
千代田区三番町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、コロナルームエアコン1台です。
千代田区の官舎でエアコンクリーニング
(訪問日:2021年4月14日)
本日は、千代田区三番町でエアコンクリーニングしてきました。前回の住宅(中野区)で2回訪問しているリピーター様です。新たな官舎に引っ越しすることとなり、お風呂クリーニングと一緒に「エアコンクリーニン」も依頼いただきました。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|コロナルームエアコン|CSH-N2816R|2016年製
予定時間前に引越し先の官舎前に到着。お客様に建物下まで降りてきていただき、駐車場のゲートを開けていただきました。それでは道具類を台車にのせて、お部屋に移動しましょう。
▼コロナルームエアコン|CSH-N2816R

上記の画像が本日のお相手「コロナのスタンダードエアコン」です。ぱっと見はそれほど汚れていませんね。ただ前の居住者が使用していたエアコンです。どんな汚れや生活臭が隠れているかは判りませんよね。メイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」+「次亜塩素酸ナトリウム」のMAX仕様を選択しました。
▼取り外したパーツ類

今回はドレンパンも分解しています。エアコンの使用期間は約5年弱。まだまだ軽度な汚れですね。この程度の汚れ方では、エアコンの悪臭と直結することはありません。ただドレンパンを取り外すことで、エアコンクリーニングの作業効率は格段にアップします。そして、ドレンパンの下にある白いパーツは熱交換器天面の保護パーツ。当店では「簡単に取り外せる」「エアコン洗浄の邪魔になるもの」は、このように分解してしまいます。これもまた作業効率をあげるためのもの。当然ではありますが、洗浄率だって高まります。
▼吹き出し口|カビ取り洗剤噴霧中

まずは、カビ取り洗剤から。ファン裏には、たっぷりの「カビ取り洗剤」を噴霧して浸け置き洗浄。「次亜塩素酸ナトリウム」と界面活性剤の泡の力で、吹き出し口の汚れたちをノータッチで落としていきます。この間に「背面パネル」も浸け置き洗浄。分解したパーツたちも、お風呂場で女性スタッフが丁寧に洗浄しています。
▼クロスフローファン|洗浄中・後

「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に何度も何度もメイン洗剤を重ね噴き。「クロスフローファン」には、厨房用アルカリ洗剤も追加噴霧(左画像)しておきました。洗浄力のある洗剤をたっぷりと使用しているので、吹き出し口はご覧の通り(右画像)スッキリ洗浄されています。次は高圧洗浄機を使用した「すすぎ作業」の補足説明を・・・。
▼吹き出し口から飛び散った汚れ

吹き出し口洗浄の説明用に写真を撮影したのですが、いまいちキレイには撮れませんでした。申し訳ありません。汚れも軽度でしたからね。エアコン天面を養生しているマスカーテープに付着した水滴は、実際はもう少し黒い汚水だったのですが・・・。このようなこと(吹き上がり)が起こる原因は「吹き出し口の洗浄」にあります。
3個前の画像に白いパーツがありましたよね。あのパーツは熱交換器天面の隙間を塞いでいるもの。そのパーツを取り外しているため、熱交換器天面の隙間から「吹き出し口の汚れ」が吹き飛ばされてきたのです。これはパーツを取り除いているからこそ起こる・気づく現象。パーツを付けた状態なら、吹き飛ばされたゴミや洗剤成分は「パーツの裏側に貼り付いたまま」となります。しかも・・・どんなに気をつけて洗浄していたとしても、この飛び散りを全て防ぐ術はありません。そして・・・吹き出し口が汚れていれば汚れているほど、ゴミが飛び散る量も増えてしまうのです。
吹き出し口の洗浄で飛び散ったゴミや洗剤成分は、熱交換器の裏側やドレンパン背面、ドレンパン内にも移動。「あんなに真っ黒な汚水が吹き出し口からこぼれ落ちてきた」と喜んでいたとしても、見えないところにも真っ黒な汚水たちが飛び散っているのです。
その飛び散ったゴミたちをキレイに落とすためには、エアコン上部「熱交換器」の洗浄が大切。・・・というか、壁掛け状態のエアコンクリーニングでは、洗浄の方法は他にありません。背面・天面・前面、ドレンパン(今回は分解してありますが)を何度も何度も濯ぎ洗い。エアコン上部からの汚れが吹き出し口から落ちてこなくなるまで、「エアコン上部」「エアコン下部」の順に何度も何度も洗浄を繰り返す必要があります。この洗浄を遮るものが先ほどの白いパーツ。「分解の手間」と「洗浄の手間」を天秤にかけ、作業効率を考慮しながらパーツ類の分解有無を現場で判断しているのです。
▼エアコン天面|洗浄前・後

上記の画像はエアコン天面です。熱交換器天面の隙間からは「クロスフローファン」が覗き見えていますね。このファンがクルクルまわることで、汚れを巻き散らしてしまうのです。また、ファンを回さないで洗浄したとしても、羽の隙間からのゴミの飛散を防ぐことは不可能。エアコンを徹底洗浄するためには、手を抜く(洗浄回避)箇所はないんですよね。
洗浄後のエアコン天面が右画像。キレイに殺菌洗浄されていますが、背面側のアルミフィンは少し逆立ってしまいました。申し訳ありませんがご容赦を・・・。
▼洗浄後の汚水

上記が本日の汚水。ドレンホースに直接流した「洗剤」「洗浄水」以外は、全てこのバケツ内に納まっています。思っていたよりもエアコン内部は汚れていましたね。バケツ1杯(10ℓ)程度で洗浄できると簡単に考えていましたが、見た目以上に内部は汚れていたようです。いやいや、エアコンの汚れ具合は「見た目だけ」では判断できませんね。実際に徹底洗浄してみないことには・・・実に奥深い。ただ「簡易清掃」では、この判断はできません。だって、ここまで汚れを落とすことはできませんから・・・。
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