
杉並区天沼で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、富士通ゼネラルルームエアコン1台です。
お掃除機能付きエアコンに、サービス内容の変更
(訪問日:2021年2月27日)
本日は、杉並区天沼でエアコンクリーニングしてきました。前日に電話でご予約いただき、早い方がいいとのことでしたので翌日に訪問することになりました。いやはや・・・やっぱりエアコンクリーニング閑散期ですね。お電話では、スタンダードエアコン1台・戸建て住宅で駐車スペースは家の前の私道と伺っております。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|富士通ゼネラルルームエアコン|AS-Z22A-W|2011年製
午前9時前にお客様宅近辺に到着しましたが、同じ住所内には数件の住宅が・・・。一件・一件、見て回りましたが、お客様名の表札は見つかりません。ただ一件だけ表札のないお家を発見。「このお宅かな?」と思いましたが、念のためお客様に電話すると、玄関から出てこられました。どうやら引っ越してきたばかりで、表札はまだ準備していないそうです。
車はそのまま私道に停めたままで、道具類をお部屋内に運び入れ。自前のスリッパを履いて、防水シートを片手にエアコンチェックです。1階入り口のお部屋には、富士通ゼネラルのエアコンが設置されていました。さてさて、ベッド上に鎮座しているこのエアコン・・・果たしてスタンダードエアコンなのでしょうか? フォルムはよくある「お掃除機能付きエアコン」と全く同じ。ただこのメーカーは、外観そっくりのスタンダードエアコンもありますからね。それではと、ベッドを動かしてから防水シートをエアコン下に敷き、脚立に乗って前面パネルをそっと開けてみると・・・。
▼富士通ゼネラルルームエアコン|AS-Z22A-W

ご覧の通り「完全にお掃除機能付きエアコンやないかい!」・・・こんな感じです。ここでお客様にご説明。料金や作業時間がかわることをご了承いただいてからエアコンクリーニングを続けることになりました。
お客様の話では、祖父母の住まいを賃貸ししていたとのこと。赤ちゃんが生まれたので、入居者が退去したタイミングで引っ越してきたそうです。そういえばお家やお部屋の作りにも若干の特徴がありました。店舗部分をリノベーションしているお部屋っぽいですね。それではエアコンを分解していきましょう。
▼ゴキブリの死骸と糞

本体カバーの底面を外すと、ゴキブリの死骸と糞を発見。思わずパシャリと撮影してしまいました。う〜ん、ネタネタ。エアコンの本体カバーを外すと、普段は隠れて見えないものが露出されます。このエアコン裏には、壁紙張り替えの跡(2回)もありました。所々下地のベニヤ板も丸見え状態です。これまでに2〜3回はリフォームもされているのでしょうね。
▼お掃除ユニットの分解

さてさて、10年近く知らない人たちが使用してきたエアコンです。エアコンデビューの赤ちゃんにはキツイですよね。色々な人たちの生活臭なども染み込んでいるはず。赤ちゃんに優しいエアコンに生まれ変わらせるためにも、エアコンを徹底洗浄していきましょう。
当然ではありますが、お掃除機能付きエアコンだって徹底洗浄です。料金だけ上乗せしてサービスはそのまま・・・そんな嘘つきではありませんのでご安心を。お客様が見ていようがいまいが、どんな時でもお値段以上のサービスを心がけていますので・・・。エアコン本体から取り外した「お掃除ユニット」(右写真)もご覧の通り。基板などを取り外して丸洗い洗浄しています。
▼カビ取り洗剤噴霧〜洗浄後のエアコン

エアコンの徹底分解・徹底養生が終わったら「カビ取り洗剤」の噴霧からスタートです。このエアコンでは、ドレンパンの分解は行いません。「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」にカビ取り洗剤を噴霧していきます。
次はメイン洗剤の投入。今回は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムのMAX仕様にしました。当然ではありますが、お客様からの希望や依頼がない限り「エコ洗剤」を使用することはありません。仮に依頼があったとしても、「エコ洗剤」の実情を丁寧に説明し、「徹底洗浄」に切り替えていただくようにしております。
せっかく「洗浄力のある洗剤を、自信を持って使用できる業者」に出会ったのに、「洗浄力の弱い洗剤」でエアコン内部に汚れを残すなんて・・・もったいないですよね。「エコ洗浄」での「臭い戻り保証」は、当店では対象外ですので・・・。見た目重視の洗浄だけでは、エアコンの悪臭は撃退できませんからね。大切なのは奥の奥・表層汚れではなく下層の汚れまでです。
▼吹き出し口|洗浄前・後

吹き出し口も、ご覧の通りキレイになりました。クロスフローファンには、「厨房用アルカリ洗剤」も追加噴霧済み。当店が使用している「厨房用アルカリ洗剤」には「苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)」や「苛性カリ(水酸化カリウム)」も含まれております。原体および5%を超える製剤は「劇物」に指定されている「苛性ソーダ」ではありますが、固形石鹸などにも含まれている成分の一つ。スキンケア化粧品、ボディ&ハンドケア製品、メイクアップ化粧品、洗浄製品、洗顔料&洗顔石鹸、日焼け止め製品、シート&マスク製品、ネイル製品など、様々な日用品にも使用されています。
「苛性ソーダ=悪」というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、こんなにも普段遣いの製品に使用されている添加物。現代社会の生活では欠かせない、触れたことのない人などいない「無機化合物」でもあります。当店の使用している「厨房用アルカリ洗剤」だって、信頼できる洗剤メーカーが加工したもの。使用方法さえ間違えなければ何の問題もありません。
▼洗浄後の汚水

上記の画像は本日の汚水。室内のバケツの汚水は5ℓ位ですが、この4倍以上の洗浄水(お湯)が室外にも排水されています。「洗浄力のある洗剤」を使用したら、大量の洗浄水て徹底したすすぎ作業・・・これが鉄則。広範囲に隅々までに噴霧された洗剤たちは、エアコン内部に浸透して汚れを浮かしてくれています。その洗剤たちを汚れと一緒にバシャバシャと丸洗い洗浄。汚れが落ちてこなくなるまで、何度も何度も洗浄を繰り返していますので、洗浄後のエアコン内部に洗剤成分が残ることはありません。熱交換器のアルミフィンが、数日後に白化したり・アルミ焼けすることもありませんのでご安心ください。
▼お掃除ユニット|洗浄前・後

お掃除ユニットもキレイになりましたね。分解したお掃除ユニットは、他のパーツと一緒に女性スタッフが洗浄しています。エアコン内部洗浄後に、右画像のように組み立て直しました。この後は、エアコンを元通りに組み立てるだけですね。
▼洗浄後の乾燥作運転

前面のルーバー以外を組み立てたら、動作確認しながら乾燥作業。前面パネルも問題なく開閉・上下動作しています。数時間前のエアコン悪臭も、今はスッキリと解消済。これなら赤ちゃんも、安心してエアコンデビューできることでしょう。本日の作業時間は約3時間。お掃除ユニット自体も分解しましたので、少し作業時間は押してしまいました。
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