
大田区南馬込で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、日立ルームエアコンと
ダイキンルームエアコン各1台です。
日立お掃除機能付きエアコン
(訪問日:2021年2月13日)
本日は、大田区南馬込でエアコンクリーニングしてきました。mailでご予約いただき、スタンダードエアコンとお掃除機能付きエアコン各1台のクリーニング依頼です。返信でエアコンの型番もお教えいただき、お掃除機能付きエアコンは「日立(白くまくん)RAS-X40J2」とのこと。この機種は、「革新的? な機能が搭載されているタイプ」。熱交換器&ファン自動お掃除「凍結洗浄(ファンロボ)」で、なんと「ファン」を自動で掃除して落とした汚れも洗い流すそうです。
《熱交換器自動お掃除》
熱交換器を凍らせて大量の霜をつけたら、たくわえた霜を一気に溶かして汚れを洗い流す。
《ファン自動お掃除》
ファンを逆回転させ、ホコリが溜まりやすい羽の先端も可動ブラシで清掃。
おー、これはお掃除要らずの「未来のエアコン」なのでしょうか・・・。メーカーサイトを確認すると、「油汚れまで自動で洗い流す」や「お部屋の状況に合わせて、洗い方を自動でコントロール」、「[凍結洗浄]特許13件取得済」など素晴らしい内容が記載されていました。しかし、クリーニングを依頼されたエアコンは2018年製、使用期間は2年位のはずです。何だか訪問前からわっくわくですね。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|日立ルームエアコン|RAS-X40J2|2018年製
お客様とのmailのやりとりでは、エアコンの設置位置も確認済みです。エアコンと壁との隙間はないとの返答だったため「お掃除ユニットが分解できない場合は、簡易清掃に変更する場合もありますので予めご了承ください。」とご返信。作業時間・料金・簡易清掃の件など、諸々ご了承いただてから訪問することになりました。
ご自宅前の駐車場に車を停めたら、まずはエアコンのチェック。2階のリビングには、「未来のエアコン」が設置されているそうです。それでは、2階の「白くまくん」から洗浄していきましょう。さてさて、エアコンは分解できるのでしょうか・・・。
▼日立ルームエアコン|RAS-X40J2

上記の画像が本日のお相手である「お掃除機能付きエアコン(RAS-X40J2)」です。あれれ、エアコンはお部屋のど真ん中に・・・どうやら「壁の隙間」を勘違いしていたようです。これなら安心。それでは、日立の力作「未来のエアコン」を分解していきましょう。
▼エアコンの養生

・・・などと気負っていましたが、何ら変わりはありません。これといった特徴のない、いつも通りの「日立お掃除機能付きエアコン」でした。サクサクッと分解は完了。普段通りに、こんな感じでエアコンを養生しています。そういえば、熱交換器のアルミフィンはあまり汚れていませんでしたね。これは「凍結洗浄」の御業なのか、設置環境によるものなのか・・・私には判断できませんでした。ただ使用期間は約2年です。お部屋の雰囲気を見る限り、エアコンが酷く汚れるような感じではありません。機能(凍結洗浄)の有無は、このエアコンの汚れ具合には関係ないような気もします。
▼クロスフローファンの汚れ

そしてクロスフローファンはご覧の通り。確かに強烈に汚れているわけではありません。しかし、羽の裏にはゴミが付着していますよね。そういえば「ホコリが溜まりやすい羽の先端も可動ブラシで清掃」という謳い文句でした。確かに・・・先端にはゴミが付着していないのかもしれません。・・・って、そんなことに意味があるのかい! って感じではありますが・・・。まっ、嘘はついていない、誇大広告ではないということなのでしょうか。さすが・・・大手家電メーカーですね。
エアコンの使用期間は2年。室内はキレイなので、エアコンが汚れやすい環境ではありません。リビング設置のエアコンなので使用頻度は高いのでしょうが、設置環境として悪い点はそこだけ。もっと状況が悪かったり、使用年数が長ければ、もっともっと羽の裏には汚れが蓄積してしまうはずです。だってこのエアコンは、羽の先端しか掃除できないのですから・・・。いやいや下手したら・・・ファンからゴミが飛びまくるエアコンに「バージョンアップする」潜在能力すら秘めています。
蓄積され固まっていた羽の裏のゴミたちが、可動ブラシに触れてしまうことで剥がれやすくなり・・・。エアコンを運転させるたびに、お部屋中にゴミが飛散するようになる。こんなビックリするような症状が、数年後に起こるようになるのかも知れませんね。それこそ悲惨ですが・・・。
▼クロスフローファン|洗浄中・洗浄後

そんな酷い状態になる前に「徹底洗浄」しておきましょう。本日のメイン洗剤は「ホワイトクリーナー」に次亜塩素酸ナトリウム配合の標準仕様。正直それほどの汚れではありませんでしたが、絵的に弱いので「厨房用アルカリ洗剤」を追加噴霧、浸け置き洗浄しておきました。洗浄後(右画像)のクロスフローファンは、見違えるようにキレイになりましたよね。可動ブラシの届かない、羽の裏も軸だって殺菌洗浄済みです。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器は、見た目の違いはほとんどありませんね。フィンが若干変形してしまった箇所もありますが、これくらいでは熱交換率に変化はありませんのでご容赦ください。出荷時に一定方向に、あえてフィンを曲げているエアコンもありますので・・・。
そうそう、そういえばこのエアコン「油汚れまで自動でしっかり洗い流します」でしたよね。「熱交換器を凍らせ、たくわえた霜を一気に溶かし、汚れを洗い流します。汚れがひどくなる前に自動洗浄して、エアコン内部は清潔な状態に。ホコリの目詰まりによる性能の低下も抑えます。」とのこと、確かに一理ありますよね。期間を開けずに掃除しておけば、洗浄力の弱い洗剤だって汚れを落とせます。結露水のみで汚れを落とすことだって、日々のことなら問題ないのでしょう。全くの同感ですね。
また、「お部屋の状況に合わせて、洗い方を自動でコントロール。お部屋の種類や生活シーンによって、エアコン内部の汚れ具合は異なります。日立は[くらしカメラ AI ]でお部屋の状況を認識。エアコン内部の汚れ具合を予測して、洗浄方法を自動で調整します」とのこと。机上論的には100点でしょうね。だだそうもいかないのが現実だったりします。このエアコンの熱交換器では答えがでませんでしたが、同機種の違うエアコンと出会うのが楽しみですね。その時にもう一度考察してみましょう。
▼洗浄後の汚水(1台目)

洗浄後の汚水はこんな感じ。2年間の使用で、エアコンの設置環境は良好です。一般的なエアコンでもこの程度の汚水だったのではないでしょうか。このエアコンの性能が汚れを軽減したということではなく、お客様のメンテナンスが優れていたのでしょうね。
▼洗浄後の乾燥作業

エアコンの洗浄が終わったら、分解したパーツを組み立て乾燥作業。順調にお掃除ユニットも動き出しました。さてさて本体カバーなども取り付けていきましょう・・・と、ここで不具合が・・・。このエアコンは、フロントカバーが開閉するタイプ。動作確認をするとフロントカバーは開いたままで閉まりません。う〜ん、やってしまいましたね。どうやら組み立てミスのようです。ここから無駄時間を30分以上も費やしてしまいました。
無駄に時間をかけてしまい、本当に申し訳ありません。まずは本体カバーを外して、基盤周りを再チェック。う〜ん、配線の位置取りには問題なし。それでは何が原因だろう・・・と周囲を見渡していると、違和感を発見。何と「お掃除ユニット」がずれているではありませんか。やらかしてますね。こんな初歩的なミスを・・・。
お掃除ユニットを再セットして、もう一度本体カバーの取り付け。しっかりとフロントカバーを嵌め込んだら、コンセントを入れます。先ほどは開きっぱなしだったフロントカバーも、今度は無事に閉まりました。これで一安心ですね。リモコンでエアコンを運転させると、フロントカバーは通常通り開閉を始めています。これでノー問題。
さてさて、このミスの原因ですが「脚立」の選択にもあります。低い3段の脚立を使用していたんですよね・・・小さいくせに・・・背伸びをしながら、無理な体制を取りながらも・・・。後悔先に立たずです。次回の宿題にしておきましょう。それでは3階のエアコンに移動です。
▼ダイキンルームエアコン|F36PTES-W

こちらのエアコンは、以前他の業者でエアコンクリーニングしているとのこと。ダイキンのスタンダードエアコンでしたので、ササッと洗浄しておきました。そうはいっても「徹底洗浄済み」なのでご安心を。
▼洗浄後の汚水(2台目)

洗浄後の汚水もこの程度です。一般的なエアコンクリーニング業者が不得手である「エアコン上部」をメインに洗浄しておきました。室内に残ったバケツの汚水は4ℓ位しかありませんが、この4倍位の洗浄水が「エアコン上部」の汚れを乗せて、ドレンパン・ドレンホースを通って室外にも排水されています。
手前味噌ではありますが、前回のエアコンクリーニング後よりも、確実にキレイなエアコンに生まれ変わっていることでしょう。凡ミスをやらかした筆者の独り言ではありますが・・・。只今の時間は午後2時前。先ほどの確認ミスのせいで、作業時間は1時間近く超過してしまいました。急いで次の現場に移動しましょう。
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