
江戸川区中葛西で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝ルームエアコン1台です。
東芝の古いエアコン
(訪問日:2021年2月22日)
本日は、江戸川区中葛西でエアコンクリーニングしてきました。築27年の賃貸マンションには、2005年製の古いエアコンが設置されています。そろそろ買い替え時だとは思いますが、エアコンが故障しないと管理会社は交換してくれませからね。同じマンション内にも、新しいエアコンが設置されている部屋もあることでしょう。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|HAS-M402F2|2005年製
ご予約時に来客用駐車スペースはないと聞いております。別途駐車料金の負担があることをご了承いただき、最寄りのコインパーキングを探して車を停めることになっているのですが、運良くマンションの裏手にコインパーキングを発見。駐車場との移動が楽になり助かりました。
▼東芝ルームエアコン|HAS-M402F2

道具類を台車に乗せて、脚立を抱えてお客様宅に午前9時頃に訪問。少し慌てていたお客様は、本日がエアコンクリーニングだったことを忘れていたとのこと。小さなお子様がお二人いて、旦那様はテレワーク中のようです。ソファーや小物などがエアコン下にあったので、一緒にお片付けしました。
エアコン下に防水シートを敷いたら、カーテンを移動させてからマスカーテープも使用します。床上の幅木や移動できない棚などもしっかりとマスカーテープで養生。これでお部屋が汚れることはありませんね。見上げた頭上には、上記のような古いエアコンが設置されていました。う〜ん、汚れていそうですね。
▼パーツ類分解後

本体カバーを取り外したら、エアコン内部はこんな感じです。外観もそうでしたが、ホコリホコリ・・・ホコリだらけ。まずは基盤周辺などのホコリ払いから始めましょう。次にドレンパン前にある「リモコン受光部基盤」や熱交換器伝熱管前のプラスチックパーツ、アースなども外しておきます。これで分解は完了。東芝エアコンの特徴でもある「出荷時についたままのシール」も、この段階で剥がしておきます。
それではエアコンの内部養生に取り掛かりましょう。実はエアコンクリーニングで一番大切な作業がここで、一番神経をすり減らす時間帯でもあります。この作業を簡略したり怠ってしまうと「エアコン故障」に繋がることも・・・。逆に言えば、この作業さえ完璧にこなしておけば「どんなに古いエアコンでも」故障することはありません。長年の蓄積汚れだって、安心してバシャバシャと丸洗い洗浄できるのです。
▼洗剤噴霧前・後

さてさてこの古いエアコン、どうやって洗浄していきましょうか。当店のスタンスは「エアコンの徹底洗浄」。赤ちゃんがいようがいまいが、汚れたエアコンに遠慮などはしていません。今流行の「エコ洗浄」業者とは真逆の塩対応。だって、聞こえの良いコメントと実際の洗浄力は雲泥の差ですからね・・・。こんなに汚れているエアコンには、それなりの覚悟で挑まなければ・・・。当店は洗浄力の強い洗剤を恐れることなくガンガン使用していきます。
まずはカビ取り洗剤の噴霧から(左画像)・・・。背面パネル・ドレンパン・ドレンパン裏・ファン裏の順に、カビ取り洗剤を大量投入。そして本日のメイン洗剤は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウム配合のMAX仕様で確定です。エコ洗剤の数十倍の洗浄力を持つメイン洗剤を、このエアコンの洗浄には3ℓも使用しました。
エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」、エアコン下部の「ドレンパン裏」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、時間をかけて噴霧器で何度も重ね噴きしていきます。メイン洗剤噴霧の完了した20分後が右画像の状態。高圧洗浄機を使用することなく、洗剤の持つ洗浄力だけで、ここまで汚れを落としておきます。エアコンの汚れや臭いの原因は見えない箇所に多く存在。その汚れたちを吹き飛ばすだけでは、何の解決にも繋がりません。そんなことをすると、汚れの原因がエアコン内部に残ったままになることも・・・。
▼クロスフローファンの洗浄|1回目・2回目

メイン洗剤を大量投入したにもかかわらず、クロスフローファンからの汚れ落ちは止まりません。どうやら今日の汚れは強敵なようですね。追加で「厨房用アルカリ洗剤」を噴霧、繭玉のような状態で浸け置き洗浄しました。
暫くすると(左画像)・・・あんなにメイン洗剤を噴霧したばかりなのに、まだまだ汚れが浮き出てきます。「苛性ソーダ」さまさまですね。洗剤の使用は適材適所が一番。環境や人に優しいだけでは、蓄積された汚れなんて落とせません。人に優しい「汚れの落ちない洗剤」を使用することで、汚れたままのエアコンを使用し続けないといけないなんて・・・それが人に優しいということなのでしょうか?
右画像は、追加で「カビ取り洗剤」を噴霧したところです。念のため「高圧洗浄機」での高圧噴射(すすぎ1回目)の後に、追加噴霧しておきました。これなら、汚れの「よ」の字も「クロスフローファン」には残りません。
▼吹き出し口|洗浄前・後

このように当店では「エコ洗浄業者」とは真逆なエアコン洗浄をしています。何故だか「エコ洗浄業者」が毛嫌いする・全否定する「次亜塩素酸ナトリウム」「苛性ソーダ」「強アルカリ洗剤」も大量投入。一般的なエアコンクリーニング業者では落とせない汚れも、ガシガシと落としていきます。
右側の画像が洗浄後の吹き出し口。ここまで洗浄できていれば、クロスフローファンの分解洗浄とも大差ありません。使用する洗剤によっては、こちらのほうがいキレイになっているかも・・・という感じですね。
▼ドレンパン周囲|洗浄前・後

リモコン受光部基盤近辺の「ドレンパン周囲」にもカビ汚れが目立っていました。こちらの汚れも擦ることなく「カビ取り洗剤」で一発除去。洗浄後は右画像のようにキレイになっています。
▼洗浄後の汚水

そして、洗浄後の室内のバケツには10ℓ位の汚水が残りました。いやいや、大変なすすぎ作業でしたね。ポリタンク3倍位(約50ℓ)のお湯を使用して、何度も何度も洗浄の繰り返し。このエアコンは2005年製なので、今回が初めてのエアコンクリーニングではないのでしょう。下手くそなエアコンクリーニング業者が、エアコンの汚れを熱交換器の裏に貼り付けていたようです。その汚れを剥ぎ落とすのに、大量の洗浄水を使用することになりました。
こんなに古いエアコンに、壁掛けの洗浄でここまで洗浄水(お湯)を高圧噴射できる業者も稀ですよね。しっかりと内部養生できていなければ、このエアコンが再び動きだすことはないでしょう。でも安心してくださいね。当店なら大丈夫です。バシャバシャと大量の洗浄水で丸洗いしていたって、エアコンが故障することはありません。徹底洗浄前には「徹底分解」「徹底養生」してありますので。
▼洗浄後の乾燥作業

洗浄後のエアコンがこちらです。乾燥作業している「見違えるように生まれ変わった」古いエアコンからは、暖かい柔らかな風が吹くようになりました。当然ではありますが、洗剤臭だってエアコンには残っていません。汚れ具合を確認したら、適材適所で洗剤をチョイス。洗剤を正確に希釈し、素材に沿った洗剤を使用したら、大量の洗浄水で全てを洗い流すだけ。洗浄力の強い洗剤を使用することは、言葉で言えばそれほど難しいことではありません。ただ、避けて通る業者が多いのも事実だったりします。
16年前の古いエアコンではありますが、これでまだまだ快適に使用できるようになりましたね。寿命を迎えて新しいエアコンに替えてもらえるまで、頑張って働いてもらいましょう。ただ賃貸物件のエアコンの場合「古いエアコンは壊れた方がありがたい」なんて声も、聞こえてきたりしますが・・・。
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