
杉並区上井草で
エアコンを徹底洗浄!
今回のエアコンは、東芝ルームエアコン2台です。
東芝スタンダードエアコン
(訪問日:2021年2月5日)
本日は、杉並区上井草でエアコンクリーニングしてきました。テレワーク中のお客様からご予約いただき、男性スタッフ一人対応日でも良いとのこと。コロナ禍の影響で、在宅勤務になった方も増えてきましたね。おうち時間が増えたため、エアコンの稼働率も上昇しているのでしょう。いつも以上に、エアコンの汚れや臭いも気になるようになりますよね。
エアコンクリーニング(徹底洗浄)|東芝ルームエアコン|RAS-3612D(W)|2012年製
午前10時前にお客様宅に到着。車を停める場所をお客様に確認してから、建物前の空いている駐車場に車を停めました。それでは、エアコンクリーニングの道具類をお部屋に運び入れましょう。
▼東芝ルームエアコン|RAS-3612D(W)

本日のエアコンは、東芝のスタンダードエアコン2台。一人訪問なので作業時間は約4時間です。テレワーク中の旦那様にご対応いただきましたが、奥様と小さなお子様は外出中とのこと。了解です。気兼ねせず、一人淡々とエアコンを徹底洗浄していきますね。
前面パネルを開けてみると、こんな感じで汚れていました。フィルターや本体カバーにもホコリが付着していますね。元気な小さなお子様がいるので、お部屋にホコリが舞いやすいのでしょう。そうそう、フィルター掃除のタイミングはメーカー推奨では1週間。さすがにそれでは手間がかかりすぎですが、1カ月に一度位は掃除しましょうね。エアコン内部の汚れが軽減できますので・・・。
▼細かいパーツ類も分解

それではエアコンを分解していきましょう。前面パネル・フィルター・ルーバー・本体カバーを取り外したのが左の写真。この状態でもエアコンクリーニングは可能ですが、徹底洗浄まではできません。もう一段階、エアコンを分解していきます。ドレンパン前にある「リモコン受光部基盤」と熱交換器冷媒配管前の白いパーツを取り外したら、徹底養生の邪魔になるアースなどの配線も取り外し。そして・・・東芝エアコンの特徴の一つでもある、意味不明な「テープ」のお出ましです。
「簡易清掃」やエコ洗剤の「エコ洗浄」であれば問題ないのかも? しれません。しかし「汚れの落とせる強力な洗剤」を使用すると、このテープの内部にも洗剤成分が浸透。シールとエアコンの隙間には、ゴミや洗剤成分が残ったままになってしまうのです。他の業者が洗浄した後のエアコンを確認すると、きったない状態になったままのことが多いですね。カバーをつけたら見えない箇所ではありますが、それでは気持ちよくありません。若干の手間はかかりますが、テープを剥がしてからエアコン内部を洗浄しています。
▼エアコン下の養生

エアコンの徹底養生前に、エアコン下をパシャリ。作業スペースに防水シートを敷いたら、幅木にマスカーテープを貼り付けます。これで壁と床の接着面の養生もできましたね。当店でエアコンを洗浄すると、高確率で壁面に洗浄水が漏れてしまいます。業者によっては「養生しているので壁が汚れることはありません!」と得意になっているコメントも見受けますが、それはただの簡易清掃。エアコン背部を洗浄すると壁面への洗浄水漏れを防ぐ術はありません。(設置状況にもよりますが・・・)そこで、洗浄水が漏れても床材を汚さないように・傷めないように、ご覧のように隙間も養生しています。
バケツの右側・脚立の上側、マスカーテープの上に乗っかっている水色の塊は、エアコンから剥がしたテープたち。エアコン内部の徹底養生前には周囲のホコリ払いもしているので、洗浄中のエアコン下はこんな感じで汚れたまま。でも安心してくださいね。お部屋内にゴミが残らないように、エアコン洗浄後にはシートの上もしっかりと掃除してから撤収いたします。
▼カビ取り洗剤噴霧中

エアコン下・エアコン内部・外側の養生が完了したら、エアコン内部を徹底洗浄。ご覧のように「背面パネル」「ドレンパン」「ドレンパン裏」「ファン裏」にはカビ取り洗剤を大量に噴霧。このままの状態で浸け置き洗浄していきます。さてさて、この間にメイン洗剤の配合を・・・。今日は「ゴールドZ(強化版)」に次亜塩素酸ナトリウムのMAX仕様にしました。
そうそう、奥様もお子様もお出かけ中。旦那様はテレワークで別室にいます。このお部屋は私一人の空間。「だから、塩素臭のするカビ取り洗剤をガンガン使用しているのだろう」と思われるかもしれませんが、それは違います。「赤ちゃんがいようがいまいが」、「ペットがいようがいまいが」、「お部屋中に人が溢れ返っていても」、「お客様が間近で凝視していても」、遠慮したり躊躇することはありません。エアコンが汚れていれば、汚れを落とす・・・ただそれだけのこと。エアコンの汚れ具合を考慮の上、適宜使用する洗剤をチョイスしています。当然ではありますが、誰も見ていないからといって手を抜くこともありません。どんな状況下であっても、エアコンを徹底洗浄していきます。
▼クロスフローファン|浸け置き洗浄

強力なメイン洗剤を、エアコン上部の「背面パネル」「熱交換器背面・天面・前面」「ドレンパン」、エアコン下部の「ドレンパン裏」「ファン裏」「クロスフローファン」の順に、何度も何度も重ね噴き。ただ「クロスフローファン」は、かなり汚れていましたね。ご覧のように「厨房用アルカリ洗剤を」追加噴霧。繭玉のような状態で浸け置き洗浄しました。まだまだ汚れが浮き出てきますね。
▼吹き出し口|洗浄前・後

洗浄力のある洗剤を「惜しみなく」、「ふんだん」に使用したら、高圧洗浄機ですすぎ作業。汚れが落ちてこなくなるまで高圧噴射を繰り返したら、吹き出し口はこんなにキレイになりました。そうそう「汚れが落ちてこないから、もう汚れていない」そのように勘違いされる方も多いのではないでしょうか。しかしそれは間違っています。ぱっと見はキレイでも、エアコン内部に汚れが残っていることも多いのですよ・・・洗浄力の弱い洗剤を使用していると・・・。他の業者がエアコンクリーニングした後のエアコンを当店が洗浄すると、まだまだ汚れが落ちてくる・・・こんなこともよく起こっています。
▼洗浄後のエアコン全景

熱交換器のアルミフィンもキレイになりましたね。このメーカーのアルミフィンはアルミ色ではありません。ご覧のようにコーティングされているのです。しかし、エアコン洗浄後に熱交換器のコーティングは剥がれていません。洗浄力は強いですが「エアコン洗浄用」の洗剤を使用していますので、落としているのは汚れや染み込んだ臭いのみ。扱い方さえ間違えなければ、エアコンを無意味に傷つけることもありません。
▼洗浄後の汚水

こちらが本日の汚水です。このエアコンは、洗浄水が室内のバケツにはあまり残らないタイプ。エアコン上部に噴射した洗浄水の大半は、ドレンパンからドレンホースを通って室外に排水されています。バケツの汚水は5ℓもありませんが、30ℓ位の洗浄水(お湯)を使用しました。これだけの洗浄水を使用していれば、エアコン内部に洗剤成分が残ることはありません。逆に言うと、これだけの洗浄水を使用できるからこそ、洗浄力の強い洗剤を使用できるのです。
▼洗浄後のキレイなエアコン

洗浄後のエアコンは、見た目もキレイになりましたね。一人作業ではありますが、パーツ洗浄だって手は抜きません。エアコン内部養生が終わったら、お風呂場をお借りしてパーツ類に洗剤噴霧して暫し浸け置き。移動してエアコン内部に洗剤噴霧したら、戻ってすすぎ作業と拭き取り作業。メイン洗剤・カビ取り洗剤・厨房用アルカリ洗剤をフル活用していますので、スポンジやブラシを使用することはほとんどありません。シャワーをかけて濯いだら、拭き取るだけで洗浄作業は完了です。
この後に2台目のエアコンを洗浄しました。特に違いはありませんので割愛いたします。ただ安心してくださいね。1台目同様に徹底洗浄済みです。全ての作業を終えたのは午後1時前。しっかりと4時間近くかかってしまいました。申し訳ありませんが、私は魔法使いではありません。汚れたエアコンを洗浄するのには、それなりの時間は必要となります。しかし世の中には、2時間もかからずに作業できるエアコンクリーニング業者も・・・手際が良すぎるのか・魔法が使えるのか・大雑把な人なのか・ただの嘘つきなのかは判りませんが・・・。
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