
台東区寿で
エアコンを簡易清掃!
今回のエアコンは、日立ルームエアコン1台です。
お掃除機能付きエアコンを簡易清掃
(訪問日:2021年4月26日)
本日は、台東区寿でエアコンクリーニングしてきました。昨年の12月に訪問しているリピーター様で、前回はスタンダードエアコン1台のご依頼。しかし実際に訪問してみると、三菱重工のお掃除機能付きエアコンが設置されていました。作業時間や料金を考慮の上、徹底洗浄から簡易清掃に作業内容を変更したことを覚えています。なんと今回は、初めから簡易清掃のご依頼をいただきました。
エアコンクリーニング(簡易清掃)|日立ルームエアコン|stainless clean 白くまくん
お掃除機能付きエアコンの徹底洗浄なら、作業時間は約2時間30分。簡易清掃であれば60分もあれば終わります。料金だって18,000円から6,000円にディスカウント。下手な簡易清掃業者の価格と比較すれば、かなりお得なプライスですよね。当店ではこのように、作業内容に応じて料金を変えています。ただ・・・いつでもどこでも「簡易清掃・料金だけは割高」な業者や、安いだけの「簡易清掃」業者も巷に溢れてきましたが・・・。
「素人のようなエアコンクリーニング業者」が「高圧洗浄機」でエアコンクリーニングすると、エアコン内部は大変なことになってしまいます。見えないところに汚れを吹き飛ばしてキレイになったと勘違いしている・・・そんな輩も多いのですよね。こんなことも理解できていない・簡易清掃しかできない業者に「高圧洗浄機」は無用の長物。百害あって一理なしです。
▼日立ルームエアコン|stainless clean 白くまくん

それでは当店の簡易清掃の説明を。上記の画像がエアコンクリーニングの洗浄風景です。とっても簡素なエアコン養生ですよね。本体カバーは付けたまま、マスカーテープもエアコン下部についているだけで、エアコンの上部は開いたまま。簡易清掃は準備だって簡単です。
何故こんなにも簡素な養生で大丈夫なのだと思いますか? それはエアコン上部の洗浄は一切していないから。エアコン上部を洗浄しなければ故障のリスクはありませんからね。当店の簡易清掃は、エアコン下部の吹き出し口のみ。その吹き出し口を簡易清掃ではありますが、徹底的に洗浄しています。
▼取り外したパーツ類

上記の画像が今回取り外したパーツたち。ここには映っていませんが、ダストボックスも取り外しています。フィルター・ダストボックスは、女性スタッフが洗面所をお借りして洗浄。上下風向ルーバーや前面パネルは拭き上げ作業のみ。付けたままの本体カバーなどは、ホコリ払いをしてから拭き上げるだけ。ということは・・・そうなんです。エアコンカバーの内側は汚れたままのノータッチ。これが当店の「簡易清掃」・・・見えるところだけを掃除しています。
▼洗浄前の吹き出し口

洗浄前の吹き出し口はこんな感じ。これくらいの汚れ具合なら、簡易清掃の許容範囲ですかね。あまりにも酷い汚れ方をしたエアコンは簡易清掃には不向き。エアコン下部の汚れを除去できたとしても、エアコン上部の汚れ・臭いは一切除去していませんからね。熱交換器に染み込んだ臭いがダイレクトに伝わるようになり、洗浄前とは違う臭いがするようになることもあります。
▼蓄圧式噴霧器

上記の画像が本日の洗浄ツール。「おいおい、噴霧器だけでエアコンクリーニングするのかよ!」「なんて適当なエアコンクリーニング業者だ!」「高圧洗浄機を使用していない業者には要注意ですよ!」なんて、無知なエアコンクリーニング業者ならいいだしそうですよね。
安心してください。今日は簡易清掃1台です。複数台の簡易清掃の場合は、作業効率を高めるために「高圧洗浄機」を使用することもありますが、そんな時だって高圧洗浄機の圧力は噴霧器程度。シャワーのような状態まで水圧を落としてから使用しています。
実は・・・「吹き出し口を高圧噴射で洗浄することで起きる弊害」このことを理解できていない業者が多いのですよね。フランチャイズの講師やエアコンクリーニングの勉強会などでは教えて貰えなかったのでしょう。だってそのご立派な講師ですら、このことを理解できていないのですから・・・。巷にはそんな「エアコンクリーニング士」なるものが増殖しています。それこそが要注意ですよね。
▼カビ取り洗剤噴霧〜メイン洗剤噴霧

当店は「簡易清掃」でもノータッチ。ブラシやスポンジ・タオルなどで汚れを擦ることなく、洗剤の洗浄力のみで汚れを落としていきます。まずはカビ取り洗剤の噴霧から。簡易清掃なので、この段階で「ファン裏」「クロスフローファン」を「カビ取り洗剤」で浸け置き洗浄。その後「メイン洗剤」で、浮いた汚れやカビ取り洗剤を洗い流して(右画像)いきます。
▼厨房用アルカリ洗剤噴霧〜洗浄後の吹き出し口

今度は「厨房用アルカリ洗剤」の出番(右画像)。メイン洗剤での濯ぎでも落としきれなかった汚れたちを「苛性ソーダ」の力で強制剥離。暫く浸け置き洗浄したら、洗浄水(お湯)で泡が完全になくなるまで濯ぎを繰り返します。エアコン下部の洗浄作業で大切なのは、無闇に「クロスフローファン」グルグルと回さないこと。そんなことをしたら、汚れや洗剤成分は「ドレンパン」や「熱交換器の裏側」などに飛び散ってしまいます。エアコン上部の洗浄を一切しない簡易清掃では、それは絶対にNG。飛び散ってしまった汚れや洗剤成分を落とす術はありませんからね。そのような失敗などはしないように、ファンがクルクルと回らないような状態で丁寧に洗浄していきます。
▼洗浄後の汚水

洗浄後の室内のバケツには、こんなに真っ黒な汚水が残りました。吹き出し口の洗浄のみなので、使用した洗剤・洗浄水の全てがこのバケツに納まっています。だいたい3ℓ位ですかね。この汚水量も簡易清掃の許容範囲。これ以上の汚水が残るようなエアコンであれば、簡易清掃はオススメできません。まぁ・・・それに気付くのは「簡易清掃」の後だったりするのですが・・・。「簡易清掃」には「臭い戻り保証」はありませんので、ご希望の際は予めご了承ください。そうそう、徹底洗浄ではないので「高圧洗浄済みシール」も貼付していませんが、作業後1年後からはリピーター割りの対象になったりもします。そういえば、今回のお客様は1年後の徹底洗浄を希望されていましたね。
▼洗浄後の冷房運転

上記の画像が簡易清掃後のエアコンです。洗浄後の作業にも「徹底洗浄」と「簡易清掃」には違いが・・・。なんと当店では、洗浄後のエアコンの乾燥運転はしていません。簡易清掃後に乾燥運転・・・これも絶対にNGです。だってエアコン上部の洗浄はできていないのですから。どんなに丁寧に洗浄していたとしても、多少は洗剤が飛び散っている可能性があります。そんな状態でエアコンを乾燥させたら、洗浄後のエアコンから悪臭が放つことも・・・。それを防ぐためには結露運転しかありません。エアコン内部を冷房運転でガンガン結露させ、万が一にも飛び散ってしまった「汚れ・洗剤成分」を結露水で洗い流すのです。
こんなことも知らないで、○○の一つ覚えのように「送風・暖房」運転している業者も多いのですよね。「おいおい、あなたのエアコンクリーニングは徹底洗浄できているのですか?」乾燥運転は、エアコン内部に汚れや洗剤成分が残っていない状態で行うもの。マニュアル通りに「乾燥作業」をしたいのなら、エアコンも徹底洗浄しましょうね。
そうそう、この数日前の話ですが・・・。2年位前に当店で「簡易清掃」したエアコンを徹底洗浄してきました。内心ハラハラ・ドキドキでしたがノー問題。熱交換器背面・天面を執拗に洗浄してみましたが、裏側にこびりついた汚れはありませんでした。安堵です。お陰様で、当店のこの簡易清掃なら「エアコン内部」を汚すことはないと確信できました。
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