
足立区千住仲町で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、パナソニックルームエアコン1台です。
パナソニックスタンダードエアコン
(訪問日:2021年2月9日)
本日は、足立区千住仲町でエアコンクリーニングしてきました。男性の一人暮らしのお客様で、エアコンクリーニング予約日の指定はないとのこと。直近でお伺いできる男性スタッフ一人訪問日でもOKと即決いただけたので、数日後の訪問となりました、いやいや、やはり2月は閑散期ですね。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|パナソニックルームエアコン|CS-223CF-W|2013年製
お客様のお宅は、戸建て住宅の1階部分とのこと。少し奥まった通路の先にあったため、お家を探すのにも一苦労です。何度も何度も、同じ番地をグルグルしてしまいました。そして道具の移動にも一苦労。お部屋の前までは通路から距離があります。一旦道具類を通路前に置いてから、車をコインパーキングに移動することに。狭い道路だと荷物の移動にもハラハラしてしまいます。他の車が入ってきたら面倒なので・・・。
▼パナソニックルームエアコン|CS-223CF-W

インターホンを鳴らしてご挨拶。洗浄するエアコンへ誘導いただきます。う〜ん、男性の一人暮らし感満載・・・ちょっと失礼な言い方ではありますが、足の踏み場もありません。気を利かせたお客様は別室へ移動。さてさて、作業スペースを確保しなくては・・・。周囲を見渡し移動させるものたちを確認。床面の荷物を移動させながら防水シートをエアコン下に敷きます。防水シートを広げきることはできませんでしたが、何とか最低限の作業スペースは確保できました。
次は洗浄水の飛散・水漏れ対策です。エアコン下には、迫り出したカーテンレールが・・・。本当に邪魔な存在ですね。カーテンが濡れないように、エアコン下からずらして左側にまとめておきます。このカーテンレール部分から、エアコン下の窓の桟・右横壁面の桟をマスカーテープでぐるり。これでカーテンもお部屋の床も養生完了。エアコン周囲に陳列してあった「フィギア」たちも濡れない場所まで移動させました。これでエアコン洗浄の準備は完了です。
上記の画像が本日のお相手「パナソニックスタンダードエアコン」です。予想外?といったら失礼かもしれませんが、外観は割とキレイでした。フィルター掃除もされているようですね。さてさて、エアコン内部などうなっているのでしょうか。分解して確認してみましょう。
▼ドレンパンの洗浄

前面パネル・フィルター・ルーバー・本体カバーを順番に外していきます。このエアコンはドレンパンも簡単に分解できるタイプ。取り外すかな? とも思いましたが、作業効率を考えて簡易分解で洗浄しました。ドレンパン分解のメリットは、洗浄水が軽減できること。遮るものがなくなるので作業効率は上がります。逆にデメリットは、「室内に残る汚水量が増えること」と「分解したドレンパンの洗浄にも手間がかかること」。今日はひとり作業ですからね・・・。
そして、今回は別の問題もありました。迫り出したカーテンレールがドレンパンの抜き取りを邪魔しています。また、ドレンホースの軸周辺の「遊び」も少なめで、本体カバーの下部側面は一体型のため取り外しは不可。ドレンホースとの繋ぎ目は、手間のかかる基盤側です。次は洗い場の問題ですね。お風呂場周辺も、物が散乱しているためスペースはありません。諸々考慮の上、上記のような洗浄方法としました。
まっ、洗浄率に大差はありませんし、そもそもドレンパンはすぐに汚れてしまう箇所。スライムなどが体積していない限り、ドレンパンが原因でエアコンが悪臭を放つことはありません。風の通り道でもありませんからね。ドレンパン分解の有意義を大々的に謳っている業者も見受けられますが、それはオプションサービスへの誘導に他ありませんのでご注意を。
▼カビ取り洗剤で浸け置き洗浄

ドレンパン内部にカビ取り洗剤を噴霧したら再セット。ご覧のように「背面パネル」「ドレンパン裏」「ファン裏」にもカビ取り洗剤を大量に噴霧して、浸け置き洗浄しました。この間にメイン洗剤を調合して、パーツ類への洗剤噴霧です。浴室へ移動しましょう。しかし・・・さてさて、どうしたものか・・・。当店では、パーツ洗浄でお風呂場を借りることが多いのですが、使用したあとは原状回復を心掛けています。濡れた箇所はタオルで拭き取り、ビショビショのままで撤収することはありません。
しかしこの浴室・・・本当に申し訳ありませんが、かなり汚れています。拭き取り作業などをしていたら、タオルが何枚あっても終わらないでしょう。それこそ、徹底的にお風呂掃除した方が早いレベル。ただそのお風呂掃除にも数時間はかかります。正直サービスでそこまではできません。そこで浴槽内でパーツ洗浄することにしました(浴槽内のみなら、拭き取り作業にも時間はかからないでしょう。)。浴槽内にパーツを入れて、メイン洗剤やカビ取り洗剤を順番に大量噴霧。パーツ類に浴槽の汚れがつかないように、浴槽内もメイン洗剤で洗浄しておきます。これならタオルが汚れることもないでしょう。う〜ん、苦渋の選択。そしてこのまま、しばらく放置プレーです。
▼吹き出し口|洗浄前・メイン洗剤噴霧後

気を取り直して、エアコンに移動。メイン洗剤をエアコン内部に噴霧していきます。今回の配合は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムのMAX仕様。このメイン洗剤を3ℓ、徹底的に何度も何度も重ね噴きしておきました。右側の画像は、メイン洗剤噴霧後。この段階でもクロスフローファンはキレイに見えますよね。
▼エアコン全景|メイン洗剤噴霧後

上記の画像も洗浄後ではありません。メイン洗剤噴霧後です。黒ずみや目詰まりなどは、この段階でもほとんど解消されていますよね。噴霧器の弱い噴射力のみで、この状態までキレイに洗浄できています。これがエアコン洗浄で一番大切なこと。むやみに高圧洗浄機の高圧噴射でゴミを吹き飛ばすのではなく、洗剤の持つ洗浄力で汚れを浮かし・落としておく・・・これがエアコンの洗浄作業では重要なのです。高圧で吹き飛ばすのが一番簡単な作業ではありますが、それでは汚れの根までは取れていません。まっ、それでも見た目はキレイになってしまうのですが・・・。
▼汚水|洗剤噴霧後・高圧洗浄後

洗剤噴霧後には、左画像のような真っ黒な汚水がバケツに残りました。エアコン内部はこのまま浸け置きにして浴室へ移動します。浴槽内の全てのパーツをシャワーですすいだら、マイクロファイバークロスで吹き上げ。さてさて、パーツたちはどこに置きましょうか。乱雑した手狭なスペースのため、パーツの置き場所にも一苦労です。最後に浴槽内をすすいだら、とってもキレイになってしまいました。少し浮いた空間になってしまいましたね。それでは高圧洗浄機をセットしましょう。
浴槽内でポリタンクにお湯を汲みます。エアコン下の防水シートにポリタンクを運んだら、高圧洗浄機を並べて濯ぎ作業の準備は完了。同じ防水シート上には、洗浄したパーツ類も置いてあります。う〜ん、やはり手狭ですね。足の踏み場もありません。再度浴室に戻って浴槽内の吹き上げを、その流れでパーツ洗浄の道具はお部屋の外へ移動させます。少しでもスペースを確保しなければ・・・。
▼吹き出し口|洗浄中・高圧洗浄後

そうそう、メイン洗剤噴霧後には「厨房用アルカリ洗剤」をクロスフローファンに追加噴霧、ご覧のように繭玉のような状態で浸け置きしておきました。洗浄後の吹き出し口は、右画像のようにキレイになりました。スッキリと殺菌洗浄済みです。
▼洗浄後のエアコン全景

洗浄後のエアコンはこんな仕上がり。熱交換器のアルミフィンもキレイですよね。フィンの奥の隙間だってキレイに洗浄済み。高圧洗浄機の高圧噴射で、エアコン上部の「熱交換器・背面」「熱交換器・天面」「熱交換器・前面」「ドレンパン」を何度も何度も繰り返し濯いでいます。汚れが落ちてこなくなるまで、バシャバシャと丸洗い洗浄していますので、洗浄後のこのエアコンには臭いの原因は残っていません。安心してエアコンをご使用ください。
▼洗浄後のキレイなエアコン

乾燥作業・組み立てが終わったら、動作確認・乾燥運転で作業は完了。当店で徹底洗浄した証として「高圧洗浄済み」シールもエアコンカバーに貼付してあります。今日の日付も入っていますので、次回のエアコンクリーニングの目安にもなりますよね。ただ・・・エアコンクリーニングよりもお部屋の掃除の方が大切だったりします。お部屋をキレイにしていれば・・・エアコンも汚れにくいのですよ。
全ての道具を撤収したら、コインパーキングで駐車料金の精算。お客様宅に戻って、エアコンクリーニング料金と一緒にお支払いいただきます。本日の作業時間は約2時間。今日も頑張りましたね。
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