・・。そして、何も確認しないまま訪問日を迎えてしまいました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-Z63D2W|2015年製
午前9時前にお客様宅に到着。道具類を家の前に降ろしたら、最寄りのコインパーキングに車を停めにいきます。それでは防水シートを小脇に抱えて、本日のエアコンをチェックしていきましょう。元気なワンちゃんのお出迎えの中、お客様に作業順を決めていただきます。まずは2階リビングのエアコンから・・・。
▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS-Z63D2W

リビング設置のエアコンはこんな感じで設置されていました。これはエアコンと壁との隙間が狭いですね。さてさて、どのように処理していきましょうか。とりあえず、前面パネル・フィルター・ダストボックス・本体カバーなどを外して(右画像)おきます。
▼エアコンと壁の隙間|4センチ

エアコンの右側(基盤部)と壁との隙間はこんな感じ。養生テープの幅が5センチで、その養生テープが引っかかってしまいましたので、だいたい4センチくらいでしょうか。う〜ん、このスペースだと基盤からコネクタを抜くのに手間取りそうですね。
▼お掃除ユニット取り外し完了

・・・ということで、基盤側からコネクタを抜くのは断念。お掃除ユニット側からコネクタを取り外すことにしました。この機種だったのが幸いしましたね。お客様に事前告知していませんでしたが、どうやら「簡易清掃」は回避できたようです。これでエアコン上部の「熱交換器」「ドレンパン」も洗浄できますね。
▼お掃除ユニットの分解

キッチン隣接のリビング設置エアコンのため、油汚れの付着も目立っていました。お掃除ユニットの汚れも、ホコリ払い・拭き取り作業のみでは対応できそうにありません。しかし・・・このままの状態で丸洗い洗浄することは不可能。確実に故障してしまいますからね。手間はかかりますが、お掃除ユニット自体もこのように分解することに・・・(左画像)。女性スタッフにパスして、他のパーツと一緒に洗浄してもらうことにしました。右画像は「お掃除ユニット」から取り外した、濡らしてはいけない「基盤」たちです。
▼カビ取り洗剤噴霧

ご覧のように「ファン裏」「ドレンパン裏」には「カビ取り洗剤」を噴霧。エアコン上部の「背面パネル」「ドレンパン」も一緒に浸け置き洗浄しておきます。
▼厨房用アルカリ洗剤噴霧

今回のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様。そのメイン洗剤を約3ℓ位使用しました。エアコン上部・下部の順に、何度も時間をかけて、たっぷりと重ね噴き。ご覧のように、クロスフローファンには「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧しました。まだまだ汚れが浮き出てきましたね。
▼吹き出し口|洗浄前・後

洗浄後の吹き出し口もご覧の通り(右画像)。ブラシやスポンジ・タオルなどで擦ることもなく、洗剤の洗浄力のみで徹底洗浄。手の届かない範囲だって、キレイに殺菌洗浄済みです。
▼洗浄後の汚水

上記の画像が室内に残ったバケツの汚水。エアコン下部の吹き出し口が汚れていたので、バケツ内の汚水は10ℓ位になりました。この機種は、エアコン上部に高圧噴射した洗浄水が吹き出し口からは溢れにくいタイプ。それでもこれほどの汚水が室内に残ったということは・・・そうなんです。このエアコンはかなり汚れていたということ。このエアコンの洗浄には、30ℓ位の洗浄水(お湯)を使用しました。この2倍近くの洗浄水が、室外にも排水されています。それでは1階のエアコンに移動しましょう。
▼エアコンと壁の隙間|2センチ

なんと・・・1階のエアコンはさらに壁との隙間がありません。指がなんとか入るくらいですから2センチあるかないかというところ。これでは「お掃除ユニット」の分解は不可ですよね・・・普通に考えたら・・・。でも機種に恵まれていました。こちらも「お掃除ユニット」側からの処理で無事に分解完了です。
▼汚れていないお掃除ユニット

上記の画像は、取り外したお掃除ユニット。洗浄後のものではありません。使用頻度が少ないのでしょうね。リビングのエアコンとは雲泥の差です。このお掃除ユニットは、ホコリ払い・拭き取り作業で処理しました。う〜ん、分解・組み立ての手間が省けたので助かりますね。
▼洗浄後のエアコンと汚水

このエアコンのメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様に変更。カビ取り洗剤も使用しませんでした。洗浄後の汚水(右画像)だって全然違いますよね。これでも洗浄水は20ℓ使用しているのですが・・・。室内に残ったバケツの汚水は3〜4ℓ位。この4倍位の洗浄数が室外にも排水されています。
そうそう、今回は運良く「お掃除ユニット」の分解ができました。お陰様で、何とか無事にエアコンの徹底洗浄も完了。ただ今回のようなケースでは「お掃除ユニット」が取り外せないことも考えられます。その際は簡易清掃に変更して、料金も6,000円にディスカウント。ただこれは当店ならではのお話。お掃除ユニットを取り外さないのに、そのまま「お掃除機能付きエアコンクリーニング料金」を請求する不届きな業者や、初めから「お掃除ユニット」を取り外すつもりもない、悪徳業者も増殖しています。ご注意ください。
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